2018/06/29 - 2018/06/30
82位(同エリア506件中)
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こぼちゃさん
東海汽船が大型客船さるびあ丸の片道夜行便利用の往復で4000円というお得な割引チケットを出していて以前から気になっていたので週末は晴れそうということもあり乗船の前日に急遽予約。指定席は満席のようで席無し券での利用者も多く甲板には雑魚寝の方がいてバングラデシュのロケットスティーマーのようなカオスな状態になっていた。日帰りだと朝の5:00に大島に到着し13:20に大島を出発なので8時間強の滞在が可能である。
今回はCARRYME(折り畳みの小型自転車)を連れて大島を一周した。アップダウンが激しい43kmの大島一周道路だったがわりと楽勝で走破することができた。そんな大島で印象的だったのが日本で唯一の砂漠と戦争遺産の防空壕と大島最古の船舶信号機である。
さるびあ丸は大島、利島、新島、式根島、神津島を結んでいるが、今回の大島訪問によりさるびあ丸の寄港地の島は全て制覇となった。
式根島
https://4travel.jp/travelogue/10790527
新島
https://4travel.jp/travelogue/10791361
利島、神津島
https://4travel.jp/travelogue/11345561
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仕事が終わり夕食を済ませ、そろそろ寝る支度くらいの時間にCARRYMEと共に浜松町に向かった。もちろんここまでは電車で。
竹芝に行き乗船のため並んでいたら後ろの人たちからその袋の中身は何ですかと聞かれた。自転車ですと答え見せると珍しがっていた。自転車に興味のある人は袋の中身が自転車だということを何となくわかるみたいだ。 -
これが往復4000円のシート。
椅子も十分に倒れるしシートピッチも広く悪くなさそうだ。
後ほど、この座席でとんでもない偶然が起きることになる。
って書くと読者の方々はまたトラブルかと期待するであろう。 -
外に出て夜景を楽しんだ
4月に乗った時は寒くてちょっと辛かった。
納涼船で使用した後に夜行船として大島に向かうため床掃除の水がはけ切れていない。 -
ロードバイクがたくさん置かれている。
かっこういいなー -
お腹が空いてしまい非常食として出発前にスーパーで適当に買ったカップラーメンを食べたのだが激ウマで感動。
自席に戻ると見覚えのある顔の人が私の真後ろの席に座った。5年ほど連絡を取っていないお友達だった。そのあだ名は「変態」。「なんとか変態」とか「変態なんとか」というあだ名ではなく本人も公認の漢字2文字で「変態」というあだ名。変態行為が大好きで誰がみても変態で何においても変態なのでそういう呼び名になった。
もう消灯時間のため、翌朝、船内放送と照明点灯のタイミングで寝起きドッキリのようにおはようと声をかけてみた。どうやらロードバイクを持ち込みで大島を一周するらしい。やっぱ変態だ。変態度に磨きがかかって輝いていた。こういう人は生涯現役変態なんだろうな。 -
5:00に大島の岡田港に着岸した。
ここで飛行機の機内誌のように船と自転車のスペック紹介
名称:さるびあ丸
重量:4973トン(総トン数)
全長:120.54m
出力:5600馬力×2基
最大速力:20ノット(約37km/h)
乗客定員:816名
名称:CARRYME
重量:8.6kg
全長:0.91m
出力:1人力×自然の力
最大速力:46km/h(ダウンヒル)
乗客定員:1名 -
さるびあ丸乗船3回目にして初めての大島上陸
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いきなり急坂なので体力温存のため歩いて登った。
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トンネルで行きたかったが自転車通行禁止だったのでトンネル横の急坂を登って大島一周道路に向かう
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何気なく撮った役場の出張所の写真だが、最終的にここが大島一周サイクリングのゴールとなった。
後半に上り坂は体力的に無理かもしれないので先に苦しそうな山岳地帯を終わらせておこうと思い突き当りの青看板のところを左に行き時計回りで大島を一周することにした。 -
植物があるようなので行ってみる
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うん。普通な感じ。
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大島一周道路の標識
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緩やかな登り勾配の木々のトンネルを進む
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植物園みたいなところ
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椿のトンネルを通過
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黒い砂がたくさん
この辺の標高が一番高そうだった -
しばらく走ると先まで砂漠が続いていて歩けそうな場所を発見
今回は自転車の後輪の上のところに東海汽船のマークを貼り付けた。
反射板の下のところにはグアムのミニナンバープレートを設置。 -
裏砂漠入り口と書かれている
時間を見た感じ、余裕がありそうなので行ってみることにした。 -
その前に、シェルターのようなところで写真を一枚
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看板に自転車をしっかりロックしてしばらくの間ここに置き去り。
チェーンは同じものを2本つないで長くすることにより何処にでも鍵を括りつけられるようにしておいた。
フロントにはキュラソーのミニナンバープレートを付けてみた。 -
先週同様、会社からもらった賞味期限切れの備蓄パンを食べながら砂漠を進んだ。
意外とエネルギーになるようで食べておいてよかった。このあと12時過ぎまで食いっぱぐれてしまった。 -
んー雲が出てきた
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三原山の山頂がわずかに見えた
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粒の大きな砂だ
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まあまあ気持ちよかった
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再び自転車で先に進む。
霧が出てきた。 -
登りきったようで下り坂になった。
どの程度スピードがでるのか試してみようと思いブレーキなしで走ってみたところ46km/hも出ていた。
ブレーキのかけ方を間違えると車輪が上がってしまったりするのでとても危険だからもうやめよう。 -
ずーっと下りが続く
気持ちいいけれど苦労して登ってきた坂があっという間に終わってしまうのが悲しい -
いい景色だ。
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海面から飛び出ているのが筆島
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教会でもあるのだろうか。
大きな十字架 -
まっすぐな道を惰性で走った、
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どちらに行こうか迷ったが集落側の左に行くことにしたのが正解で偶然にいいものを見ることができた。
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灯台の道案内があったので向かってみると防空壕があった
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防空壕の上
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防空壕の中
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灯台
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波浮の集落にある旧い建物
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波浮の集落が一望できる展望台
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あだ名っぽい地名のクダッチ
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島のガソリンスタンドはエネオスが多い気がする
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せっかくなので波浮の集落に来てみた
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集落の末端にはタイルの大島地図と船舶信号機
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この中で火を焚いて船を誘導していたようだ。
波が穏やかになったタイミングで誘導を行っていたが昔の船は速度が遅いため再び荒波となり座礁する船もあったんだとか。 -
大島一周道路に復帰
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岡田港まで21キロもある。まだ半分しか来ていない。
現在9:20で出発から4時間が経過している。
帰りの船は13:20なので残りは4時間しかない。
ただ、前半で厄介な山岳地帯をクリアしているため焦る必要はなかった。 -
あまりに暑いので道端の商店でパピコを買い吸いながら進んだ。
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この長い上り坂を漕いで登りきることができた。
小さいわりに大した自転車だと思う。 -
目の前にトカ~ンと地層が見えてきた。
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大島の見どころの一つ
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カーブの部分
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曇っていて島がよく見えない
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ここで変態友達とすれ違い少し変態話を交わして別れた。
5人で来ていてうらやましかった。
趣味友達っていいなと思った。
私は悪趣味なので定着した友達がいない。。。 -
毛みたいな花
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灯台みたいな建物だけど灯台じゃない
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もうすぐ元町だ
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大島最大の町の元町に来た
ここが最終的なゴールなのだが本当のゴールはもっと先
なぜかというと -
早朝はこの先の岡田港に着岸したのだが
帰りは岡田港より手前のこの元町港から乗ることになる。
つまり、岡田港まで走り切って来た道を引き返して再び元町港に戻らなければならないのである。 -
東海汽船のマスコットガールのパネルがあったがサイズが中途半端。等身大にすればいいのに。
今日は八丈島の船も寄港するようだ -
高速船が3隻も来ている
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島一周をコンプリートするために岡田港に向かうが岡田と元町の往復で同じ道を走りたくないため大島一周道路を外れて大回りの道を選んだ。
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大島飛行場の下を潜り抜けた。
今日は晴れているし風も少ないので全便運行であろう。
数年前までANAのB737がここに来ていたなんて想像できない。 -
あまりインパクトの無い場所だけどゴーーーール!!!
11:23
大島一周完了!最初は体力的に無理かと思ったけれど全く余裕だった。
大島一周のんびり走って6時間程度(ふつうは3~4時間のようだ)
走行距離は50kmだった(一周道路を単純に走るだけなら43km) -
わき道を走りながらのんびりと元町に戻る
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温泉にでも行こうか食事にしようか考えながら進んだ
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道端にあったお店で昼食することにした。
べっこう丼1300円。漬けのタレがピリ辛なのが意外。
右上のアジのすり身のかまぼこがとても美味しかった。
お店の人がキャパオーバーのためか注文を忘れられ、箸も忘れられちょっと残念。 -
お店の前には新島のモアイみたいのが置かれていた。
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元町に戻ると大型船が到着していた。
変な角度で侵入しているなと思ったら船の先端を軸にしてお尻を反時計回りに回して器用に着岸させていた。 -
自転車を収納して乗船。
完璧なペース配分だった。
普段なにかをしても達成感をあまり感じない自分だが、今回は達成感と満足に満たされていた。 -
出港となった。
海がとてもきれいだ。
この島々には過去3回来ているが過去2回は飛行機で調布に帰っているため船で帰るのははじめてだ。 -
大島いいかも。
また4000円のチケットで来ようと思った。
次は宿泊でのんびりと。 -
先週は先端が見えなかった富士山。
今日は先端だけが見えたので2週間がかりでつなぎ合わせて富士山全景を見ることができた。 -
せっかくだからお酒もいっておいた。
暑かったせいか私としては珍しく島にいる間に500mlのペットボトルを4本も消費した。
帰りの船は全く人が乗っていなくて昨晩とのギャップがすごい -
こんなところに島?と思ったら第二海堡だった。
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甲板で食べるカップラーメン最高
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多くの客船が往来する東京湾
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コンテナ船の上を通過する飛行機
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もうすぐ到着だ
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竹芝に戻ってきた。
駅まで自転車に乗り電車で帰り明るいうちに家に着いた。
家に帰った後、すぐにマウンテンバイクに乗り換え夕食の買い物を済ませて一日が終わった。
これだけ遊びつくしておきながら夜はのんびりできるし明日は日曜日で休みなので最高だ。とてもいい一日だった。
これにてCARRYMEの試運転は完了した。
結論として上り坂も問題ないし何キロでも走ることが可能だと分かったので今後はもう少し距離を伸ばした走りをしてみようと思う。
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