鳥と人が狂喜乱舞の城南宮の梅と、伏見の酒と京料理に舌鼓　春の京都をふらふら歩く。後篇

2018/03/10 - 2018/03/11

この旅行記は、
青蓮院門跡と祇園あたり　　春の京都をふらふら歩く。前篇の続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11338748

さて、京都二日目。今日はいよいよ今回の旅の目的である城南宮へ向かいます。城南宮は2016年に訪れて虎視眈々と再訪を狙っていた場所。
https://4travel.jp/travelogue/11108089

今年もものすごいものを見せてもらいました。

城南宮をメインディッシュに、デザートに考えていたのが伏見の割烹辻政さん。
こちら複数の友人知人から勧められていたのですが、長年放置していたお店。

朝は、西本願寺、梅小路公園
午後は霊源院、石峰寺、城南宮と春の京都をめいっぱい楽しませていただきました。

エリア 伏見(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

本日も晴天。
絶好の梅日和。

イビススタイルズ京都ステーション 宿・ホテル

和洋折衷でホテルのバイキング朝食をいただきます。

ところで
このホテル、全館禁煙。
喫煙ルームは1箇所。
愛煙家にはちょっと厳しいかも。

早々ににホテルを出て向かうはお西さん。

ホテルでは90歳近いと思われる一人旅の男性をお見かけしましたが、その歳まで旅ができるかちょっと自問自答。

西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会

西本願寺の大銀杏
剪定を繰り返しこういう形の銀杏になったらしい。

大銀杏 名所・史跡

寺院って、ほんと朝に限りますよ。

人は居ないし、厳かな雰囲気は味わえるし。

とことで、天井からぶら下がっている金色のランプのようなものって、なんていうんですかね？

下からのぞくとすべからく、龍？の顔が。

ところで、東の方を眺めるとなにやら洋風の建造物が目に入った。

なんだなんだと、近寄ると
本願寺伝道院との立札が。

僧侶の研修に使われているそうな。
なんだか不思議。

本願寺伝道院 名所・史跡

建物も不思議だったが、狛犬のように設置されていたこのオブジェ。

一体、一体異なっており面白い。

西本願寺の南にある龍谷大学

龍谷大学大宮学舎 名所・史跡

龍谷大学ってこんなところにあったんだ。
知らなかった。
おまけにずいぶん洋風。

すぐ横にはこんな門が。

凄い装飾。

裏町をぶらぶら。

昨今流行りの町家カフェだったらコーヒーでも飲もうと覗いてみると・・・

宿でした。

カラカラと格子の引き戸を開けて顔を見せたのは金髪の少年。

楽しんでるかい？

梅小路公園も覗いていきますか。

梅小路公園 公園・植物園

かつての市電は現在休憩所。

渋谷の青ガエルもしかりですが昔の車両に緑色多いのはなぜ？

今度タイムマシンを造るときはこんなデザインにしよう。

この地図の範囲がが世界のすべてだった時代はいずこ？

京都鉄道博物館

前髪をぱっつんと切られた少年が横に立って売るような気がする。

梅小路公園っていうくらいだから梅も見事

白梅に一輪の紅梅。

こちらはハイブリット？

お昼は過日、偶然入ってとても気に入った五条の蕎麦の実よしむらへ。

蕎麦の実 よしむら グルメ・レストラン

本店は嵐山のようですが、なかなかにおいしい蕎麦がいただけます。

おこしやすぅ～

という取ってつけた京言葉がやや鼻につくけど・・・・

地下鉄で京都へ戻り、奈良線で東福寺へ。
東福寺はスルーして
東福寺の塔頭の一つ霊源院へ。

霊源院 寺・神社・教会

京都に名園は数々あれど、個人的にはこちらの庭が一番。

なんせ、いつ行ってもほぼ貸切り。

おまけに志納料300円。
受付には人はおらず(紅葉時期は除く)竹筒にお金を入れるシステム。


聞こえてくるは鳥の声と風の音のみ。

次いで石峰寺

石峰寺 寺・神社・教会

こちら、伊藤若冲が晩年を過ごした場所で伊藤若冲のお墓があります。

伊藤若冲が絵をかいて彫らせた五百羅漢がありますが撮影禁止。

さて、今回の旅の目的である城南宮。

京都駅からならば直通のバスが出ていますが、今回は中書島からタクシーで向かいました。
1000円強。

梅園の入園料は600円。
流石に凄い人。

受付を済ませると、梅の甘い香りが充満します。

たとえが陳腐だけれど、ワッフル屋さんのそばにいるようで、鳥も人も舞い上がっています。

こちらの梅はすべてしだれ梅。

梅が壁のように、雨粒のようにも見えます。

凄すぎてどこ撮ったらええか、わからへんわー

というどなたかのつぶやきに激しく同意。

無論、梅はわれ関せずと咲いています。

京都の知人は、先週の雨で散ってるかもよー

と言ってましたが、えっえっへと口元ゆるみっぱなし。

まさに梅の花のシャワー！

どこをどう撮るか本当に悩む。

うーん、ドローンでも飛ばしてみたい。

一句詠みたくなるなあ、

詠めないけど。

また来年くるよ。

苔の上の椿もこれまた絵になる。

伏見へ移動して日暮れを待ちます。

伏見夢百衆

月桂冠の旧本社を改装したカフェ

伏見夢百衆 グルメ・レストラン

一杯やりたくなりますが、ガマン、ガマン。

月桂冠大倉記念館

月桂冠 大倉記念館 グルメ・レストラン

小倉山荘

長岡のお菓子屋さんでしたっけ。

小倉山荘 伏見店 お土産屋・直売所・特産品

なかなか良さげなカフェ併設。

伏見観光の休憩場所に良いかも。

キザクラカッパカントリー

キザクラカッパカントリー テーマパーク

我慢できずに、こちらで一杯飲んじゃいました。
さてさて、そろそろ行きますか、花より団子へ。

キザクラカッパカントリー テーマパーク

さて、お待ちかねのご一献。

うん、いい店構え。

日が暮れるのを待って暖簾をくぐったのは伏見の辻政さん。

スタートはゴマ豆腐にウニ。

料理も良けりゃ器もいいねえ。

辻政 グルメ・レストラン

酒蔵も近いので当然伏見のお酒をいただきます。

魚を見せていただきます。

ウニは昨年積丹でもういいや、ってくらい食べたのでスルーして。

やっぱり目に入るのはタコ。

結局、
よこわと、たことトリガイを切ってもらうことに。

よこわは本マグロの若いヤツ。
関東ではメジっていうことが多い。

ふきのとう味噌。

まあ、日本酒が進むこと。

若竹煮

春だなあ！

しかし、京都の筍ってどうしてこんなにおいしいんだろう？

春野菜の天ぷら。

関東のごま油を使った天ぷらに慣れちゃったので京都の天ぷらがとっても新鮮。

軽いこと、軽いこと。

そうこうしているうちにのどぐろが焼けてきた。
こののどぐろが、まあ凄い。

手前のレモンが良い色だこと。

白子

あれこれ飲んで食べて、
気になった穴子も焼いてもらって。

岡山あたりの焼き穴子とも、東京の焼き穴子とも一味もふた味も違う。

津居山のブランド蟹。

これはお隣さんのご注文。

鯖寿司は３切れからお願いできる。


これがこうなって・・・

次にこうなって・・・

切られて・・

こうなる。

あの有名店の鯖寿司に決してひけはとらない、というよろこっちの方っがおいしいんちゃう？

お土産用に穴子ずしをお願い。

こちらのお店いいよ！
って知人聞いたのは10年以上前。

伏見ぃ～？
和食なら祇園や最近良い店が増えた御所や二条へ方面行くわ～。
と長年放置。

友よ疑って悪かったよ。
何食べてもうまい！っていうのはホントだったさ。

いかんいかん、おいしすぎてゆっくりしすぎた。
新幹線の時間が迫っているので、なくなく腰を上げる。

さて京都駅。
あれ、なんだこの人ごみはは？

どいてくれ~乗り遅れる～

えっ！？

停電で１時間４０分遅れ？

あらら～

こうなりゃ、２時間遅れてくれ～
(特急券が払い戻しになるから)

という願いも適わず、過去経験がないほど新幹線は疾走したのでありました。
京都ー新横浜感、2時間切ったよ。びっくり。

まあ、ホームは混んでいたけど、おかげで551蓬莱に列はなかったから良しとしますか。

凄かったよ、京都の梅。
美味しかったよ京都。

次は桜を観に来るさ！