2018/04/28 - 2018/04/28
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kojikojiさん
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4泊5日のバルセロナ滞在もこの日で終わりです。計画時から分かっていましたがやはり1日から2日足りないこととなりました。どうしても「モンセラート」と「コロニア・グエル教会」の観光がどうやっても入れ込むことが出来ませんでしたが一度入っているので良しとします。最終日はバルセロナ市内の残ったガウディの建築の見学とカタルーニャ美術館周りの見学です。その前にホテルのチェックアウトもしなければなりません。最後は夜の列車でマドリッドまでの移動もある忙しい日でもあります。まずは地下鉄のサンツ駅からマリア・クリスティーナ駅まで移動します。駅から地上に出ると住宅街が続き、「ミラーリェス邸の石門」を見に行きます。20年前もここへ入っていますが、どこをどう歩いて行ったのか全く記憶がありません。ただ石門のある通りの雰囲気は全く変わっていないようでした。変わっていたのはガウディの銅像が立っていたことです。石門以外何もないところなのでSNS映えというかフォトジェニックなので良い考えだと思いました。歩いているのは我々以外は地元の人で目もくれず通り過ぎていくだけでしたが。ここから「グエル別邸」までも以前も歩いているので勝手は分かっています。歩道のタイルの写真を撮りながらでも15分くらいで着いてしまいます。ここも以前は内部の見学は出来なかったので、門のドラゴンの写真を数枚撮っただけでしたが、現在は内部の見学もできます。スペインリベンジの1つの目的でもありました。到着するとクラブツーリズムの方々が通りがかり、写真を撮ってそのまま去って行かれました。こんなところまで来るツアーもあるのだと新鮮な驚きです。サグラダ・ファミリアとグエル公園くらいかと思っていました。ドラゴンの門は締まっていますが、脇の小さな門から中に入ると感無量です。英語のパンフレットをもらい、日本からというと日本語のガイドブックを貸してくれました。ここは庭と農園を管理していた建物が残っている程度ではありますが、訪れる人も少なくてのんびり見学できました。最後に2人の写真を撮ってもらおうとすると先客の方がいました。写真を撮ってもらってから話をすると日本人お方で、スバルセロナ・オープンのテニスの試合を見に来ているとのことでした。空き時間があるので近くにあるガウディの作品を見に来たとのことでした。前日はグエル公園に行ったら予約していなくて入れなかったそうです。お別れした後にタクシーに乗ったら分かったのですが、グエル別邸のすぐ近くにバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルがあり道路規制がされていました。一瞬テニスコートとナダルの名前の書いた横断幕が見えました。20年の思いの叶ったグエル別邸の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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土曜日の朝です。チェックアウトしてしているとホテルのスタッフが「このまま出発ですか?タクシーは必要ですか?それとも荷物をお預かりしますか?」と先に尋ねてくれます。フロントの奥の部屋に荷物を預けて地下鉄駅に向かいます。
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バルセロナでかT10のチケットを2人で使いましたが、タクシーもかなり使ったので最後にちょうど使い切りました。
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サンツ駅から町の外に向かいます。
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土曜日のせいか大学方面へ行く電車はガラガラでした。
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優先席に座っていますが大丈夫です。
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マリア・クリスチーナ駅で下車です。急なエスカレーターはどこの駅にもついています。表に出ると百貨店の「イル・コンテ・イングレス」がある以外は住宅地の雰囲気です。
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マヌエル・ジローナ通りに出て右折すると、波状の塀と入口の門があります。ミラーリェス別邸はガウディの友人のエルメルジルド・ミラーリェス氏が所有する不動産の一部で、広大な敷地だったそうです。後ろに控えるマンション群がかつての敷地だったのではないかと想像させます。ガウディが設計した入口の門と塀はセラミックとタイルとモルタルとで造られています。現在は邸宅はなく石門と塀が残っているのみです。
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鉄の門がついた2つのアーチがあり、1つは歩行者専用でもう1つは馬車専用として使われていでたそうです。経年によって腐食した門は現在は復元されていますが、道路側の庇は小さくなったようです。門の上部にある十字架は1902年にガウディによってデザインされた十字架で、コロニア・グエル教会の入口に複製されたものがあります。
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庇の部分は自治体の法律に抵触していたため、1965年に一度撤去され1977年に小さくしたものが取り付けられたそうです。
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以前は無かったガウディの銅像が置かれてありました。
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観光客は我々だけで、通り過ぎる地元の人は目もくれません。
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床にはプレートが埋め込まれていました。
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現在もわざわざ見に来る人は少ないのでしょうが、銅像が出来て少しは良くなったと個人的には思いました。反対の意見の方もいるのではとも感じます。
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ここから通りを西に向かうと20分くらいで次の目的地です。
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この辺りの歩道のブロックタイルは比較的きれいなのと朝陽が当たっているので写真に撮っておきました。町中だとごみが落ちていたりガムがついていたり…。これもガウディがデザインしたものです。
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昨日の分の絵葉書はグエル邸のアイアンワークにしました。これも20年前に買って、今回持って来たものです。
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道中のマンションのベランダは圧巻でした。同じ黄色のオーニングがすごいことになっています。日本では出来ないでしょうね。それだけ日差しが強いという事なのでしょう。
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「グエル別邸」に到着しました。そこへクラツーのツアーの方が通りがかりました。ツアーでもこんなところに来るんだとビックリしました。でも近くにバスは無く、写真を撮った後にどこへ行くのだろうかと思いました。静かになったところで改めて見ると感慨深いものがあります。
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20年前も同じルートでミラーリェス氏の石門からここまで歩いてきましたが、門は固く閉ざされて人の気配もありませんでした。門扉のドラゴンの写真と周辺の写真を数枚とって終わりです。そんなガウディの見学がいくつも続いたので、内部の見学できないところを回るだけで意味があるのだろうかと自問自答しました。今回の旅でそんなフラストレーションの思い出も全て払拭できました。
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ガウディらしいタイルの組み合わせです。
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カテナリーアーチ状に積み上げられてレンガとアイアンの組み合わせはガウディの真骨頂です。
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この部分だけでグエル別邸で使われているマテリアルのほとんどを見ることが出来ます。この建物ではうろこ状のプレキャストのパネルの壁が印象的です。
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20年前も美しく感じたレンガの目地の中に埋められた割れタイルです。他のガウディの建築では見ることは無いと思います。
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中に入っても建物がたくさんある訳ではないので細かいディティールを先に見ておきます。
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門柱にはグエル氏のGの文字がデザインされています。
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柱頭部の意匠も凝っています。一番上部には本物のオレンジのようなものが供えてあるようです。ただモチーフを考えるとリンゴでないといけないのですが。
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バルセロナでも屈指の高級住宅街ぺドラルベス地区に建つ建物は繊維業で財をなした実業家エウセビオ・グエル氏とガウディの記念すべきコラボ第1作なるもので、この後にグエル公園やグエル邸が造られました。建物自体は新築されたわけではなく、既にあった物を増改築したものです。
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内部の見学の前に記念写真を撮ります。20年前はまだ結婚していなかったので妻と一緒にスペインに来るとは思っていませんでした。
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鍛鉄彫刻はギリシア神話に出てくる黄金のリンゴ園の番人の竜の象徴で、完成当時は鮮やかに彩色され、門扉が開くと部分的に動く仕掛けになっていたそうです。
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今は邸宅は現存せず厩舎と調教舎、門衛館と正門とと塀が残るのみです。
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門の内側に入るとテーブルが置かれていて入場料を払います。パンフレットは英語やフランス語とスペイン語のみです。「どちらから?」と聞かれて「日本です。」というと日本語の本を貸してくれて「帰りに返してくださいね。」とのこと。
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ドラゴンの門の裏側を見ることが出来ました。個人的には感激しました。
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小さい建物ですがレンガの積み方の美しさは素晴らしいです。天気が良かったのもプラス要素ですね。
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花の模様のステンシルが施された壁もありました。これがオリジナルのデザインだとしたら何度か塗り替えられているでしょうね。
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厩舎に入ってみます。馬に乗ったまま厩舎に入るとするとこのアーチは有効的だと思います。同じアーチがグエル邸のファサードにも一対あり、左から馬車で入って右側から出るようになっていました。
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放射状に美しく敷き詰められたレンガの床に当たる太陽光線がきれいです。ドーム天井のクーポラの内側は表側と違ってシンプルです。
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円形の建物は排水を考えて中央部に向かって傾斜しています。その中心には円形の石が排水溝のカバーとして置かれています。溝は排水用の穴ですが彫られた形は???
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厩舎は現在床が張られて展示室になっています。隣の小さな部屋には大きなモニターが置かれ、ガウディについての映像が流れていました。
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我々以外には日本人の女性1人と他に数人だけで、貸し切りのようなグエル別邸でした。
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農具置き場のドームのクーポラの表側が良く見えるアングルがありました。
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トレンカディスもこの建物からスタートしたそうです。
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今一度門柱のディティールを見てみます。このドラゴンを含めた扉はギリシャ神話の「ヘスペリデスの園」に由来します。ヘスペリデスはこの物語に出てくる美しいニンフたちのことで、「黄昏の娘たち」という意味があります。ヘスペリデスは世界の西の果てに住んでいて、木の世話をしていましたが、リンゴを盗んでいるのををへらに見つかってしまいます。ヘラは百の頭を持つ竜ラドーンを木の周りをぐるぐる巻き付かせて番をさせることにします。「ヘスペリデスの園」は主にペルセウスのメドゥーサ退治の伝説やヘラクレスの11番目の功業の物語の舞台にもなります。そう考えるとこの門柱がリンゴの木という事になります。
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これはドラゴンの鱗という事でしょうか。
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二人の写真をセキュリティーの方に撮っていただきました。手慣れたものでアングルや角度の補正をする必要がありませんでした。ちょうど日本人の女性も写真を撮ってもらっていたので少しお話をしました。ここ数年バルセロナ・オープンの試合観戦に来られていることでした。会場のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルはグエル別邸のすぐそばでした。
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もうここにも思い残すことはなくなりました。タクシーを捕まえてベリェスグアルドへ移動します。ところが土曜日だったのでなかなかタクシーが来ません。坂を下っていくタクシーを妻が手を挙げるとUターンしてくれました。20年前に同じ場所からタクシーに乗ったら違う場所に送られたので今回は地図を出力して住所を書き込んで、写真も用意しました。やはりドライバーさんは知りませんでした。
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