北アルプス♪後立山縦走登山（扇沢～鹿島槍ヶ岳～五竜岳～白馬岳～栂池）

2017/08/26 - 2017/08/28

2週連続の登山。週末の天気が良さそうな予報だったので、北アルプスの後立山連峰の爺ヶ岳(2670m)、鹿島槍ヶ岳(2889m)、五竜岳(2814m)、唐松岳(2696m)、鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)などを縦走してきました。今年は8月に1日しか休暇を取っていなかったので、月曜日に休暇を取って国内では初めての2泊3日登山です。幸い天候に恵まれ、北アルプスの絶景を楽しめました。

＜行程＞
→9:08松本9:22→信濃大町10:20（JR）
信濃大町10:30→扇沢11:10（バス）
扇沢11:06-11:14柏原新道登山口11:17-13:18種池山荘13:24-13:53爺ヶ岳南峰14:00-14:10爺ヶ岳中峰14:18-14:52冷池山荘（泊）4:29-5:39鹿島槍ヶ岳5:48-6:15鹿島槍ヶ岳北峰6:25-7:21八峰キレット小屋7:27-9:56五竜岳10:11-10:47五竜山荘11:08-12:44唐松岳頂上山荘13:22-13:34唐松岳14:02-14:12唐松岳頂上山荘（泊）4:30-4:40唐松岳4:44-7:26天狗山荘-8:04鑓ヶ岳8:08-8:46杓子岳8:51-9:48白馬山荘10:01-10:11白馬岳10:30-11:17小蓮華山11:21-12:14白馬大池山荘12:19-12:40乗鞍岳12:41-13:57栂池パノラマウェイ自然園駅（徒歩）
栂池自然園14:10→栂池高原14:40（ロープウェイ&ゴンドラ）
栂池高原15:28→長野駅17:05（バス）
長野18:11→（JR）

＜これまでの北アルプス登山記＞
焼岳（2014.07）
http://4travel.jp/travelogue/10906663
乗鞍岳（2014.10）
http://4travel.jp/travelogue/10937489
蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳・燕岳（2015.07）
http://4travel.jp/travelogue/11031238
槍ヶ岳・南岳・北穂高岳（2015.07）
http://4travel.jp/travelogue/11036081
双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳・野口五郎岳・烏帽子岳（2015.08）
http://4travel.jp/travelogue/11038486
涸沢岳・奥穂高岳・前穂高岳（2015.08）
http://4travel.jp/travelogue/11040360
浄土山・立山・別山（2015.09）
http://4travel.jp/travelogue/11050300
大日岳・奥大日岳・剱沢・室堂・弥陀ヶ原・松尾峠・称名滝（2015.10）
http://4travel.jp/travelogue/11061705
笠ヶ岳・黒部五郎岳・北ノ俣岳（2016.07）
http://4travel.jp/travelogue/11152628
薬師岳・越中沢岳・獅子岳・龍王岳・浄土山（2016.08）
http://4travel.jp/travelogue/11156793
雲ノ平・高天原・赤牛岳（2016.08）
http://4travel.jp/travelogue/11158822
剱岳（2016.09）
http://4travel.jp/travelogue/11168061
西穂高岳（2017.07）
http://4travel.jp/travelogue/11259476

エリア 栂池・白馬乗鞍(長野)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

列車とバスを乗り継いで11時過ぎにようやく扇沢に到着。
始発の特急しなのは満席で塩尻まで座れませんでした。

扇沢 自然・景勝地

少し歩いて柏原新道登山口。整備された歩きやすい登山道でした。

途中で針ノ木岳と扇沢が見えました。

2時間ほどで稜線上の種池山荘

種池山荘 宿・ホテル

なだらかな稜線を歩いて爺ヶ岳へ

爺ヶ岳南峰（2660m）。バックには剱・立山！

爺ヶ岳 自然・景勝地

南側の手前には蓮華岳と針ノ木岳。その向こうには薬師岳から槍・穂高まで一望！

槍・穂高♪

爺ヶ岳を越えると双耳峰の鹿島槍ヶ岳が壮観！
左端に建っているのが今夜の宿「冷池山荘」です。

冷池山荘は結構規模の大きな山小屋でした。
1泊2食で9500円。
混み合っていましたが布団は1人1枚。

冷池山荘 宿・ホテル

宿泊者が多く、夕食は2回目で18時から。

翌朝は早く出発するため、朝食は弁当にしてもらいました。

4時半頃に出発して、5:40頃に鹿島槍ヶ岳（南峰2889m）に登頂♪
ここでもバックには剱・立山。

鹿島槍ヶ岳 自然・景勝地

剱岳！
立山側からは何度も見ましたが、こちら側からは初めてなので新鮮。（右から）小窓雪渓と三ノ窓雪渓が見える。超難関ルートです。

こちらは立山

南側には爺ヶ岳、針ノ木と、北アルプス南部の山々

槍・穂高♪

吊り尾根を歩いて鹿島槍ヶ岳北峰（2842m）へ。写真は北峰から眺めた南峰です。
右側は剱岳。

鹿島槍ヶ岳 自然・景勝地

次は八峰キレットを越えて五竜岳へ

八峰キレットにはハシゴや鎖場がありますが、思ったほど難しくはありませんでした。

鞍部に建つ八峰キレット小屋

キレット小屋から五竜岳までは意外と険しい岩場が続く

五竜岳

振り返ると鹿島槍ヶ岳

五竜岳が近づいてきました。

五竜岳 自然・景勝地

山頂直下にも鎖場が続く

五竜岳（2814m）に登頂！

五竜岳 自然・景勝地

西側には剱・立山

北側の唐松岳、白馬岳方面

山頂から少し下ると、ちょうどヘリが五竜山荘に物資を運んできました。

五竜山荘 宿・ホテル

次は唐松岳へ。最初はこれまでと一転して歩きやすい道が続きましたが、、、

後半は再び険しい岩場が続きました。

唐松岳

唐松岳 自然・景勝地

今夜の宿「唐松岳頂上山荘」。
ここも大きな山小屋で、受付に大行列ができていました。

唐松岳頂上山荘 宿・ホテル

4畳に8人になるかもしれないと言われましたが、結果的には5人でした。
1泊2食で9800円。
（ここは北館ですが、食堂のある本館だとプラス800円）
水場がなく、500mlペットボトルを300円で買うしかないのが難点。

小屋から10分ほど登ると唐松岳山頂（2696m）♪
ここでもバックには剱・立山。

南側には五竜岳

北側の白馬岳方面（白馬岳は手前の山に隠れて殆ど見えません）。
唐松岳との間には翌日越える予定の険しい「不帰嶮」があります。

真っ白な「白馬鑓ヶ岳」（しろうまやりがたけ）。
山腹の雪渓が三日月のように見えました。

山頂からの絶景を堪能して山荘に戻りました。

早くチェックインしたので夕食は1回目の17時

3日目も早く出発するので朝食は弁当にしました。

4時半頃に出発し、唐松岳を越えて難所の「不帰嶮」（かえらずのけん）へ。
足を踏み入れたら帰らぬ人になるという意味でしょうか。

不帰ノ嶮 自然・景勝地

高度感がありますが、鎖などが豊富に設置されていました。

長い鎖が設置された急な岩場の下り

難所を無事に通過！左側の峰の急な岩場を下ってきました。

不帰嶮を越えてしばらく歩くと、今度は「天狗の大下り」を登り返し。

振り返って不帰嶮と唐松岳

登り切ってから少し歩くと「天狗の頭」
ここでもバックには剱・立山

白馬三山（白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳）へ

天狗山荘前には雪渓。天狗山荘は雪で破損したため今シーズンは休業だそうです。

天狗山荘 宿・ホテル

白馬鑓ヶ岳へ。今までに見たことがないような真っ白な山体。

白馬鑓ヶ岳（しろうまやりがたけ）山頂（2903m）♪

白馬鑓ヶ岳 自然・景勝地

南側には北アルプスの名峰を一望！
槍・穂高も見えました。

北側には杓子岳と白馬岳

次は杓子岳。山腹を巻く道もありますが、折角なので山頂へ。

杓子岳山頂（2812m）の東側は切れ落ちた崖！

杓子岳 自然・景勝地

北側には白馬岳

少し下ったところから見えたのは有名な白馬大雪渓でしょうか。

いよいよ白馬岳へ。山頂直下に建つ白馬山荘が目立ちました。

白馬山荘。収容人数800人を誇る日本最大の山小屋だそうです。

白馬山荘 宿・ホテル

山荘から少し登ると白馬岳（しろうまだけ）山頂（2932m）♪
今回のルートの最高所です。

白馬岳 自然・景勝地

南側には、杓子岳、白馬鑓ヶ岳と北アルプスの山々

剱・立山

小蓮華山方面に下山

雪倉岳方面。後立山連峰はこちらに続いているので、いつか歩いてみたい。

「三国境」。長野（信濃）、富山（越中）、新潟（越後）の三県境です。こういう場所は三俣蓮華岳の山頂（長野、富山、岐阜の三県境）以来か？

小蓮華山（これんげさん）の山頂（2766m）

小蓮華山 自然・景勝地

白馬大池が見えました。

小蓮華山を少し下った辺りからは白馬三山が壮観♪

白馬大池

池の畔には白馬大池山荘

白馬大池山荘 宿・ホテル

白馬大池の対岸に回り込むと、火山岩のような巨岩がゴロゴロした登りとなりました。

白馬乗鞍岳（2469m）

乗鞍岳(白馬大池) 自然・景勝地

雪渓の横断がありました。

なおも巨岩の上を伝って歩く道が続く。向こうには天狗原が見えてきました。

天狗原の木道。工事中でした。

天狗原

ようやく登山口の栂池に到着！

栂池ヒュッテ 宿・ホテル

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下山。
「信濃路フリーきっぷ」で利用できました（夏季限定）。

栂池パノラマウェイ 乗り物

ゴンドラで栂池高原へ

ゴンドラ乗り場の近くの「栂の湯」で温泉に入浴して

栂の湯 温泉

バスで長野駅へ。これも「信濃路フリーきっぷ」で利用できました。

この旅行記へのコメント （2）

• tanupamさん 2017/09/06 12:56:46

  登山いいなぁ〜〜〜〜

  mondoさん
  
  
  こんにちは
  
  お気軽に、フ〜〜っと、まるで近所のコンビニでも行くような感じで
  登山できる体力あってうらやましい限りです。
  
  白馬岳（白馬山荘）は、私が唯一登ったことのある山で、懐かしく
  拝見させていただきました。もう20年近く前になるでしょうか、仕事
  で案内人付きで登山、おまけに山小屋ではお風呂まで用意してもらえ
  今思えば、まさに殿様待遇だったように思います。
  
  山小屋のマスターが
  山小屋は来る者は拒まない、だから満員でも泊まれる、予約いらない
  泊めないと、それはイコール遭難に通じるから
  と話していたのが印象に残っています。
  
  mondoさんの登山旅行記を読んで、私もまた登ってみたくなりました。
  ただ、用具もないし、それより体力ですよね。
  こればかりは、どうしようもないか・・・。
  
  tanupam

  mondoさん からの返信 2017/09/06 23:18:55

  RE: 登山いいなぁ〜〜〜〜

  tanupamさん
  
  こんにちは。
  天気が良いと思わず山に足が向いてしまいます。
  
  白馬岳、20年も前に登られたのですね！
  しかも白馬山荘で風呂とは！水の乏しい稜線上の小屋ですし、たぶん一般には存在すら知られていないので（従業員用？）、まさに殿様待遇だと思います。
  
  山小屋マスターさんのお言葉、いいですね〜
  昨今は予約していないと宿泊拒否される小屋も結構あるようです。
  私などは直前に天気予報を見て計画することが多く、現地で予定変更することもあるので、予約なしで泊まれるのが有り難いです。
  
  tanupamさんも是非♪
  バスやロープウェイで高所にアクセスできる立山、乗鞍岳、木曽駒ヶ岳あたりなら、手軽に登れると思います。
  登山者はtanupamさんよりも年長者が多い感じなので、何度か登れば体力はついてくるかと。