2015-7月　嘉義縣の旅　04　高速鐵路で嘉義へ

2015/07/18 - 2015/07/22

　今年の台湾旅は嘉義県中心です。初日は桃園の漁港へ行ったり、台北でお食事会をしたりしてました。今日から嘉義に入ります。

　旅行二日目。７月１９日日曜日。
　最近は訪問県の縣政府（県庁）を見に行くことにしています。嘉義県の縣政府所在地は「太保市」。嘉義市ではありません。
　太保市は嘉義県内で人口５位の自治体です。そして台湾で最も人口の少ない「市」（37,038人2014年調べウィキペディアより）。市内には見どころと呼べる場所がなく（もちろんマニアックな場所はあるに違いありませんが）、太保市の名前の由来である歴史上の人物「王得祿」の墓さえ市内にはないという悲しさ。太保市公所（市役所）のＨＰの観光遊憩ページには寺廟しか載ってません…。（なぜ人口５位の太保に縣政府があるのかは縣政府についての旅行記で書きます。）

　そんな太保市の最大にして唯一（？）のお立ち寄りスポットが高鐵駅です。
　今回の旅行では太保市の顔を立てるためにもここを最大限活用する予定です。なにせ立地の良いホテルもなくて、太保市を拠点にすることすらできませんでした。
　ちなみに、太保市に台鐵の駅はありません。台鐵駅のない縣政府所在地は離島県と内陸県の南投と太保だけです。

エリア 嘉義(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

　台北天津飯店から徒歩で台北駅へ。7：00高鐵に乗ります。
　台北駅は現在工事中、お化粧直しですね。

　１Ｆにある高鐵の切符売場。
　ここで切符を買いました。高鐵は基本予約せずに乗ります。

台北駅 駅

　現在6：40。コンビニくらいしか開いてません。　

　Ｂ１に下りました。
　１Ｆは多目的フロアですが、Ｂ１は台鐵・高鐵のためのフロアなので券売機とかが充実してます。

　改札内のコンビニ。朝ごはんを買います。

　朝ごはんはサンドイッチとバナナ。待合所で食べちゃいました。

　発車10分くらい前に、ホームへのエスカレータが解放されホームへ。

　これは、これから乗る車両です。

　隣のホームの車両はヘッドランプの色が違う！何の違いでしょう？充電中？

※へけけさんのコメントにより、赤いのは尾灯であることが判明しました。
　コメントありがとうございます。

　7：00台北発、8：24嘉義着。
　１時間２４分、飽きることなく車窓を眺めてました。

高鉄嘉義駅 (高鐵嘉義站) 駅

　同じホームですが別の日の撮影です。

　南下ホームからの景色。山側が望めます。

　青い空に広がる緑の大地。晴れててよかった。

　これは二日後の21日に撮影したものですがついでに…。
　同じホームからの景色です。光線の具合で印象は変わりますね。

　同じく21日撮影のもの。山脈がきれいに見えました。

　こちらは22日に撮影した北上ホームからの眺め。
　駅舎側が見られます。

　少し角度を変えたバージョン。

　同じく北上ホームから。
　こちらは海方面です。遠くに見える煙突はごみ処理場。こういうインフラあっての都市生活ですからね。大切な風景です。

　ホームにこんな掲示が。

　日本名ハネカクシって虫。皮膚に止まっても叩き潰しちゃダメらしい。払いのけるか吹き飛ばせとのこと。高鐵のホームにこんな虫が出るとは。

　ホームから改札のある階へ。

　改札内のコンビニ。高鐵嘉義の御用達はファミマ。

　改札内の待合所。

　改札を出ます。

　案内看板を頼りにバス乗り場へ向かいます。

　１Ｆにはファミマとモスバーガー。

　そしてスタバ。

　時間限定でお弁当の臨時販売所もあり。

　コインロッカー。
　機内持ち込みサイズのスーツケースなら小さいほうで十分入ります。利用者は少ないようで、ほとんど空いてました。

　利用方法。

　料金は時間制。３時間３０元なので、一日預けていると結構な金額になります。コインだけでなく100元札も受け付けてくれる優れものです。

　切符の販売機。
　有人窓口に人が並んでいますが、こちらはガラガラ。

　クレジットカードも使えるし、しゃべらなくて済むから外国人には券売機が便利ですね。

　バス乗り場への出口に、バス案内の表示があるのですが、これが曲者。
　右端の「発車時間」というのは始発バス停の発車時間なんですが、ここまでの所要時間がわからないので結局何時に来るのか全く不明。外来者にはほぼ利用価値のない表示です。
　ここに多くの路線を持っている嘉義縣公車と嘉義客運は、ともに動態システムが完全ではありません。それが完備されれば、「あと何分で到着」といった表示が可能になるかもしれません。

　駅舎から出るとこんなマスコットがお出迎え。

　太保市に現在建設中の故宮博物院南院関連のアートらしいです。高鐵以外の場所でも見かけました。それぞれペイントのバージョンが違います。
　この説明書きは縣政府前にあったもの。作品名は「玩古弄今」とのこと。
　翻訳しようと試みましたが難しくて読み解けず…
　（内容がわかる方、コメントお待ちしております。）

　太保市には見どころがないと書きましたが、故宮博物院南院ができたら注目度上がりますよね〜

　駅の反対側には別バージョンのマスコット。
　

　バス停へやってきました。

　こちらが嘉義ＢＲＴ。運行を担当しているのは嘉義客運です。
　Bus Rapid Transitの略で、嘉義市と高鐵駅、さらにその先の朴子市にある県体育館を結んでいます。
　この路線は高鐵嘉義の「高鐵快捷公車」路線で、2015年７月現在、高鐵の当日切符があれば無料です。
　私も無料で乗れますが、行き先が違うので乗りません。
　奥が嘉義市街地方面行で、手前が朴子市体育館方面行きの乗り場です。どちらに行く場合も駅の目の前から乗れるのがいいですね。

嘉義ＢＲＴ バス系

　乗り場には「あと何分」の表示があります。
　ＢＲＴは動態システムを完備しています。

　こちらは一般のバス路線。
　一応行き先別に１〜３の乗り場がありますが、結構適当に止まります。バスターミナル形式なので、上り下りとも同じ乗り場にバスが入ります。行き先を確認してから乗りましょう。

　別の日に撮影したバス乗り場。
　もちろんタクシーも待機してます。

　駅舎。
　
　高鐵の駅では日本人はじめ外国人を見かけることが多いですが、嘉義駅はほぼ皆無。この旅行中５回ほどここを訪れましたが地元色が強かったです。

　ここからバスで布袋へと向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• へけけさん 2015/08/09 19:14:23

  やっぱり普通じゃないですね（良い意味で）

  binchanさん　今晩は。
  
  　オフ会ではお世話になりました。あと、おかげさまで１００元札がたくさん手に入り金持ち気分です。（両替して貰ったらので）
  
  　相変わらず、バスの旅っていうか、電車も含めてですけど、完全に台湾人もビックリの旅行をしてますね。
  
  　桃園って海が近かったんですね。しかも海鮮とかも食べれる。ビックリですよ。
  
  　あと、すいません、新幹線のライトの色の件ですが、日本と一緒で、進行方向が白色、最後尾が赤色です。っていうか知らなかったんですか？思わず、binchanさんて電車の駅とか詳しいのに、車両には全然興味無いんだって笑っちゃいましたよ（ゴメン）
  
  　へけけ

  binchanさん からの返信 2015/08/09 20:23:02

  RE: やっぱり普通じゃないですね（良い意味で）

  へけけさん、こんにちは。
  遅くなってますが旅行記やっと始めることができました。
  
  　高鐵車両のライトの件、ありがとうございます。さすがへけけさん、本当の鉄道好きですね。いや〜、マジで充電かと思ってました。
  　そういえば電車の一番後ろって観察したことがなかったです。今度身近な電車も見てみます。
  　今回の旅行記もやたらと長いですけど、へけけさんはきっと付き合ってくれると信じてます。よろしくお願いしますね。