2013/05/22 - 2013/05/22
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kojikojiさん
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今回宿泊したチャンプアンホテルはピタ・マハ系列のホテルです。ウブドでは最も古いホテルでもありますが、同じ系列にはプリ・ルキサン美術館も含まれています。ホテルの送迎バスがピタ・マハもロイヤル・ピタ・マハも美術館の駐車場が利用できるのは当たり前と言えば当たり前ですが、交通渋滞が著しいウブドの王宮周辺で広い駐車場に停車できるのはお客としては重要なことでした。ホテルのランクは違いますが、バスはほとんど同じものを利用しているのが嬉しいです。さてホテルのバスで美術館に着いたのは3時過ぎで、ここもしっかり見ていたら閉館の時間になってしまいました。チケットの裏面には併設のカフェで飲み物が飲めるとあったのですが利用できませんでした。その後も1週間チケットを持ち歩いたのですが、いつも帰りは夜遅いので使うことは出来ませんでした。美術館は広大な敷地に贅沢に配された美しいパビリオンが点在し、ガムランの調べが何とも優雅な雰囲気です。ここもフラッシュを使用しなければ撮影は可能とのことでした。ネカ美術館と同じバリ美術の絵画を展示していますが、趣味の違いもあって比較するには興味深い美術館です。ぜひ2館とも訪れていただきたいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ネカ美術館を見学した後は一度ホテルに戻り昼食を摂って一休みしました。ホテルを午後3時に出発する送迎バスに乗ってウブドの町に向かいます。
-
チャンプアンホテルやピタ・マハの送迎バスはこのプリ・ルキサン美術館の大きな駐車場が乗降場所になるのでとても便利でした。チケットを購入して写真撮影の確認をして先に進もうと思いましたが、これが広大でどちらに行ったらよいか分かりません。
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高低差のある広大な敷地に4つのパビリオンが点在しています。小雨が降っていたので蒸し暑さは感じられませんでした。しっとり情緒もあり、ここでも他にお客もいない貸切り状態で見学出来ました。
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立派なパビリオンです。
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入口には巨大な木彫の仮面がお出迎えです。
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Reproduski Karyaとありましたので、ウォルター・シュピーツの複製画のようです。
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「グデ・アグン・スカワティの肖像」イダ・バグース・ライ作
ウブドの王族チョコルダ・グデ・アグン・スカワティは西欧人の画家ウォルター・シュピースやルドルフ・ボネたちと、芸術家協会「ピタ・マハ」を設立します。彼らは現在のウブドがアートの中心地となる基礎を作りました。 -
「川のほとりの営み」イダ・バグース・マデ・ナデラ作
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「パラダイスに住む鳥」イ・ワヤン・カルダナ作
何とも言えない幻想的な作品です。ネカ美術館の作品が万人向きだとするとここの作品は少しマニアックな感じもします。そこが面白いのですが。 -
「夕暮れのうなぎ捕り」イ・グスティ・アグン・ウィラナタ作
チャンプアンホテルの部屋のテラスからの景色に重なって見えます。 -
「ケチャックダンス」イ・ニョマン・リディ作
今まさに踊りの輪の中にハヌマンが入ろうとしている瞬間の臨場感豊かな作品です。 -
ケチャの掛け声はチャから始まって8段階のパートに分かれています。ホテルの送迎バスのお兄さんはケチャのメンバーで詳しく教えてくれました。
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「テヌン・ガナ」イ・ケトゥー・ケヌール作
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「天界へ赴くビマ」イ・ケトゥー・ケヌール作
ビマはインドの叙事詩マハーバーラタに登場する人物で強力な黒魔術を使うそうです。この辺りはキャプションに説明が何もありません。 -
「遠景の闘鶏とバロンとバリス」イダ・バグス・マデ作
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「偏光」イ・ワヤン・ベンディ作
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ヘリコプターが描かれています。
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トラックの周辺には奇怪な者達が闊歩し、それを写真におさめる観光客がいます。
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「ハヌマンの献身」イ・マデ・アワン作
物凄い迫力のハヌマンです。 -
「祝賀会」イ・ワヤン・アスタ作
猿軍団の運動会のような楽しさを感じます。 -
「カルナの死」イ・ワヤン・トューター作
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「田植え」イダ・バグース・マデ・ナデラ作
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「草刈り」イダ・バグース・マデ・ナデラ作
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「アムリタの聖水を見つけるビマ」イ・ケトゥ・ジナルサ作
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「サンヤンデダリ」イ・ニョマン・カユン作
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非常に贅沢なとても立派な美術館です。ほとんど観覧者がいないのがとてももったいない気がします。
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ネカ美術館の入り口も素晴らしい木彫でしたが、こちらのベモの石彫も素晴らしいものです。
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「寺院祭礼」イ・マデ・シンテグ作
寺院祭礼中の供物を運ぶ女性たちの行列が到着する一方寺院の中庭では人々が舞踊を鑑賞しています。左右一対の作品です。 -
「水族館」パンデ・クトゥ・バワ作
不思議な水中の世界が広がります。ネカ美術館のシラサギやバッタの愛らしさは無く、怪奇な雰囲気が何とも言えません。 -
「人生の車輪」イ・クトゥット・ムルティカ作
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「仮面の踊り子」アナック・アグン・アノム・スカワティ作
艶やかなトッペンの情景が浮かびあがります。この日から毎晩のようにバリ舞踊の見学に行きました。 -
老人の仮面をつけたトッペン・トゥア。
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王様をあらわしたトッペン・ダレム。
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「ラジャパラ」イダ・バグス・マデ作
ある日、天界(カヤンガン)から天女(ビダダリ)たちが地上に降りてきました。彼女達は森の中の池へやって来て、天女の衣を脱ぎ楽しく沐浴をしています。そこへ、ラジャパラという美しい青年が通りかかり、沐浴をする姿を見つけました。「なんて美しい天女たちだろう。どうすればこんな美しい女性を妻に出来るだろう?」と、とっさに考えるとすぐに良いアイディアが浮かびました。全く羽衣伝説と同じストーリーです。彼は天女たちの中で、自分が一番気に入ったスプラバ(Dewi Suprabha)の衣をこっそり盗みました。 -
「武器に捧げる祝いの日」イ・ニョマン・メジャ作
バリでは210日ごとにトゥンペックランデブと呼ばれる儀式が行われるそうです。ランデブの秀の土曜日に刀や槍やナイフなどの鉄製の武器は寺院に奉納され祝福を受けるそうです。手前のクリスとトッペンが印象に残る作品で、翌日イ・ワヤン・マルディアナさんの工房で似たような細密画を購入しました。 -
「水底の生活」イ・ニョアン・ダルサナ作
擬人化された魚が水底で何か話し合っているような感じがします。ちょっと悪巧みのような目つきが面白いです。 -
「コズミック・サークル(マンダラ)」イ・デワ・ニョマン・バトゥアン作
密教のマンダラのような世界観が広がっています。 -
「ニワタカワチャの弱点を探るためにアルジュナはスプラバを遣わす」
イ・ワヤン・トゥルン作
アルジュナウィワハ(アルジュナの結婚)の物語りの中で、魔王ニワタカワチャは世界を恐怖に陥れます。マハーバーラタ叙事詩のヒーローとして知られるアルジュナは魔王の弱点を探るために美しい妖精のスプラバを遣わします。 -
「日食」イ・クトゥット・ブディアナ作
マハーバーラタ叙事詩のアディワルパの章に命の水を飲んだ悪魔カララウの逸話があります。命の水を飲もうとしたカララウは神々によって首を落とされます。太陽と月は警告を告げます。不死身になったカララウは復讐に太陽と月の女神ラティーを飲み込み日食を起こします。そして首は元に戻ります。この絵は「芸能山城組」のCDジャケットにも使われています。そして大友克洋の映画アキラの冒頭で流れる「金田のテーマ」が思い起こされます。初めて聞いたときジェゴグの迫力に圧倒されたのを覚えています。 -
「地獄のお仕置き」アナック・アグン・グデ・ライ・コンタ作
マハーバーラタ叙事詩のビマスワルガの物語では、ピマが両親の魂を探して地獄に足を踏み入れます。そこで生前人々が行った悪い行いを償うためお仕置きを受ける姿を目撃します。ダンテの「神曲」のようなストーリーですね。絵の雰囲気はボッシュかブリューゲルの絵のようです。 -
「田植え」イダ・バグス・マデ作
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「ルンバンの米の収穫祭」イダ・バグス・マデ作
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「お葬式」イダ・バグス・マデ作
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「海でのお祭り」イダ・バグス・マデ作
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「ボマとクリシュナの戦い」イ・マデ・スカダ作
ボマンタカ(ボマの死)の話の中でクリシュナはボマとの戦いでブタシウと呼ばれる千の顔を持つ悪魔に姿を変えます。ガルーダに似た鷲がボマの着けていた赤いハイビスカスを奪います。魔法の力の源を奪われたボマはクリシュナに殺されます。 -
「腹を空かせたガルーダ」イダ・バグース・マデ・ケンベン作
ネカ美術館にも同じモチーフの作品がありました。憎み合う兄弟がお互いに呪いをかけて象と亀に姿を変えます。ガルーダが見つけて食べてしまった話です。 -
「市場のビマ」イ・レネー作
マジャバヒット叙事詩のパンダワ兄弟の2番目の兄ビマがバリの日常的な市場で買い物する姿を見て驚く村人の姿です。 -
「ガンブーを踊る鳥たち」イダ・バグース・サリ作
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「イナゴと赤アリの戦い」イ・クトゥットスパルナ作
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「代表者としてのハヌマン」イダ・バグース・トゴグ作
ラーマヤーナ叙事詩でナンダカの森でハヌマンがラーマと弟のラクサマナが出会う様子を描いています。 -
4つ目のパビリオンは足早に見学しても、閉館の時間になってしまいました。
-
カフェも営業時間を過ぎたので、チケット料金に含まれたお茶を飲む時間がありませんでした。
-
ネカ美術館と言いここプリ・ルキサン美術館も収蔵品も美術館の環境も素晴らしい物がありました。王宮からも近いのでお茶がてらに立ち寄ってほしいところです。
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