2015-7月　嘉義縣の旅　18　台南へ

2015/07/18 - 2015/07/22

　今回の台湾旅行は嘉義県を中心にめぐっています。
　ようやく旅行四日目（７月２１日火曜日）となりました。

　今まで嘉義県の沿岸部、都市部を見てきましたが今日は山間部へ向かいます。嘉義県の山間部といえば普通「阿里山」なのですが、今回は外します。夏場に阿里山行を決めても、大雨になって行けなくなる可能性が高いですからね。
　ほかに路線バスで行ける山間部を探してみると、嘉義縣公車7314で行ける達邦と7301の大埔がありました。達邦は原住民族の集落があり魅力的なのですが、はやり急峻な山間部にあり雨の多い季節には厳しそう。
　大埔はそれほど標高も高くなく、行く道もそれほど厳しくなさそう。それでいて曾文水庫という台湾最大のダム湖に面していて景色が期待できそう。しかも嘉義側からも台南側からもバス路線があり、周遊できるのです。

　というわけで、今日は台南側から大埔へ向かい、嘉義縣公車に乗り換えて嘉義市へ通り抜けるという、バス大周遊旅をいたします。

エリア 台南(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

　6：55萬龍旅社を出て、7：00朴子発の嘉義客運に乗車。7：20高鐵嘉義駅で下車。
　ここで荷物をコインロッカーに預けます。小銭がなかったのでスタバに行って買い物がてらお札をくずしたのですが、高鐵のコインロッカーは100元札も使えました。確かに３時間ごとに30元なので、100元札くらい使えないと困ります。

高鉄嘉義駅 (高鐵嘉義站) 駅

　スタバで買った雑穀パンのサンドイッチ。おいしかったです。
　台湾スタバはコーヒーのサイズが大きいですね。飲みきれませんでした。

　高鐵嘉義の南下ホーム。遠くに見える山々、待ってろよ〜（って登山するわけじゃないけど）

　山が見えるとテンション上がります。

　7：57嘉義発の高鐵で8：14台南着。今回は自由席でした。285元（約1,140円）。

　ホームから改札のあるレベルまで下りてきました。

高鐵台南站 駅

　２〜３回日本語を耳にしました。高鐵嘉義にはこの旅行中何度も行きましたが、日本語、英語ともに一度も耳にしなかったのに。

　改札は２Ｆにあるので、もう一階層降ります。高架駅は全般同じ構造ですね。

　１Ｆは嘉義とそっくりの構造。でも嘉義にはない回転すしがあります。

　コインロッカーがある位置も同じです。

　スタバ予定地も同じ場所。

　このあと台鐵台南へ行くので沙崙線に乗り換えます。

　その前に高鐵快捷公車をチェック。
　台南市政府行きと奇美醫院行きの２路線があり、当日の高鐵切符を提示すると無料になります。（2015年8月現在）
　残念ながら台鐵台南駅への路線は有料で、しかも便数が少ないです。

　今回は台鐵沙崙線で台南駅へ向かいます。「台鐵車站」の表示をたどって行きます。

　ＴＲＡは台湾鐵路（Taiwan Railways Administration）、高速鐵路はＴＨＳＲ（Taiwan High Speed Rail）です。

　台鐵沙崙駅の看板はありますが、人が少なすぎない？

　この階段を上がると駅らしいのですが…

　ほとんど人がいません。

　中央の銀色の柱はアートの仕掛けになってて、床のモザイク柄が柱に映ると絵になるみたいです。写真を見て気付きました。

　沙崙駅にはパン屋さんしかありません。
　私は１Ｆから沙崙駅へ入りましたが、高鐵の改札フロア（２Ｆ）ともつながってます。

　ではホームへ。それにしても人がいないなあ。みんな台鐵駅には向かわないのかな？

　ここが始発なので車両が待機してます。
　8：30沙崙発、8：53台南着でした。もうちょっとスピード出してほしいなあ。

　台南駅に到着。

台南駅 駅

　ホームのパトカーも健在です。

　ホームから駅裏の遠東国際大飯店を撮影。台南駅のランドマーク。

　今回の旅で初めてお目にかかった観光局旅遊服務中心。

　コインロッカーも発見。

　以前台南駅に来たときは駅舎をろくに見なかったので、天井の方までよく眺めてみました。
　アーチ窓の中に回廊があるように見えますが、階上はもう利用されていません。

　梁の装飾。

　1936年（昭和11年）に建てられた駅舎が現在に至っています。

　天井近くに写真が展示してありました。

　これは1900年（明治33年）に造られた一代目駅舎時代のホームでしょうか。

　こちらの方はどなたでしょう？設計者？

　駅舎が一代目なので1900〜1936年の間の写真と思われます。

　現在台南駅の前の銅像といえば鄭成功ですが、違う人の像ですね。場所も違うし、どちら様なんでしょう。駅舎が二代目なので1936年以降です。

　いかにも戦中っぽいですね。

　写真がぶれてしまってますが、おそらく戦後のもの。駅前ロータリーに塔が立ってます。

　銅像が鄭成功になっているので戦後の写真と思われます。
　これらの写真についてお詳しい方、コメントお待ちしております。

　こちらは駅裏のビルも映ってるので比較的新しいものですね。
　以上、台南駅の写真でした。

　駅の外に出てみました。

　駅前に「服務員」のベストを着た人がいたので、「バス停はどこでしょう？」と聞いてみました。その方はそういうのが「服務」ではないらしく、「バスのことはよくわからないけど…」といいながら教えてくれました。写真右手の黒っぽい建物の前あたりがバス乗り場だそうです。

　この地下道でバス停へ。

　地下道の壁面のペイントが素敵でした。

　烏山頭ダムと八田技師。台南の名所、名物を描いているんですね。

　ゼーランジャ城。安平古堡はかつてこんな感じだったんでしょうか。この絵、いいなあ。

　鹽水蜂炮でしょうか。

　赤崁楼、延平郡王祠、担仔麺。

　胡蝶蘭、蓮、コーヒー、緑の果物は何でしょう？

　四草緑色隧道と蝦捲？

　官田の菱角かな？

　林百貨店。

　玉井の愛文芒果。

　七股の鹽田。

　絵がとてもきれいで、台南をくまなく観光したくなりました！この地下道も観光名所にしたいくらい。

　地下道を出ると目の前にバス停がありました。
　乗るのは興南客運の台南市公車路線「緑幹線」玉井行きです。

　バス停前にはコンビニや、

　ホテルなんかもあります。

　駅舎はロータリーの向こう。こうやって見ると小さな駅舎ですね。

　この角度の方がいいかな。

　バス停は鳳凰樹の木陰にあります。

　電光掲示でバスの到着時間を知らせてくれます。さすが都会だなあ。
　台湾のバスはこういった設備の充実によって格段に利用しやすくなりました。日本よりよっぽど利用しやすい。

　本当にこのバス停でいいのか、一応係員さんに聞いてみました。左端の水色のベストの方なんですけど、スマホでずっとゲームやってて、質問にも顎をしゃくって答えてました。お店の店員さんがゲームに夢中になっているのはよくある光景ですが、まさかバスの案内員さんまでもとは。ゲーム依存が進んでますな。

　9：13、緑幹線バスに乗って玉井に向け出発です。

バス (台南市) バス系