2016/06/22 - 2016/07/22
33位(同エリア351件中)
玄白さん
連れ合いが、とうとう還暦を迎えた。そのお祝いを兼ねてスイス旅行以来3年ぶりにヨーロッパに一ヶ月旅行に出かけた。またスイスへという気持ちも無くはなかったが、3回行っているので別の国に浮気するのも悪くはない、しかし夏のヨーロッパアルプスの美しさは忘れがたい・・・ということで、今回のメインはチロルとザルツカンマーグートでのハイキング三昧。だが、一か月間ず〜っとハイキングというのは、飽きるし年も取ったので体が持たない。そこで前半はハイキングをメインに、後半はウィーンとプラハを拠点に欧州の歴史に思いをはせる都市観光ということにした。
旅のスタイルは、スイスと同様、貸別荘を借りての自炊生活。食事の準備という煩わしさはあるが、なにしろ年金生活の身分、費用を抑えるためにはホテル代と外食を減らすのが一番!ピークシーズンの2週間ほどの平均的パックツアー料金で一ヶ月滞在できるのである。それに山のレストランの高いばかりで、たいして美味しくないランチより、連れ合いの手作り弁当の方が元気が出る。
ウィーン、プラハでも、同じコンセプトで都市型ホリディアパートメントを借りての節約型滞在である。結果的には、ホイリゲやホスポダを飲み歩き、あまり外食費用の削減にはならなかったが・・・
個人旅行の常で、思わぬトラブルにも見舞われたが、それも帰国後は良い思い出になっている。
まずは、旅行全体の概略をザルツカンマーグート、チロル編とウィーン・プラハ編2部に分けてダイジェストで紹介しておきたい。
今回の日程は、以下の通り。どの日にどこに行くかを全て事前に決めていたわけではなく、宿泊施設と概略だけを定め、後はその時々の天気と気分で行先や出かける時間は臨機応変に決め、結果的にこのようになったという次第。
6/22 KLMにてアムステルダム経由ミュンヘンへ
6/23 ノイシュバンシュタイン城、ヴィース教会、オーバーアマガウ、リンダーホフ城観光
6/24 ミュンヘン市内観光
6/25 ミュンヘン→バート・イシュル移動、自炊準備
6/26 ハルシュタット岩塩坑、村内散策
6/27 バート・イシュル 温泉と市内観光
6/28 ゴーザウでハイキング
6/29 クリッペンシュタイン氷の洞窟とハイキング
6/30 ザルツブルク観光
7/1 バート・イシュル→テルフェスへ移動、自炊準備
7/2 ノルトケッテでハイキング
7/3 スワロフスキークリスタルワールド、インスブルック市内観光
7/4 パッチャーコーフェルでハイキング
7/5 シュレック2000でハイキング(クロイツヨッホ、ゼンヨッホ)
7/6 エルファーシュピッツェでハイキング
7/7 ゼルレスでハイキング
7/8 シュレック2000でハイキング(フローネベンベルグ)
7/9 シュトューバイアー氷河トレッキング、
7/10 テルフェス→ウィーン移動、自炊準備
7/11 ウィーン旧市街(リンク内)観光、夜はシュトマードルフのホイリゲへ
7/12 美術史博物館、オペラ座見学等 夜はグリンツィングのホイリゲへ
7/13 シェーンブルン宮殿など 夜はウィーンの夜景撮影
7/14 カールス教会、午後はウィーンテルメの温泉プールでのんびり
7/15 メルク修道院、ドナウ川下り、デュルンシュタイン散策、夜はカールス教会でコンサート
7/16 ウィーン→プラハ移動、自炊準備
7/17 フラッチャニ地区観光、夜はホスポダへ
7/18 旧市街観光など、夜はホスポダで軽く飲んでからエステート劇場でオペラ鑑賞
7/19 モラビアへ撮影ツアー、ミクロフ散策、夜はホスポダへ
7/20 プルゼニュへエクスカーション、ビール工場、地下道見学
7/21 エールフランス機にて帰国、22日成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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成田発KLM862便でアムステルダムへ。定刻より1時間以上遅れての出発となったが、乗り換え待ち時間が3時間以上あったので、混乱もなく、ミュンヘン空港には定刻20:05に着陸。
Sバーンにてミュンヘン中央駅へ。今宵の宿は、駅のすぐそばの Europäischer Hof Hotel。今回の旅行で唯一のホテル泊だ。 -
ミュンヘンでゆっくりホテルライフを楽しもうなんて気はなく、ザルツカンマーグートへ移動の一夜のストップオーバーのつもりだったので、駅に近いという利便性を重視した選択である。
ところが、計画途中で、連れ合いがせっかくミュンヘンを通るので、ノイシュバンシュタイン城にも行ってみたいと言い出した。ノイシュバンシュタイン城は、西中欧の観光ハイライトを巡るツアーでも、必ずと言ってもよいほど組み込まれている鉄板観光名所。
しかし、この城は、イギリスの産業革命からほぼ100年経った19世紀後半、各国が近代国家建設に邁進している時代に、騎士道に憧れ中世のロマンに逃避して時代錯誤の中世風の城建築に資金を注ぎ込み、国家財政を破綻させたバイエルン王ルートヴィッヒ2世の、歴史的価値が薄く時代背景から懸け離れた異形の建造物ぐらいにしか思っていない。是非行ってみたいという気はなかった。
だが、今回の旅行は連れ合いの還暦祝いでもあり、20代の乙女の頃から一度は行ってみたいと思い続けていたというので、その希望はかなえてやらねばなるまい。
いくつかの塔がそびえる城の形は、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルでもあり、夢見る(昔の)乙女の'王子様が住むにふさわしい城' ということなのであろう。 -
しかし、ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城へ公共交通機関を乗り継いで行こうとすると、本数が少なく、いかにも効率が悪い。しかも入場するまでに、なにかと手間がかかるらしい。そこで、JTBの現地法人マイバスのツアーを利用することにした。
現地ツアー予約サイトVELTRAで調べると類似のいくつかのツアーがあったが、VELTRAのHPに体験談を投稿するだけで、一人分の料金が期間限定でタダになる、通常ほかにリンダーホーフ城かヴィース教会のどちらかの組み合わせがほとんどだが、これら全てとオーバーアマガウ散策まで組み込まれていて、効率のよいツアー設計になっているので、これに決め打ち!
詳細については、個別旅行記にて。
写真は、バスの車窓からのノイシュバンシュタイン城に向かう途中の風景。牧草を刈り取ったあとの幾何学模様に魅かれてシャッターを切ってみた。遠くの山並みはドイツ最高峰ツークシュピッツェを主峰とするドイツアルプス。山の向こう側はオーストリアである。 -
ノイシュバンシュタイン城の麓のチケット売り場近くでバスを降り、城に通じる坂道をシャトルバスに乗り換えて登る。バスの降車場からさらに歩いてノイシュバンシュタイン城へ。
その途中からの眺め。ノイシュバンシュタイン城の近くに建つホーエンシュヴァンガウ城を見下ろす。
なお、ノイシュバンシュタイン城の撮影ポイント、マリエン橋は、旅行計画段階では5月末に修復工事完了予定のはずだったが、行ってみると、まだ工事をやっていて、ポスターなどでお馴染みのアングルでの撮影はできなかった。 -
城の入口から反対側に位置するところで道すがら、撮影。
見る角度によって、ずいぶん城の姿が変わる。
チケットには入場する順番の番号が記載されていて、その番号が表示されるまで、外で待たされる。城の内部は撮影禁止。 -
次はヴィース教会へ。ヴィースとはドイツ語で牧草、草原というような意味らしい。文字通り、牛が草を食む牧草地帯の中にポツンと建っている、ヨーロッパの田舎のどこにでもあるような、ありふれた外観の教会である。
しかし、その内部に一歩足を踏み入れると白地の漆喰にふんだんに金の装飾が施された目にも鮮やかな祭壇やら、天井のフレスコ画が目に飛び込んでくる。ドイツ最高のロココ様式として世界遺産に登録されているこの教会は、残念ながら撮影禁止で内部を自分で撮影した写真で紹介できないのは残念である。
ところで、4Travelをはじめ、多くの旅行記ブログで教会内部を撮影した写真がアップされている。中にはツアー客の撮影は禁止だが、個人客は撮影OKだという、よく分からぬ(屁)理屈を捏ねて、撮影した写真をアップしている向きもいる。だが、教会入口には撮影禁止という警告が掲げられているし、今回のツアーガイドからも、だれであっても撮影禁止ですよと念を押された。
この圧倒的に華麗な教会の装飾を見れば、それを自分のカメラに収めたいという気持ちは痛いほどよく分かる。実際、警告にも関わらず撮影している観光客もいるし、それを咎める係員がいるわけでもない。しかし、ルールには従わねばならないだろう。
この件について、少し調べてみた。ネット情報なので正確かどうかわからないが、どうも以前はフラッシュさえ使わなければ撮影OKだったようだ。しかし、団体客、特に日本人団体客で、フラッシュを焚いた撮影をする人が多く、それで全面的に撮影禁止になってしまったらしい。たぶん、フラッシュ撮影したほとんどの人は悪気があって撮影したのではないと思う。カメラの自動化が進んだ現在、フルオートで撮影すると、暗い教会内部では自動的にストロボがポップアップしてしまうので、発光禁止モードに設定することすら知らない人が多いのであろう。だが、悪気があろうがなかろうが、ルール違反をやってしまい、結果的に訪れる人の楽しみを狭めてしまうことになったのは残念である。昨今、中国人団体旅行客のマナーの悪さを指摘する書き込みを目にするが、日本人だって威張れるものではない。
いっそのこと、プラハで多く見られたように、撮影する場合には、撮影料を徴収し、そのときにストロボ禁止を徹底するというようにならないものだろうか・・・ -
ツアー3番目の訪問地はオーバーアマガウ。バスに揺られること約1時間。人口5000人ほどの信号が一つもない小さな村だが、370年以上続けられている村人総出で行われるキリスト受難劇で有名な村である。
村の中心部の建物には、教会、ホテル、商店、普通の民家、いずれにも建物の外壁に見事なフレスコ画が描かれている。それを見て歩くのが、殊の外楽しいのである。題材は宗教画、花模様が多いのだが、だまし絵的な窓枠の装飾も多い。
チロルでは、シュトゥバイ谷入口にムッタース村という、これまた民家の壁のフレスコ画が美しいことで有名な村があるのだが、絵の規模、出来栄えは、オーバーアマガウの方に軍配が上がるように思う。
村の中心部から少し離れた処にある民家には、「赤ずきん」などの童話を題材にした壁絵があって、見所の一つになっているのだが、このツアーではバスの中からちょっと見ただけで終わってしまった。滞在時間はわずか1時間足らず。
個人旅行ならば、5〜6時間は滞在していたいほど気に入った村なのだが、ツアーなので、そういう融通は利かないのが残念。
ツアーで訪れた4か所の中では、ここはオマケ的な扱いだったが、自分では、ここが一番気に入ったところである。 -
最後は、オーバーアマガウからバスで30分ほどのところにあるリンダーホーフ城。ノイシュバンシュタイン城と同じく、ルートヴィッヒ2世が作らせた城で、彼があこがれていたというフランスのルイ14世にあやかって、ヴェルサイユ宮殿内の大トリアノンを模してルネッサンス様式で建てられた城である。内部はロココ様式の装飾がふんだんに施されているが、ノイシュバンシュタイン城と同じく、19世紀後半に建造された時代錯誤の建造物という点では共通している。
ノイシュバンシュタイン城やリンダーホーフ城が大好きな人に対しては、大変失礼な言い方だが、時代背景やルートヴィッヒ2世の言動を重ねて考えると、現代の田舎の成金趣味の大金持ちが趣味で鉄筋コンクリート製の天守閣を作ったようなものと同じに思えてしまう。
色々とケチは付けたが、一日で交通の便が悪いところを4か所も巡ることができたのは、ツアーの良いところだ。個人でミュンヘンから電車とバスを乗り継いで4か所も回ることは、おそらく不可能であろう。その点ではお得感のある現地ツアーだった。 -
翌6月24日はミュンヘン市内観光。
ノイシュバンシュタイン城で一日費やしたので、ついでにミュンヘン観光も、という訳である。現役時代、デュッセルドルフ、ケルン、フランクフルト、マインツ、アーヘン、ハイデルベルク、ベルリン、ワイマール、アイゼナッハ、さらにはプフォルツハイムなんていう観光地ではない田舎町にも出張ついでに観光したことがあるが、ドイツ南部は初めてなのである。
さて、ミュンヘンと言えば12世紀にバイエルン公国を築き、オーストリアのハプスブルク家、プロイセンのホーエンツォレルン家と覇を競い、19世紀初頭にはバイエルン王国としてドイツ南部を支配してきたヴィッテルスバッハ家の拠点である。もちろん、今でもバイエルン州の州都であることは言うまでもない。
ゆえに、ヴィッテルスバッハ家の居城、レジデンツを見逃すわけにはいかない。
朝一番、オープンと同時に行き、午後1時ごろまで、現在では博物館、宝物館となっている広大な城内をじっくり見学。
写真は、レジデンツ一番の見どころ、アンティクヴァリウムという大ホールで、レジデンツでは最古参の建造物。ガイドブックでも必ず紹介されている。
入場料は、博物館、宝物館ともに7ユーロだが、65歳以上はシニア割引で4.5ユーロになる。年齢は自己申告で、特にパスポートなどでチェックするわけではない。連れ合いは60歳で割引はされないのだが、受付のお兄さんが、奥さんは学生割引にしてあげようと、二人とも4.5ユーロで済んだ。ドイツ人は堅物が多いと思っていたが、なかなか粋な計らいをしてもらってラッキー! -
王室礼拝堂。
他にも、次から次へと絢爛豪華な部屋が続き、ヴィッテルスバッハ家の財力・権力を見せつけられる。詳細は個別旅行記にて。 -
レジデンツ見学だけで、相当時間を使い、いささか疲れたので、一旦ホテルに戻って休憩してから、午後、カールス広場からマリエン広場へ、ノイハウザー通りをブラブラ。
新市庁舎。新と言っても建てられたのは19世紀後期。ネオ・ゴシック様式の荘厳な佇まいである。 -
新市庁舎の塔へはエレベータで登れる。塔の上からのミュンヘン市内の眺め
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フラウエン教会。2本のユニークな塔が、ミュンヘンのランドマーク的存在になっている。一方の塔は工事中。
ミュンヘンに限らず、ヨーロッパの都市では、常に歴史的建造物は修理工事が行われている。 -
内部はそれほど華美ではないが、ステンドグラスが美しい。
入口に近い床に「悪魔の足跡」という人の足跡ほどのくぼみがあったのだが、ステンドグラスに気を取られ、見逃してしまった。
夜は新市庁舎地下に入っているドイツ料理レストラン「RatsKeller」で本場のバイエルン料理と白ビールなど味わう。 -
6月25日
いよいよ、オーストリア入りだ。当初はチロル→ザルツカンマーグトという順序で考えていたが。チロルの本格的山歩きシーズンは7月に入ってからなので、先にザルツカンマーグートへ向かう。
当初9:24発か9:55発の電車を考えていたが、ザルツカンマーグートの貸別荘オーナーから、朝早くからでもチェックインできるという連絡をもらったので、早めの8:18発で移動。まず、オーストリア国鉄でザルツブルクへ、さらにポストバスでザルツカンマーグート地方のほぼ真ん中に位置するバート・イシュルへ向かう。 -
ザルツブルクのツーリストインフォメーションに立ち寄ったり、バスの待ち時間などから、バート・イシュルのバスステーションに到着したのは1時過ぎ。
バート・イシュルに到着したところで、若干の問題発生。日本を出発する直前に、別荘オーナーのElisabeth Kaiserさんからメールで連絡があり、「バス停まで迎えに行くつもりだったが、椎間板ヘルニアで入院してしまったので、迎えに行けなくなりました。タクシーを使ってください、ただし、別荘の前の道路が工事中で、通常のルートでは車は通行できません。鍵は玄関脇のランタンの中に置いてあるので、自分で開けて部屋を使ってください。」だと・・・ エ〜!!
ともかく、バート・イシュル駅に待機していたタクシーを捕まえて貸別荘に向かった。幸いなことに道路工事は終わっていて、遠回りすることなく宿に到着。
貸別荘は写真の右側の2階建ての本館と中央の小屋みたいな別棟があるが、我らの部屋は中央の別棟の方である。 -
部屋は寝室と・・・
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ダイニングキッチンの2部屋。そんなに広いわけではないが、2人だけなのでこの程度でも問題なし。コンロはIHで、調理器具もまずまず揃っている。ともかく、キッチンの設備を重視して、連れ合いがここを選んだのである。
ここで、またまた問題発生。パソコンでもスマホでもWifiがつながらないのである! ネットで直前の天気予報を調べたり、現地情報の確認をしたりするので、ネットが使えないのは困る。どうも手書きで書かれたWifiのパスワードが間違っているようだ。やむを得ず、入院しているElisabethさんに電話で確認するも、案の定、入院中なので、すぐには分からない。一時間ほどしてから調べて連絡するとのこと。
30分ほどして折り返しの電話が来た。2人でパスワードを読み合わせた結果、12文字のパスワードの最後の一文字が「b」だったのを「6」と読み間違えていたのであった。数字の1をヨーロッパの人はギリシャ文字のラムダのように書くのは知っていたが、bはどう見ても6にしか読めない! とりあえず一件落着。 -
まず町の中心部にあるスーパーに行って、食料買い出しに行かねばならない。手元には駅と別荘の位置関係がわかるGoogleMapのコピーしかないので、遠回りでもMapで読み取れるタクシーのルートのとおりに駅に向かう。40分くらいかかってしまうがやむを得ない。買い出しのついでにツーリストインフォメーションに立ち寄って詳細な地図を手に入れ、別荘までの近道を教えてもらう。また、別荘で記入した宿泊カードの写しを持っていき、ザルツブルガーサマーカードなる割引カードをもらった。これは3日以上滞在するとタダで手に入る割引チケットだが、観光施設の入場料だけに適用されるもので、インスブルックカードやシュトゥバイスーパーカードのように公共交通機関には適用されないので、あまりメリットは大きくない。
インフォメーションで教わり地図に書かれた近道ルートがよくわからず、迷ってしまい、結局、駅に戻って、またタクシーを使う羽目に!
ひと段落してから、もう一度別荘から駅までの近道を探しに出かける。ようやく見つけた近道のフットパス。多少アップダウンがある森の中を通ったり、民家の軒先を通ったりして20分弱の道である。 -
フットパスの途中の森のなかにあるキリスト教の祠。これから一週間、森林浴をしながら駅との往復である。
特に駅からのルートは、入り口がどうみても民家の庭に入り込むようなところなので、分かりにくいのである。 -
6月26日
ミュンヘン滞在中の抜けるような青空は影を潜め、朝からどんより曇っている。山歩きはやめて、ハルシュタットの岩塩坑見学とハルシュタット散策に出かける。
ハルシュタットへはバスを使うルートと鉄道で行くルートがあるが、バスは途中で乗り換えが必要、鉄道でも駅がハルシュタット湖の対岸にあるので、渡し船でハルシュタットの街に入らねばならない。船の方が面白そうなので鉄道で行くことにする。
バート・イシュル8:20発の電車に乗り込む。乗客はチラホラ -
25分ほどの乗車で、ハルシュタット駅へ。駅から50mほど坂道を下ったところに渡し船の船着き場がある。ここから対岸のハルシュタットの街を望む。
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街の船着き場から南方向に湖岸沿いの道を15分ほど歩いていくと、岩塩坑に行く急勾配のケーブルカー乗り場に着く。
街の散策は、後でゆっくりすることにするが、驚いたのは、中国人団体旅行客の異常な多さである。通りを歩いている人の8〜9割は中国人旅行客で、どこか中国の町に来たのではないかと錯覚するほどである。 -
ケーブルカー山上駅からさらに登ること20分ほどで、岩塩坑見学の入口に着く。岩塩坑の見学はガイドツアーだけで、自由な見学はできない。しかも、坑内に入る前に作業服を着なければならない。
作業服を着たり、ツアーの出発時間まで待ったりして、意外と時間がかかる。
作業服を着て待っていると、ドイツ人らしき団体客がドヤドヤと来て記念写真撮影が始まった。カメラを首からぶら下げていたので、ツアーのリーダーらしき人からカメラを渡され、写真を撮ってくれと頼まれた。しかもそばに居た連れ合いには、一緒に写れという。ついでに自分のカメラでも一枚パチリ。 -
岩塩坑入口。ここからツアーガイドに従って坑内に歩いて入っていく。
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坑内では、ところどころ、ハルシュタットの岩塩層が出来た地質学的なことや、岩塩坑の歴史、昔の採掘の様子、採掘技術の変遷などが、映像を利用して説明するポイントがある。ガイドの説明はドイツ語と英語。専門用語が結構たくさん出てくるし、英語が必要な現役時代の仕事を離れて15年になり普段英語を使う機会が全くなくなったので、ヒアリング能力もすっかり衰えてしまっている。説明の1/4くらいしか理解できない。
アトラクション的な要素もツアーには含まれていて、最大の目玉は、この滑り台。2か所あるのだが、長い方は30mくらいの落差がある。この岩塩坑は、いまでも現役であるが、昔は鉱夫たちが、坑道に降りていくとき、すばやく降りるために実際に使っていたそうだ。 -
岩塩をくりぬいて作られたランタン。洞窟の壁面の岩塩の結晶がランタンの明かりに照らされて妖しく輝いている。
街中では中国人団体客であふれていたが、ここには、個人旅行客がチラホラいるだけだ。見学に時間がかかるので、団体旅行ではツアーに組み入れにくいのかもしれない。 -
約2時間の岩塩坑見学を終えて、ケーブルカー山上駅近くの展望台へ。
湖岸まで迫った岩壁のわずかな隙間にへばりつくように固まっているハルシュタットの町並みがはるか下に見える。 -
湖岸に面した小さな公園の一角で、美しい湖と街並みの風景を眺めながら、連れ合い手作りのおにぎりランチ。
町をブラブラ散策しながら、ケーブルカー乗り場と反対側の町外れまで来た。ここからの眺めが、ハルシュタットを紹介するガイドブックやポスターに必ず出てくる撮影ポイントだ。相変わらず雲が多く、湖もさざ波がたっていて街並みの映り込みもないので、ポスターのようなきれいな写真にはならない。
天気がよく、岩塩坑見学が午前中に終わればクリッペンシュタインまで足を延ばそうと考えていたが、そんな時間は取れず、天気も芳しくないので、そのままバート・イシュルに帰還。 -
6月27日
今日は朝から小雨が降るあいにくの天気。
どこにも遠出はしないで、温泉施設ユーロテルメンリゾート(昨年まではザルツカンマーグートテルメという名前だった)とバート・イシュルの街中観光する日にした。
温泉と言っても、ヨーロッパの温泉は日本の温泉とは随分趣きが異なる。温泉水を張ったプールである。プールとはいえ、泳いでいる人は少なく、プールの端のジャグジーで泡に打たれてリラックスしている人がほとんど。室内プールだけでなく、外には露天風呂(?)、水が回るプールなどがあって、楽しめる。
レストランもあるので、一日中いることもできる。
ここの温泉の特徴は、塩分が非常に濃いこと。塩分濃度3%で、海水とほぼ同じくらいしょっぱいのである。源泉は死海(24%)より濃い27%もあるということだが、薄めて海水と同じくらいにしているようだ。さすが、岩塩層が豊富な地に湧き出る温泉である。 -
昼を挟んで制限時間4時間ぎりぎりまで温泉を楽しんでから、市内散策。
なお、4時間券は18ユーロだが、ザルツブルガーサマーカードで16.2ユーロまで割引になる。
バート・イシュルの観光の目玉はカイザー・ヴィラ。オーストリア・ハプスブルク帝国の実質的な最期の皇帝フランツ・ヨーゼフと絶世の美女の誉れ高きエリザベートとの結婚祝いとして、彼の両親がプレゼントとして建てた夏の離宮である。なお、バート・イシュルは、フランツ・ヨーゼフとエリザベートがお見合い、婚約した地としても知られている。
同じ敷地内にある写真博物館も併せて見学してから、スーパーで買い物をしてから別荘に戻る。 -
6月28日
今日は、雲は多いがときどき晴れ間が見える天気なので、ゴーザウ湖方面の山歩きに出かける。
542番のバスで終点Gousauseeへ。終点バス停の横からゴーザウカムバーンというロープウェイで一気に標高1522mの高原に着く。
山頂駅からの眺め。あいにく正面の氷河を抱くダッハシュタインは雲がかかっているが、足元の前ゴーザウ湖は、雲の隙間から覗く日の光を受けて湖面がキラキラ輝いている。右側のゴーザウカムという岩峰群が間近に見える。 -
黄色の花を咲かせた牧草地が広がるアルム(牧場)の中をのんびり歩き、ツヴィーゼルアルムヘーエという小高い山に登る。見通しが利く天気の良い日にはオーストリア最高峰グロースグロックナーも見えるというのだが、今日はガスっぽくて、そこまでの見通しは利かない。
反対側を下ってツヴィーゼルアルムヒュッテまで行き、一休み。そこからヘーレンヴェーグというルートを通ってロープウェイ頂上駅まで戻る。 -
途中、雲が取れて氷河を抱くダッハシュタインが姿を現した。
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その後、ロープウェイで前ゴーザウ湖畔に戻り、湖を一周する散策へ。1時間ほどで一周できるが、のんびり写真を撮りながらの散策なので1時間半ほど時間をかけた。
ダッハシュタインの頂上には、また雲がかかってしまったが、湖面には湖岸の緑が映り込み、美しい風景を堪能した。 -
その夜、夜中に目覚めると雲ひとつない星空に変わっていた。
星景写真に凝り始めているので、これは絶好の撮影チャンスとばかりに、真夜中にカメラと三脚を持って外に出る。あいにく、森の中の別荘の周りは星空を撮影できる開けた場所がないので、いつものフットパスを通って街中心部へ。
小さな穏やかな田舎の町なので、夜中の一人歩きでも身の危険を感じることはない。無人のバート・イシュル駅に明日の始発列車が静かにたたずんでいる。駅舎の中には入れないが、ホームには自由に出入りできる。線路に降りて電車の正面に立ち、天の川と電車という組み合わせで撮影。
出来栄えはよろしくないが、めったに実現できない組み合わせに満足の一枚となった。 -
6月29日
夜が明けると真夜中の快晴ほどではないが、晴れ間が見えるまずまずの山歩きの天気になった。今日は、ハルシュタットの少し先のクリッペンシュタインに行き、氷の洞窟見学、ファイブフィンガーズ展望台への軽ハイキングを楽しみ、昨日のゴーザウでは雲がかかってよく見えなかったダッハシュタインを間近で見ようと計画。
だが、この旅行記をまとめる段になって、痛恨のミスを犯したことに気づいたのである。
連日、別荘に帰ると、その日に撮影した写真データはパソコンにバックアップしていたのだが、この日の晩に限ってバックアップをし忘れていた。しかも、SDカードの容量がいっぱいになりそうだったので、バックアップしたつもりで、SDカードを空にしてしまったのである。結果、この日に撮影した貴重な写真は永久に消え去ってしまったのである。 消去したデータを復旧するソフトを使って回復を試みるも時すでに遅し!その後も数回フォーマットし直して上書きしているので復元できない!アァ〜・・・!
連れ合いがスマホで撮影した数枚のお粗末な写真だけが、貴重な記録として残るのみ!
これは最初のロープウェイ中間駅から20分ほど歩いたところにあるRieseneishohleという氷の洞窟の一コマ。この氷の洞窟、最初は氷河期の遺物と考えられていたが、その後の調査で、わずか数百年前にできた氷の洞窟だという。
とても幻想的な氷の鍾乳洞といった風情で感動的だったのだが・・・・ -
ファイブフィンガーズ展望台から見下ろすハルシュタット湖。
この日、撮影できた風景は、ザルツカンマーグート滞在中でもっともきれいな写真がとれていたはずなのだが・・・・ 自分の不注意がかえすがえすも口惜しい! -
6月30日
計画段階では、ザルツカンマーグト滞在中の一日はザンクト・ウォルフガングに行き、かわいらしい蒸気機関車が押すシャーフベルク登山鉄道でシャーフベルク山に登り、そこからハイキングをしようと考えていた。だが、ここはミュージカル「サウンドオブミュージック」のロケ地のひとつでもあり、ザルツカンマーグートでも一番人気の場所。ものすごく混雑するらしい。ハルシュタットの状況からして、中国人団体客もわんさか押し寄せているにちがいない。天気もパッとしない。それに、スイスで同じような機関車が押す登山鉄道はロトホルン鉄道で経験している。
急遽、予定変更して、ザンクト・ギルゲンからツヴェルファーホルンに登り、対岸のシャーフベルク山と湖を見ながら2時間ほどのハイキングを楽しんでから、午後はザルツブルクの観光をすることにした。
いつもより一時間早く7時台のバスでザンクト・ギルゲンへ。ロープウェイは9時からなので、しばし村の中を散策。
ウォルフガング湖湖岸から見たシャーフベルク山。雲がかかって眺望は望めそうにない。 -
9時10分前になったので、ツヴェルファーホルン行のロープウェイ乗り場でチケットを買おうとしたところ、天気が悪いので運休だ、1〜2時間待てば動くかもしれないが定かではないという。
え〜!・・ たしかに頂上付近はガスっぽいが、風が吹いているいるわけでもなし、この程度で運休するのかぁ・・・!
動く保証もないロープウェイを待つのはあきらめて、ザルツブルクに行くことにした。
バスを待っている間、一人の老人が自分の方をじっと見ている。日本人が珍しいのかなと思っていたが、どうも首からぶら下げているカメラをじっと見ている。そして、話しかけてきたのである。同じニコン製のデジタル一眼なので同好の士と思ったようだ。バスが来るまで、しばしカメラ談義が始まった。
ずっとコンタックスのフィルムカメラを使っていたが、時代の流れには逆らえず、2年前にニコンのデジタル一眼に変えたという。ウィーンに住んでいて、3年前に奥さんを亡くしたが、風景写真が好きなので、一人で撮影に出かけているそうだ。昨日はゴーザウに行ったといって、撮った写真を見せてくれた。90歳になったというが、元気なご老人である。ドイツ語以外はフランス語は話せるが英語は苦手だとおっしゃる。たしかに玄白の英語と似たレベルではある。
記念に連れ合いとのツーショト写真を撮らせてもらった。 -
まずは旧市街のレジデンツ広場に行き、ツーリストインフォメーションでザルツブルクカード24時間用を購入し、丘の上に建つホーエンザルツブルク城砦へ。
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ホーエンザルツブルク城砦から見下ろすザルツブルクの町並み。
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そのあとは、ドームクォーターチケットを買い(ザルツブルクカードがあるのでタダだが・・)、大聖堂やレジデンツ、レジデンツギャラリー、ドーム博物館を見学。
写真は、大聖堂の主祭壇と丸天井。 -
見学を終えて外に出ると土砂降りの雨。
レジデンツ広場からちょっと入った路地のカフェで雨宿りがてらのティータイム。連れ合いが是非食べてみたいという、ザルツブルク名物ケーキのザルツブルガーノッケルンというケーキをオーダー。砂糖を加えたメレンゲとカスタードを山のように盛り、オーブンで焼いたザルツブルクの伝統的デザートである。これで1/3である。 -
カフェでくつろいでいるうちに雨が上がったので、モーツアルトの生家を見学したり、鉄細工の看板がにぎやかなゲトライゼガッセをブラブラ。
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4時過ぎ、バス乗り場の近くのミラベル庭園へ。4時を過ぎていたので、ミラベル宮殿には入れず。
平面的なフランス庭園は、撮影が難しい。 -
7月1日
バート・イシュルからテルフェス・イム・シュトゥーバイへの移動日。
今度の旅では、頻繁な長距離移動は少ないが、連れ合いが一等車での列車の旅を楽しみたいというので、ユーレイル3か国セレクトフレキシーパスを事前に購入していて、ミュンヘンからザルツブルクへの移動についで2回目の使用である。
2等車の切符をその都度購入するのと、たいして値段は変わらないが、一等車が使えるのと、その都度切符を購入する手間が省けるので購入した次第。
バスは使わず、アットナム・プッハイム経由のオール列車の移動である。
途中、グムンデンで途中下車して観光することも検討したが、グムンデン駅にはスーツケースを預けるコインロッカーがないようなので断念。 -
アットナム・プッハイム〜ザルツブルク間の車窓からの風景。どこまでも牧歌的な風景が広がっている。
-
インスブルックでSTB(StubaiTalBahn)という私鉄に乗り換える。一時間に一本と便数は少ない。
この電車、面白いことに、インスブルック市内ではトラムとして道路上を走っているが、インスブルックを抜けるとそのまま登山電車になるのである。沿線はきれいな風景が続く楽しい路線である。 -
ここで、またまたトラブル発生!
事前にチロルでの貸別荘の最寄り駅は Telfes im stubai Ort と調べてあったのだが、電車内の停車駅の表示に、この駅名が出てこない。
単にTelfesという駅名はあるが、違うのかな?と迷っている間にドアが閉まり発車、次の停車駅は Telfes StuBay と表示されている。スペルが違う、おかしいなあ〜?と迷っていると、次は終点の Fulpmes だという。
慌ててTelfes StuBay駅に降りてから唖然! なんだぁ、この駅は・・駅のホームなんかない、砂利を敷き詰めた線路脇にベンチが一つあるだけ、回りは牧草地みたいで道も家も何にもない!
しばし、茫然と立ち尽くし、逆方向に向かう電車を待つしかないか・・・ともかく、駅に迎えに来てくれているはずの別荘オーナーに連絡して事情を話せねばなるまいと、電話をかけるが出ない・・そうこうするうちに、彼方から牧草地の狭い農道を一台の車がこちらに向かって来るではないか! オーナー夫人のBirgidさんの車だった。
Birgidさんによると、Telfesの正式名はTelfes im stubai だが、単にTelfesと表示することも多いのだそうだ。Telfes駅で待っていたが、降りてこないのでFulpmesまで行ってしまったと思い、Fulpmesに向かう途中、我々がここに立っているのが見えたので、迎えに来たのだという。やれやれ、助かった(^ ^); -
これが、我々が9泊する貸別荘 SchlosserHof
2,3階が貸別荘、1階と地下、2階の一部はオーナーの Mairさん一家の住居になっている。我々は3階である。
スイスと同様、ここも冬のスキー客がメインで、今はどちらかというと、シーズンオフに近い。宿泊は我々だけである。 -
とにかく、広い。我が家より広いくらいだ。
寝室のベッドの上には、タオルで折った白鳥が乗っている。この後、昼間出かけて帰ってくると、ベッドメイキングされていて、日替わりでいろいろなタオルアートが置かれている。これが毎日の楽しみの一つになった。 -
連れ合い、こだわりのキッチン。
調理道具、食器類などは充実していて、バート・イシュルの貸別荘より格段によいとの連れ合いの評価である。唯一の難点は、冷蔵庫に冷凍室がついていないので、アイスクリームの保存ができないとぼやいている。 -
この別荘の一番の魅力は、ベランダからのこの眺望!
目の前には牧草地の緑が広がり、その向こうにはFulpmes村の集落、その先にはエルファーシュピッツェの岩峰、はるか遠くのシュトューバイ谷最深部には氷河を抱いたツッカーヒュートルを主峰とするシュトューバイアルプスの山々が連なっている。 -
こんな絶景を眺めながら、差し入れのBirgidさん手作りケーキで、午後のティータイム。
連日の部屋の清掃、ベッドメイキング、何度かあった手作りケーキの差し入れなど、スイスを含めて今までの貸別荘では経験したことのないすばらしいサービスに、すっかりこの貸別荘がお気に入りとなったのである。
最新の週間天気予報によると、曇りがちで時折小雨が降る日が多そう、特にシュトゥバイ谷の奥に雲がかかりやすそうだ。そこで、前半3日間は、インスブルック起点で山歩き、後半5日間はシュトゥバイタールでの山歩きということにして、それぞれ、インスブルックカード、シュトゥバイスーパーカードという地域内の公共交通機関、山岳交通がただで乗れるカードを利用することにした。 -
7月2日
STBでインスブルックに出て、ツーリストインフォメーションに立ち寄り、インスブルックカード72時間用を購入。
チロルでの最初の山歩きは、インスブルック北側にそびえるノルトケッテへ。いくつかのトレッキングルートが整備されているが、比較的優しいコース(ハーフェレカールロープウェイ山頂駅→ハーフェレーカールシュピッツェ→コース219ゲーテヴェーグでグライルシュイェフェル経由グライルシュシュピッツェまで往復)を計画。
しかし、グライルシュイェッフェル近くまで来たところで雲行きがあやしくなり、雷鳴が聞こえ始めた。ちょっとヤバイかもしれないと思い、急遽引き返すことにした。
アップダウンは少なく、ほぼ水平にノルトケッテ岩峰群をトラバースしていく道なので、歩きやすいのだが、高所恐怖症の連れ合いにとっては、延々と続く断崖絶壁の道は怖かったようで、引き返すことにしてほっとした様子。 -
7月3日
朝起きると、どんよりと雲が垂れこめ、ときどき小雨が降る空模様。今日は山歩きはやめ、インスブルック観光をすることにした。
まず、宝飾ガラスで有名なスワロフスキーの本社工場に併設されているスワロフスキークリスタルワールドへ。インスブルック郊外のヴァッテンスという小さな町にあり、インスブルックからシャトルバスで行く。
口コミの評価では必ずしも良い評価ではない所だが、芝で覆われた小高い丘に巨人の顔があり、この丘の地下にさまざまなクリスタルガラスと光と音で構成されたファンタジックなイリュージョンの世界が広がっている。連れ合いの目的は宝飾ガラスのアクセサリーを物色することだが、クリスタルの複雑な光が織り成す幻想的な情景をアート的な写真として切り取ってみたいというのが玄白の狙いである。 -
必ずしも狙いが達成できたとは言い難いが、こんな非現実な写真が撮れた。
-
午後は定番のインスブルック観光。
黄金の小屋根、王宮、ヤコブ教会など見学し、インスブルック最古のカフェ、ムンディングでお茶をしたり・・・ -
イン川ほとり、対岸の色とりどりのファッサードの建物を眺めたり・・・
結果的には行けなかったが、チェコの世界遺産テルチの街並みに似ていなくもない。 -
7月4日
今日は、インスブルックを挟んでノルトケッテの反対側の山、パッチャーコーヘルで山歩き。
インスブルック市内マリアテレジア通りバス停からJ番のバスでロープウェイパッチャーコーヘルバーン乗り場へ。雲が多い日だったが、ロープウェイで雲を突き抜けると、見事な青空が広がっていた。 -
歩くコースはツィルベンベーグという易しいコース。距離は7kmくらいだが、アップダウンが少ない手軽なコースである。
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眼下にインスブルック、その先にノルトケッテ岩峰群を見ながら歩く気持ちがよいコース。アルプスではおなじみのアルペンローゼの群生がいたるところで見られる。
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夜になると雲が取れて、快晴になった。
別荘の前の牧草地で星空撮影。南側が開けていて、夏の天の川撮影には絶好の場所と昼間は思っていたのだが、意外にフルプメス村の街明かりが明るく、あまり条件はよろしくない。
夜中の1時ごろ、エルファーシュピッツェに架かる天の川。タイムラプス動画撮影も試みたが、20分ほどでレンズに夜露がついてしまい、失敗! 星空撮影には結露防止のレンズヒーターを使わないとダメだな〜。 -
7月5日
いよいよ今日からシュトゥバイ谷各地の山歩き開始。
まずは、隣村フルプメスからゴンドラ、クロイツヨッホバーンで行くシュレック2000へ。
ゴンドラを乗り継ぎ頂上駅へ -
頂上駅から最近できたばかりという新しい展望台”StubaiBlick"へ。
展望台への道は色とりどりの高山植物が咲き乱れ・・・ -
眼前には迫力あるカルクコーゲルの岩峰群が間近に見える。
-
StubaiBlickでの展望を楽しんだ後はクロイツヨッホへ。
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さらにゼンヨッホまで足を延ばす。
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眼下に見えるゼンヨッホヒュッテでビールと持参したおにぎりでランチ
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7月6日
8:53のバスでノイシュティフトへ。バス停近くにあるゴンドラ乗り場からエルファーバーンで山上駅へ。 -
頂上駅付近はパラグライダーを楽しむ人たちでにぎわっている。
こんな天球儀のようなオブジェが設置されている。 -
まずは、エルファーヒュッテを目指し、つづら折りの急坂を登っていく。
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エルファーヒュッテからさらに少し登り、左側にトラバースしていくと、左手にゼルレスカムの岩峰が迫ってくる。
-
右手にはエルファーシュピッツェの岩峰。
さらに先に進み、標高3277mのハビヒトが見えるあたりで引き返す。途中、カールアルム、ピンニスアルムに下る方には行かず、そのまま引き返す。ピンニスアルムに下るルートを取ってもよかったのだが、地図で確認すると山頂駅に戻るにはまた登り返す必要があるので、それを嫌った連れ合いがイヤだという。
エルファーヒュッテに戻る道と分かれてゾンネンブルクへ通じるルートに入り、山頂駅へ。
今日は早めに山歩きが終わったので、STBでテルフェスを乗り越してチロルで一番美しい村と言われるムッタース村を散策。 -
7月7日
日の出の頃、目覚めた。。ベランダに出るとシュトゥバイアルプスの雪山が朝日でオレンジ色に染まっている。雲ひとつない、チロルに来て最高の天気。こんな天気なら、真っ先にトップオブチロルに行きたいところだが、シュトゥバイグレッチャーバーンが動くのは明後日から。残念!
今日は、ゼルレスで山歩きすることにしよう。 -
バスでフルプメスに出て、インスブルック行きのバスに乗り換え、ミーダース村ゼルレスバーンネンロープウェイ乗り場バス停で下車。ロープウェイでコッペルノック頂上駅へ。
辺り一帯は牧草地が広がり、黄色い絨毯の如く、牧草の花が咲き乱れている。 -
目指すは、マリアヴァルトラスト修道院。ゼルレスの山は、この修道院への巡礼の山でもある。
広い歩きやすい道は、大勢のハイカー、巡礼者?たちが歩いている。
途中の道ではゼルレスカムの岩峰が望める。昨日、エルファーシュピッツェの中腹から見た岩峰を裏側を眺めていることになる。 -
マリアヴァルトラスト修道院
1624年に創建された修道院で、ヨーロッパでもっとも高いところにある修道院だという。標高1641m。
背後の雪山はツィラーアルプスの山々か?
帰りは、ヴァルトレスターヨッヒェルという山を越えてコッペルノックに戻る。予定では、最初にこちらの山越えをして修道院に行くつもりだったのだが、登山口が分からなったのである。
このルートはずっと樹林帯の中を行く道で、暑さ除けにはよいが、眺望は利かない。頂上に登頂記念ノートが置いてあって、登ってきた人はみんなコメントを書き込んでいる。順番待ちである。書かれたノートをめくってみたが、日本人の名前や漢字は見当たらない。玄白も記念に英語と日本語で感想を書き込んでおいた。(名前は玄白ではなく、実名で・・・) -
ゼルレスのもう一つのお楽しみは、これ! サマーリュージュである。ゴンドラと重なるようにレールが敷かれ、一気に下って麓まで降りられる。
最初は子供向けのアトラクションかと思ったが、子供より大人の方が楽しんでいる。連れ合いは怖いからいやだと言っていたが、しぶしぶ乗ってみることになった。
ブレーキレバーひとつでスピード調整するだけで、操作はいたって簡単。スピードを出そうと思えば、結構出てスリルも味わえる。
この日も山歩きは早めに終わったので、午後は別荘近くのプールへ。温泉ではないが、ジャグジーがあり、山歩きの疲れを取るのに良い。シュトゥバイスーパーカードで一回だけ無料で3時間まで利用できる。 -
7月8日
今日も天気はまずまず。ベランダから西を見ると、今日はカルクコーゲルにも雲がかかっていない。3日前にシュレック2000に行ったときは、カルクコーゲルに雲がかかっていたが、今日はすっきり晴れ渡ったカルクコーゲルが見られそうなので、再びシュレック2000へ。
もう一度、StubaiBlick展望台へ行ったあと、ここから眼下に見えた湖のそばを通ってゴンドラ中間駅まで歩くコースを歩く。 -
こちらのコースはカルクコーゲルの真下まで近づくコース。
-
パノラマゼーという湖。人口湖?
このあと、樹林帯を通って、ゴンドラ中間駅フローネベンベルクへ。 -
7月9日
いよいよ、チロル滞在最終日。ようやく今日からシュトゥバイアーグレッチャーバーン運行が開始され、シュトゥバイタールのハイライト、トップオブチロルへ。
残念ながら天気は崩れ、トップオブチロルは雲の中。それでも、今日しかいけないので、ともかくバスをノイシュティフトで乗り継ぎムッターベルクへ出かけてみる。 -
ところが、フェルナウ、アイスグラートとゴンドラを乗り継ぎトップオブチロル展望台に上がるルートは工事中で、10月まで運休中!
稼働しているのは、もう一つのルート、フェルナウ→ガムスガルテンのルートのみ。 -
ガムスガルテンからは8人乗りのリフトでロタードルコップまで。
ここから、ヨッホドーレまで歩く氷河上のトレッキングコースが整備されている。 -
氷河トレッキング開始。
3年前のスイスのユングフラウヨッホからメンヒ山小屋までの氷河トレッキングを思い出す。天気が悪く、ときどき雲が流れてきてホワイトアウト状態になる。冷え込みが強いのでフリースとレインウェアを着こんでのトレッキングだ。スイスの時より勾配がきつく、結構しんどい。 -
ヨッホドーレヒュッテに到着。ここからは、すぐ目の前にトップオブチロルの展望台があるはずなのだが、ガスの中で全く見えない。
暖かいココアで、冷え切った体を温めてから引き返す。
下りの帰り道は、さながら富士山の須走のように、かろやかに大股で一気に下る。 -
運休中のアイスグラート中間駅方向に少し下ったところに、氷河をくりぬいて中に入れるアイスグロットというところがあるので、ついでに立ち寄ってみた。
何度目かの氷の洞窟体験である。 -
ロタードルコプト駅まで登り返し、リフトでガムスガルテン駅に戻る。ここのレストランで一休みしてから麓のムッターベルクへ。
-
別荘に戻る途中、ムッターベルクから2つ目のバス停で途中下車し、グラバ滝を見学。
予想以上に大きな滝で、15分ほど滝の横の登山道を登っていくと、滝の上部まで行くことができる。 -
滝の真下には、寝そべって滝見物ができるベンチが並んでいる。
頼んだ訳ではないのに、ドイツ人風の若者が写真を撮ってくれるというので、撮ってもらった一枚。 -
7月10日
いよいよ、チロルを後にして、ウィーンに移動する日。
朝、目覚めると、抜けるような青空! シュトゥバイアー氷河が朝日に輝いている。
こんな日に氷河の上を歩いてみたかった。これだけが、心残りである。
滞在したSchlosserHofの貸別荘では、Mair夫妻のホスピタリティが素晴らしかった。別れ際、Birgidさんがちょっと待ってと言ってキッチンに戻り、お別れのケーキを持ってきてくれたことが忘れられない。
ご主人のPaulさんは、酪農と民宿、冬はスキーのインストラクターで生計を立てているという。仕事は大変で、13歳の息子や娘の彼氏も駆り出されて牧草刈りの仕事を手伝ったりして、決して楽な暮らしではないと思うが、豊かで美しい自然、きれいな空気のチロルで、一家が穏やかで心豊かな生活を営んでいる様子が見てとれた。
今回の一ヶ月にわたる旅では、チロルが一番印象深く、唯一もう一度訪れてみたいと思ったところだった。
以下、ダイジェスト版ウィーン、プラハ編に続く。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ひゅうひゅうさん 2016/08/01 21:04:38
- おめでとうございます!
- 玄白さん、こんばんは
スイスへ旅行した際には、色々教えていただきありがとうございました。
玄白さんの3年前のスイス長期滞在旅行記は、私にとっては新しい目標を教えてくれたような旅行記となっています。
でも、まだ実現してない今・・・今回のタイトルを見て、「ザルツカンマーグート〜!!!」メッセージを書かずにはいられませんでした。
初めてのヨーロッパ旅行で訪れ、サウンドオブミュージックの舞台でもあり、大好きな場所でもあります。
オーストリア、チェコで一か月、本当に夢のようです。
奥様の還暦のお祝いとの話を主人に話して、主人にお願いしてしまいました。(もう過ぎていますが(苦笑))
まだ、旅行記を読み終わっていませんが、これからゆっくり読ませていただきます。
ひゅうひゅう
- 玄白さん からの返信 2016/08/02 13:33:33
- RE: おめでとうございます!
- ひゅうひゅうさん、こんにちは!
書き込みありがとうございます。
ザルツカンマーグートは、ひゅうひゅうさんの最初のヨーロッパ訪問先でしたか! スイスも良いですが、ザルツカンマーグートも良いところですよね。
> 奥様の還暦のお祝いとの話を主人に話して、主人にお願いしてしまいました。(もう過ぎていますが(苦笑))
え〜! 女性に年齢の話題を持ち出すのは失礼かとも思いますが、ひゅうひゅうさん、還暦を過ぎているんですかぁ〜!。 精力的に山歩きをなさっている旅行記を拝見しているので、もっとお若いと思ってました! 年取ったから体力衰えているなんてこと書いて、いささか恥ずかしい思いをしています。
玄白
-
- クッシーさん 2016/07/31 23:36:36
- 羨ましいです!
- 玄白さま
こんにちは。
奥様の還暦、おめでとうございます。
しばらく旅行記をアップされていないな〜と思っていましたら
1ヵ月の長旅に出ていらしたとは! 羨ましい限りです。
しかもザルツカンマーグート、チロル、ウィーン、プラハと
風景や街並の美しさ、山歩きと魅力的な場所ばかり。
ダイジェスト版を食い入るように拝見してしまいました。
これから各地の詳細の旅行記もアップくださるとのこと
ステキな写真とともに楽しみにしております。
クッシー
- 玄白さん からの返信 2016/08/01 17:27:55
- RE: 羨ましいです!
- クッシーさん、こんにちは!
1ヶ月の旅行となると、事前の準備やら(特にいかに安く快適に過ごせるかの検討で・・・)事後の写真整理やらで、すっかり他の旅行記アップはご無沙汰となってしまいました。
追々、個別の旅行記もアップしていきますので、しばしお待ちください。
今回訪れたところはいずれも良かったですが、やはりチロルが一番のお気に入りでした。ここは、機会があれば再訪してみたいと思いました。
玄白
-
- こあひるさん 2016/07/31 22:57:30
- 久々の海外!
- 師匠、こんばんは〜!
お久しぶりの海外なのですね〜!
奥さまの還暦お祝いということで1ヶ月のヨーロッパ旅とは、羨ましいなぁ〜〜。節約の必要があろうと・・・やっぱり海外に出ると、色々お金がかかるだろうしなぁ。
ダイジェスト版ということなので、本編を楽しみに、こちらはさらっと拝見させていただきました。
たくさん美しい風景が出てきて・・・楽しみです!私の好きなチェコもあるし〜〜!
こあひる
- 玄白さん からの返信 2016/08/01 17:05:23
- RE: 久々の海外!
- こあひるさん、こんにちは!
ホント、久しぶりのヨーロッパでした。
3年前に比べると、山歩きのペース、回数はぐっとダウンしてしまいました。
ウィーンやプラハの街観光は、こあひるさんのように上手にたくさんのところは見られませんでした。
でも、気ままに自由に行きたいところに行き、好きなだけ時間が使えるというのはいいですね。
写真はやたら撮りまくったので取捨選択が大変ですが、追々個別の旅行記もアップしていきます。
ところで、去年のルーマニア旅行記が延々と続いていますね。一年以上前のこと、良く覚えていますね! 驚きです。
今年のイタリア旅行記はいつから連載開始でしょうか(^ ^)
玄白
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