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午後の時間のアンコール・ワット見学です。サンスクリット語で、アンコールは王都、クメール語で、ワットは寺院を意味します。ヒンドゥー教寺院として造られ、仏教も混交したようです。

2014春、カンボジア旅行記2(26/47):3月21日(9):アンコール・ワット、首無仏像、デヴァター像、第一回廊レリーフ群

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2014/03/18 - 2014/03/23

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

午後の時間のアンコール・ワット見学です。サンスクリット語で、アンコールは王都、クメール語で、ワットは寺院を意味します。ヒンドゥー教寺院として造られ、仏教も混交したようです。

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  • 壁に刻まれたレリーフのズームアップ光景です。デヴァター像のようです。最初に第一回廊のレリーフの概要を紹介しておきます。第一回廊は東西が200メートル、南北が180メートルの規模です。<br />○西面:北側が古代インドの叙事詩、『マハーバーラタ』、南側が『ラーナー・ヤナ』のレリーフです。<br />○北面:西側が『神々の戦い』、東側がヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身、『クリシュナの戦い』のレリーフです。<br />○東面:北側が『アスラに勝利のヴィシュヌ神』、南側がヒンドゥー教の天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。<br />○南面:東側が天国と地獄などが描かれた、『天国と地獄』のレリーフ、西側がスーリヤ・ヴァルマン2世を描いた『偉大な王の物語』のレリーフです。<br />

    壁に刻まれたレリーフのズームアップ光景です。デヴァター像のようです。最初に第一回廊のレリーフの概要を紹介しておきます。第一回廊は東西が200メートル、南北が180メートルの規模です。
    ○西面:北側が古代インドの叙事詩、『マハーバーラタ』、南側が『ラーナー・ヤナ』のレリーフです。
    ○北面:西側が『神々の戦い』、東側がヒンドゥー教のヴィシュヌ神の化身、『クリシュナの戦い』のレリーフです。
    ○東面:北側が『アスラに勝利のヴィシュヌ神』、南側がヒンドゥー教の天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。
    ○南面:東側が天国と地獄などが描かれた、『天国と地獄』のレリーフ、西側がスーリヤ・ヴァルマン2世を描いた『偉大な王の物語』のレリーフです。

  • 仏座像のようですが、首が無くなっていました。異教徒や異民族による占領があった時に切り取られたのか、金銭目当ての仏堂泥棒の被害に遭ったかもしれません。

    仏座像のようですが、首が無くなっていました。異教徒や異民族による占領があった時に切り取られたのか、金銭目当ての仏堂泥棒の被害に遭ったかもしれません。

  • 石柱に刻まれたデヴァター像です。仏教ではなく、ヒンドゥー教に関わるモチーフです。周りの装飾は蔓草が主体ですが、所々に小さなデヴァター像がありました。

    石柱に刻まれたデヴァター像です。仏教ではなく、ヒンドゥー教に関わるモチーフです。周りの装飾は蔓草が主体ですが、所々に小さなデヴァター像がありました。

  • 石柱に刻まれたデヴァター像のズームアップ光景です。ヒンドゥー教寺院から、仏教寺院に改修された時も、手が付けられなかった像のようです。

    イチオシ

    石柱に刻まれたデヴァター像のズームアップ光景です。ヒンドゥー教寺院から、仏教寺院に改修された時も、手が付けられなかった像のようです。

  • 第一回廊のレリーフが刻まれた石壁の光景です。200メートルほどの直線の壁と通路です。壁に直接触れないよう、ロープが張られていました。

    イチオシ

    第一回廊のレリーフが刻まれた石壁の光景です。200メートルほどの直線の壁と通路です。壁に直接触れないよう、ロープが張られていました。

  • 歪や変色が生じ、かなり傷んでいた場所もあった、第一回廊上部の三角屋根の光景です。左側がレリーフの刻まれた石壁です。アンコール・ワットは、自らの墓としてスーリヤ・ヴァルマン2世(在位:1113〜1150年)が創建しました。正門が東ではなく、西にあるのも、お墓として造られたためです。

    歪や変色が生じ、かなり傷んでいた場所もあった、第一回廊上部の三角屋根の光景です。左側がレリーフの刻まれた石壁です。アンコール・ワットは、自らの墓としてスーリヤ・ヴァルマン2世(在位:1113〜1150年)が創建しました。正門が東ではなく、西にあるのも、お墓として造られたためです。

  • 第一回廊のレリーフの紹介です。最初に紹介するのは、西面の南側に彫刻された、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』の場面です。カウラーヴァ軍とパーンダヴァ軍という王族同士の戦いを中心に描かれています。『マハーバーラタ』は、古代ギリシャの詩人・ホメーロスの作と伝わる『イーリアス』、『オデュッセイア』と並ぶ世界三大叙事詩と称されます。

    第一回廊のレリーフの紹介です。最初に紹介するのは、西面の南側に彫刻された、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』の場面です。カウラーヴァ軍とパーンダヴァ軍という王族同士の戦いを中心に描かれています。『マハーバーラタ』は、古代ギリシャの詩人・ホメーロスの作と伝わる『イーリアス』、『オデュッセイア』と並ぶ世界三大叙事詩と称されます。

  • 『マハーバーラタ』のあらすじの紹介です。先に紹介した二つの部族を纏めて、『バラタ族』と呼ばれています。『マハーバーラタ』は、『バラタ族の物語』という意味です。インド北部を治めた、グプタ朝(320〜550年頃)に成立したと考えられています。『ラーマー・ヤナ』と並ぶインド二大叙事詩の一つであり、ヒンドゥー教の聖典ともされます。

    『マハーバーラタ』のあらすじの紹介です。先に紹介した二つの部族を纏めて、『バラタ族』と呼ばれています。『マハーバーラタ』は、『バラタ族の物語』という意味です。インド北部を治めた、グプタ朝(320〜550年頃)に成立したと考えられています。『ラーマー・ヤナ』と並ぶインド二大叙事詩の一つであり、ヒンドゥー教の聖典ともされます。

  • 物語はパーンダヴァ族とカウラーヴァ族の争いを軸に進められます。物語の登場人物が、誰かに教訓を述べたり、諭したりする時、違う物語や教典などが語られる構成は、『アラビアン・ナイト』に似ているとも言われます。

    物語はパーンダヴァ族とカウラーヴァ族の争いを軸に進められます。物語の登場人物が、誰かに教訓を述べたり、諭したりする時、違う物語や教典などが語られる構成は、『アラビアン・ナイト』に似ているとも言われます。

  • 激しい戦闘と、その下に描かれた規律正しい軍隊の行進の場面が続きます。『マハーバーラタ』は、パンチャーラ国のドルパダ王子とドローナという少年の友情から始まります。ドルパダ王子が国王になると、これからの友情は成り立たないと諭され、ドローナはパンチャーラ国を後にし、クル族のパーンダヴァ国に入りました。

    激しい戦闘と、その下に描かれた規律正しい軍隊の行進の場面が続きます。『マハーバーラタ』は、パンチャーラ国のドルパダ王子とドローナという少年の友情から始まります。ドルパダ王子が国王になると、これからの友情は成り立たないと諭され、ドローナはパンチャーラ国を後にし、クル族のパーンダヴァ国に入りました。

  • お互いに、敵か味方も分からないような白兵戦が続く戦闘の光景です。『マハーバーラタ』の物語に戻ります。ドローナは、パーンダヴァ国の王子達に戦い方を教えると、かねてからの約束通り、ドルパダ王を捕らえるよう願い出ました。弟子達はパンチャーラ国に攻め入り、ドルパダ王を捕まえました。ドローナは、『国王とそうでない者との間に友情は成り立たないから、君の国を奪った』と言い放ちました。

    お互いに、敵か味方も分からないような白兵戦が続く戦闘の光景です。『マハーバーラタ』の物語に戻ります。ドローナは、パーンダヴァ国の王子達に戦い方を教えると、かねてからの約束通り、ドルパダ王を捕らえるよう願い出ました。弟子達はパンチャーラ国に攻め入り、ドルパダ王を捕まえました。ドローナは、『国王とそうでない者との間に友情は成り立たないから、君の国を奪った』と言い放ちました。

  • しかし、ドルパダ王の懇願を受け入れ、ガンジス川の北をドルパダ王に返還し、南にドローナの国を作ってパンチャーラ国を分割しました。ドルパダ王は、いつかこの屈辱を晴らすことを心に決めました。ドルパダ王には、双子の兄妹のドゥリシュタデュムナとドラウパディーが生まれました。

    しかし、ドルパダ王の懇願を受け入れ、ガンジス川の北をドルパダ王に返還し、南にドローナの国を作ってパンチャーラ国を分割しました。ドルパダ王は、いつかこの屈辱を晴らすことを心に決めました。ドルパダ王には、双子の兄妹のドゥリシュタデュムナとドラウパディーが生まれました。

  • 5人の王子達の第一子、ユディシュティラが大きくなると、父王パーンドゥの跡を継いでいた叔父の盲目王のドゥリタラーシュトラは、クル国の半分をユディシュティラに与えました。<br />また、5人の王子達の第三子のアルジュナは、ドルパダ王が開催した絶世の美女に成長したドラウパディー花婿選びに勝利しました。<br />話をかなり端折ります。元々次の国王は自分だと思っていた、盲目王の子のドゥルヨーダナは、サイコロ賭博の陰謀を計りました。ユディシュティラは全てを巻き上げられ、王国も妻も失いました。サイコロ賭博事件の結果、5王子は13年間に亘る森の中での逃亡生活を強いられました。<br />その後、パーンダヴァ王家はカウラーヴァ王家からの王国奪還を要求し、対立が深まりました。<br />

    5人の王子達の第一子、ユディシュティラが大きくなると、父王パーンドゥの跡を継いでいた叔父の盲目王のドゥリタラーシュトラは、クル国の半分をユディシュティラに与えました。
    また、5人の王子達の第三子のアルジュナは、ドルパダ王が開催した絶世の美女に成長したドラウパディー花婿選びに勝利しました。
    話をかなり端折ります。元々次の国王は自分だと思っていた、盲目王の子のドゥルヨーダナは、サイコロ賭博の陰謀を計りました。ユディシュティラは全てを巻き上げられ、王国も妻も失いました。サイコロ賭博事件の結果、5王子は13年間に亘る森の中での逃亡生活を強いられました。
    その後、パーンダヴァ王家はカウラーヴァ王家からの王国奪還を要求し、対立が深まりました。

  • アルジュナが師ドローナに弓引く戦争を躊躇っていると、従弟のクリシュナが自分の正体がヴィシュヌであることを証し、『道徳的義務を遂行する自分のダルマを果たすべき』と説き、実行を促しました。有名な、『バガヴァッド・ギーター』の逸話です。『ギーター』と略称されることもあります。『ギーター』の提案する無私の行為は、インド独立運動のマハトマ・ガンディーなどに大きな影響を与えました。

    アルジュナが師ドローナに弓引く戦争を躊躇っていると、従弟のクリシュナが自分の正体がヴィシュヌであることを証し、『道徳的義務を遂行する自分のダルマを果たすべき』と説き、実行を促しました。有名な、『バガヴァッド・ギーター』の逸話です。『ギーター』と略称されることもあります。『ギーター』の提案する無私の行為は、インド独立運動のマハトマ・ガンディーなどに大きな影響を与えました。

  • 戦いの場面のズームアップ光景です。躍動的な表現は見所一杯です。ただし、病者の密度が濃すぎ、部分を凝視しても、全体はさっぱり分かりません。<br />第一回廊西面には、北側に古代インドの叙事詩、『マハーバーラタ』、南側が『ラーナー・ヤナ』のレリーフが刻まれていますが、短時間に纏めて撮影しましたので、その区分が難しくなってしまいました。<br />『ラーナー・ヤナ』ですと、ラーマー王子と猿族を目印にすればいいですが、その姿が見当たりませんので、『マハーバーラタ』の場面が続いているようでした。<br />

    イチオシ

    戦いの場面のズームアップ光景です。躍動的な表現は見所一杯です。ただし、病者の密度が濃すぎ、部分を凝視しても、全体はさっぱり分かりません。
    第一回廊西面には、北側に古代インドの叙事詩、『マハーバーラタ』、南側が『ラーナー・ヤナ』のレリーフが刻まれていますが、短時間に纏めて撮影しましたので、その区分が難しくなってしまいました。
    『ラーナー・ヤナ』ですと、ラーマー王子と猿族を目印にすればいいですが、その姿が見当たりませんので、『マハーバーラタ』の場面が続いているようでした。

  • 車に乗って弓を引く戦士の姿です。『ラーナー・ヤナ』ですと、ラーマー王子と判断していいようですが、少し違和感があります。<br />『マハーバーラタ』の説明に戻ります。『クルクシェートラの戦い』で、カウラーヴァ王家は全滅しました。カルナはアルジュナによって殺され、昇天して太陽神スーリヤと一体化しました。ドゥルヨーダナはビーマに殺されました。ドローナは、ユディシュティラに捕まえられたところをドゥリシュタデュムナに殺され、悲報を聞いたアルジュナは師の死を悼みました。<br />

    車に乗って弓を引く戦士の姿です。『ラーナー・ヤナ』ですと、ラーマー王子と判断していいようですが、少し違和感があります。
    『マハーバーラタ』の説明に戻ります。『クルクシェートラの戦い』で、カウラーヴァ王家は全滅しました。カルナはアルジュナによって殺され、昇天して太陽神スーリヤと一体化しました。ドゥルヨーダナはビーマに殺されました。ドローナは、ユディシュティラに捕まえられたところをドゥリシュタデュムナに殺され、悲報を聞いたアルジュナは師の死を悼みました。

  • 補足として、『マハーバーラタ』で引用される『バガヴァッド・ギーター』を説明しておきます。現在は、700篇の韻文詩からなるヒンドゥー教の聖典の一つとされ、『神の詩』の意味を持ちます。バラモン教の基本概念であるダルマと、有神論的な帰依、ヨーガの極致とされ、ヨーガの実践による解脱とも解説されています。『ダルマ』は、宇宙の法と秩序、正義を意味するようです。

    補足として、『マハーバーラタ』で引用される『バガヴァッド・ギーター』を説明しておきます。現在は、700篇の韻文詩からなるヒンドゥー教の聖典の一つとされ、『神の詩』の意味を持ちます。バラモン教の基本概念であるダルマと、有神論的な帰依、ヨーガの極致とされ、ヨーガの実践による解脱とも解説されています。『ダルマ』は、宇宙の法と秩序、正義を意味するようです。

  • 『バガヴァッド・ギーター』の提案する無私の行為は、最初期のインド独立運動で活躍した政治指導者、『バール・ガンガーダル・ティラク(1856〜1920年)や、インド独立の父のマハトマ・ガンディー(1869〜1948年)を含む、多くのインド独立運動の指導者に影響を与えました。ガンジーは、『非暴力・不服従』で知られ、度重なるノーベル平和賞を断った人としても知られます。

    『バガヴァッド・ギーター』の提案する無私の行為は、最初期のインド独立運動で活躍した政治指導者、『バール・ガンガーダル・ティラク(1856〜1920年)や、インド独立の父のマハトマ・ガンディー(1869〜1948年)を含む、多くのインド独立運動の指導者に影響を与えました。ガンジーは、『非暴力・不服従』で知られ、度重なるノーベル平和賞を断った人としても知られます。

  • 先に紹介した、第一回廊上部の三角屋根が傷んだ部分のズームアップです。現地ガイドさんも、かなり心配されていました。

    先に紹介した、第一回廊上部の三角屋根が傷んだ部分のズームアップです。現地ガイドさんも、かなり心配されていました。

  • 同じ第一回廊の南面の光景です。南面の西側と東側の中間地点の光景だったようです。段差がある部分を歩きやすくしてありました。南面の東側が『天国と地獄』、西側が『偉大な王の歴史』の場面です。偉大な王とは、先にレリーフを紹介した、アンコール・ワットの創建者、スーリヤ・ヴァルマン2世のことです。

    同じ第一回廊の南面の光景です。南面の西側と東側の中間地点の光景だったようです。段差がある部分を歩きやすくしてありました。南面の東側が『天国と地獄』、西側が『偉大な王の歴史』の場面です。偉大な王とは、先にレリーフを紹介した、アンコール・ワットの創建者、スーリヤ・ヴァルマン2世のことです。

  • 第一回廊の南面の西側にある『ある偉大な王の生涯』のレリーフの紹介です。下の列の兵士は、行軍が乱れています。脇見したり、隣の人とおしゃべりしたりしている兵士もいます。こちらの行軍は傭兵部隊であるシャム(タイ)兵士だと言われています。兵士の頭の飾りで見分けられるようです。上の列は、全員が脇目も振らずに歩いています。地元のクメール軍です。

    第一回廊の南面の西側にある『ある偉大な王の生涯』のレリーフの紹介です。下の列の兵士は、行軍が乱れています。脇見したり、隣の人とおしゃべりしたりしている兵士もいます。こちらの行軍は傭兵部隊であるシャム(タイ)兵士だと言われています。兵士の頭の飾りで見分けられるようです。上の列は、全員が脇目も振らずに歩いています。地元のクメール軍です。

  • 中央上部の人物は、アンコール・ワットを創建した、スーリヤ・ヴァルマン2世(在位:1113〜1150年)の像とされます。

    中央上部の人物は、アンコール・ワットを創建した、スーリヤ・ヴァルマン2世(在位:1113〜1150年)の像とされます。

  • 像の上に立って凱旋する雄者の姿のように見えます。スーリヤ・ヴァルマン2世でしょうか、第一回廊の南面の西側になります。

    像の上に立って凱旋する雄者の姿のように見えます。スーリヤ・ヴァルマン2世でしょうか、第一回廊の南面の西側になります。

  • ここからは、第一回廊の南面の東側にあるレリーフの紹介です。『天国と地獄』の場面です。中層の地上(現世)で審判を待つ人達です。手垢で黒光りしていました。

    ここからは、第一回廊の南面の東側にあるレリーフの紹介です。『天国と地獄』の場面です。中層の地上(現世)で審判を待つ人達です。手垢で黒光りしていました。

  • 上の方に足だけ見えるのが中層の現世、下層の部分は地獄です。地獄に堕ちた人達が、鞭打ちをされている場面です。これ以外にも、舌を抜かれたり、火炙りにされたりするリアリティを持ったレリーフが描かれています。

    上の方に足だけ見えるのが中層の現世、下層の部分は地獄です。地獄に堕ちた人達が、鞭打ちをされている場面です。これ以外にも、舌を抜かれたり、火炙りにされたりするリアリティを持ったレリーフが描かれています。

  • 『最後の審判』の場面です。中央部に描かれた18本の腕を持つ夜摩天(閻魔大王)は、牡牛ナンディンに乗り人々に審判を下しています。上半分が中層の現世、下半分が下層の地獄です。

    『最後の審判』の場面です。中央部に描かれた18本の腕を持つ夜摩天(閻魔大王)は、牡牛ナンディンに乗り人々に審判を下しています。上半分が中層の現世、下半分が下層の地獄です。

  • 中層に描かれた現世から、下層の地獄に落とされる場面のズームアップ光景です。審判の後、現世にしがみつこうとしても、容赦なく落とされている場面です。

    中層に描かれた現世から、下層の地獄に落とされる場面のズームアップ光景です。審判の後、現世にしがみつこうとしても、容赦なく落とされている場面です。

  • 東面の南側のレリーフの紹介です。ヒンドゥー教の天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。少し見難いですが、神々軍と、アスラ軍の綱引きの中央部分です。中央にヴィシュヌ神、この図では見えませんが、その下に彼の化身の亀クールマがいます。右側が神々軍、左側がアスラ(阿修羅)軍です。

    東面の南側のレリーフの紹介です。ヒンドゥー教の天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。少し見難いですが、神々軍と、アスラ軍の綱引きの中央部分です。中央にヴィシュヌ神、この図では見えませんが、その下に彼の化身の亀クールマがいます。右側が神々軍、左側がアスラ(阿修羅)軍です。

  • 同じく、天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。大蛇のヴァースキを引っ張る神々軍です。

    同じく、天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。大蛇のヴァースキを引っ張る神々軍です。

  • 天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。大蛇のヴァースキを引っ張るアスラ(阿修羅)軍です。

    天地創造の神話、『乳海攪拌』のレリーフです。大蛇のヴァースキを引っ張るアスラ(阿修羅)軍です。

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