北アルプス♪日帰り穂高岳登山（新穂高～涸沢岳～奥穂高岳～前穂高岳～上高地）

2015/08/09 - 2015/08/09

日帰りで穂高岳に登ってきました。2週間前に槍・穂高を縦走した際に北穂高岳には登頂していますが、今回は主峰の奥穂高岳と前穂高岳です。
通常は1泊相当のコースなので帰りのバスの時間に間に合うか微妙でしたが、想定よりかなり早く登れたので、涸沢岳も往復し、奥穂高岳、前穂高岳を経て上高地に下山することができました。岩場続きの吊尾根、前穂高岳、重太郎新道には苦戦し、下山は思ったより時間がかかってしまいました。

＜行程＞
新穂高3:58-8:00穂高岳山荘8:08-8:21涸沢岳8:27-8:38穂高岳山荘8:43-9:14奥穂高岳9:37-11:26前穂高岳11:36-13:31岳沢小屋13:41-15:09河童橋

エリア 上高地(長野)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

これで3週連続となる新穂高ロープウェイ駅（標高1117m）。
帰りのバスの時間に間に合うか微妙なため、直前まで西穂高岳と迷いましたが、夜行バスが予定より30分ほど早い4時前に到着し、西穂高岳登山口までの7時始発のロープウェイを待つのも面倒なので、奥穂高岳に登ることにしました。
辺りはまだ真っ暗でしたが、星空が綺麗でした（コンデジでは写せませんでしたが）。

新穂高ロープウェイ 乗り物

しばらくは真っ暗な林道を懐中電灯で歩き、1時間強で奥穂高岳の登山口。

最初は樹林帯のなだらかな登り

重太郎橋とその後のハシゴ

ハシゴを登るとしばらく崖沿い歩き

白出大滝

荷継沢。ここからはずっとガレた沢登りでした。

最初は草むらの中に道ができていました。

背後の笠ヶ岳

残雪が行く手を阻みましたが

左に回り込んで回避できました。

「アビナイヨ」の表示。1時間30分とありますが、結果的に、ここから45分で着きました。

中盤はルートが不明瞭のため、安定してそうな大きな岩づたいに直登。

上の方に登ると階段状の明瞭なルートとなり、穂高岳山荘が近づいてきました。

穂高岳山荘（標高2996m）と背後の奥穂高岳。
コースタイムの半分程度の時間で到着しました。

穂高岳山荘 宿・ホテル

山荘前から前穂高岳

まずは涸沢岳へ

反対側の北穂高岳〜涸沢岳は難路だそうですが、こちら側は特に難しくありませんでした。

涸沢岳山頂（標高3110m）は狭い岩場でした。

涸沢岳 自然・景勝地

南には奥穂高岳（右）と前穂高岳（左）

穂高岳 自然・景勝地

北には槍ヶ岳と北穂高岳

黒部五郎岳や薬師岳も見えました。

穂高岳山荘に戻り、奥穂高岳へ。
最初はハシゴや鎖もある急な登りでした。

その後は比較的歩きやすい道が続きました。

山頂が見えてきました。

奥穂高岳山頂（標高3190m）。
日本第三位の高峰です（1位は富士山3776m、2位は南アルプスの北岳3193m）。

奥穂高岳 自然・景勝地

北には槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳

槍ヶ岳と立山連峰

北西の遠くには薬師岳（右）と黒部五郎岳（左）

西には笠ヶ岳

遠くには白山

南西にはドーム型の岩稜・ジャンダルム。
ここを越えて西穂高岳に向かう縦走ルートは一般登山道では日本最難関だそうです。

南には上高地。
その後ろには焼岳、乗鞍岳、御嶽山も見えました。

河童橋付近をズーム

遠くには富士山も見えました。

南東には前穂高岳

北東には常念山脈

山頂の脇には少し広い場所がありました。

西穂高岳へと続く稜線。出っ張ったジャンダルムが目立ちます。

ジャンダルムの頂上に人がいました。

「吊尾根」を歩いて前穂高岳へ。
上高地の河童橋から正面に見える場所です。

急な岩場の下りが続きました。

長い鎖場

随所にガレ場も

左手に涸沢が見えました。

上高地への下山道との分岐点である紀美子平から前穂高岳を見上げると、山頂が遥か彼方に見えました。

前穂高岳の山頂までは岩場の急な登り

前穂高岳の山頂（標高3090m）

前穂高岳 自然・景勝地

北西には奥穂高岳

北には槍ヶ岳

槍ヶ岳と立山

北東には常念山脈

山頂からの急な下り。
手がかりや足がかりが見つけにくい箇所もあり、苦戦しました。

紀美子平が見えてきました。

紀美子平から上高地への下山道「重太郎新道」は最初から鎖場

鎖場

階段状に整備された道

岳沢パノラマから上高地方面

岳沢パノラマから奥穂高岳

長い鎖場

長いハシゴ

再び長いハシゴ

岳沢小屋が近づくと

お花畑が広がっていました。

岳沢のキャンプ場

岳沢小屋。本日満室で事前予約がないと宿泊できないとの表示がされていました。

岳沢小屋 宿・ホテル

2014年の遭難事故発生状況

岳沢小屋から前穂高岳

樹林帯の道

風穴。涼しい風が吹き出ていました。

登山口

岳沢湿原。この辺りは一般の観光客だらけでした。

岳沢湿原 自然・景勝地

本日歩いてきた山々の写真

河童橋 名所・史跡

帰りのバスの時間の約1時間前には上高地バスターミナルに到着できました。

河童橋の売店で購入したキノコ飯弁当（830円）

上高地インフォメーションセンターに貼られていた日本の高山ベスト10。
このうち6座は登頂済みとなったので、残りも登ってみたいですが、全てアクセスしにくい南アルプスなのでいつ行けることか。

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2019/11/03 22:44:11

  お久しぶりです

  mondoさん
  何と、私たちの１ヶ月前に歩かれていたのですね。４年も経って思い出したように旅行記アップしたので、眺めてもらえるとうれしいです。
  うーむ、mondoさんの韋駄天ぶりは承知しているつもりですが、これはひときわ突き抜けています。普通は２泊３日の行程では!?

  mondoさん からの返信 2019/11/04 22:39:12

  Re: お久しぶりです

  古い旅行記にコメントありがとうございます。
  このときは今までで最もハードな日帰り登山でした。奥穂の時点で時間が押していたら涸沢経由で下山のつもりでしたが、思ったより早く登れたので前穂経由にしたら、その先が大変で想定以上に時間がかかってしまいました。
  ねもさんの旅行記も拝見しましたが、最高の天気に恵まれて素晴らしい景色ですね。前穂から槍穂高が入るアングルの写真を撮っておけばと思いました。