201609北海道旅行 第31回 8日目【礼文島（桃岩コース他）】

2016/09/22 - 2016/09/22

8日目。今日から最終日までの3日間は友人同行。メインは利尻山登山で3日間のうち天気に応じていつでも登山できる体制のスケジュールを組んだができれば余裕のある9日目に登山したい。
幸い引き続き天気は安定。8日目礼文島、9日目利尻登山、最終日利尻一周という日程で進めることとなった。

8日目
稚内港6:20～礼文島香深8:15
鴛泊8:36～知床8:55 桃岩展望台コーストレッキング
桃岩登山口～香深　レンタカー
香深～金田ノ岬～スコトン岬～久種湖～スカイ岬～高山植物園～桃台・猫台～
地蔵岩～香深
礼文島香深港16:25～利尻島鴛泊港17:10　利尻富士観光ホテル宿泊

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

8日目。友人とは稚内フェリーターミナルで待ち合わせ。礼文島と利尻島どちらでも行ける時間に合わせた。
宿泊していたホテルからターミナルまで７ｋｍくらいあり、一応送迎対応可とのことだったが、早朝時間帯になるのでマナー的な意味も含めて宿泊予約の際、事前に電話連絡し承諾を得ていた。

6時前。今日も朝日がまぶしい一日のはじまり。
このところ北海道の天気は絶好調である。

元々利尻山登山を目的とした同行。3日間の日程の中で天気の良い日に登山するという予定だったが、3日とも安定しそう。
利尻山は翌日登山に決定し、今日は礼文島を観光することにした。
ということで私自身は３日連続でハートランドフェリーに乗船。
なんだか通勤客みたいだ。

珍しい光景。海霧が発生中。
気温差のある早朝ならではの風景だろうか。

フェリーはノシャップ沖付近を航行中。利尻山がくっきりと顔を見せている。
連日の美しい青い空。

約2時間の船旅、礼文島香深港が近づいてくる。
昨日につづくこの光景、非日常も繰り返せば日常となる。

香深港フェリーターミナル。
まずは手軽に絶景を楽しめる桃岩展望台コースを歩くため知床行きの
路線バスに乗車する。
当方フェリー代を含め４日前に購入した４５°ＮＰａｓｓを有効活用し旅を満喫。

知床集落に到着した。

8:48ジャリ道のコースの始まり。

上り坂が続いていく。この辺は自動車も通るスペース。

振り返ると、すばらしい！
利尻山くっきり、青空すっきり。

桃岩歩道、これまで何度も歩いたけどこんなコンディション2010年9月以来だ。

ここで自動車の進入はストップ。
歩行者のみの道幅になる。この辺は上り坂が延々続いている。９：００

再び利尻山。秋らしくススキが穂を揺らしている。

何度も来たことのあるコースだったけどこんな木々の中を入る場所もあったとは。
あまり記憶がなかった。
最もこのコース、この後の風景が記憶に残る絶景続きになるのでこの辺の入口付近は印象が薄いというのもある。

あと、思ったよりも草ぼうぼうでした。

元地灯台１ｋｍ、知床バス停１ｋｍの標識。９：１５

電柱に沿って上り坂は続いていく。ただそんなに急傾斜ではないので、自分のペースで無理なく登れば手軽に楽しめます。
それにしても青空が素晴らしくきれいだ。

前を見たり後ろを見たりきょろきょろする。
今日は急ぐ旅ではないのでゆったりと風景を楽しみます。

太陽に反射するササと海。

しばらく登り続けると灯台が見えてきます。
元地灯台といいこのコースの印象的な風景のひとつに出会えます。

利尻島もみごとな風景。
明日こんな雲一つない状態で登りたいものです。

そして島に静かにたたずむ元地灯台に到着。これがまた絵になる風景だ。９：３６

灯台をアップに利尻山を撮影。すごい、これほどきれいな利尻山をここから見るのは本当に久しぶり。

いろんな角度から絵になる灯台を撮影。

ここからは左手に西海岸、右手に利尻山を眺めながらの絶景歩きが続く。

9月の下旬、残念ながら高山植物の花鑑賞はシーズンを終えている。ただその分、散策者は少ないので静かな環境で風景を楽しめるメリットもある。

花をみるには６～８月くらいがいいと思います。色とりどり様々な花が咲き誇り、また違った印象を受けると思います。

花の最盛期はツアー客が団体で歩いておりかなりにぎやかなコースになります。８時間コースと違い距離も短く、安全に手軽に楽しめるためトレッキングコースの中では一番人気かもしれない。

見晴らしよく適度な日差しを浴び、歩いていて気持ちがいい。

谷間から元地漁港を望む。海の色もきれいである。

後ろをふりかえる。すごい場所を歩いていると感じる。

９：５８利尻山。よくみると雲が出始めている。９時を過ぎると徐々に雲が出るんじゃないかなどど仮説を立ててみた。

元地灯台から０．８ｋｍ、桃岩まで１．７ｋｍの標識。９：５９。

本当にすごいところにコースを設けてくれたと思う。尾根上で絶景が見やすい。

元地海岸や桃岩などが見られるようになる。

桃岩は本当に桃の形をしていると思う。

利尻山。細かな雲が山頂付近に出ているが、今山頂にいるとすればすごいきれいな風景が見られると思う。

それにしても透き通った海がとてもきれいである。

コースに取り付く枝道があり海岸を眺められる。時間があれば寄ってみよう。

こんな風景。元地海岸と地蔵岩などが見える。
９７年までの８時間コースはこの先に見える海岸沿いを歩くコースだったが危険につきルートが変更された。

こうしてみるとアップダウンのあるコースなのだが距離が短くゆっくり歩いているのと絶景に感動しているためかあまり気にならない。

元地灯台１．２ｋｍ、猫岩１．３ｋｍの標識。１０：２９．

トレッキング中、こんな迫力ある風景を味わいながら歩ける最高のコース。

桃岩まで０．９ｋｍ。１０：３６．

元地漁港と地蔵岩。徐々に近づいている。

こちらは香深側の東海岸の風景。どっちもきれい。

山頂は完全に雲をかぶった利尻山。友人も数日前から道内入りしており、連日利尻山のこのような傾向をつかんでいた。明日は何時に登山を始めればいいかなどと話していた。

桃岩が近づくと香深港が見えてくる。

この迫力ある絶景も桃岩で一つの区切りといったところである。

桃岩まで０．２ｋｍ。１０：４５．

ほぼ尾根沿いを歩いているので魅力的な風景を堪能できる。

桃岩展望台が見えてきた。

北海道ではよく見かける植物。似たような種類のものがいくつかありはっきりしないがエゾニュウかな。

そして猫岩が見えるようになる。桃台・猫台駐車場に観光バスがとまっている。

桃岩展望台に到着しました。

桃岩展望台 (桃岩) 名所・史跡

ここから桃岩は見えづらいけど、西海岸の風景を満喫できます。

こちらは東海岸の風景でした。

桃岩展望台の標柱。

右側に見えるのが桃岩。桃らしい風景を見るには桃台猫台から見る方法とここから元地灯台方面に歩いたところから見る方法がある。
猫岩は良く見えます。

利尻山山頂は雲の中。そして利尻用の周りには薄い雲に覆われてきた。
天気は不思議だ。

ここからフェリーターミナルまでは３．６ｋｍ。結構な距離だ。西海岸の風景とはお別れとなるのでこれまでのような絶景とはまた違った風景となる。

フェリーターミナルまで歩く方法もあるが途中で路線バスを拾うことにする。

この近くまでは自動車でも来られる。８月くらいまでは様々な高山植物の花が咲き乱れるポイントの一つ。トレッキングをしない人でも手軽に花を楽しめるおすすめの場所だ。聞くところによればササ刈りによって高山植物の植生回復に成功した場所だとか。

台風被害の影響で一部歩道が通行止めになっていたこともあり車道を通っている。

そして桃岩登山口のバス停に到着した。

バスでフェリーターミナルに戻る。
この後は島内の観光ポイントを回るのでレンタカーを入手。いつも原付なので自動車を運転できる人が同行してくれるとありがたい。

まずは昼食。普段なかなか行けなかったところに行ってみようということで金田ノ岬に。

岬に位置するあとい食堂で島の名物うに丼を食す。

あとい食堂 グルメ・レストラン

こちら、ちょっと鮮度があれだったのか一部とろけている感じだった。
本当にうまいと感じるウニは甘みを感じると思うがあまりそういう印象がなかった。

食事を終えて観光を開始。スコトン岬に。

スコトン岬 自然・景勝地

昨日歩いた８時間コースのスタート地点ですね。

そういえば少し空が白みがかってきた。
薄い雲に覆われ始めてきている。

つぎに久種湖。ここに来たのは最近歩いていない礼文森林の丘までのコースを歩いてみたいと思ったから。

久種湖 自然・景勝地

何しろ２０１２年４月以来なので道の記憶がない。久種湖展望台と書いてあるここを上がればよかったんだっけと上がってみたが

久種湖の全景を眺める展望台でここではなかった。今回はあきらめて礼文島観光スポットを巡る。

ここも礼文島観光の定番スポットスカイ岬。ポイントを紹介していきます。
昨日も８時間コースで歩いた場所ですが・・・。海の色がきれいなポイントです。

澄海岬 自然・景勝地

そしてここは初訪問。高山植物園。この時期は無料開放中、オトクです。

礼文町高山植物園 公園・植物園

こんな感じのデザインで出迎えます。

最もお花のシーズンは終了しているので高山植物の花らしいものはほぼ見ることはできません。

ただプレートが差してあるのでどこにどんな植物が植えられているのかはよくわかる。

全景はこんな感じ。花のシーズンだと楽しめそうだ。

次に来たのは久しぶり、２０１０年以来の元地海岸。メノウ石というきれいな石が落ちている場所。時間があったらゆっくりと探したいがフェリーの時間も迫る。

元地海岸 (メノウ浜) 自然・景勝地

メノウ浜からちょっと歩くと地蔵岩の展望台ポイントがある。落石のためここから先は進入禁止。
そういえばいつの間にか天気は曇り空に。

地蔵岩 自然・景勝地

最後は桃台・猫台。観光バスがまわるスポットを一通り巡ることができたと思います。

桃台猫台 名所・史跡

桃の形をした大きな岩。思えば初めて来た２０１０年７月は大雨と霧で何も見えなかったことを思い出す。

そして猫岩。背を向けた猫が顔だけこちらを向けているような形に見える。

ということで礼文島観光はおしまい。

香深港フェリーターミナル 乗り物

これから利尻島へ。礼文島が遠くになっていく。

かもめもフェリーで利尻島へ移動するのだろうか…

さすがオフシーズン。利尻島へ移動する乗客はわずかと見えてがらがらの２等船室。

約４０分の船旅で利尻島に近づいてくる。そして利尻山。こちらも夕方になると徐々に雲が取れてくるのだ。何か規則的なメカニズムがあるのだろうか。

フェリーが鴛泊港に到着する直前、日もだいぶ傾き始めていた。

今日の宿は港のすぐ近くにある。着いたらすぐチェックインがいい。

鴛泊港に到着した。いよいよ旅の最終目的地だ。

鴛泊港 乗り物

今日の宿は利尻富士観光ホテル。小さいながら温泉完備。

部屋は和室だった。基本的に１名１室で手配するのでこのあたりは昨日までと変わりがない。

そして夕食。島の特産品を中心とした料理の数々を満喫。

料理も一品ずつ説明してくれて丁寧だった。

利尻ならではの料理を味わい島の滞在もいいものだと感じる８日目でした。