団塊夫婦の東欧/バルカン半島4000キロドライブ旅行(2015)ー(19)アルバニア１・コルフ島からサランダへ

2015/06/01 - 2015/06/02

東欧・バルカン半島４０００キロドライブ旅行記は、第１３部以降は後半部分に入ります。マケドニアのオフリドからスタートして、ギリシャ、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア、コソボの６か国を二週間かけてレンタカーで周りました。最後はマケドニアのスコピエに戻って車を返し、その後にウィーンに立ち寄ってから日本に戻り、１カ月にわたる旅を無事終了。思いがけない絶景にも数多く出会い、自然や世界遺産の奥深さを感じることができました。
第１９部は、未知の国アルバニアの旅行記その１で、コルフ島からフェリーでサランダへ渡り一泊したときの記録です（表紙写真は、サランダの南・クサミルの海岸風景）。

=日程=

５月１３日　成田―ウィーン（オーストリア航空）
５月１３日　ー＞ブラチスラバ（泊）
５月１４日　ー＞ブダペスト（泊）
５月１５日～２２日　ルーマニア周遊
５月２３日～２５日　ブルガリア周遊
５月２６日～２７日　マケドニア（オフリド）
５月２８日～６月１日　ギリシャ（メテオラ、コルフ島）
６月２日～３日　アルバニア縦断
６月４日～７日　モンテネグロ周遊＆クロアチア（ドゥヴロブニク）
６月８日～９日　コソボ～マケドニア（スコピエ）
６月１０日　スコピエー＞ウィーン（泊）
６月１１日　ウィーン―＞成田

エリア サランダ(アルバニア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

第１９部では、ギリシャのコルフ島をあとにして、対岸のサランダへ。初めてアルバニアへ入国しました。アルバニア旅行記１は、サランダに一泊して、翌日その南にあるクサミルのビーチまでドライブした時の記録です（写真は、泊まったホテルのベランダから見た朝のサランダ）。

アルバニア１のルートは赤線で表示。青線はそれ以前のルートを示す。

サランダ付近の地図。サランダに泊まった翌日（６月２日）は、最初にサランダからＳＨ８１を南に走ってクサミルのビーチまで行き、その後サランダに戻ってＳＨ９９を東に走り、途中でブルーアイに立ち寄り、そのあとＳＨ７８、ＳＨ４を走ってギロカストラを訪れました。アルバニア１は、そのうちクサミルのビーチまでの行程です。

６月１日夕方、コルフ島からフェリーに車一台だけ乗っかって、サランダを目指す。車を乗せられるフェリーはこの６時３０分発のみ。２から３台位しか載せられない小さなフェリーで、今日は私たちのレンタカーのみ乗船。

出発して１時間２０分後に見えてきたサランダ近郊のビル群。

拡大してみるとリゾートマンションかホテルのような建物だ。

コルフ島を出るときはにわか雨が降っていたが、サランダ方面は青空も見え、まあまあの天気だった。

出発してから１時間３０分。ようやくサランダの港に到着。それにしてもビルが建て込んでいるさまがすごい。

フェリーが接岸したので、ようやく上陸できる。まずは主人の乗った車が先に上陸。それから私たち乗客が後に続いて上陸。未知の国への初上陸はドキドキだ。

上陸後に主人も車を降りて、夫婦で入国手続き。パスポートとレンタカーのグリーンカードを提示すると、親切な係官がすんなりと通過させてくれた。荷物検査もなくほんとうにあっけない入国だった。

港を出てすぐに海岸線沿いの道を南下し、今日のホテルのある市街地のど真ん中を通過。ホテルの場所がわからなくなって、お店の人や交通整理の警官に尋ねてなんとかホテルに着くことができた。

予約したホテル・ブリラント・サランダ。評価が高く、駐車場もあり、シービューの部屋があったので予約した。ロビーのインテリアがセンスがよかった。

通された部屋は広々としていて、清潔感があった。高層階なので、ベランダからの景色は絶景。時間は午後７時５０分（ギリシャ時間は８時５０分）。サランダはコルフ島より東にあるのに、アルバニアなので、ギリシャより時間が1時間遅れるのだ。

ベランダから見たサランダの市街地の夕景色。

想像以上に素晴らしい景色だった。今日は長い一日だったので、出かけないで部屋で簡単な夕食を食べてすませた。

暗くなると、ライトアップもまた素晴らしかった。

光が水面に反射してまばゆい。

突然花火が打ち上げられた。

あわててカメラを持ちだして撮影。

５から１０分くらい続き、再び静寂がもどった。全く予期していなかったので、驚いた。毎晩打ち上げられるのだろうか？　このような湖上の花火は洞爺湖以来だ。
今日一日の走行距離は、コルフ島の中を含めて８０キロだった。最初からの総走行距離は２５９２キロ。

６月２日（火）、今日も朝から快晴。ベランダからの眺めも素晴らしい。

今日は市街地に朝日が当たってきれいだ。

カメラを右に移動して。

陽が高くなり、手前の陰も少なくなってきた。

リゾートホテルの前の専用ビーチ。

昨日まで滞在したコルフ島。意外に近い。

コルフ島をバックに記念撮影。

ベランダのすみにはゼラニュウムの花が置かれ、ホテル側の心憎い演出が感じられた。

朝食はビュッフェスタイル。最上階のレストランでおいしくいただく。早めに行ったのに、フランス人のツアー客がすでに食べに来ていて、席を確保するのが大変だった。窓際の眺めのいい席で食べたかった。

ホテルを８時半にチェックアウトし、ＳＨ８１を南に走り、サランダの南にあるブトリント方面に向かった。

途中できれいな海が見えたので、車を止めて、海の見えるところまで歩いて行ってみた。どうやらここもビーチがあり、海の色がコバルトブルーだった。まだ朝早かったので、泳いでいる人はいなかった。ここは穴場かもしれない。

拡大して。

浅瀬もきれいだ。

さらにコルフ島を右に見ながらＳＨ８１を南下。

やがて町に到着した。クサミルという町だった。ここも建設ラッシュ。ここのホテルも探したが、ほとんどいいところは満室。比較的小さいホテルが多そうだ。今建設中のホテルも多かった。町の中で右折すると海辺に出るようになっていた。

海辺に出たとたん、その海の色に興奮した。ある人がブログでサランダと古代遺跡のあるブトリントの間の海がすごくきれいだったと書いていたのを読んで、ぜひ行きたいと思っていたのだった。

こんなにきれいな海はローフォーテン諸島以来だ。中央の島には桟橋も見えるので渡れるようだ。

パノラマにして（画像をクリックしてください）。シーズン中は多くの人で賑わうのだろう。今日は私たちだけ。贅沢な時間だ。

泳ぎたかったが、先があるので、手だけつけて我慢する。

近くを大型フェリーが通過。イタリアからきたフェリーと思われる。

パノラマにして（画像をクリックしてください）。

桟橋の上から撮影。

グラデーションの海の色。

フェリーの背後にコルフ島が意外に近く写っていた。

ビーチから北側を撮影。

浅瀬。水がきれいなので下が良く見える。

桟橋の上から見た海。浅瀬が広がっている。きれいすぎて魚はいなさそうだ。

桟橋の上で記念撮影。

桟橋の上で撮影していたら、二人の影ができていた。

ビーチを離れる直前に、ようやく一組の家族づれが海水浴にやってきた。

予想以上にきれいなビーチだったので、もう少し長くいたかったが、今日は先が長いので、ここで引き返してブルーアイに向う。サランダに戻るには、ＳＨ８１から分かれて海沿いを走るダート道を行くことに。その道に入ると、海越しにクサミルの市街地が見え、すばらしい眺めだった。

上の写真の下に写っているビーチを拡大。もう大勢の海水浴客が来ていた。サランダにもう一泊すればよかったと少し後悔。

そのままダート道を走っていくと通行止めになっていた。工事中らしかった。仕方がないので来た道を戻り、今朝走ってきたＳＨ８１でサランダに戻ることにした。写真は、ＳＨ８１に戻る途中で再び撮影したクサミルの方角。

その右側にはコルフ島もまじかに見えた。この後、ＳＨ８１をサランダ方面に戻り、ＳＨ９９を右に入ってブルーアイへと向かった。（アルバニア２に続く）