2015/08/20 - 2015/08/20
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kojikojiさん
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ウォレス・コレクションを見学して頭の中が飽和状態になった後はグレイス・アンティーク・マーケットを覗いて、ハルシオン・デイズに行きました。エナメル製のピル・ケースで有名なこの店に来るのは初めてでしたが、お土産にいただいていたり、マルタ島やポルトガルの帰りのトランジットでヒースロー空港へ寄った際に買い求めていました。最近ではネットでもノアの方舟を買っていました。期待していったのですがこれといった物も無く、店の女性としばらくお話ししてリバティ―百貨店へ向かいます。妻は今回の旅ではリバティーとハロッズには来たかったようでしたので自由時間にしました。店を見るのが目的だったので特に買い物はしませんでしたが。そのままバーリントン・アーケードを通りました。パサージュ好きの我々には必須の場所でしたが、午後6時を回っていて店が閉まっているのが残念でした。シャポネル・エ・ウォーカーもすでに閉まっていたので後日もう一度来ることにしました。最後にフォートマム&メイソンで紅茶を大量に購入してタクシーでホテルに戻りました。この日の晩ご飯は「ヒスパニョーラ号」というテムズ河に浮かぶ船でのディナーを予約してあったので少しお洒落して出掛けました。28ポンドのセットメニューでしたが、最初にプロセッコ(スパークリング・ワイン)のサービスがあったり値段の割りにお得感がありました。船が航行する訳では無いのですが、浮いているので揺れはあります。高いディナークルーズよりもおススメです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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「ウォレス・コレクション」を観た後は頭の中がもう飽和状態です。オックスフォードストリートを歩いていると雨が降ってきたのでボンド・ストリートを曲がって「グレイス・アンティーク・マーケット」に入りました。このビルの中には200店ほどのアンティークショップが営業しています。
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雰囲気は昔のモリハナエビルの地下みたいな感じで懐かしかったです。が商売熱心ではないのか半分以上の店が閉まっているか誰もいない状態でした。たまに人がいてもみんなでおしゃべりに花が咲いています。
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そのまま南下して「ハルシオン・デイズ」に向かいました。エナメルのピルケースなどで有名なロイヤルワラントを4つ備えた数少ない店です。マルタ島からの帰り道でヒースロー空港でトランジットして、免税店で妻に玉乗りしているクマの置物を買ってから数が増えました。クマも妻へのお土産でしたが妻が元々持っていたものもありどんどん増えています。数年前にノアの方舟の貯金箱が発売になり、あまりのかわいらしさに思わずネットで注文してしまいました。そんな話を店の方としていたのですが、気に入った物が無かったので買い物はしませんでした。ちょっと残念でした。
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気を取り直して「リバティー百貨店」にも行きました。ここと「ハロッズ」は妻の絶対的な希望で予定に入れました。昔勤めていた西武百貨店にリバティ&ソレアードと言う売り場がありましたからね。思い出があるようです。
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元々は日本や東洋の装飾品に織物、その他様々な芸術工芸品を販売する店として開業したそうです。初めの頃のリバティ社は人気のあるものを折衷的に扱っていましたが方向を転換してアールヌーヴォーの商品に転換したそうです。
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チューダー・リバイバル様式のアーツ&クラフツの建築としてはロンドンで最も代表的なものの1つで、使われた材木はイギリス海軍の2隻の軍艦インプレグナブルとヒンダスタンに使われていたものを流用しているそうです。
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窓が少ないのでトップライトから採光を考えられています。その吹き抜けのディスプレイも素敵です。
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店の内装にばかり目が行ってしまい商品を見ていませんでした。
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綺麗に飾られていますがシンプルなお皿でもビックリするような値段です。
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リバティプリントで覆われた動物のハンティングトロフィーたちも素敵でしたが、我が家の天井の高さでは映えません。
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イチオシ
なるほどアイディアはいいけれど…。ヘラジカなどの大物に目が行ってしまいましたが、ウサギの1匹でも買ってくれば良かったかな。
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これが元軍艦だったのでしょうか。
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このブタらしい置物はストランド通りのシンプソン・ストランドの並びの肉屋さんにも置かれてありました。何でこんなものがたくさん置かれているのか理解できませんが需要があるのでしょう。
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イチオシ
こちらはプリントされた厚紙を組み立てたハンティングトロフィー風の飾り風ですが、なかなか面白いアイディアです。
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イチオシ
仙台の七夕祭りを思い出しました。
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上のフロアから全フロアを見て回りました。見て回るだけで満足してしまい買い物はしませんでした。
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お花屋さんも綺麗でした。ベースになる建物が素晴らしいので何てことのないものも素敵に見えてしまいます。
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イチオシ
ここからはキングリー・ストリートを南下してホテル方面に向かいます。
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この裏通りにも歴史のあるパブがたくさんありました。
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カーナビー通りに面している「シェイクスピアズ・ヘッド」というパブです。人気があるようで賑わっていましたが、2階の窓から顔を出しているシェークスピアが不気味です。1735年創業の古いパブです。
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イチオシ
ビルの壁にあったソーホー地区の地図のドレスをまとった女性のレリーフです。昔に行った「Wag Club」ってどこだったのだろうかと思い出そうにも思い出せません。
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背広の語源となったサヴィル・ロウから右折して「バーリントン・アーケード」に到着です。北側から南に向かって歩きます。
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残念ながら午後6時過ぎなので店のほとんどが閉まっていました。
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幾つか気になる店があったので後日覗いてみることにします。
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パリの主だったパッサージュやナントのパッサージュ、ブリュッセルのギャルリー・サンチュベールなど幾つも見て廻りましたのでロンドンのアーケードも今回の旅では必須の立ち寄り先でした。
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1番美しかったのはナントのパッサージュ・ポムレでしょう。カトリーヌ・ドヌーヴの「シェルブールの雨傘」にも一瞬出てきます。監督のジャック・ドゥミはナントの出身なので使いたかったのでしょうね。
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南側のエントランスの方が重厚な美しさが感じられます。
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ロイヤル・アーケードにも寄りました。左側の「シャポネル・エ・ウォーカー」もすでに閉まっています。
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このアーケードも非常に綺麗でした。
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店は閉まっているのでウインドウショッピングだけで我慢しましょう。
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「バーリントン・アーケード」の更に南側にある「ピカデリー・アーケード」も忘れません。
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なにやらアーケード巡りになってきました。でもアーケードという英語の言葉の響きよりパッサージュというフランス語の方が優雅な感じがします。
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買い物は出来ませんが通りの建築的な美しさを見るには人通りの少ない閉店後の時間の方が良いです。
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南側に抜けた所に銅像がありました。このブランメルという男性は18世紀終わりから19世紀初頭に掛けて英国王ジョージ6世時代に、ダンディズムの始祖とも男性プロトコル(儀礼典範)の美学者とも呼ばれた英社交界の中心人物でした。
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そしてすぐ東側には「フォートナム&メイソン」の大きな建物があります。紅茶屋さんの印象が強いですが老舗百貨店です。もちろん食品に特化していますが。
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イチオシ
150年に渡って英国王室御用達のロイヤル・ワラントを掲げる店です。エリザベス女王の紋章の下を通って店に入りましょう。
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マジパン(粉末のアーモンドと砂糖と卵白をこねてペースト状にしたもの)で作られたフルーツや、グラース・フルーツ(フルーツの砂糖漬け)も美味しそうですし上品な陳列です。
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インドの宮殿のような建物の模型があって、同色のポットやカップが飾られています。
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量り売りの紅茶コーナーには香りを確認出来たりタッチパネル画面で検索できます。
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こちらは中国のパゴダ風の模型がありました。値段が手ごろなお土産用に紅茶を大量購入しました。ここは比較的遅い時間まで開いていてくれるのが嬉しいです。
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さすがに歩き疲れたのでタクシーでホテルへ戻りましょう。奥様お疲れです。ストランドまでちょうど7ポンドでした。ロンドンのタクシーの値段は日本と同じ感覚でしょうかね。
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ホテルで一休みしてからテムズ河沿いまで歩きました。
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予約してあったレストランへ向かいます。
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テムズ河に浮かぶ「ヒスパニョーラ号」という船です。クルーズしながらのディナーでは無く停泊しているレストランシップです。
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午後8時に予約しておきましたがちょうど良かったです。春のベルギーとオランダ旅行では日が暮れる時間が遅く、ディナーという感じがしませんでした。どこも8時以降の時間を求められたのでロンドンでも同じような時間にしました。予約したコースのサービスでプロセッコが出されました。
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スパークリングのお水も頼んでおきます。このHILDONは美味しかったです。
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予約した3コース・セットメニュー28ポンドはお得なメニューでした。
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前菜はニシンの燻製のムースにしてみました。
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今まで食べたニシンの燻製の中で一番美味しかったです。京都の南座の「松葉」のニシンそばの味を思い出してみてください。それをムース状にした感じです。そして甘酸っぱいビーツのソースです。
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トマト・カルパッチョは妻の選択です。
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スパイシーなトマトソースが一緒に出されました。ロンドンのレストランってオシャレじゃないと印象が変わりました。
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他のテーブルのお客さんも同じコース料理を食べている人が多かったです。我々が来た時にはほぼ満席でした。前後のデッキにもテラス席がありました。
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だいぶ日が暮れてきました。同じような緯度でもブリュッセルやアムステルダムよりロンドンの方が日が暮れるのが早いような気がしました。
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チキン胸肉+スイートポテトの焼き芋+アスパラガス+マッシュルームにカルヴァドス・ソース。これも美味しい1品でした。
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妻はアスパラガス・リゾットです。パルミジャーノ・レッジャーノがたっぷり入っているので濃厚な美味しさです。ご飯も少し芯が残っているアルデンテ状態で絶妙な具合でした。
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だいぶ元気が戻ってきました。今回は日数が短いのでかなり予定を汲みこみ過ぎたかもしれません。もう手遅れですが。妻はビールを1パインド、私はイタリアワインをカラフェでもらいました。
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チキンの下のスイートポテトはほぼ100%焼き芋と行っていいくらい同じ味でした。それも最上級の。
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船窓からロンドン・アイも見えます。ずっと赤い色なのですね。もっと色が変わるものだとばかり思っていました。これは理由があってコカ・コーラがスポンサーだからです。
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デザートはイチゴのアイスでしたが濃厚です。
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こちらはブルーベリー+リンゴ+砕いたピスタチオをオーブンで焼いた物です。熱々のデザートです。それにアイスクリームを乗せて溶けたところをいただきます。かなり甘いですが美味しかったです。
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大満足のディナーでした。前の晩の中途半端な中華街の晩ご飯よりちゃんとしたレストランで食べたほうが良いと思いました。これで85ポンド、16,800円であればロンドンでは安い方でしょうか。
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食事の後は船首側のデッキへ出て涼みます。
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イチオシ
前方には少しカジュアルなレストランシップが停まっています。アップテンポの曲が流れています。
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操舵室は目隠しされているので自力で航行することは無いのでしょう。固定されていないので程良く揺れるので船に乗っている気分にはなれます。
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妻は美味しい物を食べると元気になるので助かります。
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そろそろ午後11時なのでホテルへ戻ることにしましょう。妻によるとこの日が1番きつかったそうです。
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