
2014/08/17 - 2014/08/17
11位(同エリア279件中)
こあひるさん
6月、勾当台公園市民広場で行われていた「秋田県湯沢雄勝広域観光キャンペーン」のステージイベントで初めて見た「西馬音内盆踊り」。
農民生活や世間世事風刺などを、下ネタ混じりの方言バリバリで謳いあげるお囃子のひょうきんさや軽快なリズムに反して、優美で妖艶な踊りが淡々と続けられる・・・。その余りのミスマッチさが面白く、また、ひこさ頭巾や編み笠で踊り手の顔が全く見えない艶めかしさにも魅せられて・・・。
本場では、かがり火が焚かれ幻想的な雰囲気・・・というのも聞いて、ぜひ見てみたいな~と思った(←観光キャンペーンにハマったのだね)。
毎年8月16~18日に行われるが、今年はちょうど土日がらみ。でも、6月の時点では、周囲の宿泊施設はとっくに満室。こうなると、バスツアーに頼るしかない・・・。
入院していた連れ合いに盆踊りについて話したら、思いの外、関心を示したので、毎年、西馬音内盆踊りの日帰り(車内泊)バスツアーを組んでいる宮城コープに申し込むことにした。
お祭りに詳しい人ならご存知なのだろうが、日本三大盆踊り(阿波踊り、郡上おどり、西馬音内盆踊り)のひとつである。
もともと祭り等にあまり興味がなかったわが家・・・盆踊りといえば、近所の小学校の校庭や商店街で行われる盆踊りしか体験がない。三大盆踊りの中では郡上おどりが、頭に描く盆踊りに近いな・・・と思う。でも、西馬音内盆踊りは、これまでの盆踊りのイメージと全く異なり、ゆったりとした動作・・・曲線を描くしなやかな動きの美しさ・・・指先にまで妖艶さが漂う踊りなのである。
西馬音内盆踊り
http://ugo.main.jp/bonodori/index.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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16日(土)。2〜3日前から、東北地方の天気予報では、曇と傘マークだらけ。
西馬音内盆踊りは、雨天の場合、羽後町活性化センターおよび羽後町総合体育館にて開催されることになっています。
わが家には雨男が存在するので、数日前の天気予報を見て、あ〜、体育館で見ることになるな・・・と早々に諦めていました。体育館だと、さすがにかがり火は焚けないだろうし、照明も煌々としたままなのかな・・・と・・・。
前日、連れ合いに、明日の天気予報はどう?と聞かれましたが、天気を知ったところでどうしようもないので、天気予報なんか見てない・・・誰のせいだと思ってるんだよ!と答えました(笑)。
当日、仙台は朝から雨降りです。降ったりやんだりではなく・・・しっかり降っています。 -
鳴子温泉郷あたりも・・・かなり靄っています。相変わらず雨も降っています。
昨年参加した、同じ車中泊の青森ねぶた祭ツアーでは、朝早くからどうでもいいようなところを無理やり連れまわされ、まだ暑いうちから桟敷席に詰め込まれ・・・帰りのバスで体調を崩し、大変な目にあいました。なので、バスツアーは懲り懲りだと思っているのですが・・・。
今回のツアーは、出発時間が13時で、途中の休憩はあるものの、余計なところに寄ることなく現地へ行き、盆踊りを見た後に温泉で1時間ほど過ごして、朝早くに仙台へ戻る・・・というスケジュールでしたので、そんなに疲れないかな〜大丈夫かな〜と思って、参加を決めました。 -
往きは、高速と仙秋ラインを通って秋田へ向かいます。仙秋ラインは、けっこう山道でした。酔い止め薬飲んでおいてよかった・・・。
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秋田県・横手にご実家があるという添乗員さん情報では、横手では、朝、雨が降っていたけれど、今は上がっていて、たぶん天気はもつんじゃないか・・・というお話だそう。山を越えると、お天気も変わるからね・・・。
盆踊りを、本来の会場である本町通りで行うか、体育館になるかは、14時の時点で決まるそうです。 -
道の駅おがちで3度目のトイレ休憩。
雄勝(おがち)は、小野小町生誕の地と言われています。建物の屋根が市女笠(いちめがさ)の形をしているのですね〜。
盆踊りは、体育館で見るんだろうなとすっかり諦めていたのですが、どうやら現地の雨は上がっていて、天気も持ちそうなので、本町通りで盆踊りが行われると決定したようです!期待しないようにしていたので、これは嬉しいです〜〜!体育館では、キャンペーンで見たのと同様、雰囲気が出ませんからね・・・。道の駅 おがち 道の駅
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何度かイベントで見かけたけれど、試食はないし、ばら売りもなかったので、気にはしつつも食べていなかったバター餅なるものを買ってみました。
口にいれたわが家ふたり・・・ん・・・?おいしいか?・・・??という感じでした。バターと聞いて、もう少し甘くてこってりした感じを想像していたのですが・・・冷えたウイロウっていうか・・・。洋菓子風な味のイメージだったので、ちょっとガッカリしました。 -
18時少し前に、湯沢ロイヤルホテルにて夕食をとることになっていますが、そこへ行く前に、一度、西馬音内を下見・・・というか、3日間毎日当日15時から販売される有料席を購入しに行く・・・というのが目的かな。
有料席は、前もって予約できる分は、わずか30組ほどで、値段も高いです。当日販売分は、ひな壇席100席+仕切台(4人掛け)90本。決して多いとはいえないのかもしれませんが、実質的には、当日に買ってね・・・という感じでしょうか。
バスは、会場になっている本町通りから歩いて5分ほどのところにあるJAこまちの駐車場。近いのがありがたいですね。
添乗員さんとともに、本町通りへと向かいます。二万石橋を渡ると、いっきにお祭りムードの商店街が現れます。 -
商店街に入って、道なりに左に曲がったところが、盆踊り会場となる本町通り。
普段はほとんどひと気がない(って添乗員さんの言葉です)ような小さな町の商店街通りですので、道幅・・・狭いです。これまで見てきた大きなお祭り会場のような大きな通りとは大違いです。ローカルだわ〜。
盆踊り時間は19時半から23時ですので、今は準備に大わらわですね。ぼちぼち見物客も来ています。
本町通りに入って、すぐ左側にあるバザールというお店(コンビニだったかも?)の広い駐車場のあたりには、シートを敷いて、場所を陣取っている人たちもすでにいました。 -
本町通りの300mほどを盆踊り会場にしています。その真ん中へんにある、盆踊り会館の前に、お囃子櫓(写真左側)が設けられています。
道の中央に土のような帯が見えますが、これは砂です。西馬音内盆踊りは、足をするように踊るので、塗装された道だと回りづらいので、踊るときに砂を道に撒くんだそうです。 -
かがり火は、道の中央に、ぽつんぽつんと置かれて並んでいます。
写真の右がお囃子櫓。
お囃子櫓の正面の物干し台みたいなところは、3人1組9000円というけっこういい値段の席で、前売り販売分(往復はがきによる申し込み・抽選)です。12組分だけしかありません。
お囃子メインで見たい人にはいいのかな・・・と思いますが、踊りをみたいのなら、2.5mもの高さから見下ろす感じとなってしまいますので、ちょっと遠いかな・・・。 -
お囃子櫓。
この下をくぐって、盆踊り会館(盆踊り本部)へ入ります。有料席販売は、15時からなのですが、わりとすぐに売り切れる日もあれば、売れ残る日もあるそうです。今日は、初日だし、天気も直前まで雨だったから・・・大丈夫ではないかな・・・と期待して、なるべくすばやく買えるように、この時ばかりは、写真撮影を封印して、添乗員さんにぴったりくっついて構えていました。
当日販売分のうち、ひな壇の観覧席(たぶんお囃子の脇あたりではないかと・・・)100席は売り切れてしまっていました。仕切台といって、平均台みたいな細い板の長いすに4人で腰掛けるようになっているものはまだけっこう残っていました。
仕切台だと、狭い道の両脇・・・踊り手のすぐ目の前という位置なので、近すぎてかえって写しづらいのかな・・・なんて思い、ほんとはひな壇の観覧席を狙っていたのですが・・・。でも結果的には、仕切台のほうが、踊り手を見るにも写すにもよかったです。 -
17:40。JAこまちの駐車場に戻りました。
もくろみ通り、無事に有料席も手に入れられて、ほっとしました。連れ合いをくっつけたまま、人ごみでごっちゃなところをウロウロするのは大変そうですから・・・。 -
JAなので、いくつも倉庫がありますが、倉庫建物が古そうで気になっちゃいました。
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18時頃に、湯沢ロイヤルホテルに到着しました。
湯沢から西馬音内まで、タクシーで15分ほど3000円程度だそうです。日中は、湯沢から路線バスでも西馬音内まで行けます。が、午後6時半以降にバスは運行していないので、もし湯沢泊まりならば、帰りのタクシーを事前予約しておくという感じになります。湯沢ロイヤルホテル 宿・ホテル
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ロビーに入ると、団体さん、踊りに行く準備していました。学生かなにかのグループかな。
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結婚式の披露宴会場のよう・・・っていうかそのまんまか・・・(笑)。
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夕食はお弁当。ま、ツアーの食事なので、こんなもんです。
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夕食後、再びバスは西馬音内へ戻ってきました。
JAこまち駐車場で解散し、盆踊りを最後までみても充分な23:15にバスに戻るというスケジュールです。
西馬音内盆踊り会場は、このマップの黒く塗られているところです。先ほど下見した本町通りがメインですが、T字路のように、かがり火広場の方へ曲った道も盆踊り会場になっているようです。 -
今は19時過ぎ。盆踊りは19:30からです。駐車場から歩く家々に、盆踊りをモチーフにした提灯が灯されていて、気分を盛り上げてくれます。
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駐車場から二万石橋の間は、やや暗めな住宅街ですが、ところどころに露店が出ています。露店も、盆踊りが終わるまでやっているそうです。
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二万石橋手前にある和菓子店も、盆踊り中は、遅くまで営業頑張ります!
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二万石橋の欄干には、西馬音内盆踊りのひこさ頭巾を被った踊り手が・・・。もしかして反対側には、編み笠+端縫い衣装の像があったのかも・・・?
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橋を渡ると、商店街に入ります。ワクワクします〜!
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この先を左に折れると本町通りで、盆踊り会場です。
端縫い衣装や浴衣、お土産品など売っています。 -
露店の提灯、手づくりっぽくて可愛い〜!
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19:20頃です。
本町通りに入ると、お〜!たくさんいるぜ〜!という光景。
踊りは、この道300mほどを、細長〜〜い輪になって踊ります。カメラマンは、会場端っこのこのあたり・・・に集中しています。というのも、狭い通りの歩道には見物客がいっぱいで、三脚をたてるスペースないからでしょう。西馬音内盆踊り 祭り・イベント
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バザールの駐車場は、かなりスペースが広いので、人の層が一番多かったかな・・・。
ものすごく混雑しているように見えますけれど・・・確かに人はそれなりに多いですが・・・通りが狭いために、ものすごく溢れているように見えるんです。 -
お囃子の生演奏が始まっています。
19時半からは、子供メインで、大人の踊り手は(上手な人も)21時から増えてくると聞いているので、自分たちの席へ着く前に、とりあえず通りの様子を見ながらブラブラしてみよう・・・と思います。 -
お囃子櫓の左右の柱には、五穀豊穣や豊年万作と書かれた長灯ろうが飾られています。
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西馬音内盆踊りのお囃子には、「よせ太鼓」「音頭」「とり音頭」「がんけ」の4種類があります。
鳴物6種のほかに、唄い手が加わり、世間世事を風刺したもの、野趣抒情あふれるもの、楽天的な中にも農民特有の素朴なエロティシズムを匂わせたものなど、多彩な歌詞で盛り上げます。
「音頭」が、訛りばりばりで下ネタ満載の面白おかしい歌詞(訛りがあるのでほとんど聞き取れませんが)です。このひょうきんなお囃子と、まったくミスマッチな踊りが何とも魅力なのですね~。
同じツアー参加の女性が、歌と、全然違う雰囲気の踊りとの妙な不思議さが忘れられなくて、また見に来たと言っていました。
一方、「がんけ」は、亡者踊りの側面を持っていることから、 甚句の歌詞や節回しには哀調が漂います。名前の由来には、①飛ぶ雁の姿を踊りから連想した「雁形」 ②仏教からきた「勧化」③現世の悲運を悼み、 来世の幸運を願う「願生化生の踊り」が詰まった・・・など諸説あります。(羽後町観光協会パンフレットより) -
道の中央の所々に置かれたかがり火に、火がつけられていきます。
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踊り手たちも、あと数分のスタートを待つばかり・・・。
踊りが始まったら、輪の中に入れません。踊りの輪を乱すことは禁止です。もちろん、輪の中に入っての撮影も、一部報道機関を除いて禁止となっています。踊りの輪を乱して、間に入り込んで撮影する人が多かったことがあるのでしょうね・・・。
添乗員さん情報によると、3〜4年前くらいが観光客数のピークだったそうです。何かメディアに取り上げられた・・・とかあったのかな? -
お囃子櫓の正面にある物干し台のような桟敷席は、台の下にも人がいっぱいに座っており(座席があったのかも?)、台の後ろ側は通り抜けるスペースがないので、踊りが始まると、その桟敷席から向こうへは行けなくなります(台のすぐ前は踊り手の列があるので、通れません)。
踊りが始まると、通りを渡ることもできなくなるので、下手にウロウロしないほうがよさそうですね〜。もし途中でトイレに行くにも、自分の側にあるトイレに行くしかありません。反対側に渡るには、盆踊り会場を端まで行ってぐるっと回らなければなりません。 -
本町通りの盆踊り会場を過ぎると、江戸時代後半の建築、黒澤家住宅(2棟)というものがありました。
黒澤家住宅のある羽後町西馬音内は、中世期にすでに開かれ、戦国期になると、西馬音内小野寺氏の西馬音内城の城下集落として、堀回とともに発展しました。
黒澤家は、その西馬音内の市街地の中心地にあり、宝永年間(1704〜11)から染屋を開業し、屋号を染屋と称し、江戸時代後期には、西馬音内村の肝煎を務めたと言われます。
説明板には、建築様式についても書いてありますが、何しろ暗くて、お家の様相がまったくわかりませんので、このくらいにしておきます。
秋田藩の町家の建築様式を伝える貴重な住宅として、県指定有形文化財(建造物)になっています。 -
暗いのでよくは見えませんが、なかなか風情ある町並みのようですね。
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本町通りから少し裏へ入ったところにあるコミュニティセンターは、24時まで無料休憩場として開放されています。・・・にしても、誰もここまで来て休憩しようって気はないのか・・・ひと気ありません。お囃子が遠くに聴こえ、寂しげです。
なのに・・・センター前で、なぜかおじさんバンドがライブやっています。観客、2名ほど。演奏している人がちょっと気の毒だわ・・・。 -
コミュニティセンターでは、端縫い展と藍染め展をやっているとのことだったので、ちょっとのぞいてみます。
端縫い衣装が展示されていました。
「端縫い衣装」は、かつては「接(は)ぎ衣装」と言われ、 大小の絹布の端切れを配色や配置に工夫しながら接ぎ合わせて作られました。一定のルールがあり、袖口や裾などには同じ柄の布を使い、布の配置は左右対称。 代々受け継がれ、100年を経たものもあり、女性たちの美への変わることのない情熱が感じられるものなのです。(羽後町観光物産協会HPより)
ですので、1枚として同じものはありません。 -
もうひとつのお部屋では、藍染絞り愛好会が作った衣装や小物を展示販売していました。
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見るところがなくなっちゃったので、わが家の席がある、お囃子櫓の向こうへ戻りましょう。もうすぐ20時。
もうけっこう大人の踊り手もいます。
踊り手は、盆踊り会場となっている本町通りを、すっごく細長〜〜い輪になって、一方向に進みます。ここが西側の輪の端。 -
この時間帯は、主に子供たちが中心です。
小学生高学年くらいになると、美しい手つきで、かなり上手に踊っている子もいました。 -
昔は、踊りに参加できるのは、西馬音内に生まれ育った人だけに限られていたそうです。その大きな理由は、踊りの振付けが難しく、にわかには覚えられないから・・・ということらしいです。
現在では、西馬音内以外から踊りに来る人も増えたそうです。ただし、もともと参加型の盆踊りではないので、参加するためには、次のような条件を満たすことが必要となります。
「音頭」と「がんけ」が両方きちんと踊れること、衣装は藍染めの浴衣か端縫い衣装を身に着け、編み笠かひこさ頭巾で顔を隠すこと、端縫い衣装は踊り手の上手な人が着るという習わしだということ(最初は藍染めの浴衣が望ましい)などです。
写真のようにおそろいのようにも見える団体風の人たちは、どこかから参加しているのか、それとも地元でチームのようなものを作っているのかもしれませんね。
きちんとルールを守れば、申込みなどの手続きしなくても、参加はできます。 -
本町通りの会場のちょうどまんなかあたりには、かがり火広場があり、飲食の露店が出て賑わっています。
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西馬音内盆踊りは、およそ700年前に始まったとされます。昭和10年(1935年)、東京での初めての公演をきっかけにして、形式が整えられ、昭和56年(1981年)には、高い芸術性を有する民俗芸能として、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
起源については、時代を隔てて始まった2つの踊りが融合したのではないかと言われています。
1つは、今から700年余り前に、源親という修行僧が、蔵王権現(現在の西馬音内御嶽神社)を勧請し、その境内で豊作祈願として踊らせたもの。もう1つは、およそ400年前に滅んだ西馬音内城主・小野寺茂道と一族の霊を慰めるため、土着した遺臣たちが、旧盆の16〜20日の5日間、城下の宝泉寺で踊ったとされる亡者踊り。
2つの踊りはやがて一緒になり、盆の16日から5日間、宝泉寺の境内で踊られるようになり、江戸後期に場所を本町通りに移して現在に至っているとされています。(羽後町観光物産協会HPより) -
かがり火が怪しい雰囲気をアップしますね。
先祖の霊がともに輪に加わり、踊るとされています。現代では、照明も明るく、周りには観光客がぎりぎりまで押し寄せ・・・そういった厳かで神秘的な雰囲気は損なわれてしまっているかもしれませんね。 -
少なくとも盆踊りは・・・様子を伝えようとするなら、写真じゃダメだわ〜とつくづく思いました。
お囃子の面白さはもちろんですが、手先足先までぴんと張りつめながらも、曲線的な優美さと怪しさを漂わせながらの踊りは、動画でないとうまく伝えられません。
手先をぴんとのばしたときなど、そろえた指先の反り具合・・・美しいです。 -
やっとお囃子櫓のあたりまでたどり着きました。盆踊り会館をちょっとのぞいてみます。お土産も売っています。地元の女性が作った、盆踊りの人形がすばらし〜〜!衣装や所作が全て異なる踊り手の人形たち。背の高いプラ板で仕切ってあるので、上方からしか写せませんが・・・。
家並みには、ちゃんとお囃子櫓がありますね。 -
やっと仕切台席に座りました。わが家の席は、お囃子櫓側、お囃子櫓からやや東寄りです。
お囃子櫓の後ろ側は、通ることができるので(人ひとり分くらい)、こちら側は、道の途中で行き止まりにはなっていませんが、道が狭く、歩道分は有料席などの見物人でいっぱいなので、その後ろ側をすり抜けるのが大変。
仕切台は、踊り手が1mも離れていない目の前を通ります。列が左から来て、右へ去っていくという流れになります。道を渡った向こう側の座席から見たとしても、やはり左から右へ・・・です。 -
ですので、右側を見ると後ろ姿です。
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亡者を連想させる「ひこさ頭巾」は、黒い布をすっぽりかぶって、前と後ろに垂らします。 「目穴」を目の位置に合わせて、頭巾を止めるために豆絞りの 手ぬぐいなどで鉢巻をします。 この頭巾をかぶった一団が踊りに加わると、いかにも亡者踊りといわれた雰囲気を醸し出します。
由来は、①由利地方や山形県庄内地方の女性が用いる「はなふくべ」や「はんこたんな」の流れをくむ ②歌舞伎役者の名や黒子が着用する黒頭巾にヒントを得た・・・などとされています。(羽後町観光物産協会HP、パンフレットより) -
美しい姿勢や形のときに撮りたいのですが、ちょうどその瞬間を捉えられるほどの腕が残念ながらありません。
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PENにもともと付いているフラッシュを使って撮ると、前面の人物ははっきり写るのですが・・・周りが真っ暗になってしまいます。
竿燈まつりの時に、暗いところで人を撮るときには、暗い風景を撮るのとは違って、フラッシュを使ったほうがいいみたい・・・と思いました。今回も、数少ないですが、フラッシュを使って撮ったものがあります。内臓されたものなので、光の届き方が短いせいか・・・人物と背景の両方をうまく撮ることはできませんでした。
かといって・・・もし三脚を使って、スローシャッターとフラッシュを使ったとしても、動いているから、人物はブレるだろうし・・・どうすればいいのでしょう〜〜? -
2番目の人が前に出している手指の反りを見てください。
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リズミカルなお囃子とは裏腹に、踊りはあくまでもゆっくりとした女性的な動きなのですが・・・それでも写真に収めようとすると、ブレます。同じようなものを何枚も撮って、やっと一枚マシなものがある・・・感じ(それでもブレずにはいられません)。
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藍染め浴衣の多くは手絞りです。 かつては町家の女性たちが自分なりの柄を考え作りました。 最も古いのは百数十年たつといわれています。 腰からさげた赤い「しごき」が踊りの動きにつれて揺れ、乱舞します。
袖口の赤い布が引き立ち、手の動きを美しく映しだします(赤い布は、必ずしも付いているわけではないようですが)。 -
顔は見えませんが、手の甲などの肌の様子で、若いかそうではないかくらいは判別できますね。
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端縫い衣装には編み笠と決まっていますが、藍染め浴衣にはひこさ頭巾でも編み笠でもよいことになっています。
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よく乾燥させたイグサで作る半月形の編み笠。 前後に大きな反りが入っているのが特徴で、前と後ろを赤いひもで結びます。
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編み笠を、どちらかというと前に傾けて、顔が隠れてうなじが見えるような感じで被るのですが(それのほうが美しいですし)・・・ほんとにたま〜にですが、顔見えるじゃん!って人もいました(私が気づいた限りは若くない人の顔が・・・)。
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見えそうで見えない・・・。
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顔が見えずに、うなじが見える・・・編み笠の後ろ姿・・・多くのカメラマンが狙ってますよね・・・でもばっちり撮りたけりゃ、やっぱりお兄さんやおじさんたちが構えているような大きな望遠が必要・・・。
今晩は、そんなに涼しくないので、踊り手にとって、かなり暑い夜です。うなじの汗が(ボケた写真じゃ見えませんね・・・)すごく色っぽいですわ〜。 -
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あんなに指が反るものなの〜〜?
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20:50になると、10分間休憩が入ります。ここで、子供の時間は終わり、21時からは大人の踊り手の時間となります。
上手な踊り手も、21時以降に出てくるので、地元の人は、夕食食べてお風呂入って、21時過ぎころから見に来るそうです。
わが家が座っている仕切台席から左手を見たものです。このように、本町通りの中央には、かがり火が焚かれています。かがり火の近くに薪が置いてあり、踊っている輪の中を、係の人が火を見張って歩き周っていました。
本町通りの盆踊り会場は、東側は、写真奥の突き当りの家の前あたりまで。列になっているのを真正面から・・・とか、かがり火を効果的に入れて・・・など、三脚+望遠で本格的に撮る人たちは、あの真正面あたりに集まっています(盆踊り会場の西端も同じ状況です)。
踊り手の出入口も、この端っこにあります。 -
21時・・・いよいよこれからが西馬音内盆踊りの本番。踊り子も、続々と増えてきました。
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真っ赤な帯がゆらゆらと・・・。
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ボケていますが・・・人差し指を建てた左手でたもとを握っています。きれいなポーズなのですが・・・タイミングが合わなくて・・・。
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お!マシに撮れたか!?と思うと、手先がちょっと途切れっちゃたり・・・タイミング難しいです。
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ダ・・・ダメ・・・どうしても動きが大きい部分がブレてしまうわ・・・。
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後ろから見えるかんざしがステキですね。
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男女ともに、白い足袋に紅白の緒のついた草履を履きます。
わら草履だった時代は、鼻緒が切れたり、擦り切れたりしまうことがあったので、 予備のものを腰にはさみこんでいました。 現在は裏にゴムを張ったものがあるので、2年は踊り続けても大丈夫だそうです。(羽後町観光物産協会HPより) -
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わが家の席から右側(踊り手の背中側)。右側、灯りが煌々とついているところが(ボケてますが)お囃子櫓です。
連れ合いは、がんけよりも、音頭がお気に入り。
地口(歌詞)って例えばこんな感じです。
♪時勢はどうでも 世間はなんでも 踊りこ踊たんせ
日本開闢 天の岩戸も 踊りで夜が明けた
♪西馬音内女ごは どこさえたたて 目に立つはずだんす
手つき見てたんせ 足つき見てたんせ 腰つき見てたんせ
♪隣の娘さ 踊りこ教えだば ふんどし礼にもらた
さっそく持てきて 嬶どさ見せだば 横面なぐられた
ひょうきんな唄と楽しげなリズムと、お囃子たちの軽快な掛け声とは裏腹に・・・淡々と優美に踊っているのが面白い。 -
今回ツアーの中にも、2度目とかリピーターも何人かいて、何だかまた見たくなっちゃうんだそうです。
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「がんけ」では、回転する振付けが入ります。踊り手が一斉に、足を引きずるように回るので、敷いてある砂のじゃりじゃりっという音が響き渡ります。
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ほんとに目の前なんですよね、踊りの列・・・。
仕切台席に座った最初、距離感がわからなくて、列全体を写そうと、少し腕を伸ばしてカメラを構えたら、踊り手にぶつかっちゃいましたから・・・(笑)。すみませんでした・・・。 -
液晶で見ていると、フラッシュ焚いたもののほうが不自然に見えたけど、こうしてPCで見ると、フラッシュ使って撮るのをメインにしたほうがよかったかなぁ・・・。
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昔は、本町通りは舗装されていない通りで、もちろん今のように観覧席などもなく、観光客もほとんどいなかったでしょうから、踊り手の出入りはどこから加わろうとも自由だし(今は、輪の東端と西端に踊り手用出入口があります)、通り沿いの家から出てきて踊って・・・かなり風情があったようです。
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キレイにカーブを描くように手先を反らすって、上手くなればできるようになるのかな〜?私もちょっと曲げてみたけど、手首痛くなった・・・。
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手先の反れ具合は、人によって違うね。
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編み笠の紐、あんなふうになっているんだね。
踊っていると、編み笠が前にズレてくるらしくて、しょっちゅう直しています。ちょっとウザいだろうね〜。 -
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時間が遅くなるにつれ、端縫い衣装にも、美しい古そうなものが多くなってきたような気がします。
毎年、同じ踊り手さんを追っかける人もいるそうです。でも、顔は見えないので、同じものがふたつとない端縫い衣装で、その人だと識別するそうです。 -
23時まで・・・と聞いて、連れ合いは、そんなに遅くまでやっているのは画期的だ・・・なんて感心していましたが、昔は、日が暮れてから・・・夜が明けるまで踊っていたそうです。上手い人ほど遅い時間に・・・。
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男の踊り手もいます。男性は、ひこさ頭巾だけかと思っていましたが、編み笠を被っている人もいました。さすがに、端縫い衣装は着ていませんが・・・。
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黒い着物もなかなかステキですね。
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いつのまにかもう22時になっています。踊りもお囃子も、いよいよ佳境でしょうか。
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男性ですが、帯に巾着をぶら下げる小道具がかわいい。
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草履の動きに伴い、砂の音がじゃりじゃりとします。
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手の反り角度や、全体的な雰囲気が妖美なこの女性は、手の甲からみると、若くはないと思います。ベテランの醸し出すオーラはなかなかのものです。
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踊り手をメインに見たかったので、仕切台で正解でした。
仕切台は、前後2列ありますが、座席の高さは同じですし、踊り手がすっごく近いので、足元から写真を撮りたいのなら、1列目のほうがいいと思います。 -
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盆踊りは23時まで。集合時間は、23:15。終了してから駐車場へ行っても、充分間に合いますが、トイレにも行っておきたいし・・・。そろそろバス駐車場へと戻る準備をしましょうか・・・。
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わが家の席から一番近いトイレは、お囃子櫓がある本部(盆踊り会館)になります。
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トイレを済ませ、本町通り盆踊り会場の東端まで来ました。この時間になると、見物客は、やや少なくなっている感じです。
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ちょうど露店の煌々とした明かりのおかげで、マシに撮れました(動かしている手などのブレはどうしようもないですが・・・)。
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踊りの輪の一番東端です。踊り手も、ここから出入りします。柵があって、道の真ん中へは、踊り手以外は入れないようになっています。
三脚+大きな望遠をもったカメラマンは、ここから撮影・・・が多いようです。わたしのカメラレンズと腕じゃ、こんなところから撮っても、うまく撮れそうもないけど・・・。 -
ここからだと、望遠にしないと、かかり火も遠いしね・・・。
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最後は、お囃子が速くなり、盛り上がって終わりとなりました。アンコールに答えてすこし演奏していましたが、わが家ふたりは、その余韻を聞きながら、バス駐車場へ向かいました。
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予定通り、バスは出発し、今回ツアーで唯一の寄り道、「だるま温泉ゆざわ」につきました。
昼間、添乗員さんが道程を説明するときに、はっきり言ってキレイとは言えません・・・と説明したので、帰りに温泉に浸かって・・・と楽しみにもしていたおばちゃんたち(わたしもおばちゃんですが)は、いっせいに引きました・・・。
明け方までの時間つぶしが少し必要だったのでしょう。24時間やっている温泉はほとんどなく、ここくらいしかなかったというのですが・・・連れ合いに言わせれば、そんなところ無理に道程にいれなくてもよかったんじゃないか・・・です。
男女別なので、気分によっては入ろうと思っていた連れ合いも、それを聞くなり、入らないことに決めました。私はどうしようかな・・・と迷いましたが、連れ合いに、ブログに載せるために入らなきゃダメでしょ?と言われ、とりあえず様子見しにいってみようと思います。
しかし・・・温泉に到着しても、誰ひとり立ち上がろうとしません〜(爆)!!添乗員さん、目を丸くして・・・あれ?って感じ。私が、様子見に行ってきま〜すと、タオルを持って立ち上がると、数人のおばちゃんたちも恐る恐るついて来る気になったようです。 -
昭和レトロ・・・しかも改修せずに・・・って感じですかね。古びた銭湯って感じです。
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深夜はそれでも1000円とられます〜。様子見・・・風ではあったけど、最初から入るつもりだったので、支払って温泉へGo!ついてきたおばちゃんたちも、結局入ることにしたみたい。
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風呂も更衣室も広さは充分だけど、とにかくね・・・もう古いの・・・全てが・・・。ロッカーの鍵のゴムもびろんびろんだし・・・。
大体24時間営業しているって、お風呂のお掃除どうしてるんだろう?と途中でちょっと気になったけどね・・・。タイルの目地なんかも薄汚れていたけれど、お湯はとってもキレイでした。 -
ちょっとした冒険心くすぐる温泉でした。
1時間ほど温泉で時間をとり、その後は、トイレ休憩をしながら、仙台駅に着いたのは、5時少し過ぎ。
始発って言ったって・・・JR始発より早い地下鉄ですら5:47よ〜!仙山線なんて6時過ぎないとダメだし〜。地下鉄への階段、柵が閉まっているし・・・。
5:20くらいに柵があいたので、しばらくホームのベンチに座って待ち、始発で帰宅しました。 -
藍染めの巾着なんて買っちゃった(使わないかもしれないのに、ついお土産を買ってしまう・・・)。若返りまんじゅうが、名物だそうです。私好みの、皮薄め、あんたっぷりで美味しかったです。うちわは、有料席を買うと付いてきます。
下世話な歌詞に全く合っていない、あの不思議で怪しげなムードの美しい踊り・・・また何年後に行ってみたくなりそうです。
私は動画に挑戦したことがないので撮っていませんが、YouTubeにたくさんアップされているので、興味持たれた方は、ぜひ、お囃子と踊りを見てみてくださいね!
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