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「カタルーニャ美術館」の中の「オレウム」で美味しい食事と景色を楽しんだ後は屋上に上がってみました。さらに美しい景色を楽しんでから美術館の見学に移ります。一度表に出てチケット売り場を探しましたが、見当たらないので係員の方に尋ねると「土曜日は無料ですよ。荷物チェックはしてくださいね。」とのことです。後で詳しく調べたら土曜日の午後3時から6時は無料でした。荷物を置いてカメラと替えレンズと予備のバッテリーだけポケットに入れて身軽になります。オーディオガイドを借りて、まずはロマネスク美術のコーナーに向かいます。この美術館の目玉はこのコーナーと言っても過言ではありません。コーナーと言っても広大な面積でカタルーニャの山間部の古い教会のフレスコをそのまま剥がして、美術館の中に再現しています。剥がしておかなければ現在は見ることが出来ないであろうフレスコ画の数々には圧倒的な力と迫力を感じます。20年前に旅ではヴィックやリポイなどへ足を延ばし、ロマネスクの教会を見て周りました。当時岩波書店から発売されていた「田沼武能写真集 カタルニア・ロマネスク」を持っていてその美しさに魅了されていました。仕事柄ガウディにも興味はありましたが、同じくらいの思いがあってこの美術館にも来ていました。その間に2004年の改修工事もあり、当時の記憶と全く違う印象の美術館になっていましたが、陳列室はさらに高度になり保護されていると感じました。この美術館のオーディオガイドは日本語で非常に詳しいのでなかなか先に進めず、最終的にはゴシックからルネサンスからバロックまで見ていると3時間が過ぎてしまい、閉館になってしまいました。それだけが心残りです。

復讐と再挑戦。リベンジ・スペイン(17)土曜の午後は無料のカタルーニャ美術館でロマネスク美術に溺れる。

14いいね!

2018/04/28 - 2018/04/28

2724位(同エリア7242件中)

kojikoji

kojikojiさん

「カタルーニャ美術館」の中の「オレウム」で美味しい食事と景色を楽しんだ後は屋上に上がってみました。さらに美しい景色を楽しんでから美術館の見学に移ります。一度表に出てチケット売り場を探しましたが、見当たらないので係員の方に尋ねると「土曜日は無料ですよ。荷物チェックはしてくださいね。」とのことです。後で詳しく調べたら土曜日の午後3時から6時は無料でした。荷物を置いてカメラと替えレンズと予備のバッテリーだけポケットに入れて身軽になります。オーディオガイドを借りて、まずはロマネスク美術のコーナーに向かいます。この美術館の目玉はこのコーナーと言っても過言ではありません。コーナーと言っても広大な面積でカタルーニャの山間部の古い教会のフレスコをそのまま剥がして、美術館の中に再現しています。剥がしておかなければ現在は見ることが出来ないであろうフレスコ画の数々には圧倒的な力と迫力を感じます。20年前に旅ではヴィックやリポイなどへ足を延ばし、ロマネスクの教会を見て周りました。当時岩波書店から発売されていた「田沼武能写真集 カタルニア・ロマネスク」を持っていてその美しさに魅了されていました。仕事柄ガウディにも興味はありましたが、同じくらいの思いがあってこの美術館にも来ていました。その間に2004年の改修工事もあり、当時の記憶と全く違う印象の美術館になっていましたが、陳列室はさらに高度になり保護されていると感じました。この美術館のオーディオガイドは日本語で非常に詳しいのでなかなか先に進めず、最終的にはゴシックからルネサンスからバロックまで見ていると3時間が過ぎてしまい、閉館になってしまいました。それだけが心残りです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
ルフトハンザドイツ航空 ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • 「オレウム」の食事の後は屋上に出てみます。レストランから階段で直接登れますがここは別料金の入場料が必要なようでした。土曜日の午後で無料だったのかは分かりません。

    「オレウム」の食事の後は屋上に出てみます。レストランから階段で直接登れますがここは別料金の入場料が必要なようでした。土曜日の午後で無料だったのかは分かりません。

  • レストランからの景色も素晴らしかったですが、オープントップの景色はさらに格別です。風が流れて気持ち良いです。

    レストランからの景色も素晴らしかったですが、オープントップの景色はさらに格別です。風が流れて気持ち良いです。

  • この半円形の窓の下がレストランだったのだと分かります。一度下に降りてチケットを買おうとすると売り場が分かりません。係員の方に尋ねると「無料です。」とのこと。後で調べてみると土曜日の午後3時以降は無料なのだそうです。コインロッカーに荷物を預けて身軽になり、替えレンズと予備<br />バッテリーを持ってオーディオガイドを借ります。これは有料でした。

    この半円形の窓の下がレストランだったのだと分かります。一度下に降りてチケットを買おうとすると売り場が分かりません。係員の方に尋ねると「無料です。」とのこと。後で調べてみると土曜日の午後3時以降は無料なのだそうです。コインロッカーに荷物を預けて身軽になり、替えレンズと予備
    バッテリーを持ってオーディオガイドを借ります。これは有料でした。

  • 「セウ・ドゥルジェルのサン・ペレの後陣礼拝堂」<br />この美術館のロマネスクのフレスコの最大の見どころは、バジリカ様式の聖堂のアプスと呼ばれる後陣の半円の部分が丸ごと移築されていることです。

    「セウ・ドゥルジェルのサン・ペレの後陣礼拝堂」
    この美術館のロマネスクのフレスコの最大の見どころは、バジリカ様式の聖堂のアプスと呼ばれる後陣の半円の部分が丸ごと移築されていることです。

  • 上部のイエスとその周辺の剥落が激しいですが、下の聖母マリアや鍵を持ったペトロの姿は完全な姿で残っています。

    上部のイエスとその周辺の剥落が激しいですが、下の聖母マリアや鍵を持ったペトロの姿は完全な姿で残っています。

  • 前に置かれた祭壇の腰パネルは中央にイエスを置き、(人差し指が Ιでギリシャ文字のイオタを表し、中指が Cでギリシャ語のシグマを表し両方でイエスを意味します。)12使徒は同じ姿でデザイン化されて描かれています。

    前に置かれた祭壇の腰パネルは中央にイエスを置き、(人差し指が Ιでギリシャ文字のイオタを表し、中指が Cでギリシャ語のシグマを表し両方でイエスを意味します。)12使徒は同じ姿でデザイン化されて描かれています。

  • ボイのサント・ジュアン礼拝堂のフレスコの部分で、1100年ごろに描かれたものです。

    ボイのサント・ジュアン礼拝堂のフレスコの部分で、1100年ごろに描かれたものです。

  • 同じフレスコの部分で「聖エステバンの石打ち」が題材です。スペインでエステバンと呼ばれるステファノはギリシャ語を話すユダヤ人で、初代教会においてヘブライ語を話すユダヤ人との間に摩擦が生じたため、問題解決のために使徒たちによって選ばれた7人の1人です。

    同じフレスコの部分で「聖エステバンの石打ち」が題材です。スペインでエステバンと呼ばれるステファノはギリシャ語を話すユダヤ人で、初代教会においてヘブライ語を話すユダヤ人との間に摩擦が生じたため、問題解決のために使徒たちによって選ばれた7人の1人です。

  • ステファノは天使のような顔をして「不思議な業としるし」によって人々をひきつけたため、これをよく思わない人々によって訴えられて最高法院に引き立てられます。そこでもステファノはユダヤの歴史を引き合いにしながら「神殿偏重に陥っている。」とユダヤ教を批判したために石打ちの刑に処せられます。

    ステファノは天使のような顔をして「不思議な業としるし」によって人々をひきつけたため、これをよく思わない人々によって訴えられて最高法院に引き立てられます。そこでもステファノはユダヤの歴史を引き合いにしながら「神殿偏重に陥っている。」とユダヤ教を批判したために石打ちの刑に処せられます。

  • サン・キルセ・デ・ペドレット教会のフレスコ画です。

    サン・キルセ・デ・ペドレット教会のフレスコ画です。

  • ビザンチンの影響を感じるようなフレスコです。

    ビザンチンの影響を感じるようなフレスコです。

  • イタリアのラベンナ辺りで見て来たことがあるような表情です。

    イタリアのラベンナ辺りで見て来たことがあるような表情です。

  • 6世紀のサンタ・マリア・アネウ礼拝堂のフレスコです。こちらもイエスの姿の大半は失われています。

    6世紀のサンタ・マリア・アネウ礼拝堂のフレスコです。こちらもイエスの姿の大半は失われています。

  • 熾天使(してんし)は天使の位階のひとつで、ヘブライ語でセラフィムと呼ばれます。天使の九階級のうち最上とされています。3対6枚の翼を持ち、2枚で頭を、2枚で体を隠し、残り2枚の翼ではばたきます。ヤハウェ神への愛と情熱で体が燃えているため、熾(燃える、などの意)天使とも呼ばれます。

    熾天使(してんし)は天使の位階のひとつで、ヘブライ語でセラフィムと呼ばれます。天使の九階級のうち最上とされています。3対6枚の翼を持ち、2枚で頭を、2枚で体を隠し、残り2枚の翼ではばたきます。ヤハウェ神への愛と情熱で体が燃えているため、熾(燃える、などの意)天使とも呼ばれます。

  • 「ドラゴンと戦う天使」<br />トビリャ・デル・アグアのサン・ミゲル教会のフレスコです。ヨハネの黙示録にある大天使ミカエルと半キリストの象徴のドラゴンとの戦いです。トビリャ・デル・アグアの壁画は、イベリア半島のさまざまな地域、特にカタロニアやアラゴンややカスティーリャの間に存在した芸術的な接点を見ることが出来るそうです。

    「ドラゴンと戦う天使」
    トビリャ・デル・アグアのサン・ミゲル教会のフレスコです。ヨハネの黙示録にある大天使ミカエルと半キリストの象徴のドラゴンとの戦いです。トビリャ・デル・アグアの壁画は、イベリア半島のさまざまな地域、特にカタロニアやアラゴンややカスティーリャの間に存在した芸術的な接点を見ることが出来るそうです。

  • 「聖霊降臨」(Apostles of the Descent of the Holy Ghost)<br />聖霊降臨の場面を見守る2人の使徒の姿が描かれています。このフレスコの一部はジローナの美術館が所蔵しているそうです。ロマネスクでは珍しい画題のようです。

    「聖霊降臨」(Apostles of the Descent of the Holy Ghost)
    聖霊降臨の場面を見守る2人の使徒の姿が描かれています。このフレスコの一部はジローナの美術館が所蔵しているそうです。ロマネスクでは珍しい画題のようです。

  • 「エル・ブルガルの壁画」<br />こちらも上段のイエスの部分は失われています。このフレスコをその当時剥がしておかなかったらこの下部のフレスコも失われていたと思います。<br />

    「エル・ブルガルの壁画」
    こちらも上段のイエスの部分は失われています。このフレスコをその当時剥がしておかなかったらこの下部のフレスコも失われていたと思います。

  • 香炉を持つマグダラのマリアと聖ペデロの姿が鮮やかな色彩で残されています。この当時のフレスコ画は文字が読めない人に聖書の教えを理解させるために描かれています。画中の人物がだれか分かるように持ち物で判断できるようになっていることが多いです。ペテロのアトリビュートは左手に持った鍵です。

    香炉を持つマグダラのマリアと聖ペデロの姿が鮮やかな色彩で残されています。この当時のフレスコ画は文字が読めない人に聖書の教えを理解させるために描かれています。画中の人物がだれか分かるように持ち物で判断できるようになっていることが多いです。ペテロのアトリビュートは左手に持った鍵です。

  • 「トストのバルダッキーノ」<br />バルダッキーノは祭壇の天蓋を表します。1220年に描かれたとは思えない完成度と保存状態です。

    「トストのバルダッキーノ」
    バルダッキーノは祭壇の天蓋を表します。1220年に描かれたとは思えない完成度と保存状態です。

  • 左手に聖書を持ち右手でイエスを表す「祝福の手の指」は人差し指と中指を伸ばし、これは人差し指が Ι(ギリシャ文字のイオタ)、中指が C(同シグマ(Σ))、親指と薬指とで Χ(同キー(カイ))、小指が Cを表しており、イエス(ΙC) キリスト(ΧC)を意味します。

    左手に聖書を持ち右手でイエスを表す「祝福の手の指」は人差し指と中指を伸ばし、これは人差し指が Ι(ギリシャ文字のイオタ)、中指が C(同シグマ(Σ))、親指と薬指とで Χ(同キー(カイ))、小指が Cを表しており、イエス(ΙC) キリスト(ΧC)を意味します。

  • 円形で囲われたイエスの周りを4人の福音書記者が囲んでいます。有翼のライオンは聖マルコ(サン・マルコ)です。ヴェネツィアの守護聖人なのでヴェネツィアのサン・マルコ広場や関係のあったギリシャのコルフ島や北キプロスのファマグスタにもレリーフが残っています。

    円形で囲われたイエスの周りを4人の福音書記者が囲んでいます。有翼のライオンは聖マルコ(サン・マルコ)です。ヴェネツィアの守護聖人なのでヴェネツィアのサン・マルコ広場や関係のあったギリシャのコルフ島や北キプロスのファマグスタにもレリーフが残っています。

  • 有翼の雄牛は聖ルカ(サン・ルカ)です。<br />聖ルカは医療の守護聖人でもありますが、画家の守護聖人でもあります。<br />イコンを残したことでも知られます。以前キプロスを旅した時に車をチャーターしてトロードスの山の中の修道院をいくつも周ったことがあります。途中キッコー修道院にも参拝しましたが、ここには聖ルカの描いたとされるイコンが残されています。覆いがされてお祈りは出来ますが実際に見ることは出来ませんでした。

    有翼の雄牛は聖ルカ(サン・ルカ)です。
    聖ルカは医療の守護聖人でもありますが、画家の守護聖人でもあります。
    イコンを残したことでも知られます。以前キプロスを旅した時に車をチャーターしてトロードスの山の中の修道院をいくつも周ったことがあります。途中キッコー修道院にも参拝しましたが、ここには聖ルカの描いたとされるイコンが残されています。覆いがされてお祈りは出来ますが実際に見ることは出来ませんでした。

  • 「エスキウスの祭壇正面」(Frontal d’altar d’Esquius)<br />この祭壇のパネルも完成された構図です。イエスの周りには聖マルコと聖ルカと聖マタイと聖ヨハネの4人の福音書記者。そして十二使徒の姿も描かれています。<br />

    「エスキウスの祭壇正面」(Frontal d’altar d’Esquius)
    この祭壇のパネルも完成された構図です。イエスの周りには聖マルコと聖ルカと聖マタイと聖ヨハネの4人の福音書記者。そして十二使徒の姿も描かれています。

  • ギリシャのパトモス島のヨハネの黙示録教会とか、マルタ島の聖パウロの流れ着いた海岸とか隠れ住んだ洞窟とか、トルコのアンタクヤ郊外の聖パウロ教会とか、キリスト教徒でもないのに数々の聖なる場所を訪問したものです。

    ギリシャのパトモス島のヨハネの黙示録教会とか、マルタ島の聖パウロの流れ着いた海岸とか隠れ住んだ洞窟とか、トルコのアンタクヤ郊外の聖パウロ教会とか、キリスト教徒でもないのに数々の聖なる場所を訪問したものです。

  • 「カルドスのエステル修道院の後陣」と「祭壇パネル」です。

    「カルドスのエステル修道院の後陣」と「祭壇パネル」です。

  • イエスの姿がかなり良い状態で残されて、とても素朴な顔をしています。

    イエスの姿がかなり良い状態で残されて、とても素朴な顔をしています。

  • セラフィムの文字も読み取れます。

    セラフィムの文字も読み取れます。

  • このタブロー(板絵)絵画も素晴らしいです。Ixのサンタ・マルティ教会のものです。

    このタブロー(板絵)絵画も素晴らしいです。Ixのサンタ・マルティ教会のものです。

  • イエスの周囲の縁の意匠は漆器の独楽のようにも見えますし、朱色に散らした花は梅のようにも見える日本的なデザインにも見えます。

    イエスの周囲の縁の意匠は漆器の独楽のようにも見えますし、朱色に散らした花は梅のようにも見える日本的なデザインにも見えます。

  • 「デ・ラ・セウ・ドゥルジェイの伝道者の正面パネル」<br />この板絵のパネルが最高傑作だと感じます。

    「デ・ラ・セウ・ドゥルジェイの伝道者の正面パネル」
    この板絵のパネルが最高傑作だと感じます。

  • 先のパネルとほとんど同じデザインです。意匠的な約束は確立されていたのか同じ作家の手になるのかは分かりません。

    先のパネルとほとんど同じデザインです。意匠的な約束は確立されていたのか同じ作家の手になるのかは分かりません。

  • こちらは十二使徒の姿は現されてのいますが、棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」を思い出させました。

    こちらは十二使徒の姿は現されてのいますが、棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」を思い出させました。

  • 棟方志功は「ワだばゴッホになる」と言ったのにスペインのロマネスクの画家になったのでしょうか。志功は版画のことを「板画」と呼んだそうですが、タブロー(板絵)という呼び名に通じるようで面白く感じました。

    棟方志功は「ワだばゴッホになる」と言ったのにスペインのロマネスクの画家になったのでしょうか。志功は版画のことを「板画」と呼んだそうですが、タブロー(板絵)という呼び名に通じるようで面白く感じました。

  • 「ギアの祭壇パネル」<br />パネルの下の作者のサインが残されていますがこれは非常に珍しいです。ロマネスク様式というよりゴシック様式の雰囲気も感じさせます。また立体壁に表現するためか下絵を石膏で描いた上に彩色されています。<br />

    「ギアの祭壇パネル」
    パネルの下の作者のサインが残されていますがこれは非常に珍しいです。ロマネスク様式というよりゴシック様式の雰囲気も感じさせます。また立体壁に表現するためか下絵を石膏で描いた上に彩色されています。

  • 「タベルノレスの祭壇パネル」<br />イエスの周囲の天使はその数からミカエルとラファエルとガブリエルとウリエルだと思います。

    「タベルノレスの祭壇パネル」
    イエスの周囲の天使はその数からミカエルとラファエルとガブリエルとウリエルだと思います。

  • 「ドゥーロのサン・キリコ礼拝堂の祭壇パネル」<br />聖母子を中央に配し、4つの場面はかなり衝撃的です。聖フリータと聖キリコの殉教の場面です。<br />

    「ドゥーロのサン・キリコ礼拝堂の祭壇パネル」
    聖母子を中央に配し、4つの場面はかなり衝撃的です。聖フリータと聖キリコの殉教の場面です。

  • 「カルデットのファサード」<br />このタブローには覚えがあります。20年前の写真にも残っていました。

    「カルデットのファサード」
    このタブローには覚えがあります。20年前の写真にも残っていました。

  • 素朴な聖母子像の周りには福音書記者の姿が見えます。左上から聖マタイ、右上が聖ヨハネ、右下が聖ルカ、左下が聖マルコです。

    素朴な聖母子像の周りには福音書記者の姿が見えます。左上から聖マタイ、右上が聖ヨハネ、右下が聖ルカ、左下が聖マルコです。

  • 左上に「受胎告知」右には横になる聖母マリアと幼子イエスの姿が見えます。

    左上に「受胎告知」右には横になる聖母マリアと幼子イエスの姿が見えます。

  • 下段左には「東方三博士の礼拝」とこの「エジプトへの逃避行」です。

    下段左には「東方三博士の礼拝」とこの「エジプトへの逃避行」です。

  • 保護のための薄暗い環境ですが、かえって本当のポイ谷の教会に来たような気持になります。このフレスコをもう一度観に来るというのが、「カタルーニャ美術館」を訪れた目的と言っても良いでしょう。

    保護のための薄暗い環境ですが、かえって本当のポイ谷の教会に来たような気持になります。このフレスコをもう一度観に来るというのが、「カタルーニャ美術館」を訪れた目的と言っても良いでしょう。

  • 「タウル集落のサント・クリメント聖堂の後陣」<br />ピレネー南麓のボイ谷のタウルという集落の聖堂にあった「全能のキリスト」のフレスコ画です。当時荒れ放題だった壁画を保護し、泥棒の手から守るために壁画は最高の技術で教会の壁から剥がされてバルセロナに運ばれまてこの美術館に展示されています。

    「タウル集落のサント・クリメント聖堂の後陣」
    ピレネー南麓のボイ谷のタウルという集落の聖堂にあった「全能のキリスト」のフレスコ画です。当時荒れ放題だった壁画を保護し、泥棒の手から守るために壁画は最高の技術で教会の壁から剥がされてバルセロナに運ばれまてこの美術館に展示されています。

  • カタルーニャのロマネスク美術について知ったのは「田沼武能写真集 カタルニア・ロマネスク」という大判の写真集でした。白黒の写真だけですが、フレスコ画以外にもポイ谷の集落の人々の写真など非常に魅力のある本でした。20年前に旅した時はレンタカーなど考えられず、電車で行けるヴィックとリポールという町に行っただけでした。

    カタルーニャのロマネスク美術について知ったのは「田沼武能写真集 カタルニア・ロマネスク」という大判の写真集でした。白黒の写真だけですが、フレスコ画以外にもポイ谷の集落の人々の写真など非常に魅力のある本でした。20年前に旅した時はレンタカーなど考えられず、電車で行けるヴィックとリポールという町に行っただけでした。

  • イエスの頭上には神の手が描かれています。両肩にはアルファとオメガの文字が見えます。「ヨハネの黙示録」に、主の言葉「私はアルファであり、オメガである」最初と最後、すなわち「全て」と「永遠」という意味です。そして2本の指を立てた右手は人差し指が Ι(ギリシャ文字のイオタ)で中指が C(ギリシャ語でシグマ)でイエス(ΙC)を表します。

    イエスの頭上には神の手が描かれています。両肩にはアルファとオメガの文字が見えます。「ヨハネの黙示録」に、主の言葉「私はアルファであり、オメガである」最初と最後、すなわち「全て」と「永遠」という意味です。そして2本の指を立てた右手は人差し指が Ι(ギリシャ文字のイオタ)で中指が C(ギリシャ語でシグマ)でイエス(ΙC)を表します。

  • ここにも熾天使(してんし)セラフィムの姿が見えます。翼の音がちょっと不気味です。

    ここにも熾天使(してんし)セラフィムの姿が見えます。翼の音がちょっと不気味です。

  • セラフィムの足元には7つの眼を持つ聖マルコ、イエスを挟んだ反対側には同じく体に目の描かれた聖ルカが描かれています。

    セラフィムの足元には7つの眼を持つ聖マルコ、イエスを挟んだ反対側には同じく体に目の描かれた聖ルカが描かれています。

  • 黙示録の仔羊とは「ヨハネ黙示録」に記されている羊で、「子羊には七つの角と、七つの目があった。この七つの目には、全地に遣わされている神の七つの霊である」とあります。続いて「天使たちは大声でこう言った。屠られた子羊は、神の力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、賛美を受けるのにふさわしい方である」。ヨハネの黙示録は地上の王国の滅亡と神の国の到来を示すものであるが、7つの目の子羊は、その中で神秘的な霊能を与えられる者として描かれています。

    黙示録の仔羊とは「ヨハネ黙示録」に記されている羊で、「子羊には七つの角と、七つの目があった。この七つの目には、全地に遣わされている神の七つの霊である」とあります。続いて「天使たちは大声でこう言った。屠られた子羊は、神の力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、賛美を受けるのにふさわしい方である」。ヨハネの黙示録は地上の王国の滅亡と神の国の到来を示すものであるが、7つの目の子羊は、その中で神秘的な霊能を与えられる者として描かれています。

  • 黙示録を書き残したヨハネはパトモス島で7つの角と7つの目を持つ仔羊を目にする。仔羊は封印された7つの巻物を神から授かると、その封印が1つ1つ解かれる度に、戦乱や飢餓や疫病などのわざわいが地上に降りかかり、最後の封印が解かれ人類は滅亡するとされます。その後救い主が地上に降臨すると、殉教者はよみがえり、最後の審判が開始されます。

    黙示録を書き残したヨハネはパトモス島で7つの角と7つの目を持つ仔羊を目にする。仔羊は封印された7つの巻物を神から授かると、その封印が1つ1つ解かれる度に、戦乱や飢餓や疫病などのわざわいが地上に降りかかり、最後の封印が解かれ人類は滅亡するとされます。その後救い主が地上に降臨すると、殉教者はよみがえり、最後の審判が開始されます。

  • まさに最後の審判の前のイエスの姿だという事です。

    まさに最後の審判の前のイエスの姿だという事です。

  • 「カマラサ城サン・ミケル教会の柱頭」<br />教会の回廊の柱の上部だと思います。素朴な天使や聖書の場面が生き生きと表現されています。<br />

    「カマラサ城サン・ミケル教会の柱頭」
    教会の回廊の柱の上部だと思います。素朴な天使や聖書の場面が生き生きと表現されています。

  • 「リポールのアーチ」<br />ロポールのサンタマリア修道院のファサードのアーチの部分のようです。羊を食らう顔が面白いです。

    「リポールのアーチ」
    ロポールのサンタマリア修道院のファサードのアーチの部分のようです。羊を食らう顔が面白いです。

  • 「タウルのサンタ・マリア教会の壁面フレスコ」<br /><br /><br />

    「タウルのサンタ・マリア教会の壁面フレスコ」


  • ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群として世界遺産に登録されている9つの教会のうちの1つで、1123年12月11日に献堂されたものです。

    ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群として世界遺産に登録されている9つの教会のうちの1つで、1123年12月11日に献堂されたものです。

  • 旧約聖書のダヴィデとゴリアテの戦いです。顔には投石の革ひもで石を受けた傷もあります。最後は首を切り落とされてしまいます。同じタウルのサンタ・マリア教会のフレスコです。

    旧約聖書のダヴィデとゴリアテの戦いです。顔には投石の革ひもで石を受けた傷もあります。最後は首を切り落とされてしまいます。同じタウルのサンタ・マリア教会のフレスコです。

  • 「タウルのサンタ・マリア教会の後陣」

    「タウルのサンタ・マリア教会の後陣」

  • 同じタウルにある教会の後陣ですが、こちらは聖母子に捧げられた聖堂です。

    同じタウルにある教会の後陣ですが、こちらは聖母子に捧げられた聖堂です。

  • 非常に状態の良いフレスコ画です。左右には三博士の姿もあります。聖母子の右にはメルキオールで左側の王冠の2人はガスパールとバルタザールです。昨年クリスマスマーケットを見に行ったケルンの大聖堂には「東方の三博士」の頭蓋骨という非常に珍しい聖遺物が納められていました。

    非常に状態の良いフレスコ画です。左右には三博士の姿もあります。聖母子の右にはメルキオールで左側の王冠の2人はガスパールとバルタザールです。昨年クリスマスマーケットを見に行ったケルンの大聖堂には「東方の三博士」の頭蓋骨という非常に珍しい聖遺物が納められていました。

  • オーディオガイドでは非常に細かい説明がありますが、その時はなるほどと思うのですが、終いにはどんどん忘れてしまいます。

    オーディオガイドでは非常に細かい説明がありますが、その時はなるほどと思うのですが、終いにはどんどん忘れてしまいます。

  • 「バトリョの威厳に満ちたキリスト」

    「バトリョの威厳に満ちたキリスト」

  • 「タウルのサンタ・マリア教会の祭壇パネル」<br />イエスと十二使徒の姿が鮮やかな木彫で表現されています。

    「タウルのサンタ・マリア教会の祭壇パネル」
    イエスと十二使徒の姿が鮮やかな木彫で表現されています。

  • 「ゴソルの聖母子像」<br />ゴソルのサンタ・マリア教会に納められていたものです。12世紀の木彫です。

    「ゴソルの聖母子像」
    ゴソルのサンタ・マリア教会に納められていたものです。12世紀の木彫です。

  • 「ゲルの聖母」<br />非常に色鮮やかで美しい聖母子像です。ゲルのサンタ・コロマ教会にあったものです。<br />

    「ゲルの聖母」
    非常に色鮮やかで美しい聖母子像です。ゲルのサンタ・コロマ教会にあったものです。

  • 「エスタオンのサンタ・エウラリア教会の後陣」<br />イエスの頭の横には福音書記者の聖マタイと聖ヨハネが描かれています。その下には大天使ガブリエルとミハエルに挟まれた熾天使セラフィムが描かれ、足元には聖マルコと聖ルカが跪いています。さらにその下にはマグダラのマリアやイエスに洗礼するヨハネの姿も見えます。

    「エスタオンのサンタ・エウラリア教会の後陣」
    イエスの頭の横には福音書記者の聖マタイと聖ヨハネが描かれています。その下には大天使ガブリエルとミハエルに挟まれた熾天使セラフィムが描かれ、足元には聖マルコと聖ルカが跪いています。さらにその下にはマグダラのマリアやイエスに洗礼するヨハネの姿も見えます。

  • 「クベレスのキリスト」

    「クベレスのキリスト」

  • 「アヴィアの祭壇パネル」<br />アヴィアのサンタ・マリア教会にあったものです。<br />

    「アヴィアの祭壇パネル」
    アヴィアのサンタ・マリア教会にあったものです。

  • 聖母マリアの生涯のうちイエスの誕生までの物語が周囲に描かれています。

    聖母マリアの生涯のうちイエスの誕生までの物語が周囲に描かれています。

  • 大天使ラファエルと聖母マリアの「受胎告知」の場面。

    大天使ラファエルと聖母マリアの「受胎告知」の場面。

  • 「東方三博士の礼拝」は左からガスパール、バルタザール、メルキオールです。通常ガスパールが老人でメルキオールが青年の姿ですがここでは反対に描かれています。

    「東方三博士の礼拝」は左からガスパール、バルタザール、メルキオールです。通常ガスパールが老人でメルキオールが青年の姿ですがここでは反対に描かれています。

  • 「イエスの誕生」聖母マリアとイエス、そして養父ヨセフの姿もあります。

    「イエスの誕生」聖母マリアとイエス、そして養父ヨセフの姿もあります。

  • イエスの体を直接触ってはいけないのでしょうね。

    イエスの体を直接触ってはいけないのでしょうね。

  • 「モソルのサンタ・マリア教会の祭壇パネル」<br />上段左から東方三博士のガスパール、バルタザール、メルキオール、そして聖母マリアと幼子イエス、養父ヨセフ、再びマリア、下段左からラファエルと聖母マリアの受胎告知、養父ヨセフ、聖母子、シメオン、聖母マリアの死です。<br />

    「モソルのサンタ・マリア教会の祭壇パネル」
    上段左から東方三博士のガスパール、バルタザール、メルキオール、そして聖母マリアと幼子イエス、養父ヨセフ、再びマリア、下段左からラファエルと聖母マリアの受胎告知、養父ヨセフ、聖母子、シメオン、聖母マリアの死です。

  • 東方三博士のバルタザール。我が家には東方三博士の大きな燭台がありますが、3人が乗っているのは馬では無くてラクダです。ザルツブルグのショップで購入したのですが、3体のどれが誰だか分からないので裏に名前を書いた紙を貼ってもらいましたが、ヨーロッパの人は簡単に見分けられるのかと不思議でした。

    東方三博士のバルタザール。我が家には東方三博士の大きな燭台がありますが、3人が乗っているのは馬では無くてラクダです。ザルツブルグのショップで購入したのですが、3体のどれが誰だか分からないので裏に名前を書いた紙を貼ってもらいましたが、ヨーロッパの人は簡単に見分けられるのかと不思議でした。

  • 正教会の「生神女就寝」の姿に近いような気がします。現世での生を終え眠りについたマリアの亡骸の傍にキリストが立ちます。

    正教会の「生神女就寝」の姿に近いような気がします。現世での生を終え眠りについたマリアの亡骸の傍にキリストが立ちます。

  • 「大天使ミハエルの祭壇パネル」<br />リュッサのサン・ミゲール教会にあったものです。この祭壇パネルも今回気に入ったものの1つです。

    「大天使ミハエルの祭壇パネル」
    リュッサのサン・ミゲール教会にあったものです。この祭壇パネルも今回気に入ったものの1つです。

  • ラファエルとガブリエルと幼子イエス。

    ラファエルとガブリエルと幼子イエス。

  • 魂を量る秤を持つ大天使ミハエルの邪魔をする悪魔の姿。悪魔は見た目で分かるので名前は書かれてありません。しかし秤の上に生首は…。

    魂を量る秤を持つ大天使ミハエルの邪魔をする悪魔の姿。悪魔は見た目で分かるので名前は書かれてありません。しかし秤の上に生首は…。

  • 大天使ミハエルの竜退治です。ドラゴンの怒った表情が人間のようです。尾っぽにも顔があり、ミハエルの翼に噛みついているのが面白いです。

    大天使ミハエルの竜退治です。ドラゴンの怒った表情が人間のようです。尾っぽにも顔があり、ミハエルの翼に噛みついているのが面白いです。

  • ガルガヌスと雄牛の出現の場面です。ガルガヌスは数えきれないほど多くの牛や羊を飼っていました。 あるとき彼の牛や羊が山腹で草を食はんでいると、1頭の雄牛が群れからはなれて山頂に登っていきます。戻ってこない牛を見つけ、ガルガーノ山の山頂で雄牛に矢を射ると矢は戻ってきて射手の眼に刺さります。司教がその意味を主に尋ねると大天使ミハエルが出現します。

    ガルガヌスと雄牛の出現の場面です。ガルガヌスは数えきれないほど多くの牛や羊を飼っていました。 あるとき彼の牛や羊が山腹で草を食はんでいると、1頭の雄牛が群れからはなれて山頂に登っていきます。戻ってこない牛を見つけ、ガルガーノ山の山頂で雄牛に矢を射ると矢は戻ってきて射手の眼に刺さります。司教がその意味を主に尋ねると大天使ミハエルが出現します。

  • 「アルランサの壁画」<br />修道院の壁を飾っていたグリフィンのフレスコ画です。

    「アルランサの壁画」
    修道院の壁を飾っていたグリフィンのフレスコ画です。

  • 同じ時代の素朴なフレスコや絵画とは違った完成度を感じます。

    同じ時代の素朴なフレスコや絵画とは違った完成度を感じます。

  • 「アルランサのつがいの鳥」<br />鳥の体とヤギの蹄と人間の頭部を持つこの動物はアルランサ修道院のホールの装飾的な壁画の一部を形成しています。ここまでがロマネスクのコーナーでその後のゴシックからルネッサンスとバロックへと展示室は続いて行きます。

    「アルランサのつがいの鳥」
    鳥の体とヤギの蹄と人間の頭部を持つこの動物はアルランサ修道院のホールの装飾的な壁画の一部を形成しています。ここまでがロマネスクのコーナーでその後のゴシックからルネッサンスとバロックへと展示室は続いて行きます。

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