倫敦之旅（１）ロンドンの宿泊は立地の良いサヴォイホテルの前のリーズナブルな「ストランドパレス・ホテル」。

2015/08/18 - 2015/08/18

ロンドンへ行こうと思った時に安かったのが阪急交通社のフリーツアーでした。エアーは実際に利用したエディハド航空でしたがホテルはロンドン近郊のホテルでした。観光の事を考えると市内中心部の方がはるかに便利だと考え、自分たちで飛行機もホテルも予約することにしました。ホテルの予約はホテルズ・ドットコムのポイントもあったのですがエクスペディアの方が少し安かったので失敗したかもしれません。もちろANAのサイト経由で予約しました。1泊20,000円で朝食付でしたが立地と食事内容を考えるとロンドンの中心地としては高くは無かったと思います。空港からは一番安い地下鉄での移動だったので、コヴェント・ガーデン駅で降りて歩いてホテルへ向かいました。このホテルを選んだ理由の1つは昨年ミャンマーのヤンゴンで泊まったホテルの名前がストランドだったことでしたが、街の雰囲気は全く違うものでした。ストランドの名前通りどちらも川の傍に建っているという事ぐらいでした。フロントで名前を伝えると気持ち良い応対でチェックイン出来ました。「この部屋は良い部屋？」と聞くと「もちろん。」と言っていましたが、実際はあまり広くはありませんでした。ただ見取り図で見ると他の部屋はもっと狭く、廊下から奥まった位置にある良い部屋ではありました。ダブルベットですが片側は壁ドンでした。バスタブはリクエストしておいたので付いていましたしバスルームは充分な広さでした。問題は最初から知っていた冷蔵庫が無いという事です。ビニール製の保冷バックを持って行ったので、2階の製氷機で氷をたくさんもらってきたので飲み物は充分に冷やせました。初日はそれで良かったのですが2日目にベンダールームの工事が始まり、3日目から氷は有料になりました。カップ1杯の氷が1ポンドです。前日まで無料ですからこれは大きい痛手です。それ以外はロンドンでは当たり前のようですがエアコンが無いことです。扇風機が置いてありましたし、夜間は暑くなかったので必要はありませんでしたけど。バスルームのアメニティはフェアトレードで作られたシャンプーや石鹸が使われているので好感が持てました。朝食はグランドフロアのレストランで食べましたが、典型的なイングリッシュ・ブレックファーストでとても美味しかったです。ただ、毎日同じメニュなので5日目にはちょっと飽きてきました。最高なのは立地で、歩こうと思えばたいていの観光地は歩けると思います。地下鉄駅も近くてバス停もホテルの前にあり、9番と15番は利用価値も高く何度も乗りました。残念ながら古いタイプのボンネットバスには当たりませんでしたが。次にロンドンへ行くとしたらまた利用しても良いと思えるホテルでした。

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄ピカデリー線のコヴェントガーデン駅はヒースロー空港から1本で約50分で到着しました。駅からテムズ川に向かっては緩やかな坂道になっています。パリのサンジェルマン・デ・プレ辺りからセーヌ川に向かって下り坂になっているような感じです。

ストランドとは「川のそば」という意味があるそうです。テムズ川に沿ってストランド通りがあり、その真ん中辺りに「ストランドパレスホテル」はあります。ホテルの前にはロンドン・タクシーが停まっているとロンドンに来たなと感じます。
昨年行ったミャンマーのヤンゴンのヤンゴン川の北側沿いにもストランドロードがあり、ストランドホテルがありました。有名なコロニアルホテルで気持ち良い滞在が出来ました。

チェックインは名前を伝えてパスポートを出してスムーズに終了しました。ホテル内のレストランやバーで使える15ポンドのチケットを貰いました。部屋は少し狭いですが、フロアマップを見てみると広い方の部屋でした。

バスルームはバスタブ付きをリクエストしておきました。大きなバスタブだったのでとても快適でした。固定式のシャワーヘッドですが切り替えは出来ます。何より湯量が豊富でバスタブも数分で熱々のお湯で一杯になります。

アメニティはフェアトレードの製品です。アフリカの途上国で作られた物で好感が持てます。

テーブルにはミネラルウォーターが2本とヘアドライヤーと湯沸かし器、無料の紅茶やコーヒーがたくさん置かれています。

小さいテーブルが1つ。

毎日種類の違うビスケットが置かれていました。これが結構美味しかったですよ。

ミネラル・ウォーターがあるのは良いですが部屋には冷蔵庫がありません。

各階のエレベーターホールには飲み物のベンダーがあります。コーラで2ポンドと結構お高めです。

2階にはカードキーで開く小部屋があり製氷機が置いてありました。初日は無料で氷が貰い放題でしたが翌日には撤去され、翌々日には有料型に変わっていました。1カップ１ポンド！という料金です。

グランドフロアの生花は数日ごとに変えられていました。ちゃんと花屋さんが来てアレンジしているところがヨーロッパのホテルらしさを感じました。

6月のオランダは午後10時くらいにならないと暗くなりませんでしたが、8月のロンドンは午後8時過ぎにはこんな感じでした。

ホテルのロビーはこんな具合にお洒落でした。

朝食は部屋番号を伝えるだけでチケットなどはありません。席に案内されるとコーヒーか紅茶がポットで出されます。

メニューは典型的なブリティッシュ・ブレックファストです。それにチーズとハムといった感じです。

今回の旅では朝昼晩すべて食べました。5月から6月のベルギーとオランダの旅では朝ご飯を食べなかったせいで非常に疲れたからです。

フルーツも美味しいレストランでした。大きなプルーン3つを日課にしました。

朝8時を過ぎるとビジネス客で一気に混んでくるので少し早目の行動が良いようです。

料理はどんどん追加されるのでいつもこんな状態で並んでいます。

ブラックプディングはブラッドソーセージと呼ばれる血を固めたものです。素朴な味がします。ドイツ系のものに比べて硬く乾燥した印象を受けました。

マッシュルームは最高に美味しかったです。この5日間で過去10年間で食べた量以上を食べたと思います。

ベイクドビーンズは甘辛く煮こまれたインゲンマメです。噛んでいるとフジッコの煮豆みたいな味がしてきます。

フロントの前あたりはこんなソファが置かれ、水槽には熱帯魚が泳いでいます。

フロントの近くにあるマスク・バー。1回くらい行ってみようかと思いましたが結局行かず仕舞いでした。

フロントでいただいた15ポンドのチケットでビール2杯くらいは飲めます。

壁にデザインされたホテル周辺の地図がロンドンに来たことを感じさせます。

時間が止まったようなホテルのロビーです。

一転して週末の朝食レストランは混み合っていて、インド料理のレストランまでが開かれていました。

でもメニューは全く変わりません。朝カレーが食べたかった気分です。

4日目なので同じメニューに飽きて来ています。

そして歩き過ぎで疲れ果てています。

今回は現地5日という前代未聞の短期間のヨーロッパでしたが、次回はゆっくり郊外も旅したいと思いました。その時はこの立地の良いストランドパレスに戻ってきたいと思います。