えっ、初！母娘で温泉旅 in 熱海★コスパ最優先VS親孝行〈大野屋ってこんなホテル♪〉

2016/12/10 - 2016/12/11

父が今年の4月に90歳で亡くなり、在るべき場所に銀行、郵便局の通帳やカードが一つも見つからない(何処と取引きしてたかも判らず)と言うアクシデントをどうにか片付け、妹は8月に子宮何とかの手術をして‥要はお疲れ様会的イベントをやろうって話が持ち上がりました、つか正確にはPHOが持ち出しました。
食事会じゃ変わり映えしないし、たまには(どころか、半世紀以上生きて来て人生初の)母娘3人だけで1泊旅行しようよって流れを無理やり(？)作り、当然ながら全てのお膳立てを引き受けました。
但し、母は肺が半分しか無くて息切れしやすく、足に痛みも有る為、気が向いた時にしか歩きません(家の中と最寄りのコンビニまでを除く)。
となると、観光目的の旅は最初から除外され、無難に温泉への慰労旅(誰が誰を慰労するの？)に選択の余地無く決定。しかも、行き先は上野駅前からの送迎バスバスが出ている宿の在る熱海となりました。
上野駅前からの送迎バスは他の温泉地へも走っていますが、妹は小山在住です。小山から上野へ出て来て、鬼怒川温泉へ向かうなんて馬鹿な事はしませんから、自然と行き先は絞られた訳です。
じゃあ、熱海のどの宿に泊まるの？
まあ、送迎バスは伊東園ホテルズのモノですから、それほど幾つも候補が有ったりはしませんが、そのグループのどれにしよう？
あちこちで色んな口コミを読み、建物が究極の昭和だとか、完全に団体向けのお仕着せの食事だとか、散々叩かれてて(どれも五十歩百歩で)滅入りかけましたが、此処はやはりローマ風呂の大野屋でしょう☆おもひでぽろぽろ世代ですから。
夕食は何度も立ち歩いて食料を確保しなければならないバイキングでは無く、和食膳プランを予約して、送迎バスも手配しました、確か9月の事です。

荷物を預けて遊んで来たんで、チェックインは4時過ぎになりました。
部屋で一息入れた後、早速家族風呂へ。
その後夕食、そして花のお風呂にも入ってみました。
お目当てのローマ風呂は午後10時まで男性専用で、PHOは朝5時を待って一番に(2分程早く開けてくださったので)入りましたε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ

1泊2食付き（和食膳プラン）11800円＋税にしては、なかなか良かったのではないかと思います

エリア 熱海(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日のお宿、熱海大野屋です。
写真が重複してますが、此処は大野屋についての旅行記ですので、再度載せました。

9時に上野駅前を出発した送迎バスで、途中2度の休憩を挟み、12時半に到着しています。
バスは予約制で往復2500円、平日はその半額です(限定期間中)。これは便利(PHOのウチから集合場所までタクシーに乗っても1000円以下で済みます。しかも、帰りは区バスめぐりんで1人100円でした)☆これが伊東園ホテルズを選択する事になった最大の理由です

しかし、外観の古さは否めず(^-^;メチャクチャ昭和感漂ってます。
想像以上のレトロ感(良く言えば)に妹はかなりの衝撃を受けてる様子でしたw

ちなみにホテル大野屋は1937年、瑞雲荘大野屋としてオープンしました。4本の自家源泉（毎分270リットル）を所有し、300名収容のローマ風呂などを備えています。建替前のローマ風呂は、アニメ映画『おもひでぽろぽろ』の舞台にもなりました。
2010年には、ゲーム『ラブプラス』とタイアップしたキャンペーンで話題を集めましたが、バブル景気以降の団体客の減少などにより資金繰りが悪化し、2010年11月19日に静岡地方裁判所沼津支部に民事再生法の適用を申請する事となりました。
現在はスタディー傘下で営業（伊東園ホテルズ）。
『ルパン三世]『犬神家の一族』などの作曲家の大野雄二の実家です

89歳の母と、PHOとは3つ違いの妹。
この3人での旅行は初めてです。
妹は旦那の会社の保養所へ、父母を連れて(妹一家と)何回か一泊旅行はしてますが、PHOが妹と旅行するのは、11年前に母の癌手術の前月に出かけた台北旅行以来です(これとて初の試み)。この時PHOは息子と、父母、妹一家と部屋が分かれていたので、同じ部屋で寝るのは、お互いの結婚前の一時期以来となります

お出迎えしてくれたもふもふのカピバラさん

浴衣はサイズ別に分かれていて、好きな柄を何枚でも選べます

本館のフロントから東館への途中に在るゲームコーナー。奥に無料カラオケルームも在りました

この家族風呂の前を通って東館エレベーターへ。
家族風呂は予約無しで好きな時に何度でも入れます

小鳥の湯

壁のタイルが小鳥柄

人魚の湯

壁のタイルが人魚柄

花火の湯

壁のタイルが花火柄

オレンジの湯

壁のタイルがオレンジ柄　

此処がちょっと広めに見えたので、部屋で一息ついた後、夕飯前に入ってみました。
せっかくなので背中流そうかと妹が母に尋ねたら、アッサリ断られてました。いつもKYな母です

あじさいの湯

壁のタイルがあじさい柄　

夢の湯

壁のタイルが夢柄、って言う？

そっかぁ、お湯の色が黒っぽく、床のタイルも黒ずんで見えたのは、そのせいなのね

やっとたどり着いた東館エレベーター、1基しか無いっ！

9階の廊下、リフォームされてて綺麗です。
東館各階の部屋数はそう多くないですね

部屋の入口。
出入りの際に母を手助けしてると砂利を蹴飛ばしてしまう事が何度か。

何より激しく笑ってしまったのは、妹がオートロックを知らなかった事(+_;)鍵を預けたら、いちいち外に出ると鍵閉めてるの。
旦那さんと、もしくは娘と旅行する時に自分で鍵を管理したり、戸締まりを確認したりする事が無かったからとは言うけれど、さすが母の娘だと実感★

奥にベッドが2台在る和洋室。実際は写真より広いです

ベッドはサイズが違います。手前は母(トイレに一番近い)、奥に妹が寝る事になりました

PHOはこっちの和室で寝ます。ところが、エアコンがこの和室に在った為‥

ベッドの在る部屋の足元から奥のドアの向こうが洗面所。左にトイレ、右に浴室

浴室。
この時は蛇口やシャワーの切り替えレバーが無い事に気付かず

洗面所から見たベッドルーム

選んだ浴衣。3人3様の好み(笑)は、どれが誰のでしょう？まぁ、サイズ的制約もちょっとは有りましたけど。

一番右の花柄は妹、真ん中の白地が母、左の縞がPHO。

余談ですが、呉服屋さんに父の着物を丸洗いに出した時、たまたま反物セールをやっていて、PHOにも勧められたのですが、女将さんがPHOを一目見て選び出した柄が、この浴衣みたいに太い縞柄でした。お客さんの個性や好みを一発で見抜く目に驚かされました

用意されてたお菓子。お茶は2種類有りました

部屋のベランダからの景色

デカい本館

えっ、丸見えなんだけど(゜o゜;
盗撮する気は全く有りませんが、他にも浴衣着崩して煙草吸ってるオヤジとか、体育座りしてスマホに夢中な女の子とか、かなり色んな光景が見えちゃいました

家族風呂に入って来たら日が落ちて、こんな感じ

殺風景な東館から本館宴会場への連絡通路

夕飯は宴会場末広にて。
バイキングの場合は高砂館のレストランなので、この本館を通り抜けて行かなければなりませんが、宴会場は本館内なので、少し歩く距離が短いです。逆じゃなくて良かった

今更ですが、コの字型に建つ大野屋。東館の3階が本館2階。日医大病院を思い出す★　

チェックインの時に、夕食を6時からか6時半からか選びます。PHOらは6時半にしてもらいました。
この広い会場に3組(PHOら以外は初老のカップル3組のグループと、学生らしい男子3人、女子1人のグループ)だけで静かな夕食でした。
アルコールはセルフで飲み放題です

右の鍋は海鮮うどんすき、左のご飯は松茸釜飯。これに天ぷらの盛り合わせと茶碗蒸し、味噌汁が加わりました

量の多さに圧倒されつつも、極めて食欲旺盛だった母☆

天ぷらは後から出て来たので、揚げ立て熱々かと思ったら、ツユは熱かったモノの、天ぷら自体は冷めてて残念★

釜飯お焦げ出来てて美味しかったけど、食べきれませんでした。
海鮮うどんすきは、海老の出汁が苦手なので美味しいと思えず

東館地下の花の湯。夜10時までは女性専用ですが、ヤケに暗い‥

花のお風呂ってどんなの想像しますか？
妹もPHOも湯船に生花もしくは花弁が浮かんでると思ってました

タイルが花柄(*_*;
そっか、家族風呂の名付け方で理解するべきだったよね

部屋数からすると圧倒的に狭いです、特に洗い場が。
お湯は家族風呂よりかなりぬるめでしたね

入れ替え時刻30分前を切ると、清掃係がお邪魔させていただく事になりますとの注意書き。
学生らしき女の子4人が出て来る気配が無いので、声かけたらメチャ焦って、後からお礼言われました。
その後に撮影

本館玄関

本館ロビー

左寄りの奥、ひときわ明るいところがローマ風呂入口。
此処は高砂館ですが、本館とロビーは繋がってます

高砂館エレベーターは2基。階数は東館の半分以下なのに‥　

高砂館ロビー

吹き抜けって格好良いよね☆
それでも外観は古いまま

午後10時から12時まで、午前5時から11時まで、ローマ風呂は女性専用になります

入口、場所確認と下見に来ました

もうローマ？
此処から先は撮影禁止です

テレビで何度か見てる、おもひでぽろぽろ。時代的にPHOと同じような世代なんだよね。ローマ風呂もこれで大いに宣伝されたでしょ

人けの無いロビーで朝5時からのローマ風呂が開くのを待ちます。

エアコンの在る和室で寝たのが敗因でしたね。濡れタオルを干したりはしてたけど、喉が乾いて咳が止まらず何度も目を覚ます羽目に★冷蔵庫は奥のベッドルームに在ったので、外の自販機に飲み物買いにでも出ました。室温設定21度だったから、文句言う程高くは無いし‥。
且つ枕が高過ぎて使えず、あちこち出かけてるけど、正直こんな事で苦労するとは思いもよらず(；´д⊂)

誰も居ないって快適☆なかなか良い照明だし

高砂館ロビーを吹き抜け部分から

朝食はバイキングなので、高砂館まで足を運ばなくてはなりません。7時開始を待ちます

広い！
夕食がバイキングならこちら

何これ？食えん

積極的に食べたいと思えるような内容では有りませんでした。
つか、此処に限った事ではなく、和風のおかずが多かったり、サラダで場所を取ってるような朝食はほぼ何処でも無理です。
品数は豊富でしたし、パンもその場で焼いてるのは評価出来るところです

湯豆腐。でも、ネギと生姜と鰹節って冷や奴じゃね？何処もそうだけど

鮪の山かけ、紫蘇が敷かれた時点でもうヤダ、食えん

一番美味しかったのはスープバーのコーンポタージュ☆

鯵の開き、結構立派☆食えん

ロビーを通らずに高砂館のエレベーターで連絡通路へ上がっておくと、階段無しで東館エレベーターまで歩けます

ロビーの売店入口

内部は多彩なお土産品

道路から見た東館。もう使われてない建物なのかと最初思った程の年期の入り方

サンレモ公園の交差点から見た大野屋。

お世話になりました。
高砂館に在る露天風呂と展望プールには残念ながら足を延ばす事が出来ませんでした。
やっぱりローマ風呂はどの年齢層にもお勧めですね☆一見のと言うか、一浴の価値有りです。

旅行記はまだ続きます(^_-)-☆