2017/03/03 - 2017/03/04
4198位(同エリア6773件中)
worldhusiastさん
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- クチコミ163件
- Q&A回答16件
- 787,171アクセス
- フォロワー81人
<行った所>
コロッセオ、フォロ・ロマーノ/パラティーノの丘、パンテオン、ジェズ教会、トレヴィの泉、スペイン広場/スペイン階段、ピンチョの丘、トラステヴェレ地区・・・他
★
東京から飛行機を使わず陸路・海路でユーラシア大陸を横断する旅行です。
ついに到着・・・ローマ!
シルクロード横断旅行の目的地といっても過言ではありません。
かつて来たことがあったのですが、飛行機でピュっと来ちゃうのと、日数かけてやってくるのでは感じるものがさすがに違いました。
さてローマ。観光に使えるのは実質2日なのですが、さすがに観光大都市だけあって先に言うとこれだとちょっと足りません。
モデルパターンとしては↓
1日目:遺跡関係(コロッセオ、フォロ・ロマーノ、カラカラ浴場)や真実の口、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノなど周辺の見所
2日目:バチカン(大聖堂・博物館)、夜はトラステヴェレ地区
3日目:パンテオン、トレヴィの泉、スペイン広場など
と3日は最低でも必要。
今回は1日でローマの主な見どころを概ね見て回り(結構大変!)、2日目は半日バチカン、午後はトラステヴェレへという行程にしました。
99-101日目 イタリア フィレンツェ
http://4travel.jp/travelogue/11234526
の続きです。
-----------------------------102日目(2017/3/3)---
9:11 iでローマパス購入
9:21-9:45 サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
9:59 朝食
10:45-11:30 サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂/スカラ・サンタ
11:45-13:00 コロッセオ
13:15-14:52 フォロ・ロマーノ/パラティーノの丘
15:13 昼食
16:22-16:30 ナヴォーナ広場
16:41-16:58 パンテオン
17:02-17:14 サンティニャツィオ教会
17:28-17:40 ジェズ教会
17:54-17:58 トレヴィの泉
18:12-18:21 スペイン広場/スペイン階段
18:31-18:38 ポポロ広場
18:44-18:50 ピンチョの丘
19:09 フラミニオ駅
↓メトロ
19:13 テルミニ駅 ≪ローマ泊≫
-----------------------------103日目(2017/3/4)---
バチカン観光 → https://4travel.jp/travelogue/11234529
14:04 P.za Pia
↓バス
14:12 P.za G Belli
14:26 昼食
15:46-16:04 サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
16:16 P.za G Belli
↓トラム
ヴェネツィア広場
↓バス
16:35 Nazionale/torino
16:35 ローマ三越
ホテルへ戻り荷物ピックアップ
18:10 ローマ・テルミニ駅
↓列車
ミラノへ続く
<写真はパラティーノの丘から見たコロッセオ>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
102日目(2017/3/3)
9:11
ローマの観光の前に、まずは観光案内所へ。
テルミニ駅構内にあって便利。 -
じゃじゃーん!ローマパス買っちゃいました。
48時間と72時間有効の2種類ありますが、今回は48時間を購入。
市内バス・トラム・地下鉄と、最初の1か所(72時間は2か所)の入場料が無料。
その後の入場料は割引料金になります。
そして、パスホルダーレーンのあるコロッセオ、サンタンジェロ城、カピトリーニ美術館では行列に並ばずに入れる!実はこれが一番のメリットかも。
地図もついてきましたが、正直使いやすいかは微妙。。
今回数社ガイドブックを取り寄せて比較してみましたが、るるぶのとじ込みにある地図が個人的には一番便利でした。ネットなどで気になったお店やホテルなど書き込んでおけば完璧です。 -
9:21
意気揚々とローマパスを持ってやってきたのはテルミニ駅から10分ほど歩いたところにあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。
ローマ五大大聖堂の一つです。
入口は向かって右側にあります。
X線による荷物チェックを通って中に入ります。
自動小銃か何かをもっている兵士が警備していますね。
最近何かと物騒ですからね。。
そしていきなり入場無料なので、ローマパスは出番なしw
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(聖マリア大聖堂)
見学自由 -
中は豪華だけど洗練された雰囲気。
-
一段目
教会内は光の入り方がとてもきれいでした。
二段目
左:5世紀のモザイク
右:主祭壇(Sacra Culla)はなんと天蓋付き!
フェルディナンド・フーガによるものです。
ここは階段があり下りられるようになっています。
三段目の聖遺物が安置されていました。
歩き方によると、「ベツレヘムでキリスト誕生の際に眠ったかいば桶の木片」が収められているんだとか。
その向かいには四段目左のベルニーニのお墓があります。
四段目右は後陣のモザイク。
ヤコポ・トッリティ「マリアの戴冠」 -
主祭壇の右にはシスティーナ礼拝堂があります(バチカンのそれとは違います)。
ここは残念ながら撮影禁止。
中央にサルス・ポプリ・ロマーニ(ローマ人の守り神ならぬ守り聖母)という聖母マリアの絵があります。
大聖堂はその名のとおり聖母マリアに捧げられたものなので、この絵はまさにその象徴ともいえます。 -
付属博物館があったのですが、ガイド付きツアーのみでの入場。
次の時間はときくと1時間後とのことだったので、さすがにここで1時間待機はもったいないと判断し今回はパスすることに。。 -
10:00
ホテルが朝食付きじゃなかったのでさすがに小腹がすいてきた・・・
ということで、おいしいと評判のパン屋さん「パネッラ」へ。
平日の朝10時だというのに大変な混雑で人気のほどが伺えます。 -
ちょっと注文方法がわかりにくいのでどんなだったかご紹介。
最初にパンを選びます。
店員に指さしながら「欲しい!」とアピールすると料金の書かれたシールをくれるので、それをもってレジへ並びます。
レジ係にシールを渡すとレジを打ってくれるので支払います。
飲み物が欲しい場合はここで告げておきます。
飲み物を頼んだ場合は、レジ係の横にいる飲み物係が作ってくれるので、それを受け取ります。
室内に10席程度のほか外にテラス席があるので適当に席を取っていただきましょう! -
思ったよりいっぱい頼んでしまったw
フリッテッレは、デニッシュ生地がサクサク!
中はハムとチーズが入っていたのですが、ハムおいしいー!
花のような見た目の小さいのはカルテッラーテ。しっとりとした硬めクッキーのようなものの中にベリーソースが入っています。ナッツの風味でおいしいです。
一番大きいのはティピカル・ローマン・スフォリアテッレ。
デニッシュ生地で、中にアプリコットのジャムが入っていました。甘いのですが、くどくはありません。
事前情報どおり、とってもおいしかったです。
ごちそうさま!
朝食@パネッラ
Frittelle romane ai fiori di zucca EUR 3
Cartellate con vincotto EUR 4
Typical Roman Sfogliatella EUR 3.50 -
10:45
続いても大聖堂。
サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂です。
ここもローマの五大バジリカの一つ。
写真で見ると普通の建物に見えるかもしれませんが、手前の人の大きさと比べればその大きさがわかるかと思います。
そしてまたもローマパスは出番なしw
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂
見学自由 -
中は広くて、白くて、明るい!
-
中央にあるのは法王専用の祭壇(一段目)。
法王とは、もちろんバチカンのローマ法王のこと。
14世紀のアヴィニョン捕囚までこの大聖堂はローマ法王が住んでいたんです。
後陣のモザイク(二段目左)はヤコポ・トッリティとヤコポ・ダ・カメリーノによるもの。修復されまくっていて超きれい。
主祭壇右(二段目右)は扉、左(三段目)は礼拝堂になっていました。
その中に最後の晩餐の金の彫刻がありました。
四段目はその横の扉から入るお墓が並ぶ廊下にあるパネル。
細かいモザイクで文字がぎっちり書かれてあり感心します。 -
11:20
今度は大聖堂の斜向かいにあるスカラ・サンタへ。
聖なる階段という意味です。
スカラ・サンタ
見学自由 -
入ってすぐにあるのがその「聖なる階段」。
熱心な信者たちは28段ある階段を膝だけで上ります。 -
観光客は隣にある階段を立ち姿勢で上れるので安心ですw
-
2階は礼拝堂がありました(上段)。
聖なる階段を上った正面には格子越しの部屋がありました(下段)。
誰か覗いてますね。
実はここはローマ法王専用のサン・ロレンツォ礼拝堂。
スカラ・サンタもサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂同様、由緒正しき施設なのです。 -
11:45
スカラ・サンタから歩いて15分くらい。
お待ちかね、そしてローマ1、2を争う観光名所、コロッセオです。
そしてようやくローマパスを使っちゃいます!
コロッセオ
入場料 ローマ・パス利用1ヶ所目で無料
(通常 フォロ・ロマーノ・パラティーノの丘と共通 EUR 12) -
入る前に、まずは外壁を観察。
階ごとに柱の様式が違うのがポイントだそうです。
上から順番に写真を並べてみました。
最上部は壁に柱の模様が描かれているようなつくり。
その下はコリント式といって、植物の葉を模したもの。
その下はイオニア式で、渦巻きが左右になびいているような感じ。
一番下はドーリア式というとてもシンプルな装飾です。 -
入口に向かってみると・・・
オフシーズンだというのにこの人だかり!
列はずーっと奥にある切符売り場へと続いていました。
セキュリティチェックは通常の人と同じ列で受けるのですが数分で通過。
ワタクシはローマ・パスを持っておりますので、切符の列は優雅にショートカットさせていただきました。
ちなみに、チケット購入が必要な方は、コロッセオの入場券はフォロ・ロマーノと共通なので、先にチケットだけフォロ・ロマーノで買い(3か所ある)、その足でコロッセオに来て、その後時間を見ながらフォロ・ロマーノとパラティーノの丘に
行くのがよいようです。 -
入ってすぐ正面には十字架が立っていました。
ここは人がいっぱいいてちょっと眺めは見づらい。。
横の回廊を右方向に歩いていきます。
過去の装飾品が床置きされていますね。 -
コロッセオを一望!
楕円形をしているのがわかります。
長い部分の幅で188m、周囲527mで、5万人収容という規模。
味の素スタジアムや旧国立競技場(霞ヶ丘)を二回りぐらい大きくした感じ。
収容人数は同じくらいなので、それらよりゆったりした造りなんですね。 -
コロッセオの階層はこのようになっています。
ざっくりしすぎててすみませんw
フロアと席とのつながりは資料を見てもよくわからず適当です。
競技場に一番近い席が元老院階級(政治家)用で、なんと大理石仕様。
その上が騎士階級。
その上は裕福な一般市民階級で、ここが一番広かったそうです。
さらに、貧しい一般市民が続き、最上階は奴隷や女性などの席。
ここは立ち席か傾斜のきつい木製のベンチのみだったようです。 -
一段目
左:競技場の床はぬけており、地下遺構が見えています。
右:観客席は一部復元されていました。大理石があるので上流階級用というのがわかります。
二段目
左:階をつなぐ階段はほとんど上れませんでした。
右:客席。最上部には席が見えません。本当に立見席だったんですね。
三段目
回廊には後期になってフレスコ画があったようで、それが残っていました。
これは17世紀から18世紀初めのもので、エルサレムの風景だそう。
でももはやレンガ積みにしか見えない・・・!?
どうでもいいですが、ダイジェストにすると茶色ばっかになるんですね。。 -
一段目
左:フレスコ画の横に置いてあった大理石装飾の欠片。
右:二階へはこの階段からのみ上がれます。
二段目
左:2階からの景色!上から見るとわかりやすい。
一部競技場の床が再現されています。
右:剣闘士のレリーフ。こんなものも飾られていたんですね。
三段目
左:2階からの景色!その2。
右はなんでもないです(何 -
コロッセオのミュージアムショップ隣のテラスからはコンスタンティヌスの凱旋門がよく見えます。
-
お次は隣接するフォロ・ロマーノとパラティーノの丘に行ってみましょう。
-
フォロ・ロマーノとコロッセオの間にあった謎のオブジェ。なんだろう。
-
13:17
フォロ・ロマーノの入口に続く「聖なる道」。
これはチケットではなくセキュリティチェック待ちの行列。
真夏ではないとはいえ、この日は3月なのに20度くらい。
ちょっと暑い。。
ところで、フォロ・ロマーノとは古代ローマのいわば中心地。
政治・経済・宗教など、公共の場が集まっています。
パラティーノの丘は都市ローマの基礎となった「ローマの七丘」のうち最古のものとされます。
フォロ・ロマーノ(フォルム・ロマヌム)、パラティーノの丘
入場料 ローマ・パス利用1ヶ所目で無料
(通常 コロッセオと共通 EUR 12) -
行列を目当てに金をせびる婆さんが!
こんなに腰をひん曲げて演出してますが着信音が鳴って携帯電話にでてる!w
携帯持ってるんだからお金あげる必要はなさそうですね。 -
入ってすぐ正面に見えるのはティトゥスの凱旋門。
聖なる道を上りきった場所にあります。
これは紀元後81年に建設されたもので、鷲に乗るティトゥスのレリーフが彫られています。 -
すぐ右にある大きな建物はマクセンティウスのバジリカ。超絶巨大!
近くだと大きすぎて撮るのが大変なので離れたところから撮ったものを掲載。
紀元後312年、コンスタンティヌスのときに完成したものだそうです。 -
フォロ・ロマーノにくっついているパラティーノの丘に少し立ち寄ります。
境目での切符チェックなどは一切ありません。
地図がなければパラティーノの丘に入ったと気づかないかも。
まずは左上の写真にある展望台に向かってみます。
途中、フォンタノーネ劇場(Teatro del Fontanone、左下)や柑橘系の何かなどを見つつ→ -
テラスに到着。
ここからの眺めは→ -
イチオシ
フォロ・ロマーノを一望!
広い!
ウェスタ(またはヴェスタ)神殿、ユリウスのバジリカはここから見るのがいいですね。
地球の歩き方に載っている復元想像図をみながらこの景色を見ると、ちょっと往時のイメージがわいてきそう。 -
北東方向。
現在のローマの街並みと違和感なく溶け込んでいるようにみえます。 -
コロッセオや先ほど見た凱旋門も見えました。
-
世界初の植物園というファルネジアーニ庭園の一画ではやたら日本的な風景が。松と桜かな?
下の写真は先ほどより南西側にあるもう一つのテラス。
ここからはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えました。 -
左上はローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスの家。
中はきれいなフレスコ画が残されているそうなのですがこの日はそもそも閉鎖中。。
右上はアポロ神殿(パラティヌス)。
土台だけしか残っていません。
高台から下ると、ドムス・フラヴィア(フラウィア)という皇帝の宮殿跡。
側にあるきれいな並木道も気になります。 -
一段目はウェスタの巫女の家。
通路沿いには像が立ち並んでいました。
右の写真の中央はウェスタの巫女像。
二段目
巫女の家の前は神殿が並んでいます。
左:アントニヌスとファウスティーナの神殿。
右:ロムルスの神殿。
三段目はユリウスのバジリカ。
地上から見ると本当に大きいなと思います。
先ほどのマクセンティウスのバジリカと同じようなアーチ状の建物だったんですね。 -
一段目はセプティミウス・セウェルスの凱旋門。
風化しかかっているレリーフは第6次パルティア戦争におけるローマの勝利を称えるもの。
これによりシリアにローマ遺跡が残っているわけですね。
二段目左は一時は国宝が収められたというサートゥルヌス神殿。
右は出入口近くにあるエミリアのバジリカ。
もとは紀元前179年から建設されたものですが、紀元前34年にルキウス・アエミリウス・レピドゥス・パウルスの息子により
建て替えられたものが現在の遺跡だそうです。 -
フォロ・ロマーノを出てフォリ・インペリアリ通りにでました。
ローマを代表するおしゃれな通り。 -
実は通りからフォロ・ロマーノの一部が見えちゃいます!
以前ローマに来たときは時間がなくてここから少し借景させていただきましたw -
15:00
コロッセオと逆方向に歩いていきます。
少し歩くと右に見えるのはローマ皇帝トラヤヌスの記念柱。
トラヤヌスがダキア戦争で勝利したことを記念したもので高さは30mほど。
柱の表面に細かいレリーフが彫ってあり、しかもらせん状に絵が続いているというのがオドロキ。内容はもちろんダキア遠征です。
トラヤヌスの記念柱
見学自由 -
もう少し歩くとヴェネツィア広場というロータリーに出ます。
写真正面はヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
イタリア初代国王を記念して建てられたたものです。 -
15:13
さらに歩くこと約10分。
遅くなりましたがランチ!
ここロショーリはカルボナーラで超有名なお店。
日本のカルボナーラは気持ち悪くなってしまうのですがここは果たしてどうでしょうか。
店内に入ると、チーズなどを売っているエリアの奥に席がありました。
高級食材店だけどレストランもやってる、というような感じ。
カウンターもあって一人でも入りやすいのが助かります。
そしてこんな時間なのに結構人が多い。
というか日本人が多い!w
メディアで取り上げられすぎなのでは。 -
お目当てのカルボナーラ、来ました!
見た目がぐずぐずしておらず、いきなり日本のと違います。
パスタは絶妙な柔らかさ。
カリカリで塩気のきいたグアンチャーレ(豚肉)1かけをパスタに絡めていただくと、肉を噛んだ時に出る脂と塩気、卵、香ばしい胡椒、チーズの芳醇な香りが凄まじく合う!なにこれ!!
生クリームなんて入っていないので気持ち悪くならないし重くないし、全然飽きません。
日本のそれとはまったく別の料理と考えた方がいいです。
材料はシンプルそうなものですが、核になるものがどれも日本で手に入れづらいのが残念。。 -
食後は当然エスプレッソということで頼んでみると、カリカリのシナモン風味のするドーナツとチョコソースが一緒に出てきました。
イタリア来てからいったい一食何カロリーなんだ。。
いつも掲載してないけどパンも食べてるんだぞ。。
ともあれ本当においしかったです。ごちそうさま!
昼食@ロショーリ
カルボナーラ EUR 15
エスプレッソ EUR 3
パン EUR 3
水 EUR 3 -
大満足したところで、お散歩再開です。
ここからは怒涛の散歩コース。
まずはロショーリから歩いて10分ほどのナヴォーナ広場です。
ナヴォーナ広場
散策自由 -
縦長の広場には、3つの噴水が並んでいます。
一番南にあるのはムーア人の噴水。
イルカと戦うムーア人の彫刻で装飾されています。 -
真ん中にあるのは四大河の噴水。オベリスクの周りを取り囲むようにベルニーニの彫刻「四大河の噴水」があります。
四大河とはナイル、ガンジス、ドナウ、ラ・プラタ。
結構マニアックなチョイスですよねw -
ラストはネプチューンの噴水。
もともとただの水桶のようなものだったそうですが、19世紀に彫刻で装飾したそうです。 -
1ブロック隣にはサピエンツァ宮。
とてもこの奥に教会があるとは思えない・・・
今回は”怒涛の散歩”なので、外観だけでスルーします。 -
16:38
さらに東へ少し行ったところにあるのはロトンダ広場とパンテオン。
パンテオンはもともと紀元前25年に建築されましたが、現存するのは紀元後128年に再建されたもの。
完全な形のローマ建築として、また世界最大の石造建築として、とても貴重なものだそう。
パンテオン
見学自由 -
中に入ったところ。
かなりきれい! -
一段目
右:「受胎告知」
二段目
左:ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の墓。先ほど真っ白な記念堂を見ましたね。彼のお墓がここにあるんです。
右:「母子像」
三段目
入口正面の祭壇。18世紀初頭のもので、中央にはサン・ルカとよばれる17世紀の絵が飾られています。 -
左上:ラファエロの墓がありました!
こんなところにあったんですね。
右上:イタリア第2代国王ウンベルト1世の墓。
そうこうしていたら何か歌声が!?
とってもきれいな声なのでなんだろうと思ったら、お、お、おじさんたち!?
すっごくよく響いて本当に美しい歌声でした。
大満足で外に出たところには芸術家教会の碑文がありました。 -
17:02
続いてはサンティニャツィオ教会。
17世紀に建造されたイエズス会創始者のイグナティウスに捧げられたもので、日本語でいうと聖イグナチオ・ロヨラ教会。
クロアチア・ドゥブロヴニクの聖イグナチオ教会のモデルになった教会です。
ここで訪問していました→ https://4travel.jp/travelogue/11182434
確かに見た目がそっくりです。
ドゥブロヴニクの方には左右に三角形の装飾がありますがこっちにはない、というのが大きな違いでしょうか。
サンティニャツィオ教会
見学自由 -
思ったより大きくて、重厚だけど明るい感じ。
いかにもバロック式の見た目です。 -
クーポラ裏は黒いのかー
ってよく見たらこれ絵!?
なんと資金不足でクーポラは建設できず
だまし絵の専門家に描いてもらったものだそうです。 -
上の写真はちょうどいい角度から撮影したものなのですが、真下からみるとこのようになっています。絵だというのがわかりますね。
礼拝に来た人がみてちょうどいい角度で描かれているのでしょう。 -
この天井のフレスコ画もだまし絵。
ここは普通の天井で、窓も奥行きもありません。
完成度高いですね。 -
主祭壇はだまし絵ではなくさすがに本物。
-
左右の祭壇は同じような見た目。
どちらも彫刻が細かくて目を見張ります。 -
17:28
サンティニャツィオと瓜二つの見た目ですが、こちらはジェズ教会。
これもイエズス会の教会です。
ジェズ教会をもとに世界各地のイエズス会の教会が建てられたそうなので、サンティニャツィオもこれを模したわけですね。どうりで似ているわけです。
ジェズ教会
見学自由 -
中はサンティニャツィオとは異なり、暗いこともあってより荘厳な感じ!
-
身廊の天井は「キリストの御名の勝利」というジョヴァンニ・バッティスタ・ガウッリ(バチッチャ)の作品。
枠からはみ出してるとか斬新! -
少し進むとクーポラの下にきます。
この天井画もきれい。
これもバチッチャの作品です。 -
主祭壇。
正面にイエズス会の紋章がみえます。 -
左側にあるのは聖イグナチウスの礼拝堂。
イエズス会総本山だけあって創始者のお墓がありました。 -
そしてこの教会で日本人にとっておそらく一番の見所はこちら。
フランシスコ・ザビエルの礼拝堂です。
宣教師として来日したザビエルです。
なんとザビエルの右腕が聖遺物として祀られていました。
残りの右腕はマカオ、耳・毛はリスボン、歯はポルト、骨の一部は東京、その他遺骸はインドのゴアにあるようです。 -
"怒涛の散歩"続けましょう。
ムラッテ通りに差し掛かるとスプレーアーティストたちが! -
スプレーアート!
初めて生で見ました。これはなかなかすごい!?
思った以上にスプレーのシンナー臭があたりに立ち込めますw -
17:54
通りをまっすぐ進むとすぐに有名な観光スポットが登場!
すごい人!
ローマへの再訪を願って後ろ向きにコインを投げてみたり記念撮影したりとみなさん大忙し。
最近修復が終わったばかりでとてもきれいになりました。
トレヴィの泉
見学自由 -
後ろの建物はポーリ宮。
トレヴィの泉の面だけ彫刻で飾られて豪華なのですが、側面は見た目普通です。
中央はネプチューンの像。左右は女神像。
手前にはヒッポカムポス(半馬半魚)が二頭いますね。 -
18:13
歩いて15分弱。
だんだん暗くなってきたので巻いていかないと!
本気で"怒涛"モードです。
スペイン広場にあるスペイン階段。
ここもあまりにも有名で説明不要ですね。
スペイン階段
散策自由 -
階段前にはベルニーニによる「船の噴水」があります。
-
スペイン階段から真正面に見えるのはコンドッティ通り。
ローマ一の高級ブティック通りだそうで、さしずめ東京でいう銀座や表参道のような場所。 -
そのままどんどん北西方向へバブイーノ通りを進みます。
通りにあった変なオブジェ。 -
18:31
ちょっと暗くなってきてしまったのですが、なんとかポポロ広場に到着。
スペイン階段からは歩いて10分程度です。
ポポロ広場
散策自由 -
オベリスクのたもとには4つのライオン像と噴水がありました。
しかしこのポポロ広場、夜はちょっと危ないかもしれません。
話しかけてくる人や陰からこちらに歩いてくる(と思われる)人などいて、少なくともあまりいい雰囲気ではありません。 -
広場を見下ろす高台には展望台があります。
見づらいのですが、上の方に暗く人影が写っているところです。
あそこが"怒涛の散歩"の目的地。
この日の観光の〆はここにします。 -
しかし展望台への道はやばいくらい暗い・・・
ポポロ広場脇の階段(写真)を上り、道路沿いに少し歩いて、さらに特に目印のないところから階段を上ると→ -
展望台のテラスに到着。
ピンチョの丘といいます。
ピンチョの丘
散策自由 -
ポポロ広場がまさに一望できます。
-
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂もかなりよく見えます。
-
ちなみに左方向(南西方向)は真っ暗w
この展望台は夜はポポロ広場とサン・ピエトロを見るだけと思った方がいいかも。 -
またまたポポロ広場に下りてきました。
メトロのフラミニオ駅の方に向かうと立派な門があります。
これはフラミニオ門、現在はポポロ門とよばれ、北からローマに来た人が通過する関所のような場所。
ここで入域審査やら税やらを払い、ローマに入っていったそうです。
この写真はローマ内部から見た門。
ポポロ門(フラミニオ門)
見学自由 -
ローマの外部から見た門はこちら。
この立派な門がローマを訪ねてきた人を迎え入れていたわけですね。
私も東京から中国、イラン、トルコなどを通過してようやくローマにたどり着きましたが、ちょっと古代ローマを訪れた人の気持ちがわかるような気がしました。
★☆★ローマ泊★☆★ -
103日目(2017/3/4)
14:14
この日は午前中はヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂へ行っていました。
旅行記はスピンオフしました↓
https://4travel.jp/travelogue/11234529
バスに乗ってガリバルディ橋まで来ました。
対岸に見えるところは実は中州で、ティベリーナ島。
現在は16世紀から建つ病院があります。
なんか雨が降ってきちゃいました。。
バス
14:04 P.za Pia→14:12 P.za G Belli
ローマパス利用 -
ベッリ広場から小路に入ります。
いかにもローマの下町っぽい雰囲気。
小路歩きにはぴったりの場所です。 -
14:26
そしてトラステヴェレにはおいしいレストランがあると聞いたので
ランチしちゃいましょう。 -
まずはブルスケッタを注文。
パンは外がカリカリで香ばしく、中はトマトとオリーブオイルでしっとり。
ハーブがよいアクセントになっています。 -
パスタはアマトリチャーナ。
イタリアでは毎食違ったパスタソースを頼んでいますが、今回はローマ近郊のアマトリーチェにちなんで注文してみました。
当然のように硬さはちょうどよい。
トマトソースは普通っぽい感じですがチーズのコクがありおいしいー!
ごちそうさまでした。
昼食@アイ・スパゲッターリ
ブルスケッタ EUR 2.50
アマトリチャーナ EUR 9.50
マンダリン4個 EUR 3.50
紅茶・水
総額 EUR 23.87 -
15:46
腹ごしらえが済んだところでトラステヴェレ地区の散策。
広場に面した教会に行ってみます。
ローマで最初に建てられたとされる聖母を祀る教会なんだとか。
外観はフレスコ画などがあるらしいのですが修復中でよくわからず。
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
見学自由 -
内部にもフレスコ画がたくさん!
入ってすぐこんなに目につくのはなかなかないですね。
柱はカラカラ浴場から持ってきたものだそうです。 -
天井は幾何学模様で装飾されており、中央の絵はドメニキーノによる「聖母被昇天」です。
-
主祭壇の背後の12世紀のモザイク。
中央のキリストの上には祝福する「神の手」が描かれており、マリアとキリストが並んで椅子に腰かけています。
あまり見ない構図ですね。
下の羊は12頭いるのですが、12使徒を表しているそうです。 -
さらにその下には13から14世紀の画家ピエトロ・カヴァリーニによる「マリアの生涯からの情景」が描かれています。
全6場面あり、そのうち写真では「東方三博士の礼拝」が右上に見えています。
他に、聖母の誕生、受胎告知、キリストの誕生、神殿奉納、永眠が描かれていました。 -
主祭壇の一画に「FONS OLEI」と書かれています。
紀元前のある日、突然油のような液体が1日中噴出したという伝説を物語るもの。
これがメシアの兆しだとしてこの教会が建てられたというエピソードがあるのですが、W〇kipedia先生によると後付けの話みたいです。 -
17:54
ローマ観光は時間的にこれでおしまい!
再びのイタロでミラノに向かいます。
トラム8番
ベッリ広場→ヴェネツィア広場
ローマパス利用
バス
ヴェネツィア広場→テルミニ駅
ローマパス利用
列車(イタロ)
18:10 ローマ・テルミニ駅→21:21 ミラノ・チェントラーレ駅
Smart EUR 78.90 -
途中、ローマの別の駅と、ミラノの駅以外はノンストップ!
19:38ごろフィレンツェのカンポ・ディ・マルテを通過していました。
フィレンツェを過ぎるとトンネルが続くのですが正直夜なので結局真っ暗で何が何やら状態。
時速250kmくらいで飛ばしてるみたいです。
写真は300kmって出てますね。ボローニャを過ぎたあたりでした。 -
12分遅れてミラノ中央駅に到着。
しかし電光掲示板は「On Time」w
まあイタリアなら12分の遅れくらい気にしませんよね。
ミラノに着いたところで旅行記を〆ます。
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104日目 イタリア ミラノ
http://4travel.jp/travelogue/11234530
へ続く→→→
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