2015/05/15 - 2015/05/16
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miharashiさん
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まだ一部しか行ったことの無い東欧・バルカン半島。そしてギリシャのコルフ島にも行ってみたいという思いで今回の旅行を思い立ちました。季節は花がきれいで、暑くなる前の5月から6月。公共交通は不便極まりなく、結局ほとんどをレンタカーで周ることになりました。オーストリアのウィーンに入り、そこから、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、ギリシャ、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア、コソボを周り、最後にマケドニアからウィーンに立ち寄って日本に戻り、1カ月にわたる旅を無事終了。思いがけない絶景にも数多く出会い、自然や世界遺産の奥深さを感じることができました。
第三部は、ルーマニアドライブ旅行のその1で、木造教会で知られるマラムレシュ地方のドライブ旅行記です(表紙写真は、ブルサナの木造教会)。
=日程=
5月13日 成田―ウィーン(オーストリア航空)
5月13日 ー>ブラチスラバ(泊)
5月14日 ー>ブダペスト(泊)
5月15日~22日 ルーマニア周遊
5月23日~25日 ブルガリア周遊
5月26日~27日 マケドニア(オフリド)
5月28日~6月1日 ギリシャ(メテオラ、コルフ島)
6月2日~3日 アルバニア縦断
6月4日~7日 モンテネグロ周遊&クロアチア(ドゥヴロブニク)
6月8日~9日 コソボ?マケドニア(スコピエ)
6月10日 スコピエー>ウィーン(泊)
6月11日 ウィーン―>成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブダペストの後は、いよいよ8日間のルーマニアドライブ旅行を開始。ルーマニアには西から陸路で入るため、西端のオラデアで車を借り出し、まず北西部のマラムレシュ地方とその東にあるヴコヴィナ地方を周り、そのあと南下して、シギショアラ、ブラショフ、シナイア、クルテア・デ・アルジェシュを経て、最後はブカレストのオトペニ空港で車を返却しました。ルーマニアのドライブ旅行記は、全部で6部作からなり、それぞれの大まかな旅程と内容は以下の通りです。
その1:オラデア~サツマーレ(泊)~サプンツァ~木造教会群巡り
その2:~ヴコヴィナ地方の五つの修道院巡り~ビストリツァ(泊)
その3:~ビエルタン~シギショアラ(泊)
その4:~ブラショフ~ブラン城~シナイア(泊)
その5:ペレシュ城~クルテア・デ・アルジェシュ(泊)
その6:クルテアの修道院&ブカレスト(泊)
(上の地図上の記号の意味)
①~⑥(赤):対応する旅程の番号
*(赤):町、W(青):木造教会、M(青):教会/修道院、@(青):城
(注)上記地図の赤線がルーマニアその1のルート。 -
ルーマニアドライブ旅行その1では、木造教会群で知られるマラムレシュ地方を中心に周りました。ルーマニアの中では秘境といわれている地域ですが、道路は工事中の箇所が多かったものの、意外に整備されたいい道で、途中の村々も思ったよりきれいで立派でした(写真は、木造教会巡りの前に訪れたサプンツァの陽気な墓)。
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5月15日朝、ブダペストの宿から地下鉄でネプリゲートバスターミナルへ向かった。ルーマニアへは、当初ブダペストから鉄道でオラデアまで行く予定だった。しかし出発直前になって、ルーマニアに行く直通列車が廃止されたことがわかり、急きょシャトルバスをネットで予約。Christian Transfersという会社で、バスはネプリゲートバスターミナルから出発することになっていたためだ。しかし、バスターミナルに着いても、出発場所がまるで見当がつかない。メールで出発場所への行き方の案内は来ていたが、それを何人かの人に見せても要領得ない返事がくるばかり。全員英語が読めなかったようだ。ようやく英語のわかる一人の男性の案内で、その場所にたどり着いた。そこは、ターミナルから地下道をくぐった反対側にある駐車場で、シャトルバスはそこの一角にとまっていた。
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Christian Transfersのマイクロバス。窓に会社名(ただし予約したのとは違う社名)が貼ってあったのでそれとわかった。そのままバスに乗り込むが、ドライバーは乗客の名前や行き先などのチェックを一切行わずに出発。乗客は7?8人程で満員状態。我々は、全員がオラデアまで行くものと思って何も言わなかったが、これが失敗だった。途中トイレ休憩があり、国境では運転手がパスポートを集めて提示して通過(ルーマニアはEUには加盟したが、協定は結んでいないため)。その後、オラデア市内に入り、バスは両替所の前で停車してくれたので、ユーロと余ったフォリントをルーマニアの通貨(レイ)に両替できた。
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その時、ドライバーがどこで降りるか聞いてきたので、レンタカー事務所のある統一広場(Piata Unirii)と答え、レンタカー事務所の住所も見せた。しかし、この時ドライバーは我々の英語が良く理解できなかったらしい。バスはオラデア市内を通るが、広場らしきところには行かず、そのまま町を通り過ぎてしまった。あらかじめグーグルで町の様子を調べてあったので、おかしいと思い、ドライバーに話しかけると、彼は初めて我々の行き先がオラデアであることがわかったらしかった。このバスは行き先がバラバラの混載のシャトルバスだった。結局、オラデアまで戻ってはくれたが、街はずれのタクシー乗り場で降ろされてしまい、入国早々トラブルに会うことに。幸いそばにいたタクシーでスムーズに広場に来れたが、今度は広場全体が大規模な改修工事の真っただ中で、肝心のレンタカー事務所が見つからない。通りがかりの男性に事務所に電話してもらい、ようやく事務所の位置が判明。事務所前も工事中で、やっとのことで事務所に入ることができた(写真は、事務所前の広場の教会)。
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レンタカーは、Hertz、AVISなどの大手は借り出し場所や乗り捨てに制約が多すぎるため、ネットで調べた結果、Autonomというルーマニアのレンタカー会社を利用した。オラデア市内で借り出すことができ、乗り捨て料金がかかるものの、ブカレストの空港で乗り捨てができたためだった。借り出した車は、カーナビ付の新車同前のドイツ製小型マニュアル車。早速、オラデア市内を走り抜け(写真)、北に120Kmほどのところにあるサツマーレ目指して出発。
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オラデアの町を抜けて、19号線を北に走る。広々として、交通量も少なく、ススキ?が植えられた非常にいい道だった。ただ、車のスピードはめっぽう速く、すぐに追い越されてしまう。
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遠くにマラムレシュの山々が見える田園地帯を走った。
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道路わきの牧草地は、黄色い花が満開だった。
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きれいな飾りいっぱいのお墓のそばを通る。陽気な墓の原点がこのような明るい墓にあるのだろうか?
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サツマーレの手前の町で、新しくてきれいな教会が見えた。
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町中のアパート。社会主義時代からのものだろうか? こちらのマンションのほとんどが、ベランダ部分が外に突き出ていて、見るからに危ない。
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サツマーレの町には午後の6時ごろに到着。今夜泊まるホテル(Hotel Astoria)は、町のど真ん中の広場に面していたが、例によって道がわからなくなり、人に聞いてようやくホテル前に到着。ホテル前には車は駐車できず、ホテル裏の道路まで回り込むと、道路わきにホテルのための駐車スペースがあった。きれいでクラシックな外観のホテルで、部屋の内装もクラシックだった。
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まだ外は昼間のように明るいので、広場の周りを散策。広場の中心は公園になっていて、隣には、白くきれいなローマンカトリック教会が建っていた。
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教会の内部。
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公園の中の噴水。噴水の向こうに見えるきれいな建物は、古いホテルのような建物で、そばから見ると実は廃屋になっていた。
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夕食はホテルのレストラン。前菜のスープは、ボリュームたっぷりで、しかもおいしかった(左がトマト味のビーフスープ、右がマッシュルーム入りのクリームスープ)。ただ、この後のメイン(ペンネとパスタ)は量が多すぎて、両方とも残してしまった。一つで十分だった。失敗!
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5月16日、サツマーレからさらに19号線を北上。最初の目的地は陽気な墓のあるサプンツァ。サツマーレを出ると、すぐにきれいな教会が現れた。ルーマニアは本当に教会が多いところだ。しかもどれもきれいだ。
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車がスピードを出して行きかう道路を、のんびり走る馬車。いかにもルーマニアらしい風景だ。このあと何度も同じ光景に出合うことに。
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そのうち、バイアマーレへの道を右に分けて、19号線は新緑の美しい森の中を進んでいった。
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今度は一頭立ての馬車のお通り。
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サツマーレとサプンツァのほぼ中間地点にあるネグレシュティーオアシェの町を通過。ここにも非常にきれいな教会が建っていた。
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豪邸が延々と続く道。しかも建設途中のものも多かった。ルーマニアの秘境といわれている場所だが、想像とは大違いだ。
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豪邸街を過ぎてしばらく走ると教会が建っていた。教会に向かって正装した一団が歩いてきた。多分結婚式に出席するためだろう。今日は土曜日。正装した人々を見たいが故にマラムレシュ地方を土日に走るように旅程を立てたのがピタリあたった。
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次々とやってくる。
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とりわけカラフルな若い婦人とお年寄り。
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突然木造教会が現れた。お目当ての教会ではないが、最初に出会ったものなので、記念に撮影。比較的新しいものだった。
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19号線はいったん山越えの道になり、それを下り終わると、サプンツァの町が現れた。前方には高い山も見える。
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陽気な墓(Cimitiru Vesel)への分岐点。最初は逆方向から走ってきたのだが、分岐の標識を間違って解釈して通り過ぎてしまい、その先でUターンしてから分岐の道に入った。標識には行き先と距離が書かれていて、分岐点がその距離にあると思ってしまったのだった(日本ではそういう場合が多い)。実際は、標識の所ですぐに分岐し、そこから書かれている距離に行き先があるのだった。
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陽気な墓の門。ここで一人5レイ(150円)と撮影代5レイを払い入場。2人で10レイ払えと言われたが、一人だけ撮影するからということで、5レイを払った。入り口のおじさんは監視のために付いてきたので、落ち着いて撮影できなかった。
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ひときわ鮮やかな墓。墓地は広そうに見えるが、実際は非常に狭い。
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亡くなった方の生前の生活がわかる絵が描かれていた。右側のお墓は料理をしている女の人の絵なので、主婦のお墓であることが想像される。
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これは、ビデオで撮ったワンショット。
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真ん中のお墓は肖像画で職業は想像できない。
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まだ亡くなって間もない墓があった。右の墓は交通事故で亡くなった人の墓のようだ。
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修復中の教会。
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絵はもう修復済みか?
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お墓の前の土産物屋。その横には今日の宿泊に予約したペンションがあった。1泊目をオラデアからサツマーレに変更したため、このペンションはキャンセルしたが、陽気な墓以外何もないところなので、キャンセルして正解だった。
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10分も見学すれば終わってしまうような墓地だった。わざわざ見に来る価値があったかどうかはわからない。近くのカフェで休憩した後、シゲット・マルマツィエイに向かった。このあたりの家の壁はきれいな模様が施されていてかわいい。
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サプンツァを出たところにもきれいな教会。
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かべには絵が描かれていた。 新しい教会のようだ。
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シゲット・マルマツィエイの町を通り抜け、その後18号線をバイアマーレ方面に向かい、最初のお目当てのシュルデシティの木造教会を目指す。写真はその途中の道沿いに現れた木造教会。このあたりにはデシュシティの木造教会があることは知っていたが、そこへの分かれ道がわからなくて、結局パスすることに。あとになってから、グーグルで写真の教会を過ぎた所に細い分かれ道があることがわかったが、後の祭りだった。グーグルをもっと詳しく見ておけば行けたかもしれない。
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道は深い森の中を走る山道に変わった。曲がりくねった山道が延々と続き、運転するのも飽きるような道だった。
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長い山道を走り終えると、バイア・スプリエの町に出た。ここは、バイアマーレのすぐ北にあり、我々は、サプンツァに立ち寄ったため、かなり遠回りをしてここに着いたことになる。写真は、シュルデシティ(Surdesti)に分岐するための標識。ただし、Surdestiの表示ではなく、その先の町カヴニク(Cavnic)が表示されている。これでは、グーグルなどであらかじめ道順を調べていないと、到底行きつくことはできないだろう。標識に従って左に入ると、道は未舗装の起伏にとんだ山道に変わった。
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2つの教会や家が点在する景色のいいところに来た。木造教会はこの近くにあると思われるが、その姿はまだ見えない。そのうち、Surudestiの教会への分岐の表示が現れたので、右に分岐してからしばらく走ると、さらに車一台しか走れないような狭い左に分岐する未舗装の分かれ道があり、その道を入ると、ようやく木造教会の尖塔が見えた。
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教会のそばは、比較的広い空地があり、駐車場になっていた。駐車場からは教会の一部が見えた。
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教会の門
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教会の墓地。飾りもなく殺風景。
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ヨーロッパでもっとも標高の高いところにある木造教会で高さが54m。尖塔の下の小さな4つの塔がユニークだそうだ。構造を支えるのに太い樫の丸太が使われているという。
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下の部分を拡大して。残念ながら中には入れず、ガラス窓から覗いただけだった。
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正面から撮影。高いので全部をフレームに収めるのが難しかった。二人だけで独占状態で見学していたところ、ツアーバスでお年寄りのグループがやってきた。あの道で対向車に出会わないように昼食を車のなかで済ませ、出発。
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幸い対向車に会わずに本線に出られた。このあと、バイアスプリエから分岐した道に戻って、ブデシュティを経て、ブルサナに向かうことにした。ふたつの町にもそれぞれ木造教会があるためだった。
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この地方一帯はみんな立派で彫刻が施された木の門を家の門に使用している。ブログには一部しかお見せできないのが残念だ。
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雄大な景色を眺めながらの快適なドライブ。この先には、ブデシティの木造教会があるはずだった。ところが、途中の二股の分かれ道で、右に行くべきところを左に行ってしまったため、結局ブデシティの木造教会もパスしてしまった。メインの道には教会の名前の表示がほとんどないので、標識だけを頼りに木造教会を回るのはとにかく難しい。
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遠くには比較的高い山が現れ、景色のいいところに来た。ただ、道路はかなりの区間が改修中で、未舗装だった。改修が終わればいいドライブコースになるだろう。
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きれいな教会を拡大してみた。
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大きな木造教会が現れたが、ブデシティの教会ではなかった。この先を右折して、今度はブルサナに向かう。
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ブルサナの町に入ってきた。外を歩く女性はスカーフをつけている人が多い。ブルサナで186号線にぶつかり、右折して今夜の宿のあるモイセイ(Moisei)に向かう。町中のガソリンスタンドでガソリンを補充。ブルサナの木造教会の場所を尋ねると、この道を行った先にあるという答えだったので、そのまま186号線を東に走る。
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途中にあった電柱の上のコウノトリの巣。羽の先がかろうじて見えた。
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後ろにかわいい飾りをつけ、子供たちをのせた馬車。
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しばらく走ると、左手の丘の上にブルサナの教会(Barsana Monastry)が見えてきた。丘の下に広い駐車場があり、教会への入り口は立派なものだった。その前で記念撮影。ここは観光用に整備されていて、まるでテーマパークだった。
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三つの尖塔がそろうと圧巻だ。左端の尖塔が教会。
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少し引いて撮影。
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教会を拡大。
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教会前で記念撮影。
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教会内部。これは一階の祭壇。
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祭壇の奥には最後の晩餐の絵が描かれていた。
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二階もあった。正面の祭壇。
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正面の絵を拡大して。
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アダムとイブの絵も描かれていた。
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広大な敷地には教会以外の建物も建っていた。むしろこちらの方が立派なくらいだ。
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この地方独特の作りの素敵な立派な家だ。何のための家だろうか?
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巨大なけしの花。
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一番奥の建物もなかなか立派だ。
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ケシの花と一緒に。引いて撮影。
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別の方向から撮影。
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教会から敷地全体を撮影。これらの建物群はいかにも観光用に建てられたという感じではあったが、この地方独特の素晴らしい建築物をまとめて見ることのできたという点ではよかった。
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教会を出たときは、ちょうど大きなバスが到着したときだったので、空いてるうちに見学できてよかった。
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ブルサナの教会をあとにして、186号線をそのまま東へ走る。ふつうの教会の門が不釣合いな木の門で、ばかに立派だったので撮影。
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ロザヴレアの町に入ると、また木造教会の尖塔が見えた。通り過ぎてから引き返して、教会への道を入ると道が急に細くなり、先に行くかどうか迷っていると、男の子がこっちだよと先導してくれた。ついたのがこの門。どうやらこの教会を管理している人の子供だったようだ。持っていた鍵で教会の扉を開けてくれた。
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写真は教会と親切な男の子。
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教会内部。まだ新しい教会のようだった。
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入り口から見て撮影。
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2階部分の正面。
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教会入口。縄目の木彫りと壁画がユニークで印象的だった。
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教会の2階部分から下を見下ろして撮影。いい眺めだった。
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ふたたび186号線を東へ走ると、またまた木造教会。教会が2つ並んでいる。
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そのうちまたまた結婚式に遭遇。おばあさんがこの地方独特の正装姿だったのであわてて撮影。ピントが合っていない。
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そのあとに現れた町(Bogdan Voda)で、道が分かれていたので左の方向に入ると、ひとつ山を隔てた18号線に合流するショートカットの道にはいったようだった。
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けっこうな山道で一つ峠を越さなければならなかった。上ってきた道を振り返って撮影。
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段々畑のような牧草地が美しかった。
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18号線に合流してから宿のあるMoiseiへ向かって車を走らせる。前方にまたもや小さな木造教会が現れた。木造教会はこの地方のいたるところに点在していることがわかる。
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まもなくMoiseiというところで前方に残雪の山が見えた。
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右に入る道を見逃して少し先で引き返し、入り直して無事に今日の宿(Vadul Lupilor)にチェックイン。広い庭に立派なログハウスの人気のある宿だった。中も立派でセンスのよさがうかがわれた。部屋に入る前に強い地酒を勧められ、飲んでみたがテキーラのようだった。すきっ腹に飲んだので、ちょっと酔ってしまった。オーナーはなかなかフレンドリーな方だった。あまり流暢でない英語で一生懸命話してくださった。
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今日の走行距離は289キロ。ここまでの二日間の総走行距離は427キロだった。
これでマラムレシュ地方の木造教会巡りは終了。やや欲張った行程だったので、思ったより時間がかかり、見逃した教会もあったが、全部で3つの木造教会を見て回ることができ、満足した。明日からはさらに東に走り、ヴコヴィナ地方の五つの修道院を巡る予定。
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