美しのドナウと中欧４カ国の旅　８日間　7　（　旅行３日目　チェコで最も美しい街チェスキー・クルムロフ,城の夜景は素晴らしかった。　②　）

2016/07/14 - 2016/07/21

旅行3日目チェスキークルムロフ観光の続きです。
夕方から夜にかけて旧市街を散策し、地域博物館前の展望スポットで城の夜景を写真に撮るため暗くなるまで待ちました。
しかし、日本より緯度が高いので中々暗くなりません。結局午後１０時前後にやっと暗くなりましたが、待っている時間が長かったので、この時間をもっと有効に活用すればよかったと後で思いました。
夜景を堪能してホテルに戻ったのは午後１０時半過ぎ、今日一日よく遊びました。
開けて７月１６日、天気予報は雨です。が、起きてみると晴れているではありませんか。
このチャンスを逃す手はありません。急いで支度をしてホテルを飛び出しました。

エリア チェスキー・クルムロフ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 読売旅行

ヴルタヴァ川沿いのナープラヴカ通りに来ました。
ヴルタヴァ川西側の風景はここから見ることができます。正面の教会は聖ヴィート教会。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

左の黄色い建物が地域博物館。正面は「ホテルルゼ」。元々修道院だった建物をホテルを改装したものです。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

川沿いのナープラヴカ通りのすぐ側にある建物。
ここは元聖シュト教会で、現在はマリオネット博物館になっています。

マリオネット博物館の全景。

同じ場所から川向を見ると地域博物館の全景とホテルルゼ、川沿いのレストランの風景を眺めることができます。
旧市街を蛇行して流れているヴァルタヴァ（モルダウ）川は澄み切った清流でとてもきれいです。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

地域博物館はかなり大きな建物なんですね。近くだと建物の大きさが分かり難いです。
この後は一旦ラトラーン通りに戻り、修道院を訪ねてみようと思います。
事前の情報では廃屋になっているのではないかということでしたので、状況を確認したいと思っています。

地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

修道院の入り口です。門の入り口には黒服の男性がいて、私が中に入ろうとする中には入れないと止められてしまいました。
写真だけでも撮らせてほしいと伝えると、それもダメだと拒否されました。
建物は綺麗に修復されています。
修道院の建物の入り口では正装した男性が何人も出入りしており、ここでも何か催し物が催されているようでした。
ここは一旦引き下がり、修道院の周囲を調べてみましょう。

ラトラーン通りに架かるアーチ式の渡り廊下です。
その手前左に城の入り口があります。

城の入り口赤い門です。鉄製の門が赤く塗装されているだけですが、赤い門と呼ばれています。
門は開いているので中に入ってみましょう。

赤い門 建造物

赤い門を潜って右側に城内観光案内所がありました。なお、左側にはトイレがあります。城内にはトイレがなかったと思いますので、城内に入る前に利用されておくといいでしょう。
現在午後８時４０分、この時間でもまだ観光客の足が絶えません。
私も城の塔の下まで行ってみました。城の中庭にも入れそうですが、閉門の時間が分からないのでこれ以上入るのは止めて修道院を調査することにしました。

観光案内所 (チェスキークルムロフ城内) 散歩・街歩き

赤い門出口です。

修道院の入り口です。ここから入りましょう。
アーチを潜った先に修道院があります。
アーチの入り口右横に、チェスキークルムロフ修道院の案内板が掲げてありました。

案内板の写真は修道院の内部の様子を紹介しているようです。

修道院の建物。時間が遅いので、修道院の入り口と思われる扉は閉まっていました。
もう少し修道院の周囲を歩いてみましょう。

さらに歩いて行くとエッゲンベルク醸造所の建物が見えてきました。
この建物はエッゲンベルク直営のビアレストランです。

レスタウラツェ エッゲンベルグ 地元の料理

レストランの奥に醸造所の入り口がありましたが、この時間ですからもちろん入り口の門は閉まっていました。

エッゲンベルグ醸造所 建造物

エンゲンベルク醸造所の看板。左側にある広い空き地が駐車場になっています。

エッゲンベルグ醸造所 建造物

写真のように醸造所の門扉は閉まっていました。
ここは工場の内部が見学できるそうですよ。

エッゲンベルグ醸造所 建造物

醸造所直営レストランです。入り口は2個所。ここは元冷蔵室として使用していた建物です。中に入って確認はしていませんが、建物の大きさから推測するに、かなり広いレストランだと思います。

レスタウラツェ エッゲンベルグ 地元の料理

ここはレストランの横の出入り口。中には売店もあるんですね。

レスタウラツェ エッゲンベルグ 地元の料理

再び修道院の建物です。ここはチケット売り場ですね。ここも閉まっています。もう午後８時５０分なので閉まっていて当然です。

修道院の内部の見取り図と案内図。

再びラトラーン通りに戻りました。夜景をとるため、地域博物館の中庭に行くことにしました。
床屋橋まで戻ると添乗員さんのグループが橋の上でたむろしていました。
どうしてここにいるのかと尋ねると、これからどうしたらいいのか皆と話し合っていたところだったとの事。
それなら城がライトアップされるので夜景を見に行きましょうと提案すると、皆そうしようと話がまとまり、地域博物館の展望所で夜景を見ることにしました。
地域博物館に行く前に城の橋の写真を撮りましたが、橋の上にはまだ観光客と思しき人影が見えます。
まだこの時間（午後９時１０分）でも中に入れるんですね。あのまま城のなかに入って観光してもよかったようです。

チェスキークルムロフ城 城・宮殿

地域博物館まで戻ってきました。
通りや家々に明かりが灯り始めましたが、まだ十分明るい状況です。
城もまだライトアップされていません。
皆でライトアップされるまでここで待つ事にしました。

地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

地域博物館の中庭。背後の建物は元修道院を改装した「ホテル　ルゼ」です。
まだ暗くなりませんが、ここで暗くなるまで待つことにしました。
そうこうするうちに、エッゲンベルグ醸造所の方から管弦楽が聞こえてきました。
醸造所の目の方に大きなテントが張られ照明が照らされていて、このから楽曲が聞こえてきます。
夕方多くの男女が正装して急ぎ足で歩いて行ったのは、多分この演奏会を聴くためだったのでしょう。
暗くなるまでこの演奏に聞き耳を立てていました。

ホテル ルゼ ホテル

午後９時３０分にやっとライトアップの明かりが灯りました。
でも周囲はほの暗い程度で、全然暗くなりません。暗くなるまでここで待ちましょう。
皆さんも同じ考えでもう少し待ってみるとのことでした。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

青い色調のチェスキークルムロフ旧市街。
どうしてこんな色の写真になったのか分かりません。カメラのどこかを弄ったのか、それともまた故障して色調が狂ったのか、理由が今も分かりません。
そもそも私のコンデジにはモノクロで撮る機能はありますがブルーで撮る機能はないんです。
偶然の産物となった写真ですが、とても綺麗で気にいっています。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

景色を少しアップにしてみました。

午後９時４０分です。周囲はだいぶ暗くなりましたが、空はまだ明るいです。
雲がかかっているところだけが暗いといった状態です。
快晴で雲がなかったら、かなりまだ明るいでしょうね。

午後９時４０分を過ぎると私以外の皆さんはホテルに帰るといわれてその場を去って行かれました。
私は暗くなるまでまだここで頑張ります。

午後９時４５分状況です。まだ完全に暗くなりません。

午後９時５０分になりました。やっと暗くなりましたが、真っ暗にはなりません。月は出ていないのにまだ空は明るいんです。
これ以上は暗くなりそうもありません。
もうしばらく待って暗くならなければ、町の夜景を撮りに行こうと思います。

城の全景を撮っておきましょう。
暗くなるまでこんなに時間がかかるなら、先に町や城の近くの夜景を撮って、暗くなってからここへ来れば良かったと思いました。

午後９時５５分です。もう周りには誰もいません。これ以上待っても暗くならないので町中に行ってみましょう。
最後にライトアップで浮かび上がった城を広角からズームに撮り分けて、ここを離れることにしました。

少しズームにして。

さらに少しアップにしました。
地域博物館からスヴォルノステイ広場に向かう途中で、同じツアーに参加されたＯＬさん２人と出会いました。
旧市街や城の近くの写真を撮って帰る途中で今から博物館の庭から城の夜景を撮りに行くそうです。
「私達２人が一番遅いんじゃないかなと思っていました。」と話されていました。
私は広場の周辺を撮ってホテルに帰る予定だと伝えて別れました。

ホルニー通りに出て広場に行きましょう。左の建物は元修道院のホテルルゼ。

カプリッカー通りの三叉路。
ここは人通りがほとんどありません

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

ホルニー通りに出ると三々五々、観光客と思しき人が歩いていました。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

スヴォルノステイ広場にやってきました。ここはライトアップされ、かなり明るかったです。
広場の中ほどには若者が屯していました。
ここは広場のペスト記念塔。

ペスト記念塔 モニュメント・記念碑

ライトアップされた広場の様子。
城の近辺にも行ってみたかったのですが、すでに夜の１０時を過ぎているのでホテルに帰ることにしました。

スヴォルノステイ広場 広場・公園

ホルニー通りの様子。
夜の１０時を過ぎると流石に歩く人はいません。
明かりの燈った人一人いない道を歩いて帰りました。

聖ヴィート教会です。

聖ヴィート教会 寺院・教会

ホルニー通りでもホテルルゼの付近は人通りがありました。
チェスキークルムロフは大変治安のいい街です。夜遅くても危険な感じは受けませんでした。
大通りであれば明かりが燈っていて道も明るいです。但し路地は暗いので歩くのは避けるべきでしょう。
但しいくら道が明るいからといっても、女性が一人で夜で歩くのは危険だと思います。
さて地域博物館に通りかかると、先程のＯＬさん２人が丁度中庭から通りに出て来たところでした。
聞けばもうホテルに帰る所だったそうです。男性が一緒なら心強いとのことで、そこからはホテルまで３人一緒に帰りました。
ホテルに着いたら午後１０時半を回っていました。旅行に来ると年を忘れて元気になってしまうのが常です。今日は遅くまで良く遊びました。

７月１７日、旅行４日目です。
今日はチェスキークルムロフ旧市街の観光とチェスキークルムロフ城のガイドツアーによる内部観光です。
天気予報では今日は雨。でも朝起きた時は晴れていました。このチャンスを逃す手はない無いと思い、急いで支度を整え６時３０分にホテルを出ました。
早朝の旧市街を今から散策します。

空は今にも雨が振り出しそうな程にどんよりしていますが、朝日を浴びた建物は明るく照らされていて、その対比が面白かったです。

旧市街へはこの住宅地の道（カプリッカー通り）を下っていきます。

カプリッカー通りとロジュンベルスカー通りの交差点の手前の高台に小さな見晴らし台があります。
ベンチが１脚置いてあるのですぐ分かると思いますが、ここからの景色が素晴らしい。
この写真はそこから撮った城の塔です。

チェスキークルムロフ城 城・宮殿

ここは旧市街の東側にある場所ですから、城の入り口方面と旧市街の東側の様子を眺めることができます。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

ヴァルタヴァ（モルダウ）川の左手は聖ヴィート教会や市庁舎のある広場がある場所です。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

ここは城と旧市街が一望に見渡せ、写真に旧市街がずっぽり入る絶好の写真スポットです。
但し、道路標識が取り付けられているポールが邪魔でした。右に移動すると木々が邪魔で写せません。左に移動しポールを避けようとすると城から右の町が入らなくなり無理でした。
このポールさえなければ、素晴らしい景色をカメラに収めることができすのに。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

同じような場所で旧市街が見渡せる場所を探すしかなさそうです。
それにしてもここはいい場所なんですけどね。ここなら旧市街全体を撮れるし、一般的な写真よりも違った角度から城が撮れて面白いんですけど。
時間はあるのでベストポイントを探しましょう。

見つけました。私なりのベストポイント。
坂道を下りてロジュンベルスカー通りをバルタヴァ川沿いに数分歩いた所で視界が開けた場所を発見。
先程の高台とほぼ同じ構図ですが、今度は道路標識のポールなど邪魔の物はありません。
但しこちらの方が低いため、旧市街の屋根の写り込みが少ないなどの難点はありますが、これで良しとしましょう。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

ここからは何枚か写真を撮りましたので、しばし風景をお楽しみください。
城の塔と、ラトラーン通り沿いの旧市街の風景。

ヴァルタヴァ（モルダウ）川左側の市庁舎がある旧市街は木の葉の陰に隠れてしまいました。

昨夜はここから夜景を撮れば良かったかもしれません。

マリオネット博物館の塔とチェスキークルムロフ城第５の中庭方面。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

城の全景、ラぜブニッキー橋（床屋橋）、バルタヴァ川、旧市街の様子をこここからなら一望の下に見渡せます。
ここは間違いなくベストポイントだと思います。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

上の写真はアップで撮っています。
正しい見え方はこの写真のとおりです。木々の間から見ているので市写真を撮ると木の葉が写真に入り込んでしまいます。
これはこれでいい景色だと思います。早朝だから周囲には誰もいませんでした。
この後ガイドさんと一緒に旧市街の観光に出かけたのですが、ガイドさんはここの景色がいいからと、この場所にツアーの皆さんを連れて来たんです。
やはりガイドさんもお勧めの場所でした。
チェスキークルムロフの観光に行かれる際には是非ここからの景色を楽しんでください。

地域博物館前の展望スポットからは、ラトラーン通りから修道院にかけての風景を城と一緒に撮れないんです。
この通りを歩く観光客は少ないのでこの場所には気づかないでしょうね。

再び地域博物館の展望スポットに来ました。
今日は晴れているので、昨日よりもずっと景色が美しいです。

美しいので城をアップにしました。

地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

さらにアップにしました。

展望スポットでは城の風景をバックに結婚式の写真の前撮りの最中です。

地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

女性のカメラマンが新郎新婦に色々なポーズを付けていました。
二人は中国人か台湾人のようでした。カメラマンも中国人か台湾人のようです。

地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こんな綺麗な場所で結婚写真が撮れるとは羨ましい限りです。
ポッチャリ系の二人ですが、いつまでもお幸せに。

昨日散策した道と同じ道を歩きます。
ここはホルニー通り。早朝なので誰もいません。

聖ヴィート教会です。昨日は建物の陰で暗かった教会も、今日は朝日を受けて明るく輝いて見えました。

聖ヴィート教会 寺院・教会

早朝のスヴォルノステイ広場。
朝日を浴びていました。

ペスト記念塔 モニュメント・記念碑

広場の周囲の建物。時間が止まったように静かです。
誰一人ここにはいません。いるのは私だけ。物音一つ聞こえません。ここに私だけ取り残されたような不思議な感覚。
今もよく覚えています。

スヴォルノステイ広場 広場・公園

昼間は人で溢れる広場も、今は静かに寝静まっているようです。

スヴォルノステイ広場 広場・公園

ラドニチュニー通りからバンスカー通りに入って行きます。

昨日歩いたバンスカー通りの三叉路。壁のフレスコ画を一人占め。
ここからカーヨブスカー通りに出て、ヴルタヴァ川に架かる橋を渡ってムニェストスケー公園方面に向かいました。
公園側から聖ヴィート教会の全景が見れるはずです。

橋の途中から聖ヴィート教会の全景がみれました。
但し、橋からは逆光になるので暗く写ってしまいました。教会の横にみえるのが修道院を改装してホテルにした「ホテル　ルゼ」です。

聖ヴィート教会 寺院・教会

橋を渡り切った所から振り返って見たチェスキークルムロフの旧市街。

橋を渡った先にあるリネッカー通り。
チェスキークルムロフの南側集落の中心です。通りにはレストラン、ペンション、商店が立ち並んでいます。特にこの通りの建物の奥には瀟洒な建物が沢山建っており、ペンションの看板が掲げてありました。
すぐ近くに広くて美しいムニュストケー公園があります。旧市街とは異なり静かな場所です。