2016/09/21 - 2016/09/21
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amstrobryさん
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7日目。今日は礼文島のトレッキングをする。最北限のスコトン岬をスタートし礼文林道を抜け香深港に戻る旧8時間コースと礼文林道コースを組み合わせたもの。4年前に同コースをたどり、変化に富んだコースに感動した。今度はじっくり写真に記録しながら、コースを暗記するくらい満喫しようと思った。
2回目なのでとにかく晴れて、いい風景を記録させてほしいと願いつつ当日を迎えた・・・。
7日目
ホテル~スコトン岬8:12
スコトン8:17…ゴロタ岬9:06…鉄府9:57…スカイ岬10:27…召国分岐11:12…
アナマ12:53…ウエンナイ13:19…礼文林道香深井14:09… (8時間コース終了)
レブンウスユキソウ群生地15:12…礼文林道香深15:44…香深港16:08 (トレッキング終了)
礼文島香深港17:05…稚内フェリーターミナル19:00/
稚内駅前19:43~稚内温泉童夢20:00頃 風の宿宗谷パレス宿泊
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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7日目。朝食前にホテル裏手の公園に出る。今日も奇跡の晴天が続く。
今日は8時間コースを中心としたトレッキング。最北限のスコトン岬から香深港まで約25kmの距離。ほぼ北から南まで島を思う存分満喫するにはもってこいのコースだ。
そして今回は2度目ということもあり、こまめに風景を記録すること、20年から30年くらい前に廃道になってしまった礼文岳分岐点を見つけ考察することをテーマとした。 -
幸い天気のほうはこれ以上ない条件を満たしてくれたようで、写真を思う存分撮れそうな雰囲気だ。
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では気を取り直して朝食。夕食に負けず劣らずおいしい味付け。朝も夕同様、オーナーさんが1テーブルずつ挨拶されていた。
昨日8時間コースと伝えており、この後スコトンまで送ってもらうことができた。礼文島プチホテル コリンシアン 宿・ホテル
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実は今回の宿泊プラン、アザラシとサケの遡上を観察するプランが組まれていた。サケの遡上は見たかったが8時間コースを優先したかったので今回は見送らせてもらった。ただ、アザラシについてはスコトンの道中の海岸から観察できるとのことで親切にも立ち寄ってくれた。
この写真、アザラシの頭がいくつか出ているけどわかりますか? -
ということでスタート地点、スコトン岬に到着。8:12。
送迎が厳しい時は45°Pass利用の路線バスだったけど、おかげで予定より30分早くつくことができた。スコトン岬 自然・景勝地
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以前もこのくらいの快晴の風景をおさめられたけど、何回見てもきれいな景色だ。
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まだ、誰もいない。絶景を独占。
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8:17トレッキングスタート。
このコース自体は岬めぐりコースという。旧4時間コース。
以前は8時間コースもここがスタートだったが2014年より浜中がスタート地点となり、距離も5kmくらい短くなった。よって厳密にいえば今回の歩きは8時間コースを踏破したことにはならないのだがやっぱりスタート地点は最北限のスコトン岬のほうがいいと思う。 -
最初は道路上を歩いていきます。
たしかにゆっくり景色や植物を楽しみながら歩くと8時間ではつかないとは思う。 -
雲がほとんど見られない晴天。開放感のある島らしい風景。
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スコトンの小集落を通っていく。この地区にあった小学校はだいぶ前に廃校になったようだ。
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最初の分岐点。江戸屋、岬めぐりコース。岬めぐりコースに進む。8:28。
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振り返る。海の色も最高にきれい。
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8:33鮑古丹と鉄府の分岐点。どちらに進んでも合流できる。
鮑古丹に進む。鉄府方面はアスファルトの道が続き、途中トド島展望台を経由する。 -
ここからは未舗装路に。トレッキングらしくなってきた。
軽トラ1台くらいは通れそうな道幅はあるが。 -
海岸の景色がたまらない。
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坂を下りて海岸に下りる。スコトンからだいたい2kmくらいの地点か。8:37
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この海の色、最高。みごとな青空のおかげで映り込みがよい。
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かなり透き通った海水面。絶景。
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鮑古丹の集落を抜けると再びアスファルト道になる。
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左右のススキが秋らしい。太陽の日差しを浴びてゆらゆら、きらきら素晴らしい。
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スコトン岬2.5km、ゴロタ岬0.6kmの標識。8:51。
写真を撮りながらだから結構ゆっくり目のペース。
スコトンからここまでの撮影枚数92枚。(撮りすぎ!) -
ここからは礼文島のトレッキングらしい道になります。
ゴロタ岬までの登り道。 -
晴天のもとにつづく登山道が美しい。
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花は咲いていないけどススキが秋らしい。
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振り返っても絶景。誰しもきれいな景色に疲れも吹き飛んでしまう、はず?
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さっきまでいたスコトン岬もだいぶ遠くになりました。
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ゴロタ岬まではまだまだ登る。木柵とカーブする登山道が、すばらしい。
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頂上が見えてきた。
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先ほどの600mの標識地点からほぼ登りなので結構時間はかかる。これを登り切ると新たな景色が広がってくる。
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9:06ゴロタ岬到着。ここの登りの風景が個人的にスタートして最初におおっと特に感動する風景。前も後ろも絶景だと感じる。
ということでここの登りだけで82枚も写真をとってしまっていた。2~3歩進んではシャッターを押したくなるような風景、道理で時間がかかってしまったわけだ。ゴロタ岬 自然・景勝地
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スコトン岬方向。山を登っていくプロセスの中で徐々にトド島がくっきり見えるようになる。このうつり変わりもまた楽しい。
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ゴロタ岬。360度のパノラマである。
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これから進んでいく鉄府、スカイ岬、さらにその先の風景。
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看板には岬めぐりコースと4年前にはなかった看板が設置されていた。かつて4時間コース、8時間コースと呼ばれていたが8時間コースはスタート地点が移動。スコトン岬、ゴロタ岬、スカイ岬と3つの岬をまわるコースだけに岬めぐりコースのほうがロマンチックではある。
ただ、自分としては8時間コースがどこにうつろうと、今後もスタートはスコトンからとしたいと思う(コースが閉鎖されない限り) -
ゴロタ岬を後に次は鉄府の集落を目指す。この先も尾根上を進むコース。木々も生えていない笹原なのでとにかく絶景。
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そして、まだまだスコトン方面の眺望もきく。360度絶景を楽しみながら歩ける区間だ。
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ゴロタ岬をピークにコースは下りとなる。
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木柵のカーブがまた素敵な風景。
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どんどんと海岸に向かって下っていく。
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振り返るとゆるやかに下ってきたことがわかる。
あとこのあたり適度なササ狩りが行われていて、自然環境に負荷をかけない程度に管理されていることがわかる。 -
相変わらず海は澄んだきれいな色をしている。
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だいぶ海岸に近づいてきた。ここからは一気に下っていく・・・
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こんな感じの階段で一気に下っていきます。
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海岸に下りた!
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スコトン岬から4.0km、鉄府1.5km。ここから鉄府の集落までは海岸を歩いていく。9:30。スタートから1時間ちょっと、まずまず順調か。
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振り返って歩いてきた道。一気に下る階段やゴロタ岬まで見える。
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砂利道の海岸沿いの道。奥には礼文岳が見える。今日歩く道のりはまだまだ遠い。
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この辺、轍の中に水たまりが残っていてやや歩きづらい場所があった。最近雨でも降ったのだろうか。
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先ほども書いたが礼文岳と二並山。標高が高いのでおそらく間違いはないと思う。
この二つの山、後でもワードとして出てきます。 -
この海岸線、砂浜になっていてこちら側を歩いていくこともできます。先端部の岬の裏手がスカイ岬方面となる。
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スコトン岬5.5km、西上泊2.5kmの標識。海岸線をひたすら歩き、ここらが鉄府集落の入口。9:49。
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スカイ岬2.5kmの標識。9:57。
鉄府集落にはトレッキング者にも利用できるトイレがあります。 -
鉄府の集落を抜け、漁港を右手に見やると再び登山道らしい道になっていく。
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そして山道に。これをひと山越えるとスカイ岬のある西上泊の集落に出る。10:03.
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太陽がまぶしくて素敵。
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こちら鉄府漁港。そしてこれまで歩いてきた海岸線。とても透き通ったきれいな海。
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どんどん山を登っていく。この道、割と草ぼうぼうでした。
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湾状になっている海岸風景が絶景。
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鉄府漁港と集落がだんだんと遠ざかっていく。
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ピークの平坦な部分、ここからは風景が変わります。
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こちらがスカイ岬のある西上泊の漁港。そしてこれから進む険しい風景も迫ってくる。
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振り返れば歩いた道のりが絶景。奥にはゴロタ岬。だいぶ歩いてきました。
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いったん下りていきます。
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スカイ岬の展望台が見える。ここから尾根上を歩ければ最高だけど道はない。いったん道路まで回り込んで向かいます。
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下っていきます。青空がきれい。
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ずんずん降りていく。このあたり道が分岐していてわかりづらかったが神社の鳥居めがけて進むとスカイ岬方面の道路に到達できます。
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いったん道路に下りる。ちょうどタイミングよく大型バスがスカイ岬方面へ。ツアー客とぶつかると写真撮影が難しくなるので走って、先に風景をおさめておく。
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不要なダッシュで汗だくになり息切れしながら、ツアーバスからお客が降りる前にスカイ岬に着くことができた。
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階段を上げるとスカイ岬の展望台に着く。雲一つない青空が最高。
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スカイ岬に到着。10:25。スタートから約8km。
2時間ちょっとでの到達ということで写真を撮りながらのペースでまずまず順調だろう。
ちなみにここまでで427回シャッターを押していた!(撮りすぎ!!)澄海岬 自然・景勝地
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スカイ岬は過去の礼文島の投稿で何枚も出しているので控えめにしておきます。
このあと宇遠内まで数時間は水分を入手できるところがないので、必要に応じて売店で腹ごしらえ、飲料購入をしておいたほうが良い。あとトイレも。 -
コースはここから少し雰囲気が変わる。8km歩いて体力が消耗している中、より険しさを増していくので注意が必要。
尾根上の絶景がメインのこれまでとは異なる風景が展開する。 -
西上泊漁港では標識を頼りに集落を抜け、住宅の裏手の山道を進んでいく。初めてだったり、記憶がうろ覚えだとここは結構迷うかも。10:36.
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ここからは草ぼうぼうのコースを現8時間コースとの合流点まで登り続ける。
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一瞬だけ木々の中を通っていきます。この辺、これまでの風景になれているとあまり眺望は優れないと感じる。
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結構くねくねしながら登っていく。丘陵地帯の中を歩く感じなので視界は良いが景色はそこそこ(これまでの海が入る景色のほうがダイナミックで感動した)。
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奥にかすかに見える電柱のある部分がコースの合流地点。
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これから進んでいく道の方向。電柱に沿ってコースが続いていく。
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ここが合流点のT字路。宇遠内8.5kmとある。10:47。
2014年度から町公式の8時間コースのスタートはこの合流点の起点、浜中となった。よって、ここから先が本来の8時間コースのルートを歩くことになる。 -
3度目の通過なのでお馴染みの「この先車道がないので体調に注意し無理しないようにしよう」看板。その通りここから先は森、海岸、アップダウン、小沢越え、痩せたトラバース気味の道とバラエティに富んだコース。油断してはならない、と4年前この先の雪道で遭難したことを思い出す。
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ここから先にある廃道となった礼文岳から8時間コースへの分岐道を探す研究?をしているのだが、最近になって国土地理院の古地図を見たらここのT字路、かつては十字路でその先にある林道まで続いていたようなのだ。
どうやら廃道から20年以上過ぎているようで実際現地でも痕跡はなく笹薮の中に埋もれてしまっているようだ。(googleの航空写真だとはっきりと道が見える)
この看板が通行禁止にするときに道をふさぐため設置されたものではないかと想像してみたりした。 -
先の国土地理院の80年代の地図では他にも現在通じていない道が通っておりどの程度の利用があったかわからないがどんな道だったのだろうと好奇心がわいてくる。最近も礼文林道で閉鎖した分岐道(月の丘・星の丘)があり、トレッキングコースを集約する傾向にあるが、維持管理の面と自然環境保全の面とでやむをえない部分もあるのだと思う。
ちなみにこれらの廃道、ネット上からほぼ情報収集ができなかった。 -
あらためて8時間コースの話題に。分岐点からしばらくは電柱に沿って進む。軽トラ1台くらいが通れる道幅の未舗装路が続く。コースはゆるやかに登っていく。こちらは通ってきた道を振り返るアングル。ゆるやかに登っている。
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ススキが秋らしい。先ほども書いたが高山植物の花の時期は終わり、景色を彩るのはススキ等となっている。
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T字路から次のポイントは召国分岐までひたすら歩いていく。
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あまり海は見えないけども笹原が続き、遠くまで見渡せる風景が続いていきます。
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そして時折見せる使われなくなった案内標識。現役時代は何を案内していたのだろう・・・。役目を終えササに包み込まれようとしていた。10:57
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ススキと笹の饗宴。コースはさらに登りが続く。
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このあたり谷間の絶景が見られる。中に入ったら遭難しそうだが、木々が整然と植えられ山火事で失われた木々を取り戻すべく植林事業が進んでいる様子がわかる。
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8時間コースとこの先落石、滑落など注意の看板。11:04
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左手の小高い山を通り過ぎれば召国分岐までまもなくとなる。
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そして右手にはスカイ岬、ゴロタ岬、遠くスコトン岬とトド島まで見えるようになる。森に入るとしばらくは海とお別れとなるので十分に見ておこう。じっくり見るとスカイ岬の展望台も見えます。11:07。
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左手は丘で右手は振り返るような方向に海が見える。
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こんな道です。この辺、進行方向右側が急斜面になっているので海が良く見えるわけ。これは振り返りアングル。
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左側はコースよりも高い丘が続いていく。たぶん230ピーク。
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やがて丘がなくなるといったん緩やかにくだり召国分岐までまもなくとなる。
そしてちょっと雲がわいてきた・・・。 -
船泊地区森林水環境総合整備事業の看板。11:11。
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そして召国分岐が見えてきた。
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召国分岐。11:12。先ほど書いたT字路からだいたい1600メートルくらいの距離である。ちなみに西上泊から2.2km、アナマへは5.9km。8時間コースはここからが本番という感じである。
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4年前にはなかった看板。急斜面や沢渡り区間に注意、自然環境保護のため歩道以外立ち入り禁止という表示。国土地理院70年代の地図を見るとこの付近もホロナイ川に向けた分岐があったようなので、廃道に安易に立ち入らないようにする注意喚起もあるとおもう。ちなみにせかせか歩いていたせいもあるが、まったく痕跡にはきづかなかった。
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召国分岐を過ぎるとやがて森の中のコースがやってくるのだが、何となくコースの雰囲気も寂しくなる。電柱ともお別れになるし。
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ゆるいカーブにゆるいアップダウンを経て徐々に奥に見える森に近づいていく。
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左に山、右手は海
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一瞬だけ木々のトンネルを抜けるが、これから先の森に比べれば序の口。11:21
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ササがコースに迫る。
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左側は山の壁だが右側は海の景色が見える。
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開放感のある風景。
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内陸部に入り海が見えづらくなると少し寂しい風景に。このあたりマツが自生している。
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アナマ4km、ウエンナイ5kmの8時間コースの標識。11:26。コースの先にはだんだんと笹以外の植生も見られるように緑が濃くなっているのがわかる。
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あきらかにコースの先は木々の中。とうとう森に突入だろうか。
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ススキと木々の間のコースに。
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草も木もぼうぼうで服にこすれる。
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木々の間を抜けると再び笹原が見える。まだ、本格的な森のコースには入っていないようだ。
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いったん下って登っての笹原、ただこの辺は全般的に下る傾向。
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今度は右手に山が来る。263ピークかな。木々もまばらに生えるようになり、笹も生い茂りどんどんと森に近づいていく。
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再び見かけた謎の標識。うっすらと礼文町とのみ文字が残る。現役時代は何を案内していたのだろう…。11:37
そしてまっすぐに伸びるコースは深い緑に突っ込んでいて、あそこから本格的な森コースに入ることを意味している。 -
また、下りである。左右ササだが結構な高さに成長していて視界はあまりよくない。
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いよいよ木々の中に入る時がやってきた。
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11:42、森林地帯に突入。ちょっと森の中に入っただけでコースの雰囲気ががらりと変わる。尾根上の絶景を歩いた開始当初から、こんな森の中まで変化に富んでいるのが8時間コースの魅力の一つである。
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一瞬だけ笹原に出るがすぐにまた森の中に入る。
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この辺、左手の川と並行してコースが続く。誰もいない中、川を流れる水の音に少し緊張する。
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そしてササが元気に生育。もはや身長よりも高い。
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こんな小さな橋で沢をこえる箇所がある。この辺もアップダウンを繰り返すがやはり低いところを歩いていると思う。
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川が近づく。コースは草ぼうぼう。ちょっと人の手から離れたらすぐに廃道になってしまうような雰囲気。
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木々と笹と草ぼうぼうで視界は悪い。淡々と進んではいるが今回はコースの記録もテーマなのでこまめに写真は残す。
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また小さな橋が。
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西上泊5km、宇遠内4kmの標識に。11:57。
事前調査ではここから海が見えるトラバース道までの間で廃道となった礼文岳への分岐道があったみたい。この廃道、標高490メートル礼文岳から455メートル二並山を経て369ピーク脇を通って合流するようなのだが、なんだか楽しそうなコースで廃道が惜しまれる。
この案内板、下半分にスペースがあるが以前は何かの案内に使われていたのだろうか。上半分も後からはり付けたような雰囲気もあるし。 -
この辺からはやや登り中心となります。左右ともササで眺めは良くない。11:59。
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ササと木々の切れ目から小高い山が。礼文岳?二並山?全く確証はもてない。11:59。
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右も左も笹の壁が厚い。そしてすぐに木々が生い茂っているのでちょっと廃道を見つけるのは容易ではなさそう。12:00。
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この辺は背丈ほどのササが生い茂っている。12:01。
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そしてまた立っていた廃標識。12:02.事前調査でこの標識の手前で廃道が合流していたようなので、合流点は全く気付かずに通過してしまった。基本的にササの壁があるだけで道らしきものはわからなかった・・・。
そしてこの標識、かすかに「礼文町」「8時間コース あと10km」と読み取ることができた。どこまでがあと10kmなのか。と思いキョリ測で調べてみると旧8時間コース(97年ごろまでのルート)で桃岩荘さんのあたりが10kmだった。8時間コースを開拓したのが桃岩荘さんらしいが。 -
推測だが、登山道の合流部において現在地を示す標識を立てるのは理に適っていると思う。先の廃標識も礼文岳へのコースが現役だったころは意味をなしていたのだろう。
国土地理院の地図によれば74年にはコース自体が存在していなく、83年にはコースがあり、98年には廃道になっていた。正確な時期は分からないが廃道から20年は経過しているのだろう。 -
そして海が見えるトラバース気味のコースに出た。12:05。
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ここも草がすごい。しかもコースが痩せていて、海側は斜面になっているので足を踏み外さないように注意したい。
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低木と笹とその他雑草とこの辺は環境保全であまり手入れしないのかな。4年前よりも歩きづらくなっている気がする。
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久々に海を眺められる絶景です。
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ここを過ぎるとまた森の中に戻るので雑草はうっとうしいけど景色を満喫しよう。
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こんな感じで肩の高さくらいまでササが迫る。足を踏み外さないように。
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そしてこの付近の特徴的な景色。V字谷と呼ぶこともできるか。この折れ道を過ぎるとすぐに森に入る。岩肌むき出しの部分の道、細い上に踏み外すと一気に落ちるので注意。12:10
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ササがすごいけどこの辺が最も道がえぐられ痩せていたので注意。
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そういえば2012年4月に遭難したのはこの森にはいってすぐだったなと思い出す。
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夏山なら迷う要素は無いのだけど雪山登山は相応の知識と装備が必要です。遭難時はコース外を下っていたようだがこのあたりはまだ登りがある。コースがあやふやになったとき、心理的に楽な下りを選ぶ傾向があるようだ。ちなみに無事に引き返すコースを見つけたのは斜め上に登り続けていたとき。
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この辺もゆるいアップダウンで木々の中を通り過ぎて行きます。
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アナマ2km、ウエンナイ1kmの標識。遭難地点も難なく超える。12:22。
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右手に沢が流れる。
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そして沢越え。
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増水時はわからないが平時は難なく越えられます。12;24.
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沢越えをすると間もなく眺望の良いはげ山に着きます。
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召国分岐先から続いた森のコースとはまもなくお別れ。
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こちらはげ山の部分。眺望の良い場所だがロープで入れなくしてあった。
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歩道上から一枚。12:31。
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このあたりからはアナマ~ウエンナイの海岸歩きに向け、どんどんと標高が下がっていきます。12:31
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ササのコースを通って。
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はげ山を通って
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険しい地形を眺めながら
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再び森の中に入る。12:34
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ようやく森を抜けたのにまたか?と感じるけどすぐに見晴らしの良い部分に出ます。どんどん下っているのがわかる。
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こんな感じで気持ちの良い景色に出会える。12:36.
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本当にいい天気を維持した。この海のきれいさは快晴だからこそ。
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9月の平日、桃岩ユースの人たち以外とはほとんど出会わず静かなトレッキング。ここでケータイを使って動画も記録してみた。波の音と風の音だけが聞こえる風景。
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だんだん海が近づいていく。
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ここでコースは左に折れる。下りが続くので勢い余って突っ込まないように注意。
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北側を見ると険しい断崖絶壁が展開する。
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ロープが張ってあるのでまっすぐ突っ込むことはないけど、ここからコースは左に。一気に海岸に下りていきます。12:43
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こんな感じの急坂。昨日のホテルのオーナーさんもここを注意するように助言してくれた。
一般的にここまでで足腰体力消耗しているので、踏ん張りがきかず転倒といったリスクは意識しておいた方がいいと思う。12:43. -
ということでゆっくり慎重に降りていきます。
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これから向かうウエンナイの集落。今度は海岸線の岩場を歩きます。
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急坂は基本階段を下りていく。この階段、ところどころ杭がむき出しになっていて怖い。転倒したらかえって負傷度合いが増す。
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こんな下り坂なので油断しないようにする。
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足場がさらさらの砂なので滑りやすいといった面もある。海岸に降り立つまで気が抜けない。
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こんなV字谷に沢がある。アナマ川。
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最後は谷の脇を通って海岸に出る。
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アナマ川を越えてフィニッシュ。ここからは海岸歩きとなるので8時間コース合流点からここまでを一つのステージとするとここからは次のステージと見ることができそう。12:53.
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さて、ここからは海岸歩き。高波時や荒天時は道がなくなりそうだが、今日は波も穏やか。何というトレッキング日和。
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相変わらずの美しい海の色。
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ごつごつした岩場。歩きやすい場所を選んで慎重に進む。4年前はこの辺曇っていたので今日は写真記録もまめにやっていく。
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宇遠内1.2kmの標識。13:01。漂着したと思われるゴミがすごい。
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この辺はぎりぎりまで波が迫ってくる。
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この辺もコンブ漁がおこなわれていてコンブ干しの風景が見られるのだが、コンブインフレというか干されっぱなしで干からびたものも多数。しかもこれ、かなりの悪臭。昆布のエキスをものすごーく濃縮した上に腐らせたような腐臭。うまく表現できないが鼻がもげるようなにおい。踏むと靴に臭いが残りそうなので避けて通るのに苦労した。
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自然と流れ着いたというよりは干したけど商品には至らなかったものがまとまっているような感じか。
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この滝を越えると宇遠内集落がいよいよ近づいてきます。13:15.
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足元も平坦になり宇遠内集落が見えてきた。
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振り返ってきれいな海景色を記録。
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宇遠内に到着。13:19。昆布を干す砂利なので内陸を歩こう。
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そして8時間コースのオアシス、名店、ひと休み。
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今日も営業していた。きさくな店員?さん。この地で営業していることに敬意を表して、ささやかながら飲料を購入。軽食やアルコールもいただけます。さすがにまだ10km以上の歩きが残っているのでアルコールは控えることとした。
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8時間コースはここで西海岸の海とお別れ。林道に入り島の内陸部に進んでいきます。
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いよいよ8時間コースも終盤。宇遠内林道の約3kmの道のり。13:23.
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海岸を背に内陸に向かう。
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船か徒歩でしか来られない集落。水道浄水施設の建物が建っていた。
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この辺荒々しい岩むき出しのコース。落石注意とのこと。
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まもなく森の中に入っていく。また、高度は徐々に上がっていきます。
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森の中に入った。
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前半は緩やかに登りが続いていく。まあどこかでピークがあり今度は下りになるはずだ。
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振り返ると海岸景色は遠ざかっていく。
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落石注意とのこと。上をきょろきょろしながら歩く。
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なんとなくこのあたりがピークではないだろうかと想像する。13:51.
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森の中のコースだけどところどころ眺望が開ける。13:54
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やはり徐々に下るコースに変化。
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水源涵養保安林の看板。ところどころタイヤの轍があるのだが原付でも通るのかな?
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下っており確実にゴールが近づいていることを感じる。
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礼文林道1km、宇遠内2kmの看板。14:02.
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足元がアスファルトになり、、、
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そしてインターロッキング風になり、、、もうゴールは見えている。
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14:09、スコトン岬からスタートし8時間コースを踏破した(公式には香深井の海岸道路との交差点がゴールのようだ)。
とにかくこれ以上ないくらいの天気に恵まれ、最高のトレッキング。次来たときに今回以上のものを求めるのはまず難しいだろうと感じる点では集大成を迎えたような気もする。写真の方もここまで1144枚(笑)!まあ撮りすぎだ。
さて、このあと礼文林道に入るのだが、すぐ右手にある砂利道を勘違いして進まず、香深井方面に進んでしまい10分くらいロスしてしまった。 -
山と渓谷社の登山地図を見返すと8時間コース終点から林道が出ていたので慌てて引き返しコース再開。
礼文林道コース 自然・景勝地
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今回は8時間コースにウエイトを置いたので礼文林道は過去にも投稿しているしダイジェストであっさりと進める。
コースとしては香深井側から香深側まで約5kmの道のり。
そう、8時間コースが終わってもまだ5km以上の歩きが残っている。最初は森の中を進んでいくが、道を上っていく中で徐々に眺望が優れてくる。 -
森を抜けて笹原を歩いているところ。
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香深井5km、元地3kmの標識。14:52.礼文滝への分岐点である。
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ススキに海岸風景再び。こちらは西海岸ではなく香深がある東側の海岸。15:01.
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この辺の風景も絶景が続く。
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利尻山も見えるが頂上付近は雲被り。こんな晴天でも、、、山は難しい。15:09.
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レブンウスユキソウ群生地。15:12。8月くらいまでなら見られそう。
西海岸の風景も見えます。 -
元地漁港、日差しを浴びて。
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先へと進む。確かこのあたりで月の丘という分岐があったのだがロープが張られ草が生い茂り廃道になっていた。尾根上を通るので海の眺望が良かった記憶があるが、環境保全を考えるとコースを集約する意義も分かる。
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ウスユキ草群生地付近からはコースは下り。西海岸はさようなら。
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香深方面の海を臨みながらどんどん下る。
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最後は森を抜けて
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15:44元地側出口に到着。ここから香深港フェリーターミナルまでは2km。最後のひと踏ん張り。
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ここからは車に注意して道路上を歩く。ここも山道を港に向けて下っていく感じ。
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香深に戻ってきた。
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16:08全行程を終了。先ほども書いたが最高の天気で感無量。十分に満喫できた。そして、8時間コースの地形的な特徴についてもだいたいつかめた。
香深港フェリーターミナル 乗り物
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利尻山、雲が流れていかないだろうか…。
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そして、いったん礼文島を後にする。今日の宿は稚内。
いったんと書いたのはこの後のスケジュールから。ハートランドフェリー 乗り物
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島が遠ざかる。
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利尻山、雲がいつの間にかなくなってる。夕方になると雲がなくなるみたいだけどなんでだろう。不思議。
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再び礼文島方向。すでに太陽は山の稜線部分に沈んでいるところだった。
しばらくデッキで島を眺めていると…奇跡が起こる。 -
何と山の低くなった部分から夕日が顔を出す。礼文島からもう一つの絶景のプレゼント。チャンスは一瞬、ひたすらシャッターを押しまくった。
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本当に素晴らしい旅をさせてもらった。
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19:05フェリーターミナル。今日はノシャップを越え稚内西海岸のホテルに泊まる。路線バスの本数が限られているので時間に合わせて行動する。
稚内港フェリーターミナル 乗り物
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今日の宿、風の宿宗谷パレス。稚内温泉童夢の近くの宿泊施設でこちらも弱石油臭のする稚内温泉を満喫できる。
富士見温泉 宗谷 パレス 宿・ホテル
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幸いコインランドリーがあったので汚れた衣類の洗濯もできた。期待していなかったBS放送も完備し、安いながら充実した宿でした。
旅も残すところあと3日。
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