2015秋、功徳院はじめ十六箇寺(8/16)：鈴木山・教順寺、ビルの一角のお寺、西六条藤紋

2015/09/18 - 2015/09/22

名古屋市東区の泉2丁目にある、浄土真宗本願寺派のお寺、『鈴木山・教順寺』の紹介です。ビル内にあったお寺でしたから、立ち入ることが出来ず、門の前からの外観だけの紹介です。

エリア 鶴舞・堀田(愛知)

『浄土真宗本願寺派・教順寺』の入口付近の光景です。場所を確認しただけの見学となってしまいました。

『浄土真宗本願寺派・教順寺』の表札の光景です。山号が記されていませんでしたが、ネット検索しても分かりませんでした。
(追記)2015年に個人作成された寺周りコースの案内に、次の記載がありました。『鈴木山と号し、天正10年(1582年)に現在の群馬県で創建され、その後、甲府、丹羽郡を経て寛永年間(1624～44)に現在地に移転しました。元禄11年(1698年)に藩主徳川綱誠が寺領を与えたとの記録が残っている』

入口門の上部にあった寺紋のズームアップ光景です。『下り藤紋』でした。西本願寺大谷家(お西さん)』で用いられるのは、一般に用いられる『下り藤紋』とは少し異なる、『西六条藤紋』と呼ばれる文様です。

少し離れた場所から撮影した、『浄土真宗本願寺派・教順寺』の建物光景です。表札などを確認しない限りは、一般住宅との見分けは付きませんでした。

ここからは、教順寺に近い場所での撮影です。鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていた、『ノウゼンカズラ(凌霄花)』です。 ノウゼンカズラ科のつる性落葉低木です。

昭和2年(1927年)2月に建てられた、石標の光景です。一度折れたものが、金属枠とバンドで補強してありました。左の面に、『時宗・稲荷大明神』の文字がありました。『時宗(じしゅう)』は、鎌倉時代(1192～1333年)末期に興った浄土教の一宗派です。稲荷大明神は、通常は神社、神仏混交の代表の様な石標でした。

入口に、神仏混交の代表の様な石標が建てられていたお宅の光景です。寺社だった時代が残されたような石灯篭などの光景がありました。