2018/04/19 - 2018/04/19
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4月19日(木)に16:00から羽田のJAL整備工場見学の予約が取れ、会社を午後半日休暇を取りました。
JAL工場に向かう前の数時間、都心の神社仏閣をお詣りして来ました。晩春というより初夏のような気候の中、気持ちよく参拝して来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
家内と新橋駅のSL広場で待ち合わせて、まずやって来たのが「烏森神社」。
新橋駅前のニュー新橋ビルの直ぐ西側の通りを進み、右側にあるのが参道です。 -
これが一の鳥居。
左右には小さい飲み屋。
以前は左右に小さい居酒屋がもっとあったと思いますけど、幾分綺麗になりました。 -
イチオシ
二の鳥居とその向こうが社殿です。
新橋駅に程近い、都心の神社です by entetsuさん烏森神社 寺・神社・教会
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ご覧のように極めて小さな社殿ですが、都会の真ん中(というより飲み屋街の真ん中)にあり、参拝客もチラホラいらっしゃいます。
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江戸時代、この辺りは江戸湾の砂浜で松林でした。
そのため当時は、「枯州の森」「空州の森」と言われ、松林には、烏が多く集まっており、後には「烏の森」とも呼ばれるようになりました。 -
それが烏森という名の起こりで、明治以降昭和7年まで町名として使われていましたが、その後新橋に改められ、今では新橋駅の「烏森口」と「烏森神社」にその名をとどめています。
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左右に狛犬が鎮座。
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烏森神社は940年(天慶3年)、藤原秀郷によって創建されたと伝わります。藤原秀郷は平安時代中期ので、近江三上山に伝わる百足退治伝説で知られ、また平将門を討った人物と伝わります。
また、1657年(明暦3年)、「明暦の大火」が発生。江戸城の天守閣を含む江戸の大半を焼失させた大火事ですが、烏森神社だけは不思議と類焼を免れ、これは神威の致すところと考えられ、大いに崇敬を集めました。
その後は、新橋烏森の鎮守として崇敬を集め、今日に至ります。 -
「きやり塚」(木遣塚)。
江戸時代の町火消し「め組」一番組が奉納したものと伝わります。
明暦の大火を免れた事から火伏せの神として、町火消しからの崇敬が篤かった事が伺えます。 -
「烏森神社」からゆっくり歩いて20分弱。
やって来たのが「愛宕神社」です。「出世の石段」伝説がある男坂と呼ばれる石段です。 by entetsuさん愛宕神社参道 名所・史跡
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転勤などあったけど、予備校時代から関東に住んで40年余り。
でも、こちらには初めてやって来ました。 -
愛宕神社は、1603年(慶長8年)、徳川家康の命によって創建されたと伝わりますが、参拝に当たってはこちらの階段の参道から参拝するのが慣わしと言われます。
港区の都心にある立派な神社でした by entetsuさん愛宕神社 寺・神社・教会
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イチオシ
というのも、こちらには「出世の石段」伝説があるためです。
港区の都心にある立派な神社でした by entetsuさん愛宕神社 寺・神社・教会
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1634年(寛永11年)、三代将軍・徳川家光が、二代将軍・徳川秀忠の三回忌として「増上寺」参拝の帰り、山上にある梅が咲いているのを見て「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったといわれます。
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すると、讃岐国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎盛澄が、正面の男坂(86段)を駆け上り、神社に国家安寧の祈願をした上で境内に咲き誇る源平の梅を手折り、将軍に献上します。
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この事により、曲垣平九郎盛澄は日本一の馬術の名人として名を馳せるようになり「出世の石段」の名も全国に広まる事となったといいます。
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左右には阿吽の形の狛犬。
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なお、この「出世の石段(男坂)」を上り、下りはその右手にある女坂を使わなくては運気が落ちる言うのはどうやら間違いのようです。
そもそも伝承の元になった、曲垣平九郎盛澄の逸話は、この男坂を馬で駆け上がり、下りてきているものであったらしい。 -
さて、登ってみましょう。
「出世の石段」伝説がある男坂と呼ばれる石段です。 by entetsuさん愛宕神社参道 名所・史跡
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ひーひー言いながら、なんとか頂上まで来ました。
かなりの急勾配で、まさかここを馬で・・・、という感じですが、その後も実際に石段を馬で登った事例があり、一番最近では、1982年(昭和57年)日本テレビの「史実に挑戦」において、安全網や命綱などの安全策を施した上で32秒で登頂した映像が残っているのだそうです。 -
愛宕山に関する説明板。
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「招き石」。
この石をなでると福が身につく。 -
社殿前にある朱塗りの門。
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イチオシ
社殿は、震災や戦災など度重なる焼失と再建を繰り返し、こちらは1958年(昭和33年)に再建されたものだそうです。
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徳川家康公が江戸に幕府を開くにあたり、1603年(慶長8年)、江戸の防火・防災の守り神として将軍の命を受け創建されました。
従って、神紋も三つ葉葵です。 -
社殿の右手に境内社の太郎坊社。
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福寿稲荷社。
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社殿正面には神池がありました。
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弁財天社。
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神池には鯉が泳ぎます。
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曲垣平九郎盛澄が徳川家光に献上したとされる梅は、現在も「将軍梅」として残っています。
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曲垣平九郎盛澄が、境内に咲く梅を手折り将軍に献上し、「出世の石段」の由来となった図が顔出しパネルに。
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これは、今、ブームの西郷さんと勝海舟の顔出しパネル。
愛宕山は標高26m。
今では周囲に高層ビルも建ってしまいましたが、当時は周囲を見渡すことが出来ました。
1868年(明治元年)戊辰戦争の時に、江戸市中での武力衝突の緊張が高まる中、勝海舟と西郷隆盛が、愛宕山頂で江戸市中を見渡したとされ、その後会談して、江戸城無血開城へ繋がったという逸話があるそうです。
また、NHKの前身の一つであるJOAKが、この愛宕山に放送局を置き、1925年(大正14年)、「JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります」の第一声で日本のラジオ放送の歴史が始まったことでも、周囲との愛宕山の相対的高さが判るかと思います。 -
社殿前の朱塗りの門にある神紋。
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新緑が清々しい参拝になりました。
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下りは女坂から。
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イチオシ
女坂とはいえ、結構急坂です。
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愛宕山から降りて来て、御成門方面に向かっています。
このトンネルの向こうが神谷町方面です。
愛宕神社に地下鉄「神谷町」駅から来たらこのトンネルを通ってくることになります。 -
通りの向こうにお寺があります。
伝叟院は、愛宕神社の近くにある曹洞宗の寺院です。 by entetsuさん伝叟院 寺・神社・教会
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愛宕山伝叟院。
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横浜・鶴見の曹洞宗大本山總持寺の出張所を兼務しているとか。
總持寺を護持する總持寺派の「總和会」(永平寺派の「有道会」と並び曹洞宗を二分する)の本部がこちらにあるようです。 -
愛宕山トンネル。正式には「愛宕隧道」。
1930年(昭和5年)竣工、2004年に内壁の耐震補強工事が行われていますが、、ぼぼ竣工当時の姿をとどめています。 -
その脇には愛宕山エレベーターがありますが、愛宕神社の参拝には是非出世の石段・男坂を!
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通り沿いに進みますが、緑と木陰が清々しい。
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「萬年山青松禅寺」。
山門が特徴的でした。港区愛宕二丁目にある曹洞宗の寺院です by entetsuさん青松寺 寺・神社・教会
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正面の本堂、右に観音堂があります。
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道路反対側には、東京慈恵会医大病院。
左側には新しい高層病棟がありますが、その右には唯一昔の面影を残すF棟の建物。竣工は1930年(昭和5年)だそうです。
今は診療等には使われていなさそうな感じですが・・・。 -
イチオシ
芝公園を通って日比谷通りに来ました。
増上寺の手前の通りからは東京タワーの美しい姿が見えました。 -
「増上寺」。
三縁山広度院と号し、浄土宗七大本山の一つです。
こちらはその三解脱門(重要文化財)。地名・駅名にある「大門」は、増上寺の旧総門のことです by entetsuさん増上寺 寺・神社・教会
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江戸時代には上野・寛永寺と共に徳川将軍家の菩提所となり、寺領10745石の御朱印状を拝領し隆盛を誇りました。
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イチオシ
本堂に当たる「大殿」と東京タワー。
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角度を変えるとこんな感じです。
左に、水盤舎(手水舎)があります。外国人が説明書きをみながらお清めしてました。 -
大梵鐘(鐘楼)。
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鐘楼脇の枝垂れ桜がたいそう綺麗なのだそうです。
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三解脱門に戻って来ました。
はとバスが行きます。 -
浜松町に向かっています。
これが「大門」。
駅名にある「大門」は、増上寺の旧総門のことを指します。地名・駅名にある「大門」は、増上寺の旧総門のことです by entetsuさん増上寺 寺・神社・教会
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この後、JALの羽田整備工場見学がありますが、時間は16:00スタート。
まだ少し時間がありますので、上島珈琲店で一服。 -
他のコーヒーチェーンより少々お高いが、美味しかった。
それでは、浜松町からモノレールで新整備場まで向かいます。
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