201609北海道旅行 第31回 6日目【稚内（宗谷岬・メグマ原生花園他）】

2016/09/20 - 2016/09/20

6日目。今日は稚内を観光したのち、礼文島に入る。当初、早朝に自転車を借りて宗谷岬へ、宗谷岬から戻りつつ観光スポットに立ち寄るところだったが、通常6時30分から借りられる自転車が今日は９時から。９時だと宗谷岬往復も余裕がなく、しかし久々に日本最北端に行きたい。そこで、昨日入手した４５°ＮＰＡＳＳに付いていた宗谷岬往復割引券を使って路線バスで往復することにした。

６日目
稚内駅前5:45～宗谷岬6:35/7:21～稚内8:26/8:26頃～ノシャップ8:40頃
ノシャップ9:15～稚内駅前9:27　レンタサイクル
稚内～メグマ原生花園～メグマ沼～稚内空港～大沼～
宗谷ふれあい公園～稚内　自転車返却
稚内港14:45～礼文島香深港16:40　プチホテルコリンシアン宿泊

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

6日目の朝は早い。当初6時30に自転車を借りて宗谷岬を往復する予定だったが、今日の自転車の入手は早くて9時。幸い5時台に宗谷岬に向かう路線バスがあり、45°Passの割引券も使えるのでこれを使うことに。問題は早朝から窓口業務ってやっているの？という点か。1000円の差は大きい。

ホテルおかべ汐彩亭 宿・ホテル

5時30分、バスの時間まであと15分。日の出とともにきれいな朝焼け。思わず引き寄せられる。

稚内ＡＮＡホテル脇の岸壁からの撮影です。

これは早く起きてよかった。自転車レンタルの時間だととっくに日も昇っていたわけだし。

朝焼けに感動した後、バス乗り場へ。感心なことに窓口はオープン。無事に宗谷岬往復料金を割引することができた。

稚内駅 駅

浜頓別高校ゆきのバスに乗車。宗谷岬までは約1時間。浜頓別には8時30分前に着くようだがさすがに学生の姿はなかった。
自分含め宗谷岬までと思われる乗客数人を乗せて出発。

海岸線を円を描くように進む。対岸には稚内市街地とノシャップ岬が見える。

宗谷岬灯台が見え、最北端が見えてきた。

宗谷岬に到着。過去2度の訪問では、大型の観光バスやバイクが停まり多くの観光客がいたが、さすがに早朝は静か。ライダーが数人いるのみ。

宗谷岬 自然・景勝地

撮影待ちができる最北端の地碑も撮り放題。

日本最北端の地の碑 名所・史跡

最北端地碑手前に間宮林蔵の立像がある。樺太探検をかの地から渡航した。

間宮林蔵の立像 名所・史跡

間宮林蔵と最北端の地碑をおさめる。ここまで引いても人が映りこまないとは、早朝に来るのも良い。

右手には宗谷岬の歌碑があり、近づくとメロディが流れます。
最北端ムード抜群。

宗谷岬音楽碑 名所・史跡

最北端の土産物屋。流氷館などもあり。今日の日付と時刻がセットされている。
さすがにまだ営業していなかった。

道路をわたって階段を上がると宗谷岬公園があります。

宗谷岬公園 公園・植物園

様々なモニュメントなどがある。こちらは祈りの塔。

祈りの塔 名所・史跡

世界平和の鐘。奥にアルメリア。宗谷牛などが食べられる。

フットパスコースにもなっています。ただ、今回久しぶりに訪れて感じたこと。
草地に鹿のフンがものすごく散乱している。ちょっと座ったり、レジャーシートを敷いて・・・なんてことは厳しいかも。

公園からさらに登っていきます。アルメリアの展望台へ。
自転車で来た場合はこの道をどんどん進み、宗谷丘陵を経由する予定だったが今回はここまでで引き返す。

ただ、展望台からでも宗谷丘陵の地形を堪能することができます。
遠くには風車群も見える。

うねった地形に放牧された宗谷牛。

再び宗谷岬の地碑へ。ちょっと雲が多くなってきた。

約50分の滞在。食事を取ると厳しいが、宗谷岬と公園をまわるだけなら十分な時間。

何と途中、結構な雨が降ってきた。やけに厚い雲が見えるなと思ったら雨雲。自転車じゃなくて結果的にはラッキー！
あと、ちょうど通学時間帯ということで車内は高校生で混雑。南稚内に学校があるようだ。宗谷岬以遠だとどの辺からの通学か不明だけど、道中も10名以上の乗車があり、高齢社会が進む中まだ若い人達がいることに安心する。

終着の稚内駅前に着く頃には車内も閑散。降車後、ちょうどノシャップ行きのバスが来たので乗り継ぐ。こちらは４５°Ｐａｓｓの適用区間でお得である。

雨も無事に避けられ、さわやかな青空のノシャップ。

稚内灯台 名所・史跡

こちらも観光客でごった返すのだが9時前の時間は誰もいなく、撮影を独占できた。

ノシャップ岬 自然・景勝地

そういえば利尻島が見えない・・・。この角度から利尻山が見えることもこのスポットのポイントである。

稚内に来たら、宗谷岬とノシャップ岬の両方を訪れたい。

ノシャップで朝食をとることにした。これまで素通りしていたが、朝早くから開いている海鮮丼の店が数件ある。

バス停からノシャップ岬までの道路沿いに数件ある中でなんとなくこちらを選んでみた。

みなとや グルメ・レストラン

自転車に乗る前にエネルギーを補充と。

「シカ注意」。街中でも普通に鹿が歩いていることがあり、本当に数が増えたと思う。原っぱにフンが散乱しているので、うっかり草むらにも入りづらくなった。足元をよく見て歩こう。

9時過ぎ。自転車を借りる喫茶店もオープン。自転車を入手した。

南稚内駅を過ぎ、宗谷岬への分岐地点。ここから宗谷岬までは２７ｋｍ。初めて自転車で訪れた2009年当時はすごい距離だと思ったけど、何度も数十キロをこいでいるとあまりビビらなくなった。感覚がマヒしているのか。

今回は稚内空港近くのメグマ原生花園まで。往復しても２０ｋｍ行かない距離。明日以降も山に登ったりする日程なので、体力温存という意味で、今日は宗谷岬まで往復しなくてよかったのかも。

国道から離れ、稚内空港を過ぎ、原生花園はもうすぐ。

途中に木道入口があったので、ここから木道散策を始めることにする。奥に進むとメグマ沼があり、ここまでを往復する。

メグマ原生花園 自然・景勝地

稚内にこんな広大な湿原歩きができるところがあるとは…。

振り返ると稚内空港が見えます。

今、この木道を歩いているのは自分だけ。広さを満喫。

ベンチで広い湿原を眺めながら休憩もできます。
こちらはフェリーの時間もあるので黙々と歩き続ける。

こんな分岐点もあり、大回りコース、小回りコースといったところか。

広い！一応湿原だけど、笹の生命力の強さを感じる。

沼に近づくにつれササの背丈が高くなり、小さな木も見られるように。

沼の縁に。

メグマ沼を撮影する。周辺の雰囲気同様静寂に包まれた沼。

メグマ沼 自然・景勝地

沼に沿って木道はつづくも、木々や草に遮られて意外と沼が見える場所は限られていた。

なぜ沼の周りに木が茂っているのだろう。自然とは不思議だ。

沼の縁を歩いて再び自転車のところに戻る。が遠い、ずいぶんと歩いたものだ。

景色もよくなかなか歩きがいのある木道でした。
道中誰ともすれ違うこともなく・・・。この広大な湿原が関東近郊の立地だったらすごい人であふれているかも。尾瀬までとは言わないけども。

メグマ沼までだいたい往復２ｋｍちょっとくらいの木道あるきだったと思う。

自転車に乗り、カントリークラブ方向に進んでいく。メグマ沼を別の角度から見る。

こちらにも木道入口があるが、時間の関係上パス。先ほどよりも高い位置から沼が見える。

メグマ沼と遠くに牧草ロール。なんとのどかな風景。

せっかくなので稚内空港に。今後利用機会はあるのだろうか・・・。

稚内空港 空港

休憩所のような場所。この上に展望デッキがある。

タイミングの良いことに千歳？からのＡＮＡ機がちょうど到着した。数十人の乗客が降機し、空港はにぎやかに。

空港連絡バスも席が埋まるくらいの利用はありちょっと安心。

稚内空港の通りのＴ字路。ようこそわっかないと歓迎看板がある。

ここからは途中観光ポイントに寄りながら稚内駅に戻る。まずは大沼。2009年以来の訪問。

大沼 自然・景勝地

白鳥飛来地。鳥インフルエンザの影響か、入口を限定し消毒を徹底している。

バードハウス併設。バードウォッチングのための施設。

次は宗谷ふれあい公園。展望台が目当てだが、広大な敷地にキャンプ場やパークゴルフなど楽しめる公園。

道立宗谷ふれあい公園展望台 公園・植物園

展望台だけに上り坂を上がっていく。

展望台に到着。

広大な風景が広がる。正面は宗谷湾。

反対側は大沼が見える。

うねった山も

もう少し眺めのよさそうな場所に行く。

先ほど訪れた大沼バードハウスと周囲の原っぱがよく見えた。

ふれあい公園の次はミルクロード展望台に行くはずだったが、場所がよくわからない。正解はミルクロードを国道40号に向かって進めばよかったのだが今回はたどり着けなかった。

ミルクロード展望台と勘違いして未舗装の道路の上り坂を上がっていくと・・・

声問公園なる場所についた。

こちらにも展望台があった。

声問の集落と宗谷湾が見えた。

稚内市街地方向。今日はややかすんでいる。

声問集落で海に突き出た部分。

あとは稚内に戻り自転車を返すのみ。途中松浦武四郎野営の地があった。北海道各地に登場する松浦武四郎。三重にある博物館にも行ってみたい。

自転車返却。１３：３８。

フェリーまでは約1時間。駅横の夢広場で食事を取ることにした。

夢広場 グルメ・レストラン

ホッキの定食にした。ホッキといえば苫小牧など太平洋のものだと思っていたがこのあたりでも水揚げがあるようだ。

食事を終え、稚内フェリーターミナルへ。

稚内港フェリーターミナル 乗り物

乗り場改札。まだ改札前とはいえ９月のこの時期は閑散。７月の始発便だと団体客などで長蛇の列ができるほど。

どーん！と利尻富士。礼文島に到着、といいたいところだがまだ稚内。個人的にフェリーターミナルの名写真と感じている稚内しんきんの広告。
これをみると離島への期待が膨らむが、天気が悪いと写真とのあまりのギャップにテンションが下がる。

今日の船はフィルイーズ宗谷。

ハートランドフェリー 乗り物

まもなく出港。

北防波堤ドームとＡＮＡホテルが稚内の風景。

海上をゆく

２時間の船旅、礼文島が近づいてきた。

２年ぶりの礼文島、ターミナルに桟橋が設けられ新しくなっていた。

香深港フェリーターミナル 乗り物

今日の宿はプチホテルコリンシアン。送迎を利用して初めて香深港以外の宿に宿泊する。船泊地区、明日の８時間コース開始にも都合が良い。
なんでも２週間ほど前に番組収録があり芸能人が泊まった部屋にご案内とかで期待が膨らむ。

礼文島プチホテル コリンシアン 宿・ホテル

これはなかなか、一人には立派なお部屋。

客室から。礼文島ならではのなだらかな丘が見える。

食事の前にホテル裏手の海岸に足を運ぶ。

これ！朝焼けに続いて、夕焼けも見られました。

さて、期待していた夕食に。

一品ずつ提供される。地元食材をふんだんに取り入れ、味付けも絶妙。

毛ガニについても鮮度が良く、一つ一つの食材の質の高さを感じた。

肉に魚に大満足のお食事。
小さな宿ゆえ、オーナーさんが一人一人にあいさつされていたのが印象的。

最後にデザートでしめて、楽しい夕食の時間は終わる。

天気も晴れがつづき、いい宿にもめぐり合い満足の旅行はつづく。