2014/03/18 - 2014/03/23
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アジアにおけるアウシュビッツ収容所とも言うべき、カンボジアの首都・プノンペンにある強制収容所跡のトゥール・スレン博物館の紹介です。
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水責めの道具として、実際に使われていた甕です。生き残った画家のヴァン・ナットさんによる、トゥール・スレン強制収容所の証言作品の中にも、水責めの場面が描かれていました。
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かつて校舎だった施設を、強制収容所として使用した、現在のトゥール・スレン博物館の建物光景です。
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レンガを積み上げた塀で仕切られた独房の光景です。体を横にするスペースもない広さでした。
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イチオシ
校舎には鉄のワイヤーが張り巡らされていました。収容されている人々の逃亡防止だけではなく、投身自殺を防ぐためとされます。
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イチオシ
ブロックとレンガが組み合わされた独房の施設です。信じられない程の劣悪な環境です。『人権』の意識は、有無と言って間違いありません。
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同じく、ブロックとレンガが組み合わされた独房の施設の入口部分のズームアップ光景です。収容者は、個人名ではなく番号で扱われていたようです。
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余りにも劣悪な独房を見学したツアーメンバーの皆さん方は、その後ろ姿でもショックな有様が見て取れました。私が最後尾でしたが、私の後ろにいる人が、私の写真を撮ったなら、同じ光景だったかも知れません。
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独房の光景を絵にした、生き残った画家のヴァン・ナットさんによる作品のようです。独房の中の人は、足枷をされた、死を待つ『囚人』の姿です。
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絵に描かれたモザイク模様の床の光景が、まだまだ続きました。心も足取りも重たくなった見学の一コマです。
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元学校だった建物の廊下に出ますと、さすがに少しだけホッとしました。その廊下の脇に張られた鉄条網も、脱走防止より、自殺防止のためのようでした。
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独房の見学が続きます。琴の校舎の壁に穴を開けて、次の独房に通路が繋がっていました。
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この一角の独房に収容された人達は、ポルポト政権以前の国の要人達のようです。設備が整っているのではなく、更に厳しい設備の独房のようでした。
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窓に嵌められた頑丈な格子の光景です。囚人の脱走より、自殺防止のための施設の一つのようです。
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実際に使われていた、拷問道具の数々です。1970年代当時の生々しさが、否応なく伝わってきました。
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生き残った画家のヴァン・ナットさんによる、トゥール・スレン強制収容所の証言作品です。拷問で殺された後、運び出される収容者のようです。運び出すのは、10代の少年看守のようです。
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画家のヴァン・ナットさんによる、トゥール・スレン強制収容所の証言作品です。拷問というより、虐殺です。看守には子供が多く使われましたが、秘密を守るため、彼らの多くも殺されました。全員殺されたのかも知れません。
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画家のヴァン・ナットさんによる、トゥール・スレン強制収容所の証言作品です。ヴァン・ナットさんは、『時々、水浴びだといって、一階からホースを回してきて窓から水をかけられることがあったよ。でも窓から遠くにつながれている人たちには水がかからなかった』と証言されています。その水浴び光景の図です。
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周りの光景が写り込んでしまいましたが、子供の看守による、拷問の場面です。これも、画家のヴァン・ナットさんの作品です。
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実際の拷問に使用された台のようです。いくつかの拷問道具らしいものが置かれていました。
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この木製の箱も拷問道具のようです。確認はできませんでしたが、水を入れて、『囚人』に電気ショックを与える施設かも知れません。
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トゥール・スレン強制収容所が発見された当時のセピア写真のようです。収容場以外の写真が多いようでした。
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同じく、トゥール・スレン強制収容所が発見された当時のセピア写真のようです。こちらも収容所内外の写真のようです。
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ポルポト派による虐殺を受けた人達の頭蓋骨が治められた硝子戸棚の光景です。ざっと目算しても百体以上です。
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制収容所が解放された後に置かれた鎮魂の鐘のようです。その周りには、虐殺を証言する遺骨が今も残ります。
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カンボジアは、ベトナム、ラオスとタイと国境を接する、シャム湾に面する国です。その国土を処刑者の頭蓋骨で表わしているようです。赤く記された部分がトンレサップ湖やメコン川のようです。言葉を失ってしまいそうな狂気の展示です。シャム湾は、現在はタイランド湾と呼ばれています。
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個別のガラス戸棚に収容されているのは、名前が判明した、当時の著名人の頭蓋骨かも知れません。直視できないような無残さを感じます。
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イチオシ
角度を変えて撮影した展示室の光景です。現地での思いは、胸に迫るものがありましたが、写真で再見しても心が痛みます。
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室内の見学を終えて、外から眺めた強制収容所跡の建物光景です。体の中に重たいものが澱として残った見学でした。
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カンボジア語ですから読み取れませんでしたが、トゥール・スレン強制収容所が発見された時に、遺体で見つかった人達のお墓であることが記されているようです。その案内板の前に線香立がありました。
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左がカンボジア語、中央がフランス語、右が英語の説明看板のようです。英文のタイトルは、『イントロダクション・ツゥ・ザ・ジェノサイド・トゥール・スレン・ミュージアム』でした。和訳すれば、『トゥール・スレン虐殺博物館の案内』といったところです。
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