2016/07/14 - 2016/07/21
1745位(同エリア6061件中)
ポポポさん
ウィーンの森の観光を終えてホテルに戻り、本日のツアーによる観光は終了しました。その後は昨日添乗員さんたちと相談していたように有志でライトアップされた旧市内を散策することにし、希望者はホテルのロビーに集合しました。
参加者は総勢15人。内訳は添乗員さんに一人参加組6人、ご夫婦一組(2人)、お友達同士二組(4人)、親子さん一組(2人)でした。
昼間地下鉄の駅で購入した24時間のフリーパスを使用し、まずはトラムに乗車することにしました。全員がトラムの乗車は初体験です。今回同行した添乗員さんもウィーンの添乗は今回が初めてだそうですから、トラムも今回が初体験とのこと。うまく乗車できるか不安を抱えながら、皆トラムの駅に向かいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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夜のウィーン旧市街の散策に参加する人はホテルのロビーに集合し、ホテルの近くにあるトラムの駅ザンクトマルクトから71番のトラムに乗車して旧市内に向かいました。
全員がウィーンのトラムは初体験です。車内にある青い刻印機はすぐ分かりましたので、順番に乗車券を差し込んで日付と時刻を印字しました。
刻印をしないと乗車券は有効になりません。いくら乗車券を購入していても刻印をしない限り無効な乗車券と見なされます。もし、抜き打ち検査で見つかれば法外な罰金を課されますので刻印を忘れないよう注意が必要です。
写真のトラムは別の日に撮ったトラムで、71番のトラムではありません。なにせ過去にウィーンを観光しているのは私だけということで、トラムの乗車前はすごく緊張していて写真を撮る余裕が無かったんです。 -
71番のトラムは乗り換え無しでリンクを走るため、旧市内の観光には大変便利です。
当初はオペラ座で下りて歩こうと言う話になっていましたが、乗り過ごしてブルク公園前に来てしまいました。
今回同行した添乗員さんはウィーンが初めてだそうです。そのため土地勘が全く無く、私に案内してほしいと言ってこられました。
そのため、ここからは私の案内で散策することになりました。
まず最初に訪れたのがブルク公園にあるモーツァルト像です。ウィーンで最も活躍した作曲家ですね。
天才作曲家と呼ばれ、彼の作曲した曲は大多数が長調の音階で構成されているため不協和音が無く、聞く者にも心地よく癒し効果もあるとのことで、天界の音楽とも言われています。
かの有名な彫刻家ミケランジェロは、友人から「なぜ、こんなにも素晴らしい作品を彫り上げることができるのか?」と言う質問を受けた時に、「私は像を彫っているのではなく、大理石の中に見える像の姿を取り出しているにすぎないんだ。」と語ったと言われています。
これと全く同じことがモーツァルトにも言えると思います。彼が作曲した譜面には全く訂正や修正箇所がありません。これが天才と呼ばれる所以でもありますが、いくら天才とはいえ一度も修正箇所が無いとはもはや人間の域を超えています。
モーツァルトが作曲した楽曲は神の御業ではなかろうか。私はこのように思っているのです。
作曲時にはミューズの神から頻繁にインスピレーションが降りていたのでしょう。さらには、譜面は自動書記で作成されていたと思われます。そうでなければ修正や訂正箇所が何故無いのか説明がつきません。
モーツァルトは子供がそのまま大人になったような天真爛漫な性格だったと伝えられています。そうだからこそ、神もインスピレーションを下ろしやすかったんでしょう。
モーツァルトの譜面には修正や訂正箇所がない事が今なお謎ですが、私はこのように推測しています。ブルク公園 広場・公園
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モーツァルト像。日が落ちてしまったので白亜のモーツァルト像も影を帯びていました。
ブルク公園 広場・公園
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ブルク公園から次に訪れたのがマリア・テレジア広場です。
中心にあるのはマリア・テレジア像、この像の下にはモーツァルトの像があるんです。その場所を説明して、明日自由時間に何人かが訪れるであろう美術史美術館と自然史博物館の建物を説明しておきました。
広場の写真は撮りませんでした。暗くなってきたし何度も来たことがある場所なので、写真はこの日は撮りませんでした。
そうこうするうちにホーフブルグ(王宮)に明かりが燈りましたので、王宮に向かって進みました。
ブルク門を潜ると右手に見えるのが新王宮。明かりに映えて綺麗ですね。
王宮前の銅像はオイゲン公の騎馬像、小さすぎて分かり難いです。新王宮 城・宮殿
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右に新王宮。中央の奥がスイス宮、左の建物がレオポルドウイング(大統領府)です。
ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
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レオポルドウイング(大統領府)。
30年前にガイドブックの表示に従って、銀器コレクションと皇帝の部屋を観光するため入ろうとした建物です。
当然入り口には警備員がいて、ここからは入れないと追い返されてしまいました。
ガイドブックを出してここを見たいと訴えましたが、早く立ち去れと手で追い払われ、不親切に入り口の場所は教えてもらえませんでした。
当時はまだ日本人の観光客が少なかったので、対応が悪かったのでしょうね。そういえば宝物館のオーディオガイドも、日本語はありませんでした。ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
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王宮の中を通ってミヒャエル門のドームの下にやってきました。
写真はドームをしたから見上げたところです。
ドームは内側からライトアップされていて中々綺麗でしたよ。ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル門のドームの下の様子です。
王宮でもこの辺りが一番明るくライトアップされていました。
2年前にウィーンを訪れた時も今回のようにホテルは旧市街の外れにありました。その時はトラムの乗り方や乗車券の買い方が分からなかったので、夜は外出もせずホテルで過ごしました。その時のホテルはトラムの停留所のすぐ側にあり、今思えばホテルの向いは国鉄のフランツ・ヨーゼフ駅だったためその駅の券売機で簡単に乗車券を買うことができたんです。
ツアー会社は旧市内の観光をするのに交通の便の良い場所にホテルを取ってくれていたんですね。
今回のようにガイドさんから適切にトラムの乗り方を教えてもらっていたら、夜や翌日午前中の行動範囲は広がって充実した旅行になっていたでしょうに。ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル広場にあるローマ遺跡。
ミヒャエル広場 広場・公園
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ライトアップされたミヒャエル門。
綺麗でしたよ。ミヒャエル門 建造物
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友人同士で参加されたご婦人からルイ・ヴィトンの店に行きたいとの希望があったので、昼間通ったコールマルクト通りからクラーベン通りにやってきました。
ルイ・ヴィトンの店はすぐに見つかったのですが、残念ながら店は閉まっていました。夜遅いので当然といえば当然ですよね。
ここは昼間内部を観光したペーター教会です。夜はライトアップされ、昼間とは違った表情を見せていました。聖ペーター教会 寺院・教会
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ペスト記念塔もライトアップされていました。現在は夜の9時30分です。
写真には撮っていませんでしたが、まだこの時間は沢山の人が通りに溢れていましたよ。
このあとシュテファン寺院やケルントナー通りの夜景も写真に収めたんですがコンデジには残っていませんでした。
これらの写真は一眼レフカメラで撮っていたのです。そのため旅行記には掲載することができませんでした。ペスト記念柱 建造物
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ケルントナー通りを歩いて行くとホテルザッハーに辿り着きました。目の前には国立オペラ座が見えます。
女性の皆さんからは、ホテルザッハー内のカフェでザッハートルテを食べたいとの要望があったので、私も同席することにしました。
この時点で男性は私一人になってました。ご夫婦で同行された方は途中で別行動されていたからです。
ホテルの入り口からカフェの方に回ります。ホテル ザッハー ホテル
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ここがカフェの入り口。内部は赤が基調のシックな造りで格調高い印象を受けました。
カフェ ザッハー カフェ
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店内の様子です。来店客のうち大多数は観光客のようです。
私達は従来の店舗を拡張して設けられた外側のテラス席に席を取りました。
注文するのはもちろんザッハートルテですが、飲み物を何にしようかとメニューを捲りながら考えていると英語が得意な唯一若い女性がセットメニューがあることに気が付き、皆に教えてくれました。
ホイップクリーム付きザッハートルテとメランジェのセットで11.6ユーロ、全員がこのセットメニューを注文しました。カフェ ザッハー カフェ
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店内の様子や通りの様子を眺めながら待っていると、来ました来ましたザッハートルテが。
ホテルザッハーの刻印入りです。この刻印はチョコレート。
早速食べる前に記念の写真を撮っておきましょう。カフェ ザッハー カフェ
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メランジェとザッハートルテのセット。これが食べたかった妻には申し訳ないですが、一足先に私がいただくことになりました。
美味しかったです。本場で食べると、その場の雰囲気などによってより美味しく感じるのでしょうね。
他のレストランなどで食べたザッハートルテと味はさほど変わらないと思うんですが、ここで食べると美味しいと思えてくるから不思議です。
一時ウィーンの味を楽しんだ後はオペラ座からトラムでホテルに帰ることにしました。カフェ ザッハー カフェ
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ホテルザッハーの向かい側に建っている国立オペラ座の夜景です。
綺麗ですね。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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私が見た範囲では、夜景はオペラ座が一番綺麗でした。他にも美しい所があるのかもしれませんが、なにせ見た範囲が狭いので何とも言えません。
ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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国立オペラ座の正面。トラムの駅から撮った写真です。
実物は写真よりもずっと綺麗でしたよ。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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オペラ座と周囲の建物。周囲の建物もライトアップされていました。
現在22時30分、やっとトラムがやってきましたのでホテルに帰りましょう。
明日は午前中が自由行動です。私が行きたい所なら、どこでもいいから付いて行きますということで、一人参加組4人と行動を共にすることになっていましたが、KさんとIさんがベルヴェデーレ宮殿に行くことになったとのことで別行動になりました。ベルヴェデール宮殿の方に行かないかと誘われましたが、2年前に宮殿の美術館は見ているので丁重にお断りしYさんはどうされるのか確認すると、Yさんは予定通り私と一緒に行動するとのことでした。こうして明日はYさんと二人で行動することになりました。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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一夜明けて旅行の最終日、7月19日です。
今日は午前中が自由行動で、午後ベルヴェデーレ宮殿とシェーンブルン宮殿の観光です。
自由行動はYさんと一緒に観光する予定でしたが、仲間が増えました。
朝Yさんと待ち合わせをしてロビーから出口に向かおうとすると、昨夜ご一緒した親子さん(お母様と娘さん)がロビーから立ち上がって声をかけて来られました。
「どこか行かれるんですか?」「ええ、今から国立図書館とその周辺を見に行こうかと思っています。」
「私達どこに行っていいか分からないので、ご迷惑でなかったら一緒に付いて行ってもいいでしょうか?」
「ええかまいませんよ。私の行きたい場所に行くことになりますけど、それでよければ一緒に行きましょう。」
と、このような成り行きで4人で観光することになりました。
ホテルの前からトラムに乗って、今日は国立オペラ座で下車。国立図書館の開館が午前10時なので散策しながら王宮に向かいました。
ここはアルベルティーナ、アルベルティーナ宮殿内にある美術館です。尖塔が見えているところはアウグスティーナ教会。
今日はこの教会から観光したいと思います。アルベルティーナ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
アルベルティーナの階段です。この美術館では頻繁に特別展示を催行しており、その特別展示の内容がこの階段に表示されているんです。
今開催中の展示は「モネからピカソまで」、バトリナーコレクションの常設展示ですね。
アルベルティーナ美術館はマリア・テレジアの娘婿アルベルト・フォン・ザクセン・テッシェン公爵のコレクションを所蔵しており、そのコレクションは素描が6万点、100万点を超える版画や印刷グラフィックと膨大なものです。
その他印象派から現代美術までの作品を常設展示として所蔵しています。
さらに美術館があるアルベルティーナ宮殿はハプスブルク家のプライベートな宮殿であり、その内21室を見学することができます。
今回は国立図書館プルンクザールが観光のメインですので、この美術館には入りません。アルベルティーナ広場 広場・公園
-
アウグスティーナ教会です。この教会は王宮に組み込まれていてアルベルティーナ宮殿の一部が教会になっています。
ゴシック様式で1918年まで宮廷の教会でした。そのためハプスブルク家の結婚式がここで執り行われました。
アリア・テレジアとフランツ1世、マリー・アントワネットとルイ16世(代理人)、マリー・ルイーズとナポレオン1世(代理人)、フランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベトなどです。アウグスティーナー教会 寺院・教会
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教会の入り口方向。天井からはシャンデリアが釣り下がり、大きなパイプオルガンがありました。
アウグスティーナー教会 寺院・教会
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主祭壇を間近で見ようとしましたが、ここから先には入れません。ロープが張られて進めなくなっていました。
王侯貴族しか入れない場所だったのかもしれません。椅子の向きも普通の教会と違って向かい合わせです。
教会の中ほど左側の壁には説教壇と思われる場所がありました。但し説教壇に上がる階段がありません。たぶん壁に扉が備え付けられてあって、そこから出入りするのではないでしょうか。アウグスティーナー教会 寺院・教会
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教会の天井。
アウグスティーナー教会 寺院・教会
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教会内にあるマリア・クリスティーナのピラミッド型の墓石です。
マリア・クリスティーナはマリア・テレジアとフランツ1世の4女で、母マリア・テレジアに溺愛された娘です。
学問に秀でた女性で特に語学や絵画にはすぐれた才能を発揮し、マリア・テレジアのお気に入りの娘だったそうです。そのためか政略結婚が通例であった時代に彼女のみ唯一恋愛結婚を認められました。
しかしながら、このことで兄弟姉妹とは不仲となり、マリア・テレジアの死後は兄ヨーゼフ2世からは冷遇されそうです。
この墓石は彼女の夫、ザクセンのアルベルト公がアントニオ・カノーヴァーに命じて1805年に制作させた物です。
悲しみの参列はピラミッドの入り口に進んでいます。松明を持った少女を先導にして次には徳を表現している壺を持った女性が続き、後ろにはマリア・クリスティーナの徳と慈善を表現した女性像を配しています。この女性は盲目の老人の「腕を抱えて導いていることから慈愛も表現しているそうです。
右側には力強さを表すライオンと夫婦の愛を表現している天使(聖霊)がいます。
入り口の上部にはラテン語で「最高の妻へ、アルベルトより」と書かれてあり、一番上では聖霊がマリア・クリスティーナの肖像メダルを掲げています。
教会を訪れた時は丁度墓石の清掃作業中で、大理石の汚れや埃を取っていました。アウグスティーナー教会 寺院・教会
-
教会の後ろにあるパイプオルガン。
アウグスティーナー教会 寺院・教会
-
アウグスティーナ教会教会を出て再びヨーゼフ2世広場に出ました。
国立図書館プルンクザールの開場は10時なのでまだまだ時間が十分あります。
次はスペイン乗馬学校に行きましょう。
スペイン乗馬学校の入り口はヨーゼフ2世広場側とミヒャエル門側の2個所にありますが、今日はヨーゼフ2世広場側から入りましょう。オーストリア国立図書館 建造物
-
スペイン乗馬学校の入り口に向かっていると、朝の調教に行く白馬を発見。
溌溂として歩く白馬の姿はとても美しかったです。 -
さらに後ろからまた2頭の白馬がやってきました。
-
スペイン乗馬学校の入り口です。
看板も何もありません。注意していないとうっかり通り過ぎてしまいそうな、他の入り口と何ら変わらない入り口でした。
入り口の右下には乗馬学校のリーフレットが3種類置いてあります。
この左右にも入り口がありましたがいずれも違う入り口なので、入り口のリーフレットを目印にすれば迷うことはないでしょう。
では中に入りましょう。スペイン乗馬学校 アクティビティ・乗り物体験
-
入り口の様子。
左にチケット売り場がありました。
スペイン乗馬学校では朝10時から朝の調教が行われていて、この朝の調教が一般公開されています。白馬の調教風景を見るにはこれが一番手っ取り早いでしょう。
朝の調教見学は毎週火曜日から土曜日の10時から12時まで行われています。また1時間のガイドツアー(英語とドイツ語)もあります。
朝の調教見学は毎週常にある訳ではないのでホームページで事前に実施日を確認しておかないといけません。
なお朝の調教見学のチケットは当日朝9時から乗馬学校のチケット売り場で販売されています。ミヒャエル門側の入り口よりも、こちらの入り口の方が購入しやすい(こちらの方が人が少ない)と思いますよ。スペイン乗馬学校 アクティビティ・乗り物体験
-
今回のツアーは午前中が自由行動でしたので、朝の調教を見学するには絶好のチャンスでした。
ツアーの予約を入れた後に念のためと思ってホームページで朝の調教見学の実施を確認すると、7月だけまるまる一か月朝の調教がないではありませんか。
あわてて他の月のツアーに変更しようと旅行会社のホームページで確認するとすでにどの月も満席になっていました。
このツアーは夏場のみの限定ツアーだったので催行日が少なく、早く満席になったようです。
調教見学日を事前に確認していなかったのは私の大失敗です。というか自由行動中にどこへ行くか決めかねていたのも原因の一つでした。
次にウィーンに行く機会があれば、今度はスペイン乗馬学校の朝の調教を見学したいと思っています。スペイン乗馬学校 アクティビティ・乗り物体験
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窓口に掲示されていた乗馬のポスター。
スペイン乗馬学校 アクティビティ・乗り物体験
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展示ケースのグッズとパンフレット。
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「ウィーン賛歌」と呼ばれるウィーン少年合唱団の演奏と白馬の華麗な演技のポスターです。
この公演では天使の合唱と古典馬術の両方を鑑賞できます。 -
ポスターのアップ。
スペイン乗馬学校 アクティビティ・乗り物体験
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スペイン乗馬学校のリーフレット。
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図書館の開場にはまだ時間があるのですぐ隣のミヒャエル広場に行きました。
朝のミヒャエル門です。
日中に比べてまだ観光客は少なかったです。ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル門のヘラクレス像。
ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル門のドームと上部の彫像。
王宮の建物の中ではこの門が最も華麗だと思います。ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル門の前は観光馬車の乗り場になっているので、常時馬車がここに待機しています。
馬車の馬も白馬なんですね。
馬も葦毛や栗毛とか色々な色がありますが、やはり白馬は綺麗です。 -
ネプチューンと女神像の噴水の前を通ってヨーゼフ2世広場に戻りましょう。
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今10時前ですが沢山の観光馬車がミヒャエル広場に集まってきました。
ウィーンの各博物館や美術館などは全て10時が開場なので、この時間帯から賑やかになってくるようですね。 -
さらに馬車の列は続きます。
-
ミヒャエル教会の前から見たミヒャエル門の上の部分です。
ミヒャエル門 建造物
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ミヒャエル広場に面して建っているホーフブルクと内務省や州庁舎が入っている建物。
ミヒャエル広場 広場・公園
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もう10時になるので国立図書館に行くことにしました。
スペイン馬術学校の横を通ってヨーゼフ広場に向かいます。 -
国立図書館プルンクザール、正面が図書館の入り口です。
オーストリア国立図書館 建造物
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入口を入って左にチケット売り場がありました。
チケット売り場のすぐ右にあるガラスの扉を通って2階に上がるとそこが図書館です。
なお中2階にはトイレ(無料)がありますので、ここでトイレを済ませておかれるといいでしょう。オーストリア国立図書館 建造物
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入場チケットです。大人一人7ユーロ。
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国立図書館のパンフレット。日本語は無いので英語版のものを貰いました。
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パンフレット内部の説明と館内の写真です。
写真左上の場所がプルンクザールと呼ばれる大広間。丁度図書館の真ん中に位置していたと思います。 -
イチオシ
2階の入り口から内部に入った所です。
まず入った瞬間目の前に広がった光景に目を見張り、思わず「おおーっ」と驚きともため息とも少し違う何か感動したような、そんな声が思わず皆さんの口から上がりました。もちろん私もです。
こんな図書館初めて目にしました。とにかく美しいし、素晴らしい。蔵書の数にも圧倒されます。
こんなに素晴らしいのなら、開場になるまでドアの外で待って一番乗りしトイレにも行かずに真っ先入場して、人がいない図書館を写真に収めればよかったと今では少し後悔しています。一人ならできましたが、4人のグループで行動しているのでそいいう訳にも行きませんよね。
さて、この後外国人の団体ツアー客が何組もわんさか入場してきて内部は大変な数になりました。
不思議に東洋人のツアー客はいません。日本人も少なくて、観光している間に日本人とおぼしき人を数人見かけた程度でした。
ここは欧米人に圧倒的に人気がある場所のようです。ここを観光される場合は開場一番に入場されることをお勧めします。
また、内部はフラッシュを焚かなければ写真が取れます。オーストリア国立図書館 建造物
-
この宮廷図書館はマリア・テレジアの父カール6世の命によって1723年~1735年にかけて王宮の一角に建てられたヨーロッパ最大のバロック様式の図書館です。
ヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハの設計で、その息子ヨーゼフ・エマヌエルが建築したものです。
豪華なプルンクザール(大広間)の天井画は宮廷画家ダニエル・グランのフレスコ画で飾られており、世界で最も美しい図書館と言われています。
蔵書は約20万冊、その中にはオイゲン公の15000冊の蔵書やマルティン・ルターの膨大な蔵書があります。
館内では丁度皇帝フランツ・ヨーゼフ1世没後100周年特別展をやっていました。オーストリア国立図書館 建造物
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入り口付近の天井フレスコ画。
オーストリア国立図書館 建造物
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上の棚にも蔵書で埋まっています。
板の移動式階段は高い所の本を取るために使います。オーストリア国立図書館 建造物
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蔵書の絵バイブルの一枚、「聖書は道徳的にeを説明します。」。
館内の左右には当図書館が所蔵する貴重な蔵書の一部を展示し注釈説明を行っていて、この絵もその一つです。
中世ヨーロッパでは書物は大変高価で貴重なものでした。書物を読めるのは聖職者や修道士に限られ誰も読むことができなかったので、聖書は聖職者などの口伝によって教えを説かれていました。そうした中、聖書の教えを補完するために指導の手段としてカトリック教会では絵(絵バイブル)を使うようになったのです。
この絵はそのように使われた絵バイブルの一枚のようです。
その後絵バイブルはコピーされ流通していきます。さらに教会ではフレスコ画やステンドグラスを使用して民衆の視覚に訴えて教えを広めていきますが、その元となったのがこのような絵バイブルで、大変貴重なものだそうです。 -
天井のフレスコ画。先程とは別方向から写しました。
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書架の様子。
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図書館の入り口方向の様子です。ツアー客が入り口付近に集まってきました。
オーストリア国立図書館 建造物
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入り口の方も綺麗でしたよ。
ツアーの団体さんが入って来そうですね。人が少ないうちに急いで写真を撮りましょう。オーストリア国立図書館 建造物
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プランクザール(大広間)の真ん中には当図書館の建設を命じたカール6世像がありました。
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ここが図書館の中心でもある最も美しいと言われたプルンクザール(大広間)です。
もっと像から離れてプルンクザールの全体を写せばよかったのですが、あちこち写真を取りたい気が焦っていて後にしてしまいました。
後になるとこの像の周りは外国のツアー客で埋め尽くされてしまい、結局プルンクザールの全体写真は撮れませんでした。オーストリア国立図書館 建造物
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プルンクザールの天井に描かれているフレスコ画。
宮廷画家ダニエル・グランの作です。オーストリア国立図書館 建造物
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図書館の隅にはこのような地球儀がいくつか置かれていました。
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館内では皇帝フランツ・ヨーゼフ1世没後100周年の特別展示が開催されており、左右には皇帝の年表とともに写真や書簡や絵、皇帝を取り巻く人々の写真や遺品などが展示されていました。
ここもそれらの展示の一つです。オーストリア国立図書館 建造物
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ここはフランツ・ヨーゼフ1世の写真があるので皇帝の紹介コーナーでしょうか。
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天井のフレスコ画と書架および書籍。本が隙間なく整然と収納されていてとても美しいです。
オーストリア国立図書館 建造物
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別方向からのフレスコ画です。
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フランツ・ヨーゼフ1世の友人カタリーナ・シュラットが紹介されています。
カタリーナ・シュラットは舞台女優で、彼女の演技を見た皇帝フランツ・ヨーゼフが彼女に興味を持ったのが始まりで、2人の中を取り待ったのは彼女に好意を持った皇妃エリーザベトでした。
こうして皇妃公認の2人の付き合いが始まりますが、終生友人としての交際であったと言われています。
特にエリーザベト亡き後は、憔悴した皇帝の心を慰め支え続けたのがカタリーナだったそうです。
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世を取り巻く人物の中ではエリーザベトに次いで重要な人だったのでしょうね。オーストリア国立図書館 建造物
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図書館内の彫像。
図書館にはこのような大理石の人物像がいくつか飾られています。いづれも名のある人物なのでしょうが、誰なのか全くわかりません。オーストリア国立図書館 建造物
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