201609北海道旅行 第31回 初日【大沼公園周辺（駒ヶ岳登山）】

2016/09/15 - 2016/09/15

9月に北海道に行くのは2010年から7年連続。今年は道南の函館から北上し道北の利尻・礼文をまわるプランを立てた。その直前に未曽有の台風襲来で大きな被害が出た北海道。道内の交通網も寸断され渡道を断念することも検討したが、訪問エリアは比較的被害が小さく、鉄道も無事に復旧を果たしていたので、微力ながら復興支援の意味合いも兼ねて予定をこなすことにした。
初日は北海道駒ヶ岳登山。過去にも登山計画があったが悪天候などで訪問できていなかったので今回こそは登りたいという思いであった。

初日
羽田空港6:55?函館空港8:20/8:30?函館駅前8:55頃
函館10:05?大沼公園10:34　北海道駒ヶ岳登山・日暮山展望台・じゅんさい沼
大沼公園15:25?登別17:30
心のリゾート海の別邸ふるかわ宿泊

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

恒例の北海道旅行。出発は羽田空港。このところ関東では連日の雨。日照時間がかなり少ない状況が続いていた。
北海道も8月下旬に3度の台風上陸、特に道東エリアで大きな被害が出た。
例年9月の天候は安定しており、山に入る日程を中心に組んだが復旧状況が不安。何より日常を取り戻していないところにお邪魔してよいのだろうかという感じもしていた。一方、ホテルのキャンセルが相次ぎ賑わいを失っているという報道もあり、できる限りお金を使っていつも通り過ごそうという思いもあった。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

函館空港行の飛行機は搭乗口までバスでアクセス。雨の日はちょっと困る。いつもは端っこの搭乗口から直接機内に入れたと思うが変わったのかな。

幸い屋根がついていたのでぬれずに機内に入れたけど、断続的に強い雨が降っていた。こんなに雨が続く関東地方の天気は記憶にないかも。北海道の天気はどうかな・・・

函館山を通り過ぎる、青空が広がっていた。初日からいいスタートである。
ただ、油断はできない、今日行くのは函館ではなく北海道駒ヶ岳。山の天気はわからない。

ということで、函館空港に到着。2カ月ぶりくらい。

函館空港 空港

空港連絡バスで駅前に。所要20分ちょっと。函館空港はバスアクセスが良い。
とてもとてもきれいな青空である。

残念ながら特急列車の接続が悪く1時間程度の空きがある。ここは朝市で朝食だ。
新しい店が入っていたのでここにした。

朝市食堂 函館ぶっかけ グルメ・レストラン

これ（海鮮丼）を食べると北海道に来たという感じを取り戻すが、この味に慣れすぎたのかあまり新鮮な感動はない。

では、まいりましょう。

大沼公園。ここで自転車か原付を借りる。駅近くの店で電気スクーターが用意できるとのこと。電気スクーターは乗ったことはないが登山口まで上り坂なのは予想がつき、自転車だとつらいのでありがたくレンタルすることに。

大沼公園駅 駅

これから登る北海道駒ヶ岳。残念ながら火山活動の規制により頂上までは行かない。
電気スクーター、原付よりもパワーはないがまあ楽。あとあまり走行できないらしい。何ｋｍまで走れるのだろう。

登山口。この日は災害救助訓練が実施されており、終了までしばらく待機するよう指示を受けた。約15分くらい待機。

ようやく通行許可が出て、登山口のある駐車場まで登る。これは自転車では相当しんどかったと思う。
頂上の形が特徴的な駒ヶ岳、幸いの天気でよく見えている。

ここからが登山口。足元は砂利で荒れている。

一本道の登りが続いている。道幅は広くまあ歩きやすい。

が、このように一部えぐられている部分もあった。深さにして１ｍはあったと思う。

きれいな青空。こういう天気のもとで登りたいと何度思ったことか。今回実現できてよかった。

振り返ると大沼・小沼が見えるがこちら側は怪しげな雲が広がっていて青空は見えない。

なので前だけを向いて歩いていくことにしよう。

一般の登山者がいけるのは8合目の馬の背まで。駐車場の時点で6合目に入るのでまあ気軽に楽しめ、景色もそこそこ良い山といったところか。
まもなく馬の背へ。

馬の背に。11:37登山開始、12:20到着。きれい。

いつか登ってみたい頂上。ロープで規制されている。

北海道駒ヶ岳 自然・景勝地

海も見ることができる。鹿部町のあたりか。

大沼方面。この方角は雲が多く広がっている。

まずまずの景色を楽しんだ後下山開始。12:30。

それにしても雲行きが怪しい。天気は大丈夫かな。

この方角の天気とはだいぶ違うようなのですが。

12:59駐車場に到着。速いペースで下山したが、傾斜が急な部分があるうえ、足場もよくないので慎重に。

登山に満足し大沼公園に戻ります。

いや〜な予感が的中。結構しっかりとした雨が降ってまいりました。2年前もこんな天気だったなと思い出しつつ

ここまで来ると駅まであとすぐだけど全身ずぶぬれ、雨は継続中。半ばヤケになって寄り道することにした。（もともと雨の日はバイクを借りる予定がなかったのでレインコートは持参していませんでした）。

2か月前にも訪れた日暮山展望台。雨は続いているけど、近くに青空も見える天気、そのうち回復するとみた。

電気スクーター、登りでは相当電力を消費するようだ。まだ残量はあるようだけど、どのくらい走るのか。
駐車場に着く頃、ちょうど天気が回復した。

これぞ2か月前見たかった風景。きれいな青空が広がる。先ほどまでいた駒ヶ岳がくっきり。

日暮山 名所・史跡

大沼・小沼もいい感じ。

天気が回復。服のほうも乾いてくれればいいな。

あとはじゅんさい沼をおとずれて帰ります。ここも一度も行ったことがなかったけど自転車だったら少し遠いかな。

じゅんさい沼。国道わきから枝道に入る。

誰もいない静かな沼でした。

蓴菜沼 自然・景勝地

帰り道、とうとう電池切れ…。押した方が早いようなスピードしか出なくなり、最後には完全に進まなくなった・・・。

まあ、白鳥台セバットの近くでの電池切れなので押して十分に歩ける距離だったのは幸い。
電気スクーター、エコだけど上り坂でたくさん電力を消費するうえ、走行距離も２０ｋｍ程度まで。用途にもよるがまだまだ改良の余地はありそうだ。

スクーターの充電も切れたことだし、白鳥台セバットで休憩。

白鳥台セバット 名所・史跡

このあとの特急で今日の宿に向かいます。

スクーターは無事返し、大沼公園で時間つぶし。駒ヶ岳は雲をかぶっていた。

ゆっくりしていたら再び雨が降ってきました。
なんだか初日から波乱の天気ですな。

登別まで約2時間の移動開始。新幹線開業効果もあってか8割かた席が埋まる盛況。平日でこれなら良好では。

車窓からは海が間近に。森〜苫小牧のあたりまで断続的にこんな景色が。

あとで天気を確認したら大沼公園付近だけ集中的に雨が降っていたみたい。もう雨の心配はなさそう。
あと、大雨で一時この函館線も倒木などで運休になる被害が出たけど関係者の尽力により無事に復旧していた。ただ、一部倒木が多いところがあり、被害のすごさを垣間見た。

登別に到着。ホテルまでは約2km。送迎を依頼した。

虎杖浜温泉である海の別邸ふるかわへ。ここに泊まりたくて出発日を一日前倒ししてしまった。客室の目の前には海が広がる絶景のホテル。
心のリゾートの名の通り、日々の喧騒を忘れるといったコンセプトがあるのか部屋にテレビはない。

心のリゾート 海の別邸ふる川 宿・ホテル

今日は十五夜ということで満月が海を照らしていた。

このようなラウンジがあって、時間により蒸し野菜やお酒とともに自由にくつろぐことができる。開放感のある窓からは海が見える。

ラウンジからオープンテラスに出ることができる。ハンモックや足湯、ソファなど波音を聞きながらくつろげる。
さて、食事の時間だ。

おしながき。地元食材を中心とした創作料理のコース。

お造りの鮮度もよい。

味付けが絶妙で最高である。

白老牛。うまい肉はとろける。

旨い食事にお酒も追加。

食事のあと、再びラウンジへ。十五夜ということで月見団子のサービスが。オープンテラスに出てまったりとする。

途中、土砂降りにあったけど久々にすっきりとした青空も見られた。
これから10日間、北海道旅行のスタートです。