2013/09/24 - 2013/10/02
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旅人のくまさんさん
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海上バスに乗ってヴェネチア本島に渡り、最初の観光はゴンドラに乗っての運河遊覧でした。2000年の旅行の時にもゴンドラに乗りましたが、冷たい雨だったことを記憶しています。今回は最高の天候に恵まれ、快適なゴンドラ・クルーズでした。(ウィキペディア、JTBワールドガイド・ローマ他)
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イチオシ
ゴンドラに乗船して、運河から眺めるヴェネチア散策の始まりです。カンツォーネを聞きながらのゴンドラ遊覧を期待していましたが、漕ぎ手一人だけでの出発でした。それにしても、見事な快晴の空でした。
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運河の上から眺めた、『ドゥカーレ宮』の光景です。左端の方に高さ96メートルの大鐘楼の先端が見えていました。9世紀の城塞に起源を持ち、12~15世紀に現在の姿となりました。アーチが連なる軽やかな開廊は、ゴチック建築の傑作の一つとされます。かつての共和国時代の権力の中枢となった建物です。(VOYAGE -世界見聞録-)
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左手が『ドゥカーレ宮』、その東南に位置する橋の光景です。運河の『Rio di Palazzo』を渡る『バリア橋(Ponte Paglia)』の光景です。その背後に見える、観光名所の1つ、『ため息橋』を眺めるビューポイントになっています。スキアヴォーニ河岸に架かる橋です。(同上)
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スキアヴォーニ河岸に架かる『バリア橋』の西の袂のズームアップ光景です。左手に見えている建物が、『ドゥカーレ宮』の東南角です。運河クルーズでは、この後、『バリア橋』の下を潜って北方向に向かいます。小運河から、大運河に向かう方角になります。(同上)
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イチオシ
『ため息橋(溜息の橋、 嘆きの橋)』の光景です。16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つです。白の大理石で造られたこの橋には覆いがあり、石でできた格子の付いた窓が付けられています。運河を渡り、ドゥカーレ宮殿(写真左手)の尋問室と、古い牢獄(写真右手)を結んでいます。(同上)
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運河のゴンドラから見上げた、青空光景です。相変わらず、雲の姿は見当たりませんでした。左手の建物が『ドゥカーレ宮』の東面になります。遠くに白い筋が見えているのは、クレーンでした。ドゥカーレ宮殿は、9世紀に建てられた後、何度か火災に遭って改築され、15世紀に現在見られる姿となりました。内部は、当代きっての画家ヴェロネーゼやティントレットのフレスコ画で彩られた豪華な部屋が並んでいますが、その一方で秘密の扉の中には、表側からは見えない執務室や裁判所、牢獄が隠されていました。長い間非公開でしたが、現在はツアーで見学でき、ネット写真も見ることが出来ます。(同上)
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ヴェネタ潟を埋め立てた118の小さな島、150の運河、400以上の橋で出来ているヴェネチアの町です。狭い土地に古い建物がひしめき合っていて、車を乗り入れることはできませんので、移動は徒歩か船のみです。その船がヴェネチア名物のゴンドラになります。(同上)
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黒く細長い船体が特徴のゴンドラは、迷路のように入り組んだ小さな運河を進みますので、地元の人達の生活の一部を垣間見ることもできます。雰囲気抜群の水の都ヴェネチアのゴンドラは、1000年近い歴史があると言われています。ヴェネチアに人が住むようになって以来、ずっと人々の足代わりだったようです。(同上)
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左手に見えるホテル専用の桟橋だったようです。随分とゴンドラが傾いているように見えますが、乗降に一番便利な角度にしてあるようでした。真新しい柱を運河に沿って立てただけの桟橋でした。地元の人にも、観光客にとっても欠かせないゴンドラです。(同上)
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ヴェネチア共和国の16世紀の最盛期には、10,000隻以上もあったとされるゴンドラです。近代では、モーターボートが普及したことにより、現在は400艘ほどが稼働しているようです。今でも運河を進むゴンドラはヴェネチアの風物詩として人気を誇っています。(同上)
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ゴンドラ観光の一般的なルートは、ヴェネチア本島南部のグランカナル沿いからスタートし、『ドゥカーレ宮殿』やそこに架けられた『ため息橋』、グランカナルの『リアルト橋』などを通って元の場所に戻る、約30分のルートとされます。現在がそのコースの途中になります。(同上)
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ゴンドラの漕ぎ手についての紹介です。『ゴンドリエーレ』と呼ばれています。重たいゴンドラを思いのままに操ることができますが、ただの力持ちではないようです。もともとゴンドリエーレという職業は、世襲制のため、誰でもなれる職業ではありませんでした。現在は、厳しい資格試験が導入され、試験に受かればゴンドリエーレに就けるようになりました。(同上)
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ゴンドリエーレの試験内容は、ヴェネチアの歴史、地理、外国語、一般教養などの多岐にわたるものです。簡単には合格できないことからも憧れの職業の一つとされます。長年、男性の仕事とされてきましたが、2009年には初の女性の『ゴンドリエーラ』が登場し、一大ニュースとなりました。『ゴンドリエーレ』は男性名詞です。(同上)
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ゴンドラでの運河観光をカンツォーネの演奏付きで楽しむのは、『ゴンドラ・セレナーデ』と呼ばれています。同乗した楽師が奏でるアコーディオンの音に合わせて歌うゴンドリエーレ、優しい低音のメロディーが運河の町に響き渡ります。ゴンドラの心地よい揺れを感じながら夢のようなひとときを楽しめます。ただし、別料金です。(同上)
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ヴェネチアの街の仕組みの紹介です。セスティエレと呼ばれる六つの地区に、南のジュデッカ島を合わせた七つの行政区から構成されます。セスティエレは、本島と読み替えてもいいようです。セスティエレの六つの地区は、カンナレジョ地区、サン・ポーロ地区、サンタ・クローチェ地区、ドルソドゥーロ地区、サン・マルコ地区と、カステッロ地区です。各地区は、更にパロッキア(教区)に分かれます。
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パロッキア(教区)ごとに、カンポと呼ばれる広場が設けられています。カンポの語源は、『畑』とされ、教区ごとに菜園が設けられていたことに由来します。パロッキアの名称は、道路名や広場名と合わせて各所の壁に表示されています。また、イタリア語で学校を意味する『スクオーラ』は、ヴェネチアでは独特の組織を指しています。和訳では『信徒会』などと呼ばれ、特定の守護聖人を振興する人々の集まりや、同業者組合、相互扶助組織など様々な組織です。15世紀には400ほどの『スクオーラ』が活動したとされ、そのうちのいくつかは、今も活動しているようです。
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ヴェネチアの『運河』についての紹介です。塩野七生さんの『海の都の物語・ヴェネチア共和国の一千年・平成21年6月・文庫本』を参照しました。その特徴として、最初に二点が指摘されていました。それは、①運河は船を通すものではなく、水を通すために造られたもの、②陸地を掘って作った水路ではなく、水路が先にあり、杭や石材で固めた内側を埋め立てたもの、であることです。(文庫巻1)
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ヴェネチアが建設された当初は『島ではなく、潟だった』ことと、『潮の干満』を考慮する必要がありました。辺りを面的に埋め立ててしまえば、増水した川の水と、満潮時の海水がぶつかり、たちまち水浸しになってしまいます。洪水を避けるためには、川の流れと潮の干満を勘案して、櫛の歯のようにたくさんの水路を作って、水の力を相殺させる考えに立ったものです。(同上)
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既に形成されていた水路は、適当なものであればそれを補強し、方向が悪ければ、曲げ、必要と思われる個所には新しく追加されました。本島を二分している『大運河(カナル・グランデ)』は、逆S字型に大きく曲がっていますが、川の一つが海に流れ込む延長として利用されたものです。数多くの島が、寄せ木細工のように集まり、その間を網の目のように運河が走り、夥しい橋が架けられてヴェネチアの町が造られました。(同上)
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『大運河』を『カナル・グランデ』と呼ぶことは先に紹介しましたが、『カナル(カレーナ)』と呼ばれる大きな運河のほかに、『リオ』と呼ばれる網目のように巡らされた小さな運河があります。塩野さんの調べでは、『カナルとリオの違い』は、『人工と自然』の違いではなく、幅の広い運河を『カナル』、幅の狭い運河を『リオ』と呼び分けているようでした。(同上)
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『生きている潟(ラグーナ)』維持するには、潟の中の静かな海を損なわないで、かつ、外海との間に水の交流が必要です。このため、ヴェネチアと外海の間に堤防のように横たわる『リド島』にも何本もの運河が造られました。このような運河は、造ってお終いではなく、常に整備を行う必要があります。それでも度々浸水被害を生じています。(同上)
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塩野さんが紹介されていた、ヴェネチア共和国時代の物騒な『水の行政官』の就任式の元首(ドウジェ)のはなむけの言葉です。『この者の功績をほめたたえよ。それにふさわしい報酬を与えよ。しかし、この責任重い地位にふさわしくないとなったら、絞首刑に処せ!』というものです。ヴェネチア共和国が滅んだことで無くなった就任儀式の言葉とされます。(同上)
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ヴェネチア共和国時代、水路の決定は当局が行いましたが、地盤造りは、そこに住む住民の共同体の受け持ちだったようです。地盤は、カラント層と呼ばれる粘土と砂の上に泥層が重なる軟弱土質です。このカラント層に対して、長さ2~5メートルの20センチ角か丸の木材を、先を尖らして満遍なく打ち込み、その上に海水に強いイストリア半島産の石材を積んで土台としました。(同上)
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イストリア半島は、イタリア東部のアドリア海の奥に位置する三角形の半島です。イタリア、スロベニア、クロアチアの3か国に跨り、歴史的に領土問題が難しい地域です。木杭の上に積まれたイストリア半島産の石材は、セメントにより、接着、補強されるようです。建物の土台も、フォンダメンタと呼ばれル河岸の土台も、この方式で作られてきたようです。水面からそのまま立ち上がっているように見える、ヴェネチアの河岸の家々は、全てしっかりとした土台があって、成り立っています。基礎造りも試行錯誤を繰り返し、完全な基礎造りは、ほとんどの建物が石造になった15世紀頃から本格的になったようです。(同上)
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ヴェネチアの街は、セスティエレと呼ばれる六つの地区に、南のジュデッカ島を合わせた七つの行政区から構成されることを先に紹介しましたが、12世紀の1171年に制定され、現在もそのまま使われています。ところで、ヴェネチアを征服したナポレオンは、行政区割りの中心となった『大運河』を国宝に指定し、その時の法律も残っています。ヴェネチアには、聖マルコ寺院などを始め数々の文化遺産が残されていますが、ヴェネチアを代表する文化遺産は、『大運河(カナル・グランデ)』かも知れません。(同上)、以上で『運河』の紹介はお終いですが、『大運河(カナル・グランデ)』については、後ほど写真とともに紹介します。
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ゴンドラの舳先(へさき)のズームアップ光景です。舳先についての説明文の紹介です。『船の前面にある鉄製の装飾は「フェッロ・ディ・プルーア」(ferro di prua)と呼ばれる。「舳先の鉄」という意味で、ヴェネツィア語ではフェーロ・ダ・プローヴァ (fero da próva) やドルフィン (dolfin) と呼ばれる。フェッロは事故の衝撃から船首を守るとともに、装飾の役割や、船尾近くに立つゴンドリエーレとバランスを取るおもりの役目をも果たす。(Weblio辞書)』、と紹介されていました。船首飾のフェーロは、上部が共和国時代の総督の帽子を表し、下部は本島の6地区を象徴しています。
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白い柱科壁の部分に描かれた、座禅姿の緑のおじさん像の光景です。直接描かれたのではなく、プラスティックで成形された像が貼り付けられていたのかも知れません。中々の力作で、素人の作品ではなさそうでした。手に1ユーロを持っていますから、1ユーロのチップの催促のイラストだったかも知れません。確か、桟橋近くにあった記憶です。ヴェネチアは、シェークスピアの戯曲の『ベニスの商人』の舞台です。正義感が強く情に厚い貿易商人のアントーニオが主役で、強欲な高利貸のシャイロックが絡む物語です。
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ゴンドラ・クルーズの終点が近付いてきたようです。ゴンドラが混み合ってきました。ゴンドラの色は、共和国時代の決め事らしく、全て黒色です。防水のために黒タールを塗った名残とされます。色とりどりの布張りの椅子や、ゴブラン織のクッションなど、優雅な趣の内装を施すゴンドラも多いようです。
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出発した桟橋付近に戻って来たようです。右端に見えるのが『ドゥカーレ宮』、高さ96メートルの大鐘楼の先端も見えています。30分ほどのゴンドラ・クルーズでした。寒さに震えて見学した2000年の時と比べ、申し分のない観光になりました。
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イチオシ
現地ガイドさんを通じて、さりげなく紹介されていましたが、乗船のチップ集金用のハットです。乗船料は旅行社から一括支払われていましたが、個人でお渡しするチップ用の帽子です。お洒落で気が利いたシステムでした。
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