2015/07/18 - 2015/07/22
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binchanさん
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嘉義県を中心にめぐっている今回の台湾旅。
四日目の今日は嘉義県の山間部へ。阿里山は別の機会に行くとして、今回は大埔というダム湖湖畔の町を目指します。
まずは台南へ行き、玉井へバス移動。鹿陶洋江家古厝を観光し、大埔行きのバスに乗り換えました。
大埔郷は嘉義県南東部にある町で、東は高雄市、南と西で台南市と接しています。嘉義県で最も人口が少ない自治体です。
大埔は古くは鄒族が住み、オランダ時代の人口記録も残っています。漢人が入ってきたのは清代康熙年間でした。現在も近隣の茶山に鄒族の集落があります。
1973年に完成した台湾最大のダム曾文水庫のほとりに位置し、かつての大埔集落は湖底に沈んでいます。標高235メートル以上の土地だけが陸上に残りました。
農地として利用できる平地が湖底に沈んでしまったため、現在は観光を主産業にすべく取り組んでいます。
嘉義側からも台南側からも路線バスがあるので、ぐるっと周遊してきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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13:44、興南客運台南市公車緑25番バスで大埔に到着。始発の玉井からは54分の所要時間。興南客運のHPに書かれているより10分ほど早いです。
車窓からは時々曾文水庫(ダム)の湖面が見えたりして、なかなか楽しい道でした。乗客もたくさんいらっしゃいました。地域住民(特にお年寄り)の重要な足なんですね。嘉義県山間部にある小さな町です by binchanさん嘉義県大埔郷 史跡・遺跡
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バスの中で涼んで休憩できたので、元気を取り戻して散策です。
バス停前は商店街で、味のあるお店が並んでいました。 -
大埔路。
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商店街の看板はお魚形。湖だから総統魚かな?
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北極殿。
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北極殿のお向かいにあるのは市場。
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案内地図発見。
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この地図が一番わかりやすい観光案内図です。
このあと行った遊客中心でこの地図のプリントがないかと聞いてみましたがありませんでした。この地図の範囲は徒歩圏ですが、すべての場所を徒歩で見て回るなら2〜3時間はかかります。 -
遊客中心のある湖畔を目指します。
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小さな町だと思っていたのに意外と遠い。
私は時間がなくて行けませんでしたが、湖に一番近いのは情人公園の方です。 -
甘い香りがする木。
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観光にしか活路を見出せそうにない大埔ですが、肝心の曾文水庫の堰堤は台南側にあり、迫力ある景観や放水、満々と水を湛えた光景はそちらでしか見られません。大埔はダムの上流側にあり、渇水時であれば湖面からは距離が出てしまうのです。それでも西拉雅国家風景区の一角として遊客中心が設けられ、観光化を頑張っています。
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国家公園の案内板には日本語も。
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大埔遊客中心。北極殿から徒歩10分でした。
タクシーがないかと尋ねてみましたが、やはりないとのこと。嘉義行きのバスに乗るまでの2時間ほどでどこを見て回るのがいいかと相談していたら、そこにリゾート(渡假村)のスタッフが所要でやってきました。遊客中心の方はその方に、私をどこかまで車で連れて行ってあげて、と頼んでいる様子。リゾートの方はあまり乗り気ではなかったようですが、結局私を乗せて行ってくれることになりました。すみませんねえ。
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やってきたのはこちら。
この先に同心吊橋があるのです。連れてきてくれた方は「吊橋はとてもきれいなので、ぐるっと回ってくるといいですよ。またこのあたりは蝶がたくさんいます。見終わったら是非うちのリゾートを見て行ってください」と言って去っていきました。お忙しいところありがとうございます。 -
吊橋に行く途中ダム湖が見えました。もうちょっと湖面が近いのを期待していた…。
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吊橋までやってきました。
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高所恐怖症なので渡るつもりはありません。
端っこから撮影。橋の上からならいい眺めでしょうね。渡った先には情人公園(恋人公園)があるので、そちらもきっと眺めがいいに違いない。陸づたいでも行けますが時間がありませんでした。 -
入ったら引き返せそうにない門。一方通行なの?
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吊橋手前の湖濱公園から見える湖。手前に見えるのは観光船かな。遊客中心でもらったパンフレットには観光船があると書いてあります(当日朝8時までに必予約)。
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これが山豬島かな?放牧(?)していた豚が野生化して、群れをなしているらしい。
大埔付近には飛鷹峡谷とか青雲瀑布とか美しい自然がたくさんありますが、徒歩ではちょっと行けない距離です。 -
大埔での湖畔レジャーのメインは釣りです。
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ここが釣り船乗り場でしょうか。
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湖面まで遠い…。
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この公園で台中から来ているグループに会いました。50歳くらいの男性と若い男女3名の4人連れ。
50歳くらいの男性がノリのいい方で、「どこから来たの?日本のどこ?一人なの?どうやってきたの?何しに来たの?」と矢継ぎ早の質問。「日本の名古屋から来て、一人旅、路線バス利用で、ここは台湾最大の湖と聞いているので見に来た」というと、「何でよ〜日月潭には行かないの?」と台中人らしいリアクション(日月潭があるのは南投県だけどね)。しばらく話に花が咲きました。 -
六角亭。登ってみる気力なし。暑い。
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公園はかなり広いです。
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湖濱公園を出ると私を吊橋まで連れて行ってくれた人がお勤めするリゾートホテルがありました。
歐都納山野渡假村(ATUNAS HOLIDAY COUNTRY)。ネットで予約も可能です。
歐都納ってどういう意味だろうと調べてみたら、台湾のアウトドア用品ブランドでした。アトゥナスの名で日本でも知られているみたいです。ATUNASの音訳で「歐都納」なのだと思われますが、その意味までは調べきれませんでした。
ここに泊まる計画も立てたことがあるのですが、結構なお値段なんですよね、一人で泊まると。食事をしてきました by binchanさんアトゥナス ホリデイ カントリー リゾート ホテル
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先ほどの方が見学していいと言っていたので中へ入ってみました。
高級リゾートらしく美しく整備されています。 -
バンガロー風の部屋とホテル式の部屋があるみたいです。こういうリゾート(渡假村)は4人で一部屋というのが多いです。
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敷地内には石彫像が点在。
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大自然と一体化できるリゾートなのです。
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プールもあり家族連れが遊んでいました。湖には水遊びできるような場所がないですからね。
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蝶もいました。
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紫斑蝶。
ここ曾文水庫周辺と苗栗の竹南沿岸を季節ごとに渡る、「渡り蝶」だそうです。3月から10月がここでの滞在期間。 -
もう15:00近いのですがお昼を食べていません。リゾートのレストランが「営業中」となっていたので入ってみました。バイトっぽい男の子に「食事できますか?」と聞くと、「食事はちょっと…」と口ごもります。やっぱりランチタイムは終わってしまったのか…、と思っていたら奥から私を吊橋に連れて行ってくれた方が出てきました。そして、「食事できますよ、どうぞ中へ」と案内してくれました。立派なレストランで食事ができそうです。
レストランではなんとセミナーが開催中で、プロジェクターを使って講師がしゃべっています。私はその片隅で食事。営業中の看板を出しつつも、中ではセミナーってのが斬新。
でも案内してくれた方はとても丁寧にメニューの説明をしてくれ、バイト君にもテキパキと指示を出していきます。40歳くらいの女性でしたが、すごくエライ人だったのかも。
注文したのは鍋セット。プレーンタイプです。飲み物、デザート付で300元。 -
豚肉、湯葉、キノコ2〜3種、キャベツ、芋(タロイモ?)、アサリ、エビ、イカ、春雨etc…。
多すぎるかと思ったけれど全部食べられました。おいしかったし栄養のバランスもばっちり。強いて言うなら暑かった…。 -
飲み物はオレンジジュース。セミナーやってる片隅でビールを注文する勇気がなかった。
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デザートは甘かったけど全部食べました。
隣で行われていた従業員のセミナーも真剣そのもの。案内してくれた方もずっと打ち合わせをしていて忙しそうでした。このリゾートがおおいに繁盛し、大埔が繁栄しますように。 -
レストランの外観を撮り損ねたので慌てて遠くから一枚。戻るのが面倒で…。
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町の中心部にはこういった庶民的な食べ物屋さんもあります。こういうところで湖の魚も食べてみたかったな。
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そうそう、こういう魚。台湾でまだ一度も総統魚食べてないし。
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セブンイレブン発見。
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リゾートムードたっぷりのテラス席。
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そろそろ嘉義行きのバスの時間です。
最初に下りたバス停から乗るのが一番わかりやすいのですが、郷公所(役場)とその隣にある七寶塔が見たくてこちらのバス停まで歩きました。時間が迫ってきているので走りました。 -
郷公所を撮影。でも本当に時間がなくて、この2〜30メートル先にある七寶塔へは行けませんでした。
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バス停前にあるのは衛生所。
小さい町なので2時間あれば十分と思っていましたが、台中からの観光客としゃべったり、のんびり食事をしたためほとんど回れてません。後ろ髪ひかれますが、これから乗るバスを逃すと今日中に帰れなくなってしまうので…。 -
バス停では小学生6〜7人と女の人がバスを待ってました。女の人が小学生を引率しているっぽいです。
嘉義縣公車がマイクロバスだったのでテンション上がってしまい、ウキウキと写真を撮っていたら子供たちに変な目で見られた…。 -
16:14、嘉義縣公車7301番バスに乗車。
大埔バス停で郵便袋が積みこまれました。私の席の真横にドカっと。わ〜い、撮影しちゃおう。この袋は嘉義駅前のバス停で回収されてました。一日二往復の嘉義縣公車が大埔への郵便物を運んでるんですね。 -
大埔自体はあまり標高が高くありませんが、嘉義市内へ行くにはより高い峠を越えなければいけません。そのときの景色が素晴らしいです。嘉南平原を一望って感じ。でもこんなところで下車もできないし、道幅狭いから自家用車でも停車は無理そう。路線バスに乗った人だけが一瞬楽しめる絶景なんです。夜景だったらさぞかし美しかろうとも思いますが、くねくねの山道なので夜には通りたくないですね(バスもないし)。
途中土砂崩れ痕のある山肌なども見え、ドキュメンタリー映画Taiwan from Above〜Beyond Beauty(天空からの招待状)で語られていた自然の脆さを実感しました。山間部ではいつ土砂災害があっても不思議じゃないです。
バスは17:45に嘉義駅前に到着。所要は約一時間半。
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