2012春、中国旅行記22(34/50)：4月17日(3)：蘇州市、寒山寺、大雄宝殿、本尊、五重塔、聴鐘石

2012/04/14 - 2012/04/18

蘇州の古刹の寒山寺紹介の締め括りです。鐘で有名な寒山寺ですが、唐代の脱俗的な人物、寒山と拾得の故事でも有名なお寺です。禅僧や文人によって格好の画題とされてきました。(ウィキペディア、JTB・中国)

エリア 蘇州(中国)

透かし彫りの飾りが綺麗だった境内の一角の光景です。このコーナーでは、雍正11年(1733年)の日付があった席版がメインの展示物でした。:康煕帝が亡くなった後の13年間の雍正帝の時代です。(同上)

『寒山書苑』の扁額があった建物光景です。普段は非公開とされる、知名人の書画が収蔵されているようです。(同上)

寒山寺境内の光景です。見学コースのメインではないような光景でした。寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の再来と呼ばれることがあります。その二人が千年以上前に自由闊達な生き方をした境内のようです。(同上)

線香立の様に見えますが、赤い紐が無数に結び付けられていました。縁日にでも当たった社殿の線香立でしょうか。寒山拾得の故事は、森鴎外の小説『寒山拾得』や坪内逍遙作の長唄の舞踊劇『寒山拾得』などでも知られています。また、良寛は『寒山拾得に題する賛』という詩を詠んでいます。(同上)

『続佛慧命』の金文字が記された扁額の光景です。『真に発心した仏の慧命を継承する』人の意味ようですが、中々難しい言葉です。『慧命』は、悟りの智慧を生命に例えた語とされます。(同上)

象などの姿がレリーフで刻まれた、壁に設置された丸い石板の飾りの光景です。参拝者が結び付けたらしい、赤い帯がいくつも結び付けられていました。(同上)

右から読んで『大雄宝殿』の金文字が記された扁額の光景です。通常、本堂の建物の名前とされます。1960年代の文化大革命時に壊されたようです。(同上)

1960年代の文化大革命時に壊され、1983年に新たに造られた釈迦牟尼座像です。クスノキ（楠）の一刀彫りで、金色に彩色された像とされます。(同上)

釈迦牟尼座像の側面光景です。両手を膝の上に置き、掌を上に向けて指先を合わせる、いわゆる禅定印です。この印相は、釈迦が心静かに瞑想に集中される姿を現すものです。(同上)

お別れにもう一度、ご本尊が祀られた主祭壇の光景です。ご本尊の左には、弟子長老の迦葉、右には弟子の中でも知恵に富み聡明で知られる阿難の像が控えています。(同上)

透かし彫りが印象的だった相輪の光景です。シルエットになってしまいました。水煙だけではなく、九輪の台座の部分などにも透かし彫りがありました。(同上)

風に運ばれて屋根の上まで飛んだのでしょうか、瓦の間から、『蒲公英（タンポポ）』が生えていました。密に瓦が縦並びになっていましたので、値を出しやすかったようです。(同上)

鐘楼の光景です。寒山寺では、文化大革命が過ぎ去った後1979年からは、大晦日の夜半に除夜の鐘108を撞く行事が始まっているようです。(同上)

鐘楼の光景です。寒山寺では、文化大革命が過ぎ去った後1979年からは、大晦日の夜半に除夜の鐘108を撞く行事が始まっているようです。(同上)

鐘楼の光景です。寒山寺では、文化大革命が過ぎ去った後1979年からは、大晦日の夜半に除夜の鐘108を撞く行事が始まっているようです。(同上)

同じく、普明宝塔の建物光景です。各階に望楼が設けてありました。中国にも、日本の宮大工のような、木造建築の伝統技術が継承されているのでしょうか、なかなか見事な造りです。(同上)

同じく、普明宝塔の建物光景です。各階に望楼が設けてありました。中国にも、日本の宮大工のような、木造建築の伝統技術が継承されているのでしょうか、なかなか見事な造りです。(同上)

同じく、普明宝塔の建物光景です。各階に望楼が設けてありました。中国にも、日本の宮大工のような、木造建築の伝統技術が継承されているのでしょうか、なかなか見事な造りです。(同上)

同じく、重厚な装飾をされた大屋根のズームアップ光景です。右側にも文字があるようですが、『輪常転』の三文字が見えました。右側の文字は、『苦』のようです。『苦輪』は生死の苦しみが、輪の回転のように続いて止まらないことを意味します。(同上)

仏陀の十大弟子の金銅像のようです。それぞれに個性溢れる容姿の坐像でした。壁面の黄色を凌いで輝く金銅仏でした、(同上)

読経をする時に敲かれる、まだ新しそうに見える木魚の光景です。立派な彫刻が施してありました。魚を模しているのは、眠るときも目を閉じない魚が、かつて眠らないものだと信じられていたことに由来します。(同上)

庭木と甍が錯綜する境内の光景です。右奥に見えている黄色の壁の建物は、寒山寺のシンボルの鐘楼です。(同上)

堂宇の中から眺めた境内の光景です。赤い飾りが付いたブロンズ製の灯篭は、既に紹介した灯篭です。線香立のようにも見えました。(同上)

新緑の葉に半ば隠れてしまいましたが、黄色に彩色された壁に、人物と鹿・鶴のレリーフ像がありました。(同上)

掲示板が並んだ壁に囲まれた中庭の光景です。野草が生い茂っていましたが、奇石が並んだ、枯山水風の造りのようでした。(同上)

塀と回廊のような建物に囲まれた中庭の光景です。下枝が取り払われた庭木だけの光景でした。(同上)

同じく、回廊のような建物に囲まれた中庭の光景です。右手には、寒山寺のシンボルカラーの黄色の壁がありました。(同上)

同じく、寒山寺のシンボルカラーの黄色の壁の光景です。右手に、赤い帽子で統一された地元の段たくぃ客の姿がありました。(同上)

これで寒山寺の見学はおしまいです。日本人観光客には、殊に人気が高いお寺のようでした。蘇州夜曲などにも謳いこまれているためかもしれません。蘇州夜曲は、西條八十作詞、服部良一作曲の歌謡曲です。曲の締め括りが、『涙ぐむよな　おぼろの月に　鐘がなります　寒山寺』です。(同上)

寒山寺の見学を終えて、再集合場所に全員が揃ったところで、バスの駐車場に向かいました。その途中での光景です。前方に見えるのは、三重塔のような建物光景です。(同上)