2018/07/22 - 2018/07/22
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morino296さん
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今年も学生時代の仲間と夏山の高山植物を楽しむ花旅に出かけました。
14回目となる今回のコースは、駒ケ根高原から天空のお花畑が楽しめる千畳敷カールです。
花旅は、隊長N君がメンバーの体力に合わせてコース設定をしてくれるお蔭で、長い間続いています。
今回は常連メンバーの中で都合が合わなかった人が何人かいたため、参加者は13名(関東から8名、名古屋方面から5名)と昨年よりも若干減ってしまいましたが、高原のお花畑で暫し厳しい暑さを忘れてリフレッシュすることができました。
旅行記は
(1)駒ケ根高原、(2)千畳敷カールのお花畑の2冊に分けています。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急
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JR飯田線 駒ケ根駅 標高676m
関東から出発組は、JR中央線のスーパーあずさ5号を利用。
岡谷でJR飯田線に乗り換え、駒ケ根に11:54到着。
名古屋方面から来るメンバーは名古屋バスセンター9:30発の高速バスとマイカー利用。
駒ヶ根市は、木曽駒ケ岳の麓に位置することから付けられた市名ですが、木曽駒ケ岳は市域ではないそうです。駒ケ根駅 駅
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駒ケ根駅前からバスに乗車
12:00発のバスで駒ケ根高原の菅の台(駒ヶ池)まで約12分。駒ケ根駅 駅
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駒ヶ池バス停で降車
途中、名古屋から高速バスで来たメンバーは、駒ヶ根インターで関東組と同じバスに乗り換える予定でしたが、駒ヶ根インターで乗り換えるバス停の場所が見つけられなかったため、合流に失敗!
30分後の次のバスに乗る予定でしたが、マイカーで来ているS下君が迎えに行ってくれることになり、余り遅れることなく無事合流できました。駒ヶ池 自然・景勝地
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早太郎温泉 国民宿舎すずらん荘
この日の宿はこちらのすずらん荘。
13名中2名は、翌日合流のため、泊まったのは11名です。
チェックイン時間前なので、荷物だけ預けて散策に出ます。
宿の前に駐車しているのが、名古屋組をピックアップしてくれたS君の車です。早太郎温泉 駒ヶ根リトリート すずらん颯 宿・ホテル
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大沼湖
すずらん荘のすぐ横にある大沼湖。
この横にあるお蕎麦屋さんに入るため、ここで少し待ちました。 -
山里の蕎麦 福玄
大沼湖のほとりにある蕎麦屋さん。
15席ほどのお店なので、暫く外で待つことに。山里の蕎麦 福玄 グルメ・レストラン
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山里の蕎麦 福玄
お薦めは、ソースかつ丼とお蕎麦のセット、天ぷら蕎麦など。
お蕎麦は10割蕎麦と二八蕎麦からチョイスできますが、
時間が遅めであったため、数に限りがあり注文はバラバラとなりました。山里の蕎麦 福玄 グルメ・レストラン
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山里の蕎麦 福玄
これは残り4人分となっていた「ソースかつ丼+二八蕎麦のセット」。
長野県の名物(?)、ソースかつ丼も蕎麦もなかなか美味しかったです。
このお店は主人一人で営業されていたので、11人分のバラバラな品が出揃うまでに時間が掛かりました。
(その間、他のお客さんが2~3組、来店しましたが、入れずにお帰りになりました。)
食後は、駒ケ根高原の散策に。 -
駒ヶ根市郷土館(旧駒ヶ根市役所庁舎)
民俗文化財等を陳列展示しています。
大正11年10月に、旧赤穂村役場として建築され建物の一部で、米国開拓期に発達した近世コロニアル様式を取り入れ、内部の装飾に近世ルネッサンス式を加味し、当時の役場としては斬新で豪華なものだったそうです。
昭和46年、市庁舎新築に伴い、旧庁舎の代表的な部分をここに移築。駒ヶ根市郷土館 美術館・博物館
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駒ケ根 光前寺 仁王門
開基が貞観二年(西暦860年)といわれる天台宗のの古刹。
枝垂れ桜と光苔でも有名で、南信州有数の祈願霊場として広い信仰をあつめているそうです。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 仁王門の金剛力士像
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 境内の参道にある「光苔の注意書」
光苔は光の反射によって見え方に差があるので、様々な角度から丹念にしてください。
光苔が見られるのは4月中旬~10月下旬まで。
それ以外の時期は寒さで冬枯れとなり見られないそうです。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 参道の石垣の隙間にある「光苔」
写真に撮るのもなかなか難しいのですが、昔より光苔が自生しているそうです。
参道に続く石垣の石と石の間、本坊客殿の縁の下の一部などに、日の光を反射して美しく神秘的な光を放っています。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 参道
左手の石垣の所々に光苔が見られました。
余り近づかないようにロープが張られています。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 杉並木の参道
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 参道の青モミジ
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 鐘楼
昭和35年、当山開基1100年を記念して再建。
梵鐘は1340Kgあり、近郷第一の巨鐘だそうです。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 三門
楼上には十六羅漢像を安置しているそうです。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本堂前
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 弁天堂(重文)
当山の建物の中で最古、室町期の様式をうかがえる重要なもの。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 境内の石仏
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 境内 本堂前の池
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 三本杉と経蔵
経蔵は享和2年(1802)再建。
多くの経巻と霊犬早太郎報恩のため奉納された大般若経600巻も所蔵。
樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には十余棟の堂塔を備える長野県下屈指の大寺。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 手水舎の観音様と三重塔
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本堂
嘉永4年(1851)再建。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本堂
本尊:不動明王(秘仏)
開基:本聖上人(ほんじょうしょうにん)
開基年代:貞観二年(西暦860年)
開基本聖上人は、比叡山にて修行の後、太田切黒川の瀑の中より不動明王像を授かり、この地に寺を開かれたとのこと。
古くは武田・羽柴家等の武将の保護を受け、特に徳川家からは地方寺院としては破格の60石の寺領と10万石の大名格を与えられるなど、隆盛をきわめました。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本堂の軒下
ちょっと珍しい彫刻が施されています。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本堂の左奥にある長命水
「この水は水質検査の結果、飲料水の基準に適合していますが、飲用については各自の責任で行ってください。」とのこと。
冷たくて美味しい水でした。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 霊犬「早太郎」の墓
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 三重塔と霊犬「早太郎」像
南信州唯一の三重塔は、高さ約17mで均整の取れた姿と彫刻の美しさが評価されています。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 三重塔の前の霊犬早太郎の像
早太郎伝説によれば、
今よりおよそ700年程の昔、光前寺に早太郎という強い山犬が飼われていました。
その頃、遠州府中(静岡県磐田市)見付天神社では田畑が荒らされないようにと、毎年祭りの日に白羽の矢の立てられた家の娘を、生け贄として神様に捧げる人身御供という悲しい習わしがありました。
ある年、村を通りかかった旅の僧である一実坊弁存は、神様がそんな悪いことをするはずがないと、その正体をみとどけることにしました。
祭りの夜に様子をうかがっていると、大きな怪物が現れ『今宵、この場に居るまいな。早太郎は居るまいな。信州信濃の早太郎。早太郎には知られるな』などと言いながら、娘をさらっていきました。
弁存はすぐさま信州へ向かい、ようやく光前寺の早太郎をさがし当てると、早太郎を借り受けて急ぎ見付村へと帰りました。
次の祭りの日には、早太郎が娘の代わりとなって怪物と戦い、それまで村人を苦しめていた怪物(老ヒヒ)を退治しました。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 霊犬「早太郎」像
早太郎は怪物との戦いで傷を負いましたが、光前寺までなんとか帰り着くと、和尚さんに怪物退治を知らせるかのように一声高く吠えて息を引き取りました。
早太郎を借り受けた弁存は、早太郎の供養にと「大般若経」を写経し光前寺へ奉納したそうで、現在も、経蔵に保管されています。
以来、早太郎こそ本尊不動明王の化身であり、災難除け厄除けの霊犬として広く信仰を集め、今も見付より報恩の参拝が続けられているそうです。(パンフレットより)光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 三重塔・早太郎像の前で記念撮影
一人何処かへ消えてしまい、全員は揃っていませんが。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 境内 自然探勝園の紫陽花
高地だからでしょうか、まだ綺麗に咲いていました。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 苔の古道(立入禁止)
夏の間も緑が綺麗です。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本坊客殿の玄関
客殿では、宝物、名称庭園、伊那七福神弁財天を拝観できます。
拝観料は茶菓子付きで500円。光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 本坊客殿の名勝庭園
光前寺庭園 公園・植物園
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光前寺 本坊客殿の名勝庭園に咲く河骨
光前寺庭園 公園・植物園
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光前寺 本坊客殿の名勝庭園の杉コケ
光前寺庭園 公園・植物園
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光前寺 本坊休憩所で出されたお茶
「以前は、庭園拝観時の茶菓接待で使った湯呑み茶碗を希望者に貰えたそうですが、平成26年3月末で湯呑み茶碗の持ち帰りは終了。」とのこと。
以前、来たことのある仲間は、湯呑を貰ったそうです。光前寺庭園 公園・植物園
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光前寺 本坊休憩所から眺める窓越しの名勝庭園
光前寺庭園 公園・植物園
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光前寺 本坊客殿の玄関前の紫陽花
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 不動明王のおみくじ
光前寺 寺・神社・教会
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光前寺 境内の紫陽花
まだ綺麗に咲いていました。光前寺 寺・神社・教会
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駒ヶ根高原の太田切川にかかる吊橋「こまくさ橋」
「太田切流路工」と書かれているのが気になり少し調べてみると、
「田切」という地名は日本各地にあり、由来は、「滾る(たぎる)」。
傾斜地を流れる河川において、両側が崖状になっている場所を水が激しく流れる様子のこと。地形としては、扇状地などの緩斜面や台地が、河川により深く侵食された結果、河床の低地や急崖によって分断されたものを言う。
長野県伊那地方は田切地形・地名の最も顕著な例であり、天竜川の河岸段丘や断層崖を横断するように、天竜川の各支流(太田切川、中田切川、与田切川など)が流れ、段丘面を激しく侵食し田切地形を作っている。河川と段丘面の高低差は50m以上と断崖を形成する場所もある。このため鉄道(JR飯田線)や主要道路(国道153号)は、このような田切を横断する箇所では、数100mほど上流側へ迂回するカーブを描いて傾斜を緩めるコースをとっているとのこと。(Wikipediaより)こまくさ橋 名所・史跡
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駒ヶ根高原の太田切川にかかる吊橋「こまくさ橋」
長さ146m、幅員2mの歩道橋。
太田切川は中央アルプスを水源とし、急峻な地形と風化しやすい花崗岩・変成岩 で構成されており、過去に度重なる土石流、川への土砂堆積が発生し、昭和37年度より直轄砂防事業に着手した。こまくさ橋 名所・史跡
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こまくさ橋の上から見る太田切川
ここは、駒ケ根高原砂防フィールドミュージアムといわれ、太田切川流域周辺に点在する自然、風土、人々が築き上げた文化や知恵などを資源とした青空博物館です。
フィールドミュージアムには、言い伝えに残る巨石や、暮らしを守る砂防設備、降雨体験装置「あめ太郎」などの多くの見どころがあります。こまくさ橋 名所・史跡
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駒ヶ根市のマンホールの絵柄
市のマークを中心にして、その周りに市の花「すずらん」、市の木「赤松の葉」を配置。
(コマクサではありませんでした。) -
国民宿舎すずらん層の夕食
最初に並べられていた料理はこれくらいですが、次々と料理が出てきて予想外の内容に大満足でした。
(すべての料理を一度に撮ることが出来ず残念ですが)
夕食後は、11名全員が一部屋に集まり、歓談が続きました。
(2日目に続きます)早太郎温泉 駒ヶ根リトリート すずらん颯 宿・ホテル
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夏の花旅
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夏の山旅:立山・アルペンルート(前半)
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2010/07/24~
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2010/07/25~
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2014/07/26~
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