2015-7月　嘉義縣の旅　06　布袋の街歩き

2015/07/18 - 2015/07/22

　なぜか桃園、台北から始まった「嘉義縣の旅」、二日目にしていよいよ嘉義県下の街を散策します。

　朝一番で翌日澎湖へ行くための船の切符を予約し、布袋の民宿に荷物を預けた後は、布袋の街を散策。布袋鎮は嘉義市南西部に位置する港町です。

エリア 嘉義(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　布袋の民宿に荷物を置いて散策に出かけます。
　民宿の女将さんが「午後は雨が降るけど傘持ってる？」と心配してくれました。雨ってあのスコールみたいな土砂降りかな？傘は持っているけれど、降ったら足元はずぶ濡れだろうなあ〜

　宿の近の小学校の壁面にこんな絵が描かれてました。これはカンボジアですね。

ハーモニー ゲスト ハウス (和諧布袋民宿) ホテル

　インドネシア

　ベトナム

　そしてタイ。探せばマレーシアやラオスもあったんだろうか？

　鎮天宮。ここまで来ると市街地も近いです。

　鎮天宮の前にこんなものを発見。こちらの入り口は閉鎖されてますが営業しているみたいです。

　潮間帯（潮の満ち引きで一日のうちに陸上になったり海中になったりする場所）の観光船らしい。

　船もあるし、乗船申込所もあるけれど、日曜日なのにお客がいる気配はない。
　観光船は潮汐に変化にあわせて出るので、いつでも乗れるってものではないらしいです。興味のある方は「布袋港海上巴士」で検索すると出てきます。

　西部海岸を航空写真で見ると濁水渓の河口から南へ、陸地に沿うように堆積物の痕跡が確認できます。嘉義の海岸線には大きな砂洲が形成されていてそこが観光名所になっているのです。

　乗船申込所は展示館と売店兼用なので入ってみました。
　カキ棚の模型が展示されてました。こんな風に牡蠣がつるしてある光景は街の至る所で見かけます。一種の飾りのように使われていました。
　牡蠣オムレツに使うような小さな牡蠣を、自然の岩場からヘラのようなもので剥ぎ取って収穫しているのを見たことがありますが、昨日炭火焼で食べたような大きいものは棚で養殖してるんですね。
　

　カブトガニもいました。
　海鮮のお店の生簀にいるのも見ました。食べてみたかったけれどお値段が怖かった。実際は高いのかな？

※まあちゃんさんから、現在はカブトガニは保護されてるのでは？とのコメントをいただきました。お店で見たのは別のものか、ただのディスプレイだったのかもしれません。現在もカブトガニが食べられるのか、ご存じの方のコメントをお待ちしております。

　お土産コーナー。
　
　

　もう少し街の方へ歩いてくると、布袋観光魚市がありました。

　目立つ塔があるので遠くからでもすぐわかります。

　当たり前ですが海鮮一色。

　お刺身（生魚片）の看板が至る所に。

　手前の魚はシイラでしょうか？大きな魚です。

　これが哺乳類だと残酷に感じ、虫や爬虫類だと気持ち悪いと思うのですが、魚だと「おいしそう」と感じるところが不思議。

　海藻とか貝、甲殻類も豊富。

　布袋港に揚ったもの以外に、澎湖産の魚介もこの市場に並びます。澎湖に近いことが布袋のウリなんですね。

　時刻は11：00、海鮮を眺めていたらおなかが空いてきました。

　海鮮レストランの生簀。

　いくらなんでもこんな贅沢はできません。

　お値打ちな名物を発見。
　「蚵仔包」は牡蠣、卵、ネギなどの具材を巨大な餃子の皮みたいなもので包んで揚げたもの。布袋名物だそうです。

　買った店にイートインスペースがなかったので遊客中心まで持っていって食べました。ビッグマックくらいの大きさです。

　熱くてかぶりつけないので、お箸で皮を破り、具を冷まして食べました。
　おいしかったのですが、台湾の小吃（Ｂ級グルメ）はどれも若干甘い。これも本体は薄味で、添付のソースをつけて食べるんですが、それが甘いんですよね。でも具材がたっぷりで本体はおいしかったし、これ一つでおなか一杯になりました。

　市場の前にはセブンイレブン。

　布袋遊客中心へやってきました。なぜか外観の写真を撮り忘れた…
　布袋港は「雲嘉南濱海國家風景區」に含まれ、ここもその遊客中心です。風景區についてはswcoast-nsa.travelで検索すると出てきます。

　中には記念スタンプや充電コーナー。

　休憩コーナー。こちらで蚵仔包を食べました。
　トイレもきれいでしたよ。

　子供を遊ばせるコーナーかな？足を伸ばして休めるのがいいですね。

　布袋港（漁港）。だんだん雲行きが怪しくなってきた。

　プラスチック筏船に平底船が乗ってる。これで海に出るのかな？揺れそうですよね。

　布新橋を渡ります。この橋から向こうが昔ながらの布袋市街地。

　ついに雨が降ってきました。橋のたもとで傘の準備。

　橋のたもとに布袋港バス停があります。
　嘉義客運と新營客運は「布袋港」。嘉義縣公車のバス停も同じ場所にありますが「布袋區漁會」と名前が違います。検索するときは面倒。
　布袋には統聯客運も路線があって、台北からの高速バスを運行しています。

嘉義県布袋鎮公所 史跡・遺跡

　橋を渡って右へ入っていくと義應廟があります。「燒王船」という祭儀が行われることで有名らしいです。燒王船は台湾各地で行われる祭儀のようですが、なかなか壮大なお祭りのようですよ。

　現在廟は修繕中。

　なぜ義應廟まで来たかというと、近くにある「貞愛親王殿下御上陸紀念之碑」を見るため。

　廟が面する入船路からこの路地（入船路４４弄）に入ります。めっちゃ狭いです。

　本当にここかな、と疑問に思いつつ進むと碑が見えてきました。

　この中にあるようですが入っていいのかな？
　と思いつつ入りました。

　ありました。

　日清戦争後日本の領土となった台湾各地に、まずは軍隊が上陸してきたのですが、ここはその一つで貞愛親王率いる陸軍歩兵第4旅団が上陸した場所です。
　かつては義應廟の前の広い場所にあったそうですが、今はひっそりとこの路地にたたずんでいます。
　私はとりたてて日本関連の場所を巡るつもりはありませんが、観光サイトで見かけるとやはり訪れてみたくなります。

　廟の周辺には古い民家が。

　雨は降ったりやんだり。

　民家の前にはたいがい牡蠣殻が入った籠が置かれています。そして軒先では牡蠣を剥く人の姿が。この写真もすぐ隣ではおばさんが牡蠣剥きをしていました。
　それにしても大量の牡蠣殻、どう処分されてるんでしょう。

　碧沙街を抜けて後寮路に突き当たると東宮廟がありました。
　台湾って廟とか宮がたくさんありますがそれぞれどんなときにお参りするものなんでしょうね。

　布袋鹽山などにも行ってみる予定でしたが、雨が降ってきたこともあり断念。布袋港バス停から朴子市に移動します。

この旅行記へのコメント （2）

• まあちゃんさん 2015/08/15 10:38:58

  カブトガニが気になって

  binchanさん、おはようさんです。
  
  昨日０５をFBにアップさせてもらいました。
  布袋から高速船で澎湖へ行けるなんて知りませんでした。
  
  今日は街歩きですがカブトガニが気になって。
  今は保護されていて食用には出来ないと思っていましたが
  今でも食べる事が出来るのでしょうか。
  
  昔々に農安街の夜市で食べた事があるのです。
  足の身は少ないですが頭は普通に頂く蟹と同じ味がしました。
  
  食べられるなら食べてみたいですね。
  
  
  まあちゃん

  binchanさん からの返信 2015/08/15 14:05:49

  RE: カブトガニが気になって

  まあちゃんさん、こんにちは
  
  　さすがまあちゃんさん、カブトガニも食べたことがあるんですね。
  　三日目に行った東石漁港のお店でカブトガニを見たのですが、もしかしたら食用ではなかったのかもしれませんね。もしくはカブトガニに似た別の蟹だったのかも。
  　またどこかのお店で見かけたら、食べられるのかどうか聞いてみようと思います。
  
  　いつもコメントありがとうござます。
  　ＦＢは登録していないので閲覧ができませんが、紹介していただいて光栄です。