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旅人のくまさんさん
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蘇州から上海に移動途中に立ち寄った水郷古鎮の『錦渓鎮(きんけいちん)』の紹介です。錦溪古鎮は昆山の南、淀山湖畔に位置しています。数千年の歴史がある中国南部の街です。中国の風景画を写し取ったような町並みなどが見どころでした。(同上)
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『錦溪古鎮(きんけいこちん)』は、数千年の歴史ある中国南部の川辺の街です。規模はあまり大きくありませんが、中国の風景画を写し取ったような古蓮橋や、陳妃(南宋孝宗の妃)のミステリアスな墓があり、多くの観光客をこの地の探索に惹きつけています。(トラベルガイド・錦溪古鎮) (同上)
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『南宋(なんそう:1127~1279年)』は、中国の王朝の一つです。『趙匡胤(ちょう・きょういん:在位960~972年)』が建国した北宋が、女真族の金に華北を奪われた後、南遷して淮河以南の地に再興した政権です。首都は『臨安(りんあん:現在の杭州市)』でした。(同上)
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『陳妃』は南宋の第二代皇帝の『孝宗(こうそう、在位:1162~1189年)』の妃です。孝宗は陳妃を伴って錦渓に滞在していましたが、1162年(紹興32年)、妃が病没しましたので五保湖に水葬し、蓮池禅院を建立しました。その後800年あまりの間は錦渓は『陳墓』と呼ばれていました。蓮池禅院は、写真に見える左手の方角になります。(同上)
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南宋の第2代皇帝の『孝宗』は、『建炎元年(1127年)』、秀安僖王趙子偁の子として秀州杉青閘(現在の浙江省嘉興市南湖区)の官舎で生まれました。北宋の太祖趙匡胤の四男の趙徳芳の六世の孫であり、太祖の子孫で初めて宋の皇帝となった人物です。日本との関係では、平氏政権の平清盛との日宋貿易を行なっている時期に相当しますが、民間交流・貿易であり、正式な国交は無かったとされます。(同上)
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イチオシ
名前:『ボケ(木瓜)』
分類:バラ科ボケ属
分布:原産地は中国。
その他:果実は木瓜(もっか)と呼ばれる生薬となり、薬用酒にも使われます。バラ科には、多彩な植物が包含されています。(同上) -
この日の昼食のレストラン付近の光景だったようです。赤いアーケードが長く続いた新興の商店街のようでした。あまり遠くない場所に大都市の上海が控えていますから、中途半端な観光地開発では、すぐに行き詰ってしまうための、大掛かりな観光地開発のように見えました。(同上)
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江南料理らしい、骨付きの煮込み料理です。中国の八大料理は、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、と四川料理の八つとされますが、江南料理は、江蘇料理か浙江料理の範疇になるようです。中国旅行では、上海を起点に、美味しい江南料理を何度も戴く機会がありました。(同上)
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同じく、江南料理らしいスープ料理です。こちらは、各自の碗に取り分けて戴きました。江南料理では杭州市の、『乞食鶏』と呼ばれる香りを壺の中に閉じ込めて仕上げる料理などが記憶に残りました。『乞食鶏』の呼び名では、観光客に誤解されてしまうので、『富貴鶏』等の呼び名も使い始められていました。(同上)
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広々とした通りと、その周りの大型の建物光景です。観光バスは、広い通りの白線を引いた中に停めることが出来ました。それにしても、大掛かりな観光地の開発光景でした。(同上)
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左手に見える家のデザインは、建築家の遊び心を感じました。人の顔を模したような眉、目、鼻と口です。『ファサード(仏: façade)』は、建築物正面部のデザインを指す語句で、フランス語に由来しますが、英語の『フェイス:face』と同根とされます。まさに『ファサード』を意識した遊び心でした。(同上)
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客待ちらしい小舟が並んだ光景です。この場所だけではなく、奥の方にはもっと数多くの船が見えました。眺めているのは、堤防のような場所でしたが、幅広い場所でした。これなら大勢の客が来てもうまく捌けそうです。(同上)
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『錦溪古鎮』の観光名所としては、次の3箇所がリストアップされていました。(同上)
○『五保湖』:陳妃水塚が湖の小さな島にあります。
○『古蓮池』:蓮池禅院、文昌閣(この写真の建物です)
○『中国古磚瓦博物館』:古磚(こせん)は、アンティークなレンガのことです。 -
『錦溪古鎮』の観光名所としてリストアップされていた3箇所の内の『古蓮池』の中の『蓮池禅院』の建物光景です。『文昌閣』も同じ境内にあります。『蓮池禅院』の沿革についてネット検索しましたが、公式のものは見つかりませんでした。(同上)
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イチオシ
史実かどうか分かりませんが、『西大后(1835~1908年)』が実権を持っていた時代、運ぶことを命じられた大石のようです。余りに大き過ぎて運ぶことが出来ず、断念して置き去りにされたようです。仮に10×4×3(メートル)の長方形にしますと、120立方メートルで、比重を2としますと240トンです。(同上)
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『錦溪古鎮』は、古鎮の歴史文化が残る町並みを活かし『中国民間博物館の郷』として観光開発を推進していることが、ネット情報で紹介されていました。また、『五保湖の一角に運河が形成されており、明・清代に建築された36の石橋が保存されていて、その風情を小舟でも遊覧できる』、とも紹介されていました。(同上)
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波止場を守る『狛犬』の光景です。前方に見えるのは、右手にある『三亭橋』に繋がる『古蓮長堤』の一部分です。その手前の狛犬の背後の池が、『古蓮池』、『古蓮長堤』の先が『五保湖』になります。(同上)
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同じく、波止場を守る『狛犬』の光景です。先ほど紹介した狛犬とは随分離れていましたが、雌雄でセットの狛犬のようでした。手元に子獅子がいるようですから、こちらが雌獅子のようです。(同上)
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左側の文字は『游船埠頭』に相当するようです。『プレジャー・ボート・ドック』の英訳になっていました。その下には『ヨット・埠頭』の文字もありました。手元の中国語辞典では、『波止場』と『桟橋』が『埠頭』の当て字で表現した表示になっていました。右上の文字は『水上游路線図』で、その下に路線図がありました。(同上)
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ここからは、水郷遊覧の小舟に乗っての『錦渓古鎮』の見学です。さすがは水郷の街、前を行く遊覧船も手慣れた櫓の捌きでした。5~6人は乗船できる大きさだったようです。(同上)
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高い塀で囲まれた屋敷のようでした。その屋敷の裏口のような場所にも石段が設けられ、炊事や洗濯の用事だ出来るようでした。確認はできませんでしたが、石段は公共の通路に繋がっていて、この付近の多くの人が利用できるのかも知れません。井戸端会議ではありませんが、川端会議が開かれているのかも知れません。(同上)
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名前:『キリ(桐)』
分類:キリ科キリ属
分布:中国の揚子江流域、韓国の鬱陵島、日本に分布します。原産地不明です。
その他:初夏に咲く淡紫色の花の光景です。日本では、軽くて狂いや割れも少ない材の特性を活かして、高級家具の桐箪笥や、琴、琵琶が作られます。高浜虚子の『桐一葉日当りながら落ちにけり』の句は、今も忘れられない1句です。季語は『桐一葉』で、季節は秋です。(同上) -
4~5段の低い石段は、赤い提灯が連なった公共の通りのような場所に繋がっていました。石段は乾ききっていて、普段の炊事や洗濯に使われてはいないような雰囲気でした。現在は小舟の桟橋あたりに、使われているのかも知れません。長い歴史を感じさせる、石段の周りの光景でした。(同上)
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前方に見える石造の太鼓橋は、『普慶橋』当たりになるようです。『錦渓古鎮』には、36本の橋が架かっているようですが、その中の一つになるようです。高水位の時にも大丈夫なように、十分に高さを持った太鼓橋でした。(同上)
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『錦渓古鎮』は、呉越春秋時代に形成されたという歴史ある村です。水郷の街ですから、遊覧船での見学がぴったりでした。『錦渓古鎮』の観光PRにも、一役買っているようでした。何よりも、川沿いに古い町並みが残り、整備されているのが一番でした。(同上)
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知り合いの船頭さん当たりから声が掛かったのでしょうか、笑顔で食事の支度をされる方の光景です。周りに食事の材料が入った鍋と、手にプラスチックのざる籠がありました。個人宅ではなく、地元料理店の食事準備のようでした。(同上)
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この光景を見ますと、次に食べる時に躊躇してしまいそうですが、この後、十分に火を通して料理になると信じて、見なかったことにしておきます。多分、下拵えの前の作業です。右側に見えているのが、煮込み用の深鍋のようです。(同上)
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小舟による『錦渓古鎮』の遊覧光景が続きます。ゆったりとした小舟の動きですから、自然とそのリズムの中に取り込まれていく感じがしました。川の流れも、流れの方角が分からないほど穏やかでした。(同上)
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『外婆家』の暖簾が掛かっていたお店の光景です。ベランダで来るログ地元の人達らしい姿がありました。『外婆家』の中国語読みは『ワイボージア』になるようです。ネット情報では、『外婆家』は、 中華料理のチェーン店と紹介されていました。日本にも展開しているチェーン店のようです。(同上)
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イチオシ
古い町並み光景が残った、『錦渓古水郷の周りの周り光景ですす。近年のネット情報では、同じ昆山市にある『周荘鎮』が、観光地化してしまったので、再開発の『錦渓古鎮』を推奨する書き込みも見られました。(同上)
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小舟による『錦渓古鎮』の遊覧光景です。右手に見えていた地元料理店の前を通り過ぎる時の光景です。そのお店には、先に紹介しましたように、『外婆家』の暖簾が掛かっていました。(同上)
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