2014/03/18 - 2014/03/23
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巨大なガジュマルが生い茂る、タ・プローム遺跡の紹介です。インドによる修復作業が行われていましたが、修復の是非を巡ってユネスコ内での議論がなされたようです。
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タ・プローム遺跡の祠堂の光景です。インドと地元のカンボジアの共同プロジェクトで、保全作業と修復工事が行われていますが、まだ手が付けられていないエリアのようです。足の踏み場もないような、崩れ落ちた石材の山です。
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赤い塗色が残った修家機に囲まれた境内光景です。中央祠堂のエリアになるようです。12世紀末に、熱心な仏教徒のジャヤー・ヴァルマン7世によって創建された当時は、5000人近い僧侶と600人近い踊り子が住んでいたと伝えられます。東西1000メートル、南北600メートルの敷地面積を持つ寺院跡です。
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中央祠堂らしいエリアの境内を囲う赤色に彩色された周壁と、境内に建つ大木の光景です。板状根を持っていますが、ガジュマルとは別種の樹木かも知れません。よく見分けが付きませんでした。
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イチオシ
同じく、中央祠堂らしいエリアの境内を囲う赤色に彩色された周壁と大木、それに祠堂の建物光景です。境内は敷石で覆われていたようですが、伸びた根で壊され始めていました。この大木は、建物の土台が壊される前に除去した方がよさそうです。
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中央祠堂らしいエリアの境内光景です。崩れ落ちた石材はそのままに、見学通路がその脇に確保されていました。境内で土産物を売っていた地元の若い女性の方です。
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中央祠堂の建物群の光景です。尖塔のような高い建物が、かなりの密度で建てられていました。
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ガジュマルの中でも、一際、古木のように見えた大木の光景です。幾重にも根で覆われた建物光景です。石造建築が押し潰されないようにするのが精いっぱいで、ガジュマルの除去は無理なようです。
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イチオシ
一際、古木のように見えたガジュマルのズームアップ光景です。幾重にも根で覆われた建物がその下にありました。ここまで勢力を広げた根は、今更切り取ることはできません。
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切り取ることが出来ずに残されたガジュマルの根は、通路の板張りにも隙間を開けられ、むしろ保護されているような光景でした。
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壁面に彫刻されたナーガ像です。その蛇の頭部分のズームアップ光景です。原型はコブラとの説がある神獣です。コブラが存在しない中国に仏教とともに入った時、漢訳経典においては、『竜』と翻訳されたようです。
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同じく、ナーガ像の蛇の頭部分のズームアップ光景です。最初は仏教寺院だったタ・プロームが、ヒンドゥー教寺院に作り替えられた後のレリーフでしょうか。
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祠堂の入口の壁面上部に刻まれたレリーフ像と、その背後の建物の光景です。人物レリーフの中心人物の顔は、風化ではなく、作為的に削り取られているようでした。
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中心人物の顔が、風化ではなく、作為的に削り取られているようだったレリーフのズームアップ光景です。中心人物は、王様らしい立場の人のようです。
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壁面に彫刻されたレリーフの紹介です。下の列だけでも植物文様の中に4人の座像がありますが、四体とも顔が人為的に削られていました。
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算盤風の連子窓を表した壁面のレリーフです。飾の彫刻ですから、明かり採りにも痛風にも役立ちません。円形の半分ほどまでが彫刻されていました。
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部分的に原形を留めた回廊の光景です。運良く、周りにガジュマルが生えずに、屋根に種子が運ばれ、発芽することもなかったようです。
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両側から祠堂らしい建物が迫った、中央祠堂の中の境内光景です。崩壊した石材はまだ片付けられていませんでした。
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イチオシ
これも保全工事の一つです。ガジュマルの根の重量で建造物が壊れないよう、石の建造物に代わって、鉄パイプで根の重量が支えられていました。
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こちらも、ガジュマルの根による、石造建築物の重量負担を軽くするための金属パイプによる支えです。ガジュマルがここまで大きなってしまいますと、ガジュマルの除去は、かえって石造建築を傷めてしまうようです。
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石像建築の地表以下の面の光景です。推測ですが、排水施設などでしょうか、底にも小さめの石かレンガが敷き詰めてありました。
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崩れ去って、瓦礫の山になった石材の光景です。その背後には、原形をトドメタ周壁か回廊らしいものが見えました。その右端の門も原形を留めていました。
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周壁を跨ぐような形で、大木に成長したガジュマルの光景です。周壁が壊れた部分のガジュマルは根元から伐採されていましたが、遅過ぎたようです。
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青い服の一団は、先生に引率された欧米系の学生さん達のようです。歓声が上がり、熱心に写真を撮ってウイル人たちもいましたが、大きなあくびをして、退屈そうな姿も見えました。
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インド考古調査局によるタ・プノール寺院の保全と・復旧工事の現場光景です。この工事現場では、保全というより、本格的な復旧工事が進んでいるようでした。
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同じく、インド考古調査局によるタ・プノール寺院の復旧工事現場の光景です。使われているのは、ほとんどが積み直された石材のようでした。新しい石材は、部分的に必要最小限に使用されているようでした。
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インド考古調査局によるタ・プノール寺院の復旧工事現場の紹介が続きます。復旧作業の実務を行っているのは、地元のカンボジアの方が多いように見受けました。インドとの共同作業で、遺跡保全・修復技術のノウハウを学ぶことも目的に入っているかも知れません。
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復旧作業が続く、タ・プノール寺院の石造建築です。細長い建物ですから、回廊の一部でしょうか。
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正面近くから眺めた、回廊のような細長い建物の光景です。ネット情報では、『Hall of Dancers(踊子の広間)』と記している情報もありました。入口上部のアプサラダンスのレリーフ図が、その記述にマッチました。また、回廊の脇には、回廊と一体の建物が見えていました。
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これで、インド考古調査局の支援によるタ・プノール寺院の復旧作業の紹介はお終いです。イギリスの考古学者アレキサンダー・カニンガムによって設立された組織ですが、インド各地の仏教遺跡やインダス文明遺跡などの発掘調査でノウハウを蓄積してきたようです。
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ほんの少しだけ場所を替えて撮影した、インド考古調査局の支援によるタ・プノール寺院の復旧作業現場の光景です。現在の場所が、正門の東門方面になるようです。
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