2015/05/10 - 2015/05/10
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entetsuさん
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天気の良いGW明けの日曜日。
もうあの関越の混雑も収まっただろうと早朝に自宅を出て、「赤城自然園」に行ってきました。
http://4travel.jp/travelogue/11009848
自然たっぷりの中で可愛い野草や花などを愛で、たっぷりと森林浴をしてきました。
このまま帰るのも勿体ないので、近くの「赤城神社」に行くことに・・・。
ところが、ナビでヒットする赤城神社が幾つもある・・・(笑)。
取り急ぎ、自然園から近場を回ってみましたが、自宅に戻り、前橋市や(公財)前橋観光コンベンション協会などのHPを見てみると、なんと前橋市内だけでも14社の「赤城神社」があることが判明・・・(驚)。
もっと調べると、赤城神社は、群馬県内に118社、全国では334社を数えるのだとか(笑)。
そういえば、神楽坂にもあったような・・・。
ということで、2つだけ回りましたが、一番綺麗そうな赤城山の麓、大沼の畔にある「赤城神社」には行けなかったというオチでした・・・(笑)。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
最初にやって来たのは前橋市三夜沢町114にある「赤城神社」。
「赤城神社(三夜沢)」とでもしましょう。
写真はスイカです。
スイカ豊作を祈願して献納する慣わしがあるようですね。赤城神社(三夜沢) 寺・神社・教会
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木製の大鳥居。
-
古くて大きい杉の木が何本もあります。
「赤城神社」について調べるにつけ、不思議な事実が解ってきました。
その一つは、ご神体は「赤城山」だということです。
つまり「赤城山」そのものに対する山岳信仰に由来するということ。
従って、赤城山を望めるところには幾つも「赤城神社」が存在する。
二つ目は、それでは数ある「赤城神社」の中で、いわゆる本社という神社はどれなのか?
これについては、平安時代以降、色々な争いや江戸時代には訴訟沙汰になったりしてきたようです。
主にはここ三夜沢の赤城神社と、赤城山の麓の大沼湖畔にある赤城神社との間で起こったようです。 -
まぁ、一旦はご本家論争は置いといて、ここの参拝に集中・集中(笑)。
手水舎ですが・・・。 -
他と違うのは、手水舎のすぐ後ろに神池があるということ。
真っ黒な鯉が泳いでいました。
このモミジ、紅葉すると雰囲気いいだろうなぁ・・・。 -
風が強いと飛んでいくのか、それとも盗難防止か、柄杓(ひしゃく)に紐が付いてました(笑)。
確かに、この日も風は強烈でした。
「上州のからっ風」とか「赤城おろし」とも呼ばれ、群馬県の数少ない名物の一つ(笑)。
日本テレビ系の「秘密のケンミンSHOW」でも、「ニッポン美肌県グランプリ」で群馬県が2年連続の最下位という紹介がありました。
原因は、①群馬県は年間湿度ランキング(2014年)が全国で最下位。②年間日照時間ランキング(2014年)は全国2位。
これは、「からっ風」の影響だと言ってました~。 -
境内には大きなが茂って、欝蒼とし、シットリとした空気に満ちています。
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菊のご紋を頂けるということは由緒高いのでしょう。
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拝殿です。
2礼2拍手1礼の作法で参拝しましたが、拍手の音が恐ろしく大きく反響・共鳴して自分でも驚いた(笑)。 -
拝殿を横から見ております。
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自然石のような階段を進みます。
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本殿です。
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高くて太い木が多く、木漏れ日を浴びて神秘的です。
本殿の中には、内宮殿があるらしいですが、未確認。 -
イチオシ
これは、群馬県指定天然記念物「三夜沢赤城神社のたわら杉」との説明書きがありました。
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たわら杉は中門の前にありますが、俵藤太が献木したと伝えられます。
俵藤太といえば、平安時代中期の貴族であり武将であった藤原 秀郷の異称。
室町時代に「俵藤太絵巻」が完成し、近江三上山の百足(ムカデ)退治の伝説で有名ですが、赤城山大神(上野)と二荒山大神(下野)の神戦でも、ムカデに姿を変えた赤城山大神を弓で討ったという話も伝わります。 -
参拝を終えて帰ろうとしたら、大鳥居の脇に綺麗な黄色い花を見つけました。
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イチオシ
「キショウブ」。
西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化しています。
観賞用に栽培されている在来のハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となり、環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては、逸出を起こさない」「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけているのだそうです。
去年行った、横浜金沢区の称名寺にも綺麗に咲いていました。
http://4travel.jp/travelogue/10891320 -
イチオシ
続いてやって来たのは、「二宮赤城神社」。
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この「赤城神社」の住所は、前橋市二之宮町886。
二宮というからには一宮があって、それに対して「従」たる地位だとも思われ、ここの本社は、先ほど訪れた、「三夜沢の赤城神社」と考えられているようですが、定かではありません。二宮赤城神社 寺・神社・教会
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参道を進みます。
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「二宮赤城神社」は、名神大社といわれる赤城神社(これがどこかがわからない?)の論社として知られているのだそうです。
そもそも、「赤城山」は古代から自然崇拝の対象となり神が宿ると信じられてきました。この地はその遥拝所として垂仁天皇(紀元前29年〜西暦70年)又は景行天皇(71年〜130年)の御代に「赤城大明神」の分霊が勧請されたとされますが、その後、地元神と思われる「赤城大明神」は上毛野氏(上野国造)の祖神である豊城入彦命と入れ替わり朝廷の支配が確立していきました。
上野国では貫前神社に次ぐ二宮の格式があったとされ、社号の冠には二宮が付けられと考えられています。
同じく論社である「元宮(大洞)赤城神社」は赤城山頂が開発された大同元年(806)に創建、「三夜沢赤城神社」にいたってはここの奥之院または山宮が発展したとも伝わりますが、夫々の立場での神社側の言い分には異なるものがあるようです。 -
現在にも伝わり、毎年4月と12月に行なわれる「御神幸」という特殊神事では、「三夜沢赤城神社」に神輿を往復させることが受継がれている為、少なくとも中世以前は当社が本社だったとも考えられています。
その後、戦国時代の永禄年間(1558〜70)小田原北条氏の兵火により社殿、社宝、記録等が焼失し衰退、この間信仰を取り付けた「三夜沢赤城神社」が本社、又は本社の順ずる支持を得たと考えられています。
更にその後領主となった牧野氏や前橋藩主酒井氏、松平氏に庇護され再興しますが、前橋藩の藩庁が置かれた前橋城の北東の方角にある赤城山山頂付近に「元宮(大洞)赤城神社」が鎮座していたため、鬼門の鎮護社として隆盛し、こちらが本社を称するようにななったといいます。
(江戸時代には三夜沢と元宮の間で本社争いが起こっています)
結局、決着は付けずに今日に至っているんでしょうか?
さて、写真。
何のことない灯篭に見えて・・・。 -
人を形どった小人達が支えておりました。
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境内と拝殿です。
すっきりしています。二宮赤城神社 寺・神社・教会
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神楽殿でしょうか。
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イチオシ
すっきりした佇まいの神社です。
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参拝客は、我々夫婦の他にはもう1人だけでした。
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院内社の天満宮。
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大きい虎ネコ。
寝ていましたが、カメラを向けると「なんだよ〜」(笑)。
その後、また寝てました。 -
拝殿の後ろの本殿。
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と思えば、本殿はこの白木の建物で、上から覆うように屋根が作られていました。
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不勉強のまま、二つの「赤城神社」を回りましたが、どうせならもう一つ大沼の畔にある赤城神社にも足を延ばせば良かった・・・。
群馬県だけでも14もあるなんていうことなど、この時は知るよしもない(笑)。
カーナビで「幾つもヒットするなぁ」なんて感じでしたから・・・。
まだ、少し時間がありますので、昨年世界遺産登録になった「富岡製糸場」に足を延ばしてみます。
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