2017/02/26 - 2017/02/27
1160位(同エリア4052件中)
worldhusiastさん
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<行った所>
ヴァポレットで運河観光、サン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿、溜息の橋、サン・マルコ寺院(パラ・ドーロ、ガッレリア)、鐘楼、時計塔、アカデミア美術館、SMデッラ・サルーテ教会、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会、SMグロリオーサ・デイ・フラーリ教会、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ、サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
★
東京から、飛行機を使わず陸路・海路で、
ユーラシア大陸を横断する旅行です。
一連の旅行97日目にしてようやくイタリアに入国!
最初の目的地は水の都ヴェネツィアです。
ヴェネツィアに来たら、
サン・マルコ広場とその周辺の見どころと
アカデミア美術館に行って、運河めぐり!
これだけなら1日半あれば十分すぎです。
展望台などで運河を上から見るのもきれい。
水の都だし、海産物を使ったパスタも食べたいところ。
やってみたいことは尽きませんねw
96日目 スロベニア リュブリャナ
http://4travel.jp/travelogue/11182444
の続きです。
-----------------------------97日目(2017/2/26)---
リュブリャナから続き
↓バス
11:27 ベネチア メストレ駅前
11:46 ベネチア・メストレ駅
↓鉄道
11:56 ベネチア・サンタ・ルチア駅
12:02 ホテルチェックイン
12:40 Ferrovia
↓ヴァポレット
13:09 Giardinetti
13:45-15:10 ドゥカーレ宮殿
15:17 溜息の橋
15:40-16:40 サン・マルコ寺院(パラ・ドーロ、ガッレリア)
16:40-17:25 鐘楼
17:42 Giardinetti
↓ヴァポレット
18:03 リアルト
18:05 リアルト橋
18:14 夕食@リアルト橋近くのまずいレストラン
19:01 リアルト
↓ヴァポレット
19:11 Ferrovia ≪ベネチア泊≫
-----------------------------98日目(2017/2/27)---
8:16 Ferrovia
↓ヴァポレット
8:44 アカデミア
8:45-10:05 アカデミア美術館
10:09 アカデミア橋
10:16-10:34 サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
10:38 Salute
↓ヴァポレット
10:45 Giardinetti
11:00-11:58 時計塔ツアー
12:09 昼食@トラットリア・アッラ・リヴェッタ
13:25 S.Zaccaria
↓ヴァポレット
13:28 S.Giorgio
13:28-13:52 サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
14:05 S. Giorgio
↓ヴァポレット
14:11 S.Zaccaria
14:30 Giardinetti
↓ヴァポレット
14:43 S.Toma
14:46-15:09 サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
15:17-15:45 スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ
16:21-16:35 サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
17:00 カ・ドーロ
↓ヴァポレット
17:13 Ferrovia
18:37 ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅
↓鉄道
フィレンツェへ続く
<写真はサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会から見たジューデッカ島>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
97日目(2017/2/26)
11:29
スロベニアの首都リュブリャナから
バスでベネチア・メストレ駅前へ到着。
ここからベネチア本島へはバスか列車。
今回は鉄道をチョイス。 -
イタリアの列車に乗るのは一連の旅行初ということで
買い方をご紹介。
といっても、本当に簡単です。
こちらの自販機が駅構内やホームなどあちこちにあるので
一番空いていて怪しそうでない場所にある機械を選びます。
言語を英語に切り替えて、目的地を選び、
好きな列車を選ぶだけ。
支払いはクレジットカードか現金が使えます。
訪問時はVisa, Master, AMEXが使用可でした。
一番大事なのは、画面にも出てきますが、
操作中・行列中ともにスリに注意すること。
なので混雑している機械は避けるのがオススメなのです。 -
レッジョナーレ、
レッジョナーレ・ヴェローチェ、
ローマのレオナルド・エクスプレス(空港急行)など
切符に乗車日時の記載がないものは
この機械で打刻(ヴァリデート)する必要があります。
切符を差し込めば、ビビビっと音がして
日時が切符に記載されます。
一瞬なのですが、これが改札の代わりなので
忘れないように注意です。 -
11:43
列車がやって来ました。
しかし、とんでもない混雑!
朝の埼京線以上!?w
本当に本気でスリに注意です。
列車
11:46 ベネチア・メストレ駅
→11:56 ベネチア・サンタルチア駅
EUR 1.25 -
11:59
とんでもない混雑の中、ベネチア本島にある
サンタルチア駅に到着。
車窓はリベルタ橋を渡っている間海が見えるのですが
そんなもの楽しんでる余裕なかったですw -
今回の宿泊先は利便性を考えて
サンタ・ルチア駅近くのホテルに。
詳細はクチコミで↓
http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-12601541.html
Hotel Abbazia
Standard double room single use
1泊 \13,359(日本で決済)
市税 EUR 3.50(現地決済) -
ではベネチアの観光に出かけましょう!
まずはヴァポレット(Water bus)という船で
中心地サン・マルコ広場へ向かいます。
ヴァポレットは意外に高く、
1回なんと7.50ユーロもします。
1日券20ユーロ、2日券30ユーロ、3日券40ユーロあたりがお得。
(24時間券、36時間券という時間制チケットはなくなりました)
行程を組むときに、どのへんに泊まるかや、
何日で本島を周るかを考えておいた方がよいです。
3日あって中日に郊外へ、とかは効率が悪いですよね。
今回は2日券を購入。
実質1日半なので36時間券があればよかったのですが、
仕方ありません。
4回乗れば元が取れるので、たくさん乗ることにしよーっと。
ヴァポレット2日券
EUR 30 -
2日券でも乗るときには毎回改札にある小さな機械にタッチします。
SuicaなどICカードと同じような感じ。
ヴァポレット乗り場はこのように概ね水上にあります。
揺れるので、乗る前から船に乗っているような気分。 -
やってきました!ヴァポレット。
これまた人がいっぱいで、乗るのも大変。
ヴァポレット
12:40 Ferrovia→13:09 Giardinetti
2日券利用 -
ベネチアの運河の見所を順にご紹介。
まず見えてくるのはスカルツィ橋。
※写真は陸地から撮ったものです -
12:45
しばらくして見えてくるのが
ベッローニ・バッタジア宮。
運河沿いにはこのようなかつてのお金持ちの家が
いくつか残っています。
家の門らしきものが運河に向いていて
当時船がメインの交通手段だったことがわかりますね。 -
次に見えてくるのはカ・ペーザロ。
見た感じバロック様式ですが、
正確にはヴェネツィアン・バロックというそうです。 -
さらに進むと魚市場が見えてきます。
-
続いて見えてくるのはドイツ商館。
歩き方によると、外壁がフレスコ画で飾られていたそうですが、
現在はきれいな外観。 -
そのすぐ先に見えるのが有名なリアルト橋。
すごい人! -
反対側から。
-
リアルト橋近くからの眺め。
パンフレットなどでよく見る光景ですね。 -
リアルトをでてすぐ進行左に見えるのは
グリマーニ宮。 -
そのほぼ対面にあるのはパパドーポリ宮。
-
今度は左。
コルネール・スピネッリ宮と
小ぶりな見所が続きます。 -
やがて正面にカ・フォスカリが見えてきます。
ここで運河は写真左へ曲がります。 -
カ・レッツォーニコ。
現在はヴェネツィア博物館になっています。 -
その向かいにあるのはグラッシ宮。
こちらは現在、現代美術館だそうです。 -
だんだんアカデミア橋が見えてきました。
-
橋の袂にあるのは
アカデミア美術館。
次の日の朝に訪れるので一旦スルー。 -
アカデミア橋を越えてすぐ右にあるのはバルバロ宮。
-
すぐ右側にはPalazzo Da Mula Morosini。
壁画が印象的です。 -
すぐ隣にペギー・グッゲンハイム・コレクションがあります。
-
反対岸にはコルネール宮があります。
このあたりは右に左に見所が続きます。 -
今度は右側。
この工事中の建物はグリオ宮というのですが、
不幸な伝説のあるいわくつき物件なんだそう。。 -
やがてサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会が見えてきます。
-
13:07
フェローヴィアから約30分、
ようやくジャルディネッティが近づいてきました。 -
うへぇーーすごい人ごみ!!
ジャルディネッティからサン・マルコ広場はすぐなのですが、
全然進まない!w -
というのも、ちょうどカーニバルのシーズン。
仮面を被っている人はたくさんいたのですが、
コスプレしている人たちも。
日本ではハロウィンがコスプレ大会になってしまいましたが、
正直やるならカーニバルかなと思うんですよね。。 -
お店では仮面を売っているので、気軽にカーニバル気分を味わえます。
-
仮面のナンみたいなものも!w
-
人ごみを縫うように歩き
10分ほどでサン・マルコ広場に到着。
まずはドゥカーレ宮殿へ。
数年前の訪問時は修復中だったのですが
すっかりきれいになっていました。
ドゥカーレ宮殿
入場料 EUR 19 -
13:55
チケット売り場はやや行列していましたが
10分ちょっとで中に入れました。
ちなみにチケット売り場は建物南、運河沿いにあります。
入るとまずは中庭がお出迎え。 -
館内へはこの黄金階段というのを上っていきます。
-
見学できるのは3階と4階なのですが、
まずは4階へ。
黄金階段を抜けるとでてくるのが
4つの扉の間です。 -
宮殿内はたくさんの絵画が並んでいました。
1番上は、4つの扉の間にあった大きな壁画。
左はティツィアーノ「祈りを捧げるグリマーニ総督」、
右はアンドレア・ヴィチェンティーノ「アルヴィーゼ・モチェニーゴ1世総督に歓迎されるフランス王アンリ3世(Enrico III re di Francia arriva a Venezia accolto dal doge Alvise Mocenigo e dal patriarca)」。
2段目は謁見控えの間。ティントレットの絵画4作品が飾られています。
一番左がヴェロネーゼ「エウロペの掠奪」。
3段目は謁見の間。
左は部屋の一番奥にある、ヴェロネーゼ「レパントの海戦の勝利を感謝するセバスティアーノ・ヴェニエル総督(Ritratto votivo del doge Sebastiano Venier)」、
右はその間逆にある、ティントレット「サン・マルコ広場で聖マリアに仕えるアンドレア・グリッティ総督(Andrea Gritti, assistito da S. Marco, dinanzi a Maria e ai Ss. Bernardino, Luigi e Marina)」。
4段目は4回で一番大きな部屋「元老院の間」。
左は天井中央にあるティントレット「Venezia seduta tra gli dei riceve i doni del mare」
右は「ピエトロ・ランドとマルカントニオ・トレヴィザン両総督に崇拝される死せるキリスト(Il Cristo morto adorato dai dogi Pietro Lando e Marcantonio Trevisan)」
※日本語タイトルは正式な翻訳ではありません。 -
続いて十人委員会の間。
上段中央・右は天井にある絵。ちょっと見づらい。。
中央はゼロッティ「Venice Seated on the Globe and the Lion of St. Mark」、
右はヴェロネーゼ「Oriental old man and young woman」。
下段左は市民の当初を受け付けた「ライオンの口」、
中央は羅針盤の間側です。外の方が簡素な気が・・・
そのあと4階は武器の間に続きます。 -
続いて検閲官の階段を下って3階へ。
大評議の間への通路(上段)にでます。
通路沿いに部屋が3つに並んでいるのですが
そのうちの「軍隊の間」では壁画の下絵のようなものが。
まるで千仏洞のような感じw
中央と下段は大評論の間。大きいー!
中央右はティントレット「天国」。
下段左はヴェロネーゼ「ヴェネツィアの勝利」。
下段右は中央左の背中側。
ぎっちり絵で囲まれている部屋でした。 -
さらに奥には投票の間。
上段右はパルマ・イル・ジョーヴァネ「最後の審判」
2段目左はアンドレア・ヴィチェンティーノ「レパントの海戦」
2段目右は同「コトルの風景(La conquista di Cattaro)」。
モンテネグロのコトルも行きましたね。
人が前面に出ている絵でコトルなのかよくわかりませんが。。
3段目。四十人の裁判官からなる法廷というそうですが、
このあたりから溜息の橋(左)が見えます。
右はなんだかよくわかりませんが、
イスラムでよく見た命の木に似ていますね。
4段目は、溜息の橋内部。
橋から運河も見えるのですが、このチラ見え具合。
宮殿の法廷で有罪とされた人がここを通って
牢獄へ行ったんだそうですが、
外が微妙に見えるあたり結構しんどい感じだったことでしょう。。 -
新牢獄の独房。
いくつかの独房が見学できます。 -
溜息の橋を外から見るとこちら。
ほとんど窓がない設計ですが、
なぜちょっと外を見られるようにしたんでしょうね。。 -
次はサン・マルコ寺院へ。
荷物チェックに10分ほど並んで入ることが出来ました。 -
ところがここは内部撮影禁止。
「昇天」ほか全部で3つのクーポラ(丸屋根)があり、
全体が金色に輝いて見える内部は大変華やか。
内部奥では別料金のパラ・ドーロという宝物が見学できます。
金色のパネルとたくさんの宝石で飾られた祭壇画で、
照明に照らされてキラキラ輝いて本当に素晴らしい!
2ユーロというのはちょっと高いかもしれませんが
見応えがあるのでおすすめです。 -
外観にも注目。
一番高いところには聖マルコの像、
その下には翼のついた獅子像が飾られています。 -
フレスコ画がいくつかありました。
右下が13世紀のモザイク。
右上に4頭の馬車がいますが、
あそこは展望台になっています。 -
その4頭の馬のところに上がってきました。
-
ここからはサン・マルコ広場が一望できます。
-
広場では何かイベントがあるんですね。
しかし本当にすごい人! -
運河方向はサン・マルコ小広場というそうです。
運河の方に2つ柱が見えますが、
かつてこの間に絞首台があったそうです。
向かって左が翼のある獅子像、右は聖テオドロス像です。 -
テラスの右奥にはレオーニ小広場が見えます。
-
16:40
次はサン・マルコ寺院の前に建つ鐘楼に上ってみます。
入場は16:45までなのでギリギリですが
結局下りたときもチケットが買えていました。
鐘楼
EUR 8 -
ここはエレベーターで上がれるのがありがたい!
でも、これが一度に10人程度しか乗れないので
行列になっていたのでした。 -
展望台に到着。
ちゃんと鐘がついています。 -
北西方向。
左端に鉄道駅が一応見えています。
奥に見える陸地はイタリア本土。 -
西方向。
サン・マルコ広場がよく見えます。
夕日がきれい! -
南方向はサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。
翌日訪問します。 -
東方向。
結構ずーっと町が続いているんですね。
手前の大きな建物はドゥカーレ宮殿。 -
サン・マルコ寺院も上から見えちゃいます。
クーポラのある建物にファサードがついているのがよくわかりますね。 -
ガリレオと書いてある札がありました。
1609年にベネチア総督にガリレオ自作の望遠鏡の眺めを
実演したそうです。 -
この日はこれで観光はおしまい。
ホテルに戻りまーす。
★☆★ベネチア泊★☆★ -
98日目(2017/2/27)
8:44
おはようございます。
8:15ごろ、ヴァポレットでフェローヴィアから30分ほどで
アカデミアに到着。
船着場の目の前にアカデミア美術館があります。
まだこの時間はすいています。
アカデミア美術館
入場料 EUR 12
オーディオガイド EUR 6 -
館内の撮影はフラッシュなしでOKでした。
オーディオガイドは6ユーロでしたが
これは借りて正解だった!
ヘッドフォンマークのある展示で番号を押すと再生されます。 -
階段を上がって最初の部屋は
いかにもな中世の宗教画が並びます。
上はパオロ・ヴェネツィアーノのPolittico(14世紀)。
下はマエストロ・ディ・ツェネダの
天国における聖母の戴冠(15世紀)。
ドゥカーレ宮殿にあるティントレットの「天国」を参考に
描いたものなんだとか。
人がいっぱい描かれているのとか確かに似ているのかも。 -
上段左の二つは第2室の展示。
左はベッリーニ「玉座の聖母子と諸聖人、サン・ジョッベの祭壇画」。
聖ジョッベを称えているもの。
後の作品に大きな影響を与えたそうで、
この部屋には似たような構図の絵が並びます。
中央はカルパッチョ「キリストの奉献」。
これも影響を受けているように見えますね。
上段右は第4室。
ベッリーニ「Madonna col Bambino tra le sante Caterina e Maria Maddalena(聖カテリーナとマグダラのマリアに囲まれた聖母子)」。
下段も第4室。
左はジョルジョーネ「老婆」。
老婆の手元の紙には「時と共に」と書かれているそうです。
右はベッリーニ「ピエタ」です。
このピエタは背景にイタリア各地の景色が一同に描かれています。 -
第10室は大きな絵が並びます。
左上はヴェロネーゼ「レヴィ家の饗宴」。
壁一面!
ルカ伝に出てくるシーンですが、派手で異端な印象だそう。
右上はティントレット「聖マルコの奇跡の4連作」より
「聖マルコの遺骸を焼却から救う」。
嵐の中遺体を盗んでいる様子を描いたものです。
この4連作、わかりにくいことに6枚の絵で構成されているようです(!)
左下も同シリーズ「奴隷を救う聖マルコ」。
右下はティツィアーノ最後の作品「ピエタ」。 -
まだまだあります。
左上はヴェロネーゼ「聖カテリーナの結婚」。
残りはすべてティントレット。
右上「聖マルコの遺体の運搬」
左下「聖マルコの夢」
右下「聖母子」。
奇跡の4連作最後の一枚はミラノのブレラ美術(絵画)館にあります。
これはミラノ編でご紹介の予定。 -
第11室。
ボニファーショ・ディ・ピターティ
「裕福なエピュローネ」。
裕福な人々の隣にはライ病の物乞い。
家が燃えているのは贅沢の行き着く先を暗示しているそうです。
下はベルナルド・ストロッツィ「シモーネ家の饗宴」。 -
第23室はかつて教会だったそうで、かなり広い部屋ですが、
一つ一つの展示は普通の大きさです。
一段目左はジョルジョーネ「嵐」。
ジプシーの女が雷がなっているのに外で乳を飲ませています。
X線によって水浴びをする裸の女の絵が隠されていることが
わかったそうです。
右はベッリーニ「双樹の聖母」。
二段目左はマンテーニャ「聖ジョルジョ」。
聖ジョージのイタリア発音です。
背後の丘は龍を退治した場所。
右はフランチェスカ「聖ジローラモと信者」。
同じ大きさに描かれているのがポイントで、
この時代に聖人と信者が対等に扱われたことがわかります。
三段目左はコスメ・トゥーラ「十二宮の聖母」。
右は第24室。
ティツィアーノ「聖母の神殿奉献」。
下の方が扉で欠けている! -
第20室。ここは大きめの絵が並びます。
一段目左はカルパッチョ
「聖十字架遺物のリアルト橋の奇跡」
リアルト橋が木製可動式になっています。
右はジョヴァンニ・マンスエーティ
「ベンヴェヌード・ダ・サン・ポーロの娘の治癒に関する奇跡」
十字架を翳して起こった奇跡を描いたもの。
二段目左はベッリーニ
「サン・ロレンツォ橋から運河に落ちた聖遺物の奇跡」。
右もベッリーニ「ピエトロ・デ・ルドヴィーチの治癒の奇跡」。
蝋燭に触れただけで四日熱から回復したシーン。
三段目もベッリーニ「サン・マルコ広場の祝祭行列」。
広場は見た目が今と違いますが、改装前なんだそう。
時計塔はこの絵が描かれた年から建設されており、まだありません。
アカデミア美術館はこれでおわり。
見所満載過ぎ! -
続いてはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会へ。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
見学自由 -
教会内部。
クーポラの下はこうなっていたんですね。
祭壇は比較的小さめ。 -
博物館がありましたが、内部撮影は禁止。
小さな部屋、しかも工事中でなんかごちゃごちゃしてる・・・
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 聖具室
EUR 4 -
左はティントレット「カナの結婚」。
これはかなり大きい!けどこれが修復中。
右はティツィアーノ「聖マルコと諸聖人」。
部屋の奥の方にありました。
他にもいくつかティツィアーノの作品がありました。
これで4ユーロを高いと見るかどうか。 -
10:52
ヴァポレットでサン・マルコ広場へ。
11時から日本で予約していた時計塔ツアーのため
集合場所のコッレール博物館の受付に向かい、
受付に申し出て時間まで待ちます。
ガイドさんが来て、みんなで時計塔まで向かいます。
ガイドさんの英語は早めですが、簡単で聞き取りやすいです。
日本人というかアジア人は一人だけでした。 -
時計塔の入口。
ここから先は撮影可能ですが、
ネットへのアップロードは禁止。 -
最初は時計塔の歴史。
かつては人手で動かしていたため、
塔はリビング、キッチン、寝室の3階にわかれています。
ここが一番話が長かったです。
5分刻みで動く数字表記の時計の裏側が見えたり、
かつて時報で動いていた人形があったり。 -
土管のような階段から屋上に出られました。
サン・マルコ広場がよく見えます。 -
屋上に飾られていたオブジェ。
-
一段下にあるバルコニーからは
サン・マルコ寺院がよく見えます。 -
ツアーはちょうど1時間ほどで終了。
時計塔の裏側は節約のため飾りがないから後で見てねと
ガイドさんが途中で言っていたので確認すると
・・・ほんとだ、表面のような飾りは全くないんですね。 -
13:28
続いてはサン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ。
ヴァポレットでサン・ザッカリアからすぐ。
ただ、この路線はあまり本数が多くないみたい。
ここは一島ほぼ丸々
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会となっています。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
見学自由 -
中はなんだか整然としたイメージ。
-
ここの見どころは祭壇左右の絵。
どちらもティントレットの作品で、
祭壇に向かって左(写真上)が「マナの収拾」
右(写真下)が「最後の晩餐」。
最後の晩餐はミラノにあるダ・ヴィンチのが有名ですが
これは全然構図が違うんですね。 -
鐘楼に上ってみました。
ここは階段ではなくエレベーターがついてる!
超ありがたい。
鐘楼(サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会)
EUR 6 -
イチオシ
すごーい!いい眺め!!
ジューデッカ島を一望できます。 -
順繰りに見ていきましょう。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会がよく見えます。 -
サン・マルコ広場からアルセナーレとかの方向。
ヴェネツィア本島がずーっと見えます。 -
サン・マルコ広場付近をアップ。
意外と距離があるので、やや小さく見えますが、
ほぼ正面から一望できるのはもしかしたらここからだけ? -
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の南。
見えている範囲はほとんど教会の敷地です。
向こうには高級リゾートのあるリド島が見えています。
いつか行ってみたい! -
教会を出て、船着き場でヴァポレットを待ちます。
ここからだとサン・マルコ広場が同じ目線で見られます。
ヴァポレット
14:05 S. Giorgio→14:11 S.Zaccaria
14:30 Giardinetti→14:43 S.Toma -
14:46
ヴァポレットを乗り継いで45分。
サン・トーマ乗り場から歩いて数分で
こちらの教会へ到着。
外観は結構地味めですが・・・
サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
EUR 3 -
中は重厚な雰囲気。
-
しかもちょっとした美術館状態。
入ってすぐ右にあるのは
ティツィアーノへの記念碑。 -
中央に向かうと、聖歌隊席があります(写真上段)。
細かい装飾!
中段は祭壇。奥にはティツィアーノ「聖母被昇天」があります。
下段左:ドナテッロ「バティスタ」
下段右:ヴィヴァリーニ「聖母子像」 -
上段左:ベッリーニ「聖母と諸聖人」
上段右:Jacopo Palma il Giovane「アレクサンドリアの聖カテリーヌの墓」
中段左:ヴェネツィアーノ「聖母子像」
中段右:Pietro Negri「フランシスカン・ツリー」
これすごい!ちょっとホラーw
下段左:ティツィアーノ「ペーザロ家の祭壇画」
下段右:カノーヴァの学生による墓碑 大きすぎ!
なかなか見ごたえがありました。。 -
15:17
お次はすぐ裏手にある
スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコへ。
ここは内部撮影禁止。
ティントレットの大きな絵がたくさん!
入ってすぐいきなり大きな部屋。
「受胎告知」など大きな絵が並びます。
「エジプトの聖母」は木や川が描かれていて
あんまりエジプト感なかったなぁ。。
「幼児虐殺」はなかなか恐ろしい絵でした。
階段へいくと、ペスト患者と聖母の絵があったりします。
サン・ロッコはペスト患者の守護なのでした。
2階の大広間もかなり!装飾もきれいです。
ここにも「最後の晩餐」がありました。
遠くから見ている感じで、これまたオリジナルな構図です。
スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ
EUR 10 -
次の場所に行く途中見つけたスケート!
風光明媚な場所ではないけど、
ヴェネツィア本島でスケートしたら自慢になりそうw -
16:21
続いてはサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会。
ここはかなりわかりにくい。。
ここも内部撮影禁止でした。
内部は先ほどのS.M.グロリオーサ・デイ・フラーリ教会に似ています。
ただ、展示内容はここより先ほどの方がいいかな。
展示数も多いし、見ごたえがありました。
ここはやや印象薄かも。
サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
EUR 3.50 -
内部のステンドグラスはとてもきれいだったのですが
この絵葉書は暗すぎてよくわからない! -
ヴェネツィアの観光は時間的にこれでおしまい。
最後に食事関係をまとめてアップ。
まずはフリッテッレ!
仮面カーニバルの時期に出回るお菓子。
あちこちのお店で売り出されますが、
店によっていろんな形状があるみたい。
このお店は1個1ユーロと良心的な値段。
すごい勢いで売れていました。
クリーム入りのを注文したのですが
味も見た目もほとんどシュークリーム。 -
このお店は揚げパンみたい。
中にオレンジの皮、干しブドウが入っていました。
パンはもちもち。
結構軽めなのでぱくぱくいけちゃいそうで、ある意味危険w -
お菓子ついでにこちらも紹介。
ピラミデというそうです。
これはやや小さめ。
外側は板チョコで、中はココア風味のスポンジでした。
ややお酒っぽい風味があり、上品な甘さ。
これもおすすめかも。
ピラミデ@DAL MAS
EUR 1.30 -
ランチに立ち寄ったこのお店。
日本語メニューもあるし、日本人客が多くて、
どうかなーと思ったのですが→ -
カニ和えタリオリーニを注文したのですが
カニくささはなく、ほぐし身がソースによくからみます。
ただ、カニの身はかなり少ないかなぁ。
麺はほどよい硬さで、おいしかったです。
カニ和えタリオリーニ@トラットリア・アッラ・リヴェッタ
EUR 19 -
リアルト橋の袂にあるこのレストランは
まずかった!
イタリアでは目につくところにあるレストラン
はずれが多い印象ですね。
偉そうにイタリアについて話す日本人おじさんと
若い女子2人がいましたが、
こんな店で食事させられてかわいそうに。。
などと余計なことを思ってしまいました。 -
ヴェネツィアの旅程を終え、次はフィレンツェへ向かいます。
高速鉄道に乗ってしまえば2時間程度。
鉄道(トレニタリア)
18:37(時刻表は18:35)ベネチア サンタ・ルチア駅
→20:47(時刻表は20:30) フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
EUR 50 -
ちなみに車内のモニターでは
途中どの駅に止まるか、どのへんにいるか
一応わかるようになっています。 -
あっという間にフィレンツェについたみたい。
ここで旅行記を区切ります。
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99-101日目 イタリア フィレンツェ
http://4travel.jp/travelogue/11234526
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旅行記グループ ユーラシア大陸を陸路で横断(97-120日目 イタリア→ポルトガル)
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