2015/09/12 - 2015/09/12
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旅人のくまさんさん
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川原神社の建立は定かではないですが、延喜式に初めてその名が出ています。日の神、土の神(埴山姫神)と水の神(罔象女神)を祀っています。
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末社が四つ纏まった区域の光景です。石段の右横の石碑に『猿田彦社』、左側には『秋葉社』、『山ノ神』と『若宮社』の名前が記されていました。現在の十社の末社が祀られています。『山ノ神』は『山神社』のようです。
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ブロンズ製の神馬(しんめ/じんめ)の光景です。左足を上げたお決まりのポーズです。平安時代中期に編纂された延喜式3巻26条には、雨を願うときには黒毛の馬を、晴れを願うときには白毛馬をそれぞれ献納するという記述があるようです。
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神馬のズームアップ光景です。かつて、武士は戦さでの勝利を祈願するために神馬を奉納したとされます。小規模な神社ではその世話などが重荷となること、また高価であり献納する側にとっても大きな負担となることから、絵馬などに置き換わっていきました。
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神馬とその周りの光景です。楠の大木が周りにありました。川原神社境内には、多数の楠とタブノキの名古屋市保存樹があります。
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こちらもクスノキ(楠)の大木です。それぞれに、名古屋市保存樹の番号が伏されていました。因みに平成24年(2012年)に名古屋市で纏められた資料では、保存樹の総数は867本、その内の355本をクスノキが占めていました。
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建物の名称をネット検索などで調べてみましたが、まだ分かりません。小規模な神楽殿のような造りに見えます。
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『正一位・川名稲荷社』の扁額が懸った赤い鳥居です。赤い鳥居が沢山並んでいれば、条件反射的に稲荷神社を連想するほど、一般化しています。『千本鳥居』とも呼ばれます。
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赤い鳥居の列は、レダリにまがって続いていました。鳥居の語源説は、神に供える鶏の止まり木の意とかいろいろありますが、『通る』の意味がその語感にあり、一種の門とされます。京都の伏見稲荷大社の鳥居の数は3万本を超え、まだ増え続けているようです。
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赤い鳥居の列を潜り、その先の社殿を過ぎた先に川名稲荷社が見えました。
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川名稲荷社の拝殿と、その脇に置かれた一対の狐の像の光景です。『稲荷』とは、本来五穀を司る神である、『倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)』を指します。
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川名稲荷社の拝殿の右側に置かれた狐さんの像です。お稲荷さんのお使いが狐さんということになるようです。『宝珠』と呼ばれる玉を咥えています。
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拝殿の左側に置かれた狐さんの像です。何となく、女狐の様に見えます。巻物を加えていますが、元々は鍵だったものが、取手の部分が残ったとする説が有力なようです。『宝珠』の霊力を引き出す『鍵』である』などと言われ、原型である鍵を咥えた狐像も存在します。
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『由緒』と題された石碑の光景です。末社の川名稲荷社と川名龍神社本殿が老朽化し、氏子を始めとする寄付で建替えが完了したことへの感謝碑でした。昭和60年(1985年)の日付でした。
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正面から眺めた、白い鳥居の光景です。木造の鳥居が柵食に塗装されていました。川名稲荷社に隣接されていましたから、川名龍神社のようです。
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白い鳥居がある左が川名龍神社、赤い幟がある右が川名稲荷社の光景です。どちらも境内にある末社です。
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目一杯に絵馬が懸けられた屋根付似の架台の光景です。家内安全、厄除、良縁、学業成就、病気平癒など、願い事は様々なようです。
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古い札を納めてあった一角の光景です。『古札納所』の名札がありました。
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一回りして、もう一度目にした、『正一位・川名稲荷社』の扁額が懸った赤い鳥居の光景です。石碑にも『川名稲荷社』の文字がありました。
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本殿に向かって右側の狛犬像です。左足の下に玉を持った雄獅子の方です。自分なりの勝手な解釈ですが、なぜ右足ではなく左足かは、像が右側に置かれるための造形上の理由のように思えます。像が横向きではなく、正面向きでしたら、事情は変わっていたかもしれません。
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本殿に向かって左側の狛犬像です。右足の下に小獅子がいる雄獅子の方です。左右の像で足を入れ替えた理由は、万が一、正面向きに置かれた場合でも、作り直す必要はなく、像のバランスが保たれるとも考えられます。
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社務所の光景です。戦後復興された本殿、社務所、社守宅は平成4年(1992年)に焼失し、その後再建された建物です。
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左斜め前から眺めえた本殿の光景です。川原神社の公式HPから紹介する、江戸時代の出来事です。慶長6年(1601年)に松平忠吉(徳川家康の四男)が、神領二十石を寄進され、寛文4年(1664年)には、藩主徳川光友は灌漑用水『猫ヶ洞』完工に当たって、川原神社神池へ溝渠を通じ初穗水を流し、豊作を祈願したとの記録の紹介がありました。
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正面から眺めた本殿の拝殿光景です。平成4年(1992年)の焼失の後、平成10年(1998年)6月に再建された建物です。
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川原神社の境内光景です。周りには鬱蒼とした鎮守の杜の古木が立ち並んでいました。創建年は不詳ですが、平安時代、醍醐天皇の延長5年(927年)撰上の『延喜式神名帳』に記載され多式内社ですから、今から約千百有余年前には創建されていた神社です。
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拝殿の近くから振り返って眺めた、境内の南側の光景です。郷社に列格したのは明治5年(1872年)5月、県社に列格したのが昭和14年(1939年)7月のことでした。
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拝殿の屋根のズームアップ光景です。祭神は日神(ひのかみ)、埴山姫神(はにやまひめのかみ)と罔象女神(みつはのめのかみ)です。日(天)、土(地)、水を祀る 典型的な国津神(くにつかみ)系の神社です。日本神話の大国主など、天孫降臨以前からこの国土を治めていたとされる土着の神です。天照大神などがいる高天原の神は、天津神(あまつかみ)と呼ばれます。
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同じ場所から眺めた、拝殿の中央付近の建物光景です。拝殿の裏側にも鎮守の杜の光景がありました。
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拝殿の屋根のズームアップ光景です。祭神は日神(ひのかみ)、埴山姫神(はにやまひめのかみ)と罔象女神(みつはのめのかみ)です。日(天)、土(地)、水を祀る 典型的な国つ神系の神社です。
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左斜め前から眺めた拝殿の光景です。先にお賽銭を上げてからの撮影です。
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正面から眺めた、拝殿の光景です。拝殿の天井には、狩野派の絵師であり、総代を努めた笙弘(しょうこう)氏が、2年2ヶ月かけて描き上げた220枚の絵が飾られています。
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