2015/09/12 - 2015/09/12
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織田信長所縁の瑞雲山・政秀寺の紹介の締め括りです。小さい頃からの信長の守り役だった平手政秀に因む名前のお寺です。
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西側から眺めた、政秀寺の本堂、大雄宝殿の建物光景です。政秀寺の公式HPからの引用です。『天文22年(1553年)、織田信長が、自分の素行不良をなげいて諌死した平手政秀の菩堤を弔うため、小牧山の南、政秀の領地小木村に創建し、沢彦(たくげん)和尚を開山とした』と紹介されていました。
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同じく、西側から眺めた、政秀寺の大雄宝殿の建物の1階光景です。扉や窓は、すべて閉まっていました。
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大雄宝殿の建物側面光景です。禅宗のお寺らしい造りに見えた、窓の光景です。
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同じく、大雄宝殿の建物側面光景です。明かりとりの窓のようですが、内側の様子は見えませんでした。
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壁際に生えていたトクサ(木賊)です。ツクシの様な花が咲いていました。似ているのは、スギナもトクサ科の植物だからです。
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同じくトクサの光景です。トクサはハミガキクサ(歯磨草)の別名を持ちます。トクサの語源は、『砥石になる草』、『砥ぐ草』に由来します。
話は、平手政秀の自刃の話題に変わります。従来の説は、『信長公記』に記された、『信長公を守り立ててきた甲斐がないので、生きていても仕方がない』と言って腹を切ったとする部分です。この嘆きを『信長公への諫言』とする見方です。ところが、前後の文章の脈絡からは、別の見方ができます。従来からの説の一つ、信長と政秀の嫡男との馬を巡る仲違い説です。政秀は、家督を嫡男に譲っていたかもしれませんが、平手の総領の自分が自刃して事を丸く収めるか、それとも、主従関係を断つか、のいずれかの選択を自問自答していた可能性があります。 -
トクサの光景が続きます。堅くざらざらした茎を、木材、骨、爪などを磨くのに用いられてきました。表皮が固いのは、細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化するためとされます。
平手政秀の自刃の話題に戻ります。結果として、政秀の自刃で信長と平手家の問題は収まりました。信長が自刃を知って号泣したのは、離反してもおかしくなかった政秀が、最後まで自分を裏切らなかったことへの反省とみると納得がいきます。
政秀の自刃は、息子達には信長を信じてこれまでどおり仕えるよう死を以て諭し、信長には自分が自刃することで息子達を許して欲しいと頼んだと解釈するものです。 -
初めて写真に撮った、名前を知らない樹木の赤い花です。名前は、まだ調べが付きません。
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初めて写真に撮った、名前を知らない樹木の赤い花のズームアップ光景です。不思議な咲き方をしていました。
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咲き終わって実を付けたシラン(紫蘭)です。ラン科シラン属の宿根草です。
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同じく、咲き終わって実を付けたシラン(紫蘭)です。花期は4月から5月です。名前の通りの紫の花のほか、白色種もあります。
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離れた場所から眺めた時には、観音竹あたりかと思いましたが、別種の庭木でした。
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先ほどの丸く赤い花と同様、写真に撮ったのは初めての庭木です。名前はまだ分かりません。房状の黄色の花が咲いていました。
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庭の木々の間から眺めた大雄宝殿の光景です。大雄とは釈尊のことで、釈迦仏が本尊の金銅、本堂に呼び名として使われます。大雄殿の呼び方もあります。法話会や座禅会などが定期的に開かれているようです。
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五重塔のような造りの石塔の光景です。石塔の
原点は、インドのストゥーパにあるようです。釈迦の舎利を納めたとされ、層数は奇数です。 -
紐で結ばれた小石が置かれていましたが、呼び名や目的は分かりませんでした。禅問答のような光景でした。
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庭木としては、一番年代を経ているように見えたカエデ(楓)の古木の枝振りです。政秀寺の公式HPには紅葉した楓の写真がありました。
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本堂の大雄宝殿と、庫裏らしい建物の中間にあった、唐風の造りの玄関上部のズームアップ光景です。
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庫裏らしい建物の光景です。公式HPにも境内の平面図などはありませんでしたから、建物の正式名は分かりません。
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庫裏らしい建物の破風のズームアップ光景です。飾りなどは、銅板に覆われていました。
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小さな石灯篭や蹲が置かれていた塀際の光景です。蹲(つくばい)などは、実用としてではなく、飾りとして置かれているようでした。
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お寺には付き物の、ソテツ(蘇鉄)の光景です。庭木の手入れの良さが窺われました。
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同じく、蘇鉄を入れての庫裏らしい建物の南面の光景です。白壁に縦横に柱が見える造りは、武家社会に浸透した、禅宗のお寺に多いように見受けます。
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紹介が最後の方になってしまいましたが、名古屋市教育委員会名で立てられた『政秀寺』のタイトルがあった説明立看板です。この看板にも『織田信長が、自分の素行不良を嘆いて諌死した平手政秀の菩提を弔うため』の説明がされていました。研究が進めば、修正が必要な部分かも知れません。政秀、信長ともに生真面目な性格が共通していたようです。親子以上(42歳)に歳が離れていましたが、お互いが認め合っていた部分は強かったようです。政秀死後の信長の数々のエピソードにも、政秀を偲ぶ事柄が多く残されています。この政秀寺の建立もその一つです。
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庫裏らしい建物の正面にあった門近くから眺めた、政秀寺の建物と、境内の光景です。
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ここからは境内での見学を終えて、外からながめた光景です。『瑞雲山・政秀禅寺』の表札のアップ光景です。一般には、『政秀寺』の呼び名の方が多く使われているようです。臨済宗妙心寺派のお寺です。普段は閉まっているようですが、こちらが山門のようです。
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山門の脇の建物光景です。内側からも見学しましたが、格式の高さを思わせる造りの門でした。
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南側の塀の外から眺めた、庫裏らしい建物の破風光景です。平手政秀の墓は、かつて本寺にありましたが、現在は名古屋市東部の平和公園内の政秀寺墓地に移されています。第二次大戦後の土地区画整理の一環でした。
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少し離れた場所から撮影した、庫裏らしい建物の破風光景です。
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