2015/09/18 - 2015/09/22
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旅人のくまさんさん
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名古屋の繁華街、大須にある曹洞宗のお寺、『隣松山・陽秀院』の紹介です。『大須・秋葉殿』あるいは、『紙貼地蔵尊』などの呼び名もあります。赤門通本町の交差点横にある小さなお寺です。
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イチオシ
名古屋の繁華街の大須にある曹洞宗のお寺、『隣松山・陽秀院』の山門光景です。寛永年間(1624~1645年)の初年から現在地に存在したお寺のようです。開基は葉室嶺奕大和尚です。天保年間(1830~1844年)の頃から民間信仰の対象とされてきたとされます。ご本尊は、十一面観世音菩薩です。
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山門の右脇にあった石標のズームアップ光景です。『別堂本尊・紙貼地蔵霊場・隣松山陽秀院』の文字が刻まれていました。まだ新しい石標でした。
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同じく、山門脇の石標付近の光景です。赤錆だらけの街路灯には、『秋葉殿』、大須のお寺巡りの標識には、『陽秀院・紙貼地蔵』の表示がありました。右方向が大須赤門の名前の元になった大光院、左手方面に660メートル先の春日神社が記されていました。
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『大須秋葉殿』の文字が刻まれた古い石碑の光景です。ネット情報には、『寛永初年、大光院開山の時に清洲から移築された』と紹介される文もありました。『清州越し』に関連したお寺の一つかも知れません。
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右から読んで、『隣松山』の文字が記された扁額の光景です。落款がありましたが、三文字目の『子』以外は読み解けませんでした。
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イチオシ
円筒形の提灯には、『紙貼地蔵尊』の文字がありました。その真っ白な地蔵尊が右下に見えています。『紙』で共通項があるのでしょうか、千羽鶴もたくさん吊り下げられていました。
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重ね着をした小さな地蔵尊の光景です。その背後に二つの石碑がありました。左の石碑には、『四代目小柳事・阿武松緑之助』の文字がありました。『阿武松緑之助(介)』には、江戸時代の6代目の横綱にその名があります。右側の石碑の題字には、『加藤元(之)秀』の名前がありました。
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『四代目小柳事・阿武松緑之助碑』の文字が刻まれた石碑のズームアップ光景です。阿武松緑之助(おうのまつ・みどりのすけ:1791年~1852年)』は、能登国鳳至郡七海村(現・石川県鳳珠郡能登町)出身の大相撲力士で、第6代横綱です。『柳』の文字は、異字体のようでした。『小柳』とは、阿武松が『阿武松』を名乗る前の四股名でした。
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上部の題字は、『加藤元秀府君之碑』らしい文字でした。碑文の冒頭には『加藤秀之進』から、『加藤元秀』に名を改めたことが記されていました。『加藤元秀(1822~1873年)』は、幕末から明治時代にかけての医者です。維新の際には尊攘派を支援した人です。慶応4年(1868年)名古屋藩医となりました。この碑の題字は、明治13年(1880)に勝海舟(1823~1899年)が揮毫したようです。
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五体並んだ地蔵尊の光景です。右後ろの観音様らしいぞを加えれば六地蔵です。同じ菩薩様ですから、融通が利きそうです。水盤の右横には、鉄製の鋳造と思われる仏頭が置かれていました。
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六地蔵に参加して戴いた観音菩薩らしい像のズームアップ光景です。女性に例えれば美人、男性に例えれば美男のお顔でした。
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第二次大戦の戦火を潜り抜けたのは山門だけでなく、『千体地蔵』が祀られているこのお堂も同じようでした。ネット情報には、『千射地蔵』と記したものが散見されましたが、『体』の旧字体の『躰』が正しいようです。
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ピンクの花を咲かせた、『サルスベリ(百日紅)』のズームアップ光景です。ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木です。
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光の反射で読み難くなってしまった、昭和50年(1975年)3月の日付があった『紙貼地蔵尊』の説明文です。約300年前の天保年間(1830~1844年)の頃から続いている民間信仰とされます。
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こちらの、昭和51年(1976年)10月の日付があった説明文には、『千躰地蔵尊』の題字がありました。地蔵尊の御利益と、新たに、佐渡と美濃の国の地蔵尊が祀られたことが紹介されていました。
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何段にも仕切られたガラス戸棚に並べられた、小さなお地蔵様の光景です。千体地蔵尊の一部のようでした。それぞれに願い事をした人の名前が記してありました。
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内側から眺めた、『隣松山・陽秀院』の山門光景です。第二次大戦時の名古屋空襲の戦火を免れた門は、高麗門の様式のようでした。
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『紙貼地蔵尊』が祀られている、小さな社の光景です。山門を潜って直ぐ左手にあります。遠くから眺めると、まるで白い石膏像のようです。体の悪い所と同じ所に、白い紙を水をかけて貼付けるとご利益があるとされます。
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『紙貼地蔵』の近くに飾ってあった、夥しい千羽鶴のズームアップ光景です。古い千羽鶴を取り外さなければ、これ以上に飾る場所はないようです。
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太平洋戦争の戦火を免れた山門に懸かった、『曹洞宗・陽秀院』の表札の光景です。『尾張名所図会』の前編1巻に記された『大光寺』の項では、塔頭として『陽秀院』が記されていました。『大光寺』は、庫裏などの廻廊に囲まれた広い境内を擁し、その中央の本堂の背後には、書院や方丈などの建物も描かれていました。
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山門に吊り下げてあった『大須秋葉殿』の提灯の紹介で、『隣松山・陽秀院』の紹介はおしまいです。『秋葉殿』の謂れが分かりませんでしたが、火防の神様の『秋葉山』との関係あたりでしょうか。因みに、東京の電気街で有名な『秋葉原』は、明治天皇の勅命で明治3年(1870年)10月に江戸城内の紅葉山から鎮火三神を勧請して創建した『鎮火社』の火防の神・秋葉大権現が、地名の起源とされるようです。
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