2015/08/22 - 2015/08/22
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kojikojiさん
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「ヴィクトリア&アルバート美術館」の見学の後ちょっと寄り道して「コンランショップ」に行きました。コンランショップと言うよりはミシュランビルということですね。28年前の視察旅行で誰かデザイナーの方が行きたいと言って急遽立ち寄ったところでした。初めて行った海外旅行で初めて立ち寄ったのがこのビルという事になります。もう懐かしいの一言でした。写真を比べてみると入口のレストランやカフェ以外は変わっていなようでした。ここの2階のレストランの予約してあったのですが、夜に来てもコンランショップは閉店しているので一応立ち寄ったわけです。その後はハロッズまで歩いて店内をショッピングのつもりでしたが、あまりのアラブ系の女性の多さに圧倒されました。日本では中国の方が爆買いですがロンドンではアラブ系の人が爆買いでした。周囲の道路では青とシルバーのロールスロイスや金メッキされたフェラーリがぶんぶん走っています。ナンバープレートにはアラビア語が書かれているので車も持ってきているのでしょう。中国の人とは桁が違うなと思いました。一度バスでホテルに戻って一休みしてからまたバスでハロッズまで戻って、ミシュランビルの「ビベンダム」で夕食となりました。土曜日の夜だったのでほとんど満席でした。予約していないと入れなかったでしょうね。キール・ロワイヤルとベリーニで乾杯して、前菜は生ガキのプレートと本日のスープ、タルタルステーキとワイルド・サーモンのグリルというオーダーにしてみましたが、白ワインとも合って美味しかったです。デザートもパッションフルーツにアイスが乗ってそれにシャンパンを掛けたりと趣向を凝らしたもので美味しかったです。またブラブラ住宅街を抜けてハロッズまで戻ると電球がピカピカに灯って絵葉書のような美しさでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「ヴィクトリア&アルバート博物館」を出てサウス・ケンジントンのコンランショップへ向かいます。
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28年前に初めてロンドンに来て初めて見学したのがコンランショップでした。多分この店が出来てすぐだったと思います。デザイナー連中はコンランショップの見学をしていましたが、私にはこのミシュランタイヤのビルの方が興味の対象でした。
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古い写真と比べてみるとほとんど何も変わっていません。1階のエントランスホールは昔は何もなかったのですが、今ではカフェ・レストランになっています。パリのコンランショップも世界で最初に出来たデパートのボン・マルシェの所有していた建物ですし、コンラン卿の目の付け所は先見があったのだと思います。
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イチオシ
年代と共に変わっていくビベンダムの姿ですが、このステンドグラスはかなり初期の頃のものだと思います。
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アールデコの美しい建物です。
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昔はこのエントランスホールは駅みたいに閑散としてなにもありませんでした。
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欄間を飾る装飾タイルはそのまま残っています。
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ちょうどお昼時なのでそこそこ混んでいました。
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この先がコンラン・ショップになっています。何か記念にと思いましたが、特に欲しいものも無く…。
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スローン・ストリート側に「ビベンダム」レストランの入り口がありました。
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手摺りや青い扉のアールデコのデザインが素晴らしいです。古いポスターもかつてここがミシュランタイヤのビルだったことを想像させます。
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ビベンダムの文字とビベンダムに似たシルエットの球体がビルの上に乗っています。これには夜になって驚かされました。
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ミシュランビルからは住宅街を抜けてハロッズへ向かいました。「リバティ百貨店」と「ハロッズ」は妻のリクエストですから外せません。昔はロイヤル・ワラントの紋章が3つか掲げられていましたが、今は1つになっていました。
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代わりに立て組のハロッズのロゴが外壁に飾られています。王室御用達は前オーナーのモハメド・アルファイド氏と英国王室の対立から破棄されたそうです。アルファイド氏の息子ドディ・アルファイド氏と言えばパリで亡くなったダイアナ妃と一緒に車に乗っていた人です。
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エジプト風のデザインが多いのはオーナーの趣味なのでしょうか。英国王室への挑戦のように思えてしまいました。
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デリカのエリアは昔からのハロッズの印象ですが、これも凄いといえば凄いデコレーションです。
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でも食品売り場には調和しているように思えます。
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現在のオーナーはカタール政府系の投資ファンドカタール・ホールディングスで、エジプト出身の富豪モハメド・アルファイドから買収したそうです。エジプトのデザインはその当時の名残でしょうが、お金の掛け方が半端じゃないです。カタール資本になると違ったデザインに変わるのかもしれません。
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ある訳ないのですが気分的には巨大なピラミッドの中をエスカレーターで登って行くような気分になりました。お客さんはスカーフを被った女性ばかりです。
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本物と同じような花崗岩で造られているようです。一体重さはどれくらいになるのでしょう。
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最上階まで昇ってそのまま降りてきました。食品売り場以外は店内のほとんどがアラブ系の人お客さんばかりです。恐るべしオイル・マネーは旧宗主国を買い取ってしまったのかと思いました。中東の真っ直ぐな国境線やイスラエルの建国などはイギリスとフランスの対立が原因のようなものですからね。
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30分でいろいろな事を学んだような気がしました。ハロッズには人々や国と国の複雑な関係が集約されています。
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今日も歩き過ぎて疲れたのでバスに乗ってホテルへ帰ることにします。妻がいつのまにかバスの路線を記憶しているのには驚かされました。歩きたくない一心からの成せる業ですが、路線によって違うバスの停留所もあっという間に探し出します。
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2階の最前列は本当に眺めが良いので子供でなくても座りたくなります。
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ようやく水陸両用バスを前から捉えられました。水上を走っている姿はシンガポールでもブダペストでも見たことはありません。
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トラファルガー広場を通過するとホテルは近いです。
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ストランド通りの停留所で降りると妻はそのまま工具店に入って行きます。この人ここに住んでいるのかと思うくらいな動きです。
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実はロンドンに着いてコヴェント・ガーデン駅からホテルへ向かう途中に妻のキャリーバックのキャスターが壊れました。現地での買い替えも考えましたが日本より安いとも思えないので修理することにしました。ダクトテープとボンドできれいに直したのですが日本に帰ってから捨てられてしまいました。
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部屋でしばらく休んで午後7時にホテルを出ました。バス停はホテルの前なので便利です。
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イチオシ
こんな時に限って15番のバスに乗るのではないのでした。滞在中に1回はこの古いダブル・デッカーに乗りたかったです。マルタまで古いバスを乗りに行った身としては残念です。
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15番の次に来た9番のバスに乗ります。
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2階席はガラガラでした。
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2階からみたサヴォイホテルはいつもと違って見えます。
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夕暮れのトラファルガー広場もいいものです。
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ウエリントン・アーチを通り過ぎます。
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またハロッズの前でバスを降ります。
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ハロッズのウインドウを眺めながら建物の裏側に向かいます。
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大通りに面した入り口は混み合っていますが脇の入り口は空いています。ハロッズらしいテントの前で記念写真です。28年前に来たハロッズはこんな雰囲気だったことを思い出しました。
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こんな車が意味も無く店の周りをぐるぐるしています。女の人は店で買い物で男の人は高級車を乗り回し…。石油が出るっていうことはそういう事なんですね。同じイスラム教を信じる人を助ける方にお金使えばいいのにと思います。
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ハロッズの裏から住宅街を抜け、またお店が増えて来たと思うとチェルシーに到着です。
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ライトアップしたミシュラン・ビル。左右の球体は光るのだと分かりました。
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ステンドグラスも日中よりきれいに見えるようです。
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やっぱりカッコいい建物です。
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イチオシ
2階のビベンダム・レストランは旅行に出る1週間ほど前にインターネットで予約しておきました。
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そろそろ予約した時間なので店に入りましょう。
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1階のオイスター・バーのウェイティング用なのでしょうか。カウンターを受ける支柱もビベンダムのようなデザインです。椅子はいかにもアールデコって感じです。
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まずは食前酒を最初に注文します。妻はベリーニで私はキール・ロワイヤル。ヴェネツィアのハリーズ・バーを思い出します。
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店に入った時点でほぼ満席でした。隣の席もすぐに埋まってしまいました。週末は予約しないと入れないでしょうね。ウィーク・デーにはお得なセット・メニューがあるようでした。
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お店の人がアングルを変えて何枚か写真を撮ってくれました。
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バター皿は昔のタイプのビベンダムが座っています。このトレーとかグラスなどはお店でお土産に買えます。ここにしかないものですから記念に買いました。
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お店の中はこんな感じでスタッフがきびきびとテーブルを廻っていて気持ち良いサービスです。
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妻はこの日のスープを選びました。ベルギーでよく飲んだタイプのフィッシュスープです。
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チーズやマスタードやパンを浸しても美味しいです。
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私は昼間に下の店で見掛けたオイスター盛り合わせにしました。まだ小振りですが美味しかったです。刻んだオニオンの入ったビネガーを掛けて食べても美味しかったです。
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妻の選んだメインはタルタル・ステーキでした。ケッパーとスパイスが効いて美味しかったです。
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私はワイルド・サーモンのグリルで、小エビとリンゴの甘いソースが美味しかったです。白ワインがどんどん進んでしまいます。
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付け合せのフリットも熱々で美味しかったです。牛脂で揚げたポテトはどこで食べても美味しいです。
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メニューにはビベンダムのモザイクが描かれています。
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真似してみました。
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デザートはクロスグリとマドレーヌとポルトワインのジェリーです。
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妻はパッションフルーツ・タルトです。カットフルーツの上にパッションフルーツのアイスが乗っていて、シャンパンを掛けていただきます。
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大満足の食事でした。
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テーブルの上のこの花瓶もビベンダムのデザインです。
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すっかり日は落ちてしまいました。お客さんはほとんど帰られたので店の中の写真を撮らせてもらいます。正面から見えたステンドグラスの裏側です。
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お勘定の時に店の女性スタッフに「28年振りにこのビルに来たんですよ。」と言ったらびっくりしていました。多分自分が生まれる前だと思ったのでしょう。
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入口のカウンター脇ではグラスやトレーが売っています。
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先ほどの女性が「写真撮りましょうか?」と言ってくれたのでお願いしました。
後をを見て「スリー・ビベンダムズ!」と言ったら笑っていました。 -
古いミシュランのポスターは煙草を吸っているのが時代を感じさせます。
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「表のポスターの前でもどうですか?」と言われたのでもう1枚撮ってもらいました。イギリスの人ってみなさんとても親切でした。
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「ミシュランは障害物を飲みこみます。」ってコピーが良いですね。掲げたグラスの中には蹄鉄や釘やガラスが入っています。
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自転車のタイヤもミシュランだったのですね。
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ミシュラン・ビルが竣工した当時のパレードの写真やこのレストランがオフィスだった頃の写真もあります。
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タイヤのグリップをキックで現しているのですね。このデザインはステンドグラスにもなっています。
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暗くなると余計ライトが美しく映えます。周囲の店も閉まっているので人通りもありません。週末とはいえ午後10時過ぎるとこの辺りも静かです。
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イチオシ
今度は表からステンドグラスが綺麗に浮かび上がります。
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28年振りに来た思い出の地ですが思い残すことはありません。
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帰り道には電球でライトアップしたハロッズの姿も見ることが出来ました。絵葉書が売っていたので見ていたいと思っていました。
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22:47の最終のバスに乗ってホテルに戻ります。さすがに車内はガラガラでした。
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やっぱりダブル・デッカーに乗るとロンドンって感じがしますね。
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トラファルガー広場辺りはまだバスが行き交っていました。
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シャポネル・エ・ウォーカーのお姉さんに7角形の50ペンスコインを探してもらって完成したイギリス王家の紋章です。1ポンドの裏側にも描かれています。
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また思い出の品が1つ増えました。楽しいロンドン旅行も残すところ1日になってしまいました。
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