団塊夫婦の東欧/バルカン半島4000キロドライブ旅行(2015)ー(17)コルフ島ドライブ二日目

2015/05/31 - 2015/05/31

東欧・バルカン半島４０００キロドライブ旅行記は、第１３部以降は後半部分に入ります。マケドニアのオフリドからスタートして、ギリシャ、アルバニア、モンテネグロ、クロアチア、コソボの６か国を二週間かけてレンタカーで周りました。最後はマケドニアのスコピエに戻って車を返し、その後にウィーンに立ち寄ってから日本に戻り、１カ月にわたる旅を無事終了。思いがけない絶景にも数多く出会い、自然や世界遺産の奥深さを感じることができました。
本編は、ギリシャ旅行記その４で、コルフ島ドライブの二日目の記録です（表紙写真は、二日目に滞在したパレオカストリッツァの海岸風景）。

=日程=

５月１３日　成田―ウィーン（オーストリア航空）
５月１３日　ー＞ブラチスラバ（泊）
５月１４日　ー＞ブダペスト（泊）
５月１５日～２２日　ルーマニア周遊
５月２３日～２５日　ブルガリア周遊
５月２６日～２７日　マケドニア（オフリド）
５月２８日～６月１日　ギリシャ（メテオラ、コルフ島）
６月２日～３日　アルバニア縦断
６月４日～７日　モンテネグロ周遊＆クロアチア（ドゥヴロブニク）
６月８日～９日　コソボ～マケドニア（スコピエ）
６月１０日　スコピエー＞ウィーン（泊）
６月１１日　ウィーン―＞成田

エリア ケルキラ島(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ギリシャ旅行記その４。コルフ滞在の二日目は、島の西海岸のPaleokastrista（パレオカストリッツァ）というところに宿泊。ここは、五つの湾が並ぶ島隋一の景勝地です。初日の宿からわずか２０Ｋｍしか離れていないところで、ここで、ほぼ一日ゆっくりと過ごすことができました（写真は、Palekastristaの五つの湾の内の一つ）。

その４の走行ルートを青線で示す。

５月３１日（日）、今日は、島の西海岸にあるPaleokastritsa（パレオカストリッツァ）というところの宿に移動。わずか２０Ｋｍしか離れていないところだ。朝ゆっくりして、１０時ごろ宿をチェックアウト。カード払いができるというので頼んだら、姉と弟二人がかりでやっと決済ができた。まだ慣れていないようだ。メイン道路に出てから、その道を北上。写真は、Paleokastritsaへの分岐点。表記はGardeladesとなっていて、Paleokastritsaはその先にあった。

Paleokastritsaの手前で、きれいな入り江が見えるところに来たので、車を止めて撮影。五つの湾のひとつだった。

記念写真も。後になって、この写真の右上に、今日の宿（Miltos Studios)が写っていたことが分かった。うかつにも日傘も映ってしまったが、日傘なしには歩けないほど、強烈な日ざしだった。

上の写真の右上部分の拡大。黄色の矢印で示された四部屋続きの建てものが、Miltos Studios。左端の部屋に泊まった。宿に行ってみたが、まだ部屋のお掃除が済んでいないのでチェックインできないとのこと。テラスで昼食を食べてから、観光に出かけてみることにした。ちなみにここは道路からすぐ入ったところに専用駐車場があり、楽に駐車できた（このあたりの宿は駐車スペースがないところも多い）。

Palekastritsaｂの海岸には、五つの湾が並んでいて、その先の岬は小高い山になっていた。写真は、翌日に上を走る道路から撮った岬の様子。頂上には教会らしき建物も見える（Palekastritsa Monasteryという名前の修道院だった)。

山の上まで歩いて行こうと手前の駐車場に車を止め、道路近くまで歩いてきたら、車が数台信号で止まっていた。上まで上がろうとしている車だった。この時点で車で上がることができることがわかったので、まだ車を駐車したばかりの主人に大声で知らせて車を動かしてもらい、なんとか信号が変わる前に待機場所に並ぶことができた。登る道は狭いので時間帯で交互通行になっていたのだ。写真ではバスが上がっていく様子がうつっているが、ぎりぎりのひろさだ。車が止まっているところが駐車場だ。バスが３台はいると切り替えしが難しいくらいのスペースしかなかった。

まだ空いていたので、少し待っただけで上の駐車場まで上がることが出来た。

駐車場から少し坂を歩いて行くと修道院(Paleokastritsa Monastery)があった。今日は日曜なので中ではちょうどミサの最中。修道院の見学は後にして、岬の先まで歩いていった。

その途中の景色。絶景だ。

崖下の海の色が素晴らしい色だった。

さらに奥に行くとビューポイントがあった。ビューポイントからの眺め。湾の先に別の岬が見える。

岬の先端部。このあたりの海の色は紺色と濃いブルー。

五つの湾のひとつ。一番奥の湾だ。

パノラマで（画像をクリックしてください）。海の色が３色。

湾の背後には高い山。急斜面に家が建っている。

縦長の写真を横につないで見た。

湾の拡大。場所によって変わる海の色がきれいだ。

さらに拡大。すばらしいビーチになっている。

同上。右下のビーチには人影が。

まだら模様の海の色。

海の部分だけパノラマにしてみた（画像をクリックしてください）。

底まできれいに見える。

対岸の山の斜面にへばりつくように町が出来ていた。そのときはなぜあんな高いところに町ができているのだろう？どうやってあそこに行くのだろうと疑問に思っていた（このときは翌日あそこを通るとは思いもよらなかった）。

町を拡大したパノラマ風の写真（画像をクリックしてください）。

ビューポイントから戻り修道院へ。降りる途中孔雀が飼われていた（ただし放し飼いではなく檻の中）。修道院ではもうすでにミサが終わっていて、正装姿の人々が庭にでてきていた。手前の女の子の洋服がかわいらしかった。

修道院内部。煌びやかだった。この修道院は１３世紀に設立され、１８世紀に建て直されたものらしく、比較的新しい建物だった。８人の修道僧が住んで、守っているという。

天井にも立派な絵が。

サイド部分。

修道院出口のハイビスカスが素晴らしかった。

中庭への入り口。

修道院の中庭。よく手入れされているすばらしい庭だった。ショップではここでとれたオリーブ製品が売られていた。後で知ったことだが中央の井戸にはコインを投げ入れればいつの日かこの島に戻ってこれるという言い伝えがあるそうだ。

ギリシャの教会ではおなじみな鐘の部分。

コルフ島にも猫がたくさんいた。猫がお見送り？（フォートラのみなさんは猫好きが多いのですが、実は私は苦手で、近づいて来ると逃げるほどです）

修道院の横にはカフェがあるので、そこで休憩することもできる。その横から下に下りる道路が見えた。夾竹桃の花が満開だ。

修道院から駐車場に戻る道も花いっぱい。

駐車場から下の海水浴場（Agios Spiridonas)が見えた。宿の前の湾も見えた。

少し拡大して。素晴らしい水の色だ。

海水浴場では水に入っている人も見えた。寒そう。

バスが３台駐車場に止まっていて、もう一台上ってきたら、駐車場から出れなくなりそうだったので、急いで坂道を下りた。

下の海水浴場(Agios Spiridonas)。船がいっぱい浮かんでいるが、いずれも5つの湾を巡るボートツアーの船だ。

黄色い船はグラスボート。海底が見れるらしい。この時期格安（５ユーロ）で乗れるらしかったが、魚もあまりいそうになかったのでやめた。

宿（Miltos Studios)にもどってみたら、掃除がすんでいて、チェックインできた。女の子がよろこびそうな内装だった。基本的に自炊するようになっているのでキッチン付だ。ワインのサービスもあった。料金は２５ユーロ。ロケーションがいい割には安くてお得だ。

ベランダからはきれいな海が見えた。ベストロケーションの宿だ。

左側の眺め。

左側にも小さなビーチがあった。あそこですでに日光浴をしている人もいた。

ビーチを拡大してみる。あそこは上のホテルのプライベートビーチかも。

なぜあのようなまだら模様になるのだろうか？

同上。

同上。

車の形をした足こぎボート。かわいい。

ツアーボートがひっきりなしにやってくる。

ベランダ真下の海。本当にきれいだ。

暑いので、さっそく水着の上にラッシュガードをはおって、隣のビーチに行ってみたが、ここはいまいち。でも足だけつかって記念撮影。

このビーチを高いところから見るとこんなにきれいだ（翌日撮影）。

逆光で海がきれいに見えない。ここではなく別のビーチ（Agios Spiridonas)へ行ってみることにした。　

修道院の駐車場から見えたきれいなビーチ（Agios Spiridonas)にやってきた。

ちょうど時間帯がよくなり海の色がきれいにみえる。さっそく入って泳いでみた。最初は水が冷たくて震えてしまった。入ってしまえば、平気だった。長い間は体が冷えてしまうので、入ってられない。浜辺で日光浴をしている人がほとんどだ。ピンクのラッシュガードを着ているのが私(団塊世代にしては若作り？）。

海水浴場の全景。素晴らしい。

このビーチを高いところから見るとなおきれいだ（翌日撮影）。手前が大駐車場。

パノラマにして（画像をクリックしてください）。ここは大型の駐車場があるので、夏はすごい人出が予想される。

Agios Spiridonasの沖のほう。ギザギザした岩が面白い。３０分ほど泳いで水着のまま宿へ戻った。

アパートのベランダには洗濯物干し用のロープと洗濯ばさみがかかっていて、水着を干すのに便利だった。でも向こう側から写真を撮る人の邪魔になるのではないかと気になった。天気が段々良くなり、海の水の色も素晴らしかった。

ネットでレストランを探して行ってみたが、いまいちだったので、宿の近くにあるレストランで食べることにした。まずはイワシのから揚げ。

牛肉のトマト煮込みパスタ（イメージが違った）。パスタはゆですぎ。こちらでは普通らしいが、歯ごたえがほしい。

サラダ２種類。白いのはヨーグルトときゅうりのサラダ。

ここは眺めがいいことで知られるレストランだが、低い位置にあるのと、この時間は逆光だったせいか海の色がさえない。宿の部屋は高いところにあるので、海がきれいにみえるようだ。

テラス席から見た夕焼け。

今日の走行距離はわずか２０キロ。今回の旅の中では、数少ないのんびりした一日になった。明日は、島の中央にあるカノニとアヒリオン宮殿を見てから、アルバニアのサランダまでフェリーで移動する予定だ。（ギリシャその５に続く）