2014/03/18 - 2014/03/23
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アンコール遺跡群の一つ、アンコール・トムの紹介です。その中心に位置する、バイヨン寺院の石塔、四面観音像、デヴァターゾウなどの紹介です。その後、象のテラスに向かいました。
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アンコール・トムの中心に位置する、バイヨン寺院の紹介の続きです。その中央祠堂の光景です。最初に仏教寺院として建立された時、須弥山(しゅみせん)をイメージした建造物かもしれません。須弥山は、古代インドの世界観の中で、中心にそびえる山とされ、インドラ(帝釈天)が住んでいると考えられました。
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石塔の中間部分のズームアップ光景です。算盤の様な連子窓の彫刻がありました。壁には、緑の蔓草が少しだけ這っていました。
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中央祠堂の石塔群の光景です。奥の方に、ほぼ同じ大きさの石塔が三つ並んでいましたが、かなり風化と損傷が大きく、真ん中の石塔は、こちらからは四面観音像も見えなくなっていました。
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中央祠堂の光景です。左側の高い祠堂と周辺の間に、周遊できる通路がありました。建設当初からのもののようです。
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中央やや右手に見える四面観音像は、ふくよかで、実に穏やかなお顔に見えます。その中にも芯の強さが感じられるお顔です。もちろん、この感想は、観音菩薩様に対するものではなく、モデルになったらしい人に対するものです。
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上部が失われてしまった石塔部分でしょうか、見通しが効く、見晴らしのいい光景になっていました。中央には、祭壇跡らしいものが残っていました。
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左手には、算盤の様な連子窓の彫刻がありました。石塔の側面の飾りとして、複数彫刻されていました。
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二人の人物座像のようです。それぞれに手が4本ありました。男性像でしょうか、中性的な雰囲気もあります。
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斜め前から見上げた石塔の光景です。四面観音像の二面が見えていました。石塔の頂部には、花開いた蓮の彫刻がありました。
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次の四面観音像は、正面光景です。深く瞑想する顔の中にも、柔らかな表情が見て取れました。いわゆる、クメールの微笑でしょうか。石塔頂部の蓮の花の彫刻が、綺麗に見てとれました。
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引きも切らない観光客で賑わう、バイヨン寺院の中央祠堂付近の光景です。グループごとに熱心に説明を聞かれていました。
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引きも切らない観光客で賑わう、バイヨン寺院の中央祠堂付近の光景が続きます。さすがに世界遺産の屈指の人気のアンコール遺跡です。
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中央祠堂付近の石塔と、その間から見えていた遺跡の周りの樹林の光景です。アンコール・ワット、アンコール・トム共に、ガジュマルの被害を受けていないのは幸いです。
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中央祠堂の見学を終えて振り返って眺めた石塔群の光景です。まだ見学の途中ですが、末永く後世に伝わって欲しいとの思いを新たにした、アンコール遺跡の見学です。
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イチオシ
これで、アンコール・トムの中心に位置するバイヨン寺院の見学は終了です。引き続いてアンコール・トムの中のほかの遺跡の見学です。
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次の遺跡見学に向かう途中の境内光景です。巨木の街路樹が立ち並んでいました。パプーオンと空中回廊の脇を通り、象のテラスとライ王のテラスの見学の予定です。
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移動途中にも、遺跡らしいものがありましたが、施設名などは分かりませんでした。この遺跡も、残っているのは土台の一部だけでした。
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遺跡の石柱の間に見えてきた池の光景です。この辺りは地形的に湿地帯になっているようでした。王宮の守にもなったようです。
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木々の間から、池の畔に建つ豪壮な石造建築が見えてきました。パプーオン寺院です。中央祠堂には、ヒンドゥー教の最高神のシヴァ神を祀っています。修復作業中で中央祠堂などは見学ができません。
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正面に見えるのが、ヒンドゥー教のパプーオン寺院、右手に見えているのが、空中回廊と呼ばれている参道です。遺跡の呼び名の意味は、『隠し子』です。パプーオン寺院は、第二次アンコール王都、ヤショー・ダラプラの中心寺院で、1060年頃にウダヤディテイ・ヴァルマン2世によって建てられました。
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イチオシ
さらに近付いて正面から眺めた、パプーオン寺院の光景です。『隠し子』の名前の由来です。『「その昔、シャム(タイ)王とクメール王は兄弟でした。シャム王はクメール王に自分の息子を預けましたが、王の家臣は策謀だと考え、その子を殺してしまいました。怒ったシャム王が軍を差し向けたため、クメール王は自分の息子が殺されないようにと、息子をこの寺院に隠した』と伝わります。
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上部は壊れてしまった遺跡ですが、土台と壁の一部は原形を留めていました。苔生していない石材は、積み直された部分のようでした。
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長く枝を伸ばしていた、『ネムノキ(合歓木)』です。アンコール・トム遺跡の周辺には、目を見張るような合歓木の大木を何本か目にしました。
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『ネムノキ(合歓木)』の花のズームアップ光景です。日本でもお馴染みの、薄いピンクの花を咲かせていました。マメ科ネムノキ亜科の落葉高木です。
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象のテラスに到着しました。12世紀後半、ジャヤー・ヴァルマン7世(在位: 1181〜1218年/1220年)によって創られ、閲兵などに使われた王宮前のテラスです。高さは約3メートル、長さは300メートル以上です。
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象のテラスの壁面のズームアップ光景です。黒ずんでみ難いですが、戦闘中の象の軍団のレリーフが刻まれていました。象に乗った戦士が、投げ槍を構えています。
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同じく、象のテラスの壁面のズームアップ光景です。この壁面には3棟の像が刻まれていますが、先頭は子像さんです。テラスの上にはシンハ(獅子)像がありました。
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象のテラスの上のシンハ(獅子)像の光景です。左の像は、レリーフ壁と同年代に見えましたが、右の像は、新品の石像でした。
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イチオシ
象のテラスに昇る石段と、その脇の象の頭部の彫刻です。三頭の像の長い鼻が地面に達していました。象のテラスの撮影スポットになっているようです。
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こちらも三頭の象の頭部の彫刻ですが、一番右の象の鼻が折れてしまっていました。ジャヤー・ヴァルマン7世(在位: 1181〜1218年/1220年)は軍事にも優れ、彼の在位中に王国の版図は、チャイヤー、ビルマ、南支那海沿岸部、ラオス中央にまで拡大しました。戦勝の閲兵式も、度々開かれたかも知れません。
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