裏しまなみ街道といわれる安芸灘とびしま街道と島々をサイクリング

2019/03/22 - 2019/03/22

全区間で30km程度といわれている安芸灘とびしま街道をcarrymeでサイクリングして下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島、岡村島の７つの島々と大崎上島の計8島を訪問した。今現在とびしま街道は岡村島で終わってしまうため岡村島から船で今治に抜けるか来た道を引き返すかの行程が多いようだが、今回は船で大崎上島に出て竹原に抜けるルートを選定した。先の予定を決めず行動したが手軽に輪行できる自転車なのでルートのアレンジがしやすかった。

下蒲刈島の三之瀬と大崎下島の御手洗には伝統的な建物が残り見どころとなっていた。はじめての訪問のため全区間走破することに集中してしまったが、また走る機会があったら島のローカルな雰囲気をのんびり楽しみたいと思った。

エリア 大崎下島・豊島・下蒲刈島(広島)

なんと会社が四連休の週末だった。１日有給すれば海外旅行も行けてしまうが特に行きたいところもなく何も計画していなかったので、青ヶ島にでも行こうと思い波の様子を調査していたが船が欠航することが分かり、予定変更で当日の夕方に夜行バスのチケットを購入し広島へ。３列シートの新車だったが落ち着いて寝ることができなかった。バスタ新宿を初めて利用した。

まずは路面電車で原爆ドームへ
少しだけ平和記念公園を散策した

広島の路面電車はとても旧い車両が現役で活躍している

とても旧い車両だなと思い何気なく撮った一枚だったが原爆ドームを背景に走るのは原爆で被爆した車両らしい。あとで調べたところ旧くて速度も出ないため時代の流れについていけず平日の朝か貸し切りしか運行されていとのことなので貴重なものを見ることができたようだ。

自転車で北上し広島城へ

そのまま北上を続け新白鳥駅から電車で移動

平日の朝の時間帯だが混雑することもなく快適
関東だったらこういう車両は有料座席になるが関西は無料で乗れるのが素晴らしい

多分、とびしま街道の最寄り駅だと思うので仁方駅で下車し輪行袋から自転車を出しサイクリング開始した。

５キロくらい走ると、とびしま街道の入り口が見えてきた

安芸灘大橋に来た
ここから島を自転車で渡る

１島目：下蒲刈島に上陸

地図があったので軽く眺めておいた

集落と先ほど渡った橋
結構おおきな街でコメリとかもあった。

路面が綺麗に整備されて昔の建物が並ぶ一画があった。

上蒲刈島へ渡る

２島目：上蒲刈島に上陸

なにも無い海岸線沿いをひたすら進む

ときどき採石場のようなものを見かけた

山肌の岩々がすごい

トンネルを抜けて下り坂を楽しんだ後、長い上り坂になり体力を消耗した

集落の様子

豊島に抜ける橋を渡る

３島目：豊島

眼下にはミカン畑

交通量は全くないが立派な橋だ

青線がサイクリングロードの道しるべ

ぐるぐるのループになっている道路を発見
高さ、幅、重量と制限が多い

３重巻きくらいになっているだろうか。

とちゅうで２台の軽トラとすれ違いがあり結構狭かった。

上までたどり着いた。

すれ違いできないと思うが対面通行のようだ。

集落の様子

大崎下島に渡る

下界では海藻の天日干しがされていた

渦を巻く海面

４島目：大崎下島に上陸

薪が置かれている民家が多かった

海岸沿いを進む

それにしても今後の予定を何も決めていない。
今治に抜けて今晩のオレンジフェリーで大阪に行こうかと思ったが、わざわざ広島まで自転車を持ってきたのに1日で帰るのはもったいないと判断し別の計画を考えながらサイクリングを続けた。

三角島に行く船

時間を合わせて乗ってもよかったが渡った先での時間つぶしが面倒なのでやめた

トンネルを抜ける

道路一面に海藻が干してある

とびしま街道はこの橋を渡るのだが寄り道のため通過した

古い感じの船の待合室

実は最終的にどこに抜けようか決めていなかったが、この大長港の船乗り場を発見したことにより竹原に抜けるルートを見つけることがでたので竹原に抜けることにした。

みかんの直売所でみかんジュースとはるみという品種のみかんを購入
ジュースがとても美味しかった。

御手洗に到着
トイレではなく「みたらい」という地名で古い街並みが残された一画である

美しい塀

忍者の標識？

御手洗の御手洗（みたらいのおてあらい）

サイクリングコースに復帰

５島目：平羅島に上陸

何もないので走るだけ

中ノ島に渡る

６島目：中ノ島に上陸

ここも何もないので走るだけ

岡村島に渡る

橋の上で広島と愛媛の県境に突入し愛媛に入った

７島目：岡村島に上陸

この島がとびしま街道の最後の島でとびしま街道はもう少し先まで続いているがここから急勾配の下り坂のため戻る際に同じ坂を上らなければならないので折り返すことにした。

スタートから27km走ったことになる

再び大崎下島に戻り小長港から船で大崎上島に抜けようと船を待っているときのことであった。
干潮で桟橋が低くなっていてバスが乗り込めないのではないかという疑惑が浮上しやってトライということでツアー客を全員降ろしてバスの車高を一番高くして乗り込ませようとしたが車体が当たってしまうとのことで断念していた。写真左に写っているのはバスの下を確認するバスガイドさん。
結局、ツアー客だけ船に載せてバスは陸路での移動となったようだ。

8島目：大崎上島に上陸

ここは橋でアクセスすることができない島だ。

パチンコ屋オープンの褪せた看板が印象的だった。

道路も広く交通量も少なく走りやすい

今晩の宿泊場所を決めていないのでそろそろ考えなければならい。
最悪の事態を想定して今回はリュックサックにテントを入れてある。出発2時間前にゲットしたものである。
この島に滞在もありだと思ったが結構寒いし夜行バスの疲労もあるためテントは現実的ではないと判断し島を出ることにした。

この島には複数の港があり大崎下島の大長港発の船が島内の港に立ち寄りながら竹原まで運航している

竹原行きの船まで40分くらいあるのでもう一つ先の港まで行くことにした

船の形の建物

スクリューのついたオブジェ

立派な校舎で裏にも同じくらいの大きさの校舎があったが廃校のような雰囲気だった。

島ではあまり見かけない変わった建物もあった

天満港に到着
片道切符であるが3枚つづりの乗船券を初めて見た。

船乗り場のおじさんにその自転車は日本製かと聞かれた。
いろいろな折り畳み自転車を見てきたがcarrymeを見るのは初めてらしい。

天満の集落にも古い建物が残されていた。

左に写っている小さな船で竹原に到着

船の中で今晩の宿も予約をした。

竹原の街の街路樹は竹だった。

電車で三原まで移動した。

三原の駅近のTODAIホテル
1泊4500円だった。

三原はタコが名物だということを駅の看板で知ったので夕食はタコを食べに行った。

タコ尽くしの定食を注文したら出てきたタコの刺身が動いていて脚が皿から脱走しようとしていた。続いて、タコてんぷら、タコ鍋が出てきた。

最後にタコの釜めしが出てきたのだが十分にお腹いっぱいの状態で相当きつかったが何とか完食した。3000円もする贅沢なディナーだった。

明日はしまなみ海道を走る