2013/05/24 - 2013/05/24
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kojikojiさん
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グヌン・カウィからウブドの村にに戻ると午後7時に近かったので、プリアタン村へ直接行ってもらいました。金曜日はバレルン・ステージでティルタ・サリの公演があります。遅くなって良い席が取れないと悲しいのでと思っているとガイドのウィラ君が朝のうちに劇団に電話をして、良い座席を予約してくれました。入り口でチケットを買って中に入ると最前列の中央の席に綴りの間違えた名前の書かれた紙が置かれていました。まだ数人しかお客さんが来ていなかったので、先に劇場の中を見学しておきました。開演前にはほぼ満席になるほど人気のある劇団です。日本人のお客さんがたくさん来ていました。みんなHISとかJTBのオプションで来ているようで、帰りには送迎車が列をなしていました。きっと結構な金額なのだと思います。その割に席を予約もしてくれないようで、バラバラだったり後ろの方で観られていました。我々は実費だけですが帰りは劇場の送迎バスでツーリスト・インフォメーションまで戻って、更に自力でホテルに戻らなければなりません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ウブドの王宮前から東に進んだT字路に建つアルジュナ像です。その名は「純粋な行為の実行者」を意味します。また弓の名手で、池に吊られた回転する木魚の眼を射ぬく競技で勝利して最初の妻ドラウパディーを勝ち取ります。
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この像のある三叉路を北に進むとデルタ・デワタと言う大きなスーパーがあります。ここでブブール・インジン(ブラックライス・プディング)の材料である黒米(500グラムで12,000ルピア)と椰子砂糖を買いました。200グラムで小さな鍋いっぱい作れます。劇場で飲むビールやポテチも購入しておきました。時間があればじっくり見たいのですが…。
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通りを南下するとすぐにプリアタン村に着きます。アグン・プリアタン王宮を東に入ってすぐの所にパレルン・ステージがありました。帰りは王宮の前まで出ると送迎バスが待っているとのことです。
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夕方の薄暗くなった路地裏にひっそりと看板が1枚あるだけです。席は予約してありましたが、チケットを買って中に入ります。まるで寺院の入口のような細い路地を進みます。
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入口脇のポスターを見るとここが劇場であることが分かります。NHKの語楽紀行で有名になったユリアティさんがプスパ・メカルを踊っていたのがこの劇団です。
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劇場の前方の席はカバーが掛けられ予約席のプレートが置かれてあります。我々の席は最前列の中央の2席に名前が書かれた紙が置かれてありました。KOJIKOJIがCOZYCOZYになっているくらいの誤字でしたが、まあ電話で聞いた外国人の名前の綴りなんて分かる訳ないですよね。
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開演まで時間があったので、先に劇場内を見学します。
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立派なトッペンがいくつもありましたが、帰国後調べても名前が分かりませんでした。
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ジョグジャカルタの空港でトッペンの仮面についての専門書を買ったのですが。
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右奥から劇場の外観を見るとこんな「ハウルの動く城」みたいな建物でした。
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劇場の入口のテーブルに置かれたセダップ・マラムの花がお客さんを待っています。中国名は夜来香(イエライシャン)で甘い香りが漂います。以前上海の瑞金賓館という蒋介石と宋美齢が泊った由緒あるお屋敷ホテルに泊まった際に、広大な敷地の裏にある上海で1番大きな花市場で抱えるほどの夜来香と花瓶を買って部屋に飾ったことを思い出しました。残念ながらウブドで花屋さんを見掛なかったので買うことはできませんでした。
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水盤にも綺麗に花びらが浮かべられています。
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劇場の入口とは思えないような造りです。
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まるで寺院のような門まであります。
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開演前のワクワク感はとても心地よいです。
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開演前に席はほとんど埋まっているようでした。ユリアティさんの人気のせいなのか、日本人のお客さんが多く見受けられました。電話1本で予約できるのにH社さんもJ社さんも連れてくるだけで席は自由にどうぞといった感じでした。終わったら迎えに来ます。と言い残してガイドさんは去っていきました。
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時間になってスカール・ゲンドットという曲からスタートします。グンデルとルバブだけを使ったとても静かなイントロで始まる曲です。この調べを聞いただけでこの劇団のガムランの技術の高さが窺がい知れます。BSの番組Deep Baliで初めて聞いた驚きが蘇えります。
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プスパ・メカルです。以前はNHKの語楽紀行で有名になったユリアティさんがプスパ・メカルを踊っていたのですが現在は出演していないようです。
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歓迎の踊りの一種でティルタ・サリのオリジナルだそうです。元々は演奏曲だったカカン・カカンという古典曲からイメージを得て創作した踊りで、動きの中にジャワ風の振り付けが盛り込まれているそうです。
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金色の艶やかなグルンガン(頭飾り)と革製のバドゥンと呼ばれる首掛けに目を惹かれます。妻は中国の少数民族村巡りで婚礼衣装を借りて銀製の飾りや衣装を着せてもらいましたが、バリでは着る機会はありませんでした。もう少し若い時だったらトライしても良かったかもしれません。
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金泥を塗った帯サボクニンとアンポ・アンポ(革製の腰帯)の様子が良く分かります。
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毎晩のように伝統舞踊を見ていますが、この劇団の踊りの上手さとガムランの上手さは素人の我々でも分かります。
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ボコール(花撒き用の皿)には椰子の葉で造ったサンピアンという飾りが乗っています。
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最前列に座っているので頭の上からバラバラ花が降ってきますが、舞台と一体になった感じがして感動しました。至近距離で写真を撮っているとちょっと恥ずかしい気分にもなります。
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ユリアティさんもテレビで見て素敵な方だと思いましたが、この日の踊り手さんも皆さん綺麗でした。
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ヒラヒラしたオンチュールと言う薄手のスレンダンが艶やかです。この踊りでティルタ・サリのファンになりました。が凄いのはこれだけではありません。
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レゴン・ラッサムが始まりました。プスパ・メカルを踊った女性よりさらに若い女の子が1人で踊ります。
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これぞティルタ・サリといえるレゴンが踊られます。レゴン・ラッサムはプリアタン王宮に古くから伝わる古典レゴン舞踊で、ラッサム王子とランケサリ姫の悲恋の物語を描いた作品です。彼女は王宮に仕えるチョンドンの役です。王の世話をする女官といわれています。
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グルンガンの黄色い花フランジパニ(ジュプン)が綺麗です。華奢な体躯にバパンが目立ちます。ビロード布にビーズや房飾りが可愛らしいです。
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金色の胸当てラマックも綺麗です。アンポアンポも同じ金色で揃っています。
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フランジパニの花飾りは髪に沿って背中まで下がっています。アンポアンポの裏側も良く分かります。
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この女性はきっとロボットだと思うほど、人間業と思えないような動きで踊ります。また、その踊りとガムランの音楽がシンクロして鳥肌が立つような感動を覚えます。
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チョンドンが一度舞台裏に引っ込むと、この2人のレゴンが始まります。ラッサム王とランケサリ姫の役に別れて踊ります。
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ダハ王国から誘拐してきたランケサリ姫に結婚を迫るラッサム王ですが、婚約者のいるランケサリ姫はその求婚を拒否し続け、怒ったラッサム王はダハ王国を相手に戦争を布告します。
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この2人も綺麗な方でした。
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プンギプッと呼ばれるラッセム王の求愛シーンです。そしてガルーダ・パクシに続きます。
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凶兆の鳥といわれるガルーダがラッサム王の戦場行きを阻止しますが、王は死を覚悟で戦場へと向かって行きます。今まで甘い旋律を奏でていたティルタ・サリのガムランが、初めて激しい戦いの様子を表すために強いメロディに変ります。このダルーダの踊りも素晴らしかったのですが、あまりに早すぎて写真に残すのが難しかったです。
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クビャル・トロンポンが始まりました。クビャールとは閃光とか稲妻と言った意味です。
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ティルタ・サリ楽団を率いるオカ・ダラム氏の登場です。
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男性でも女性でもない中性的なキャラクターの舞踊で、妖艶な雰囲気を醸し出します。柔らかい女性舞踊の合間に時折りキビキビとした激しい男性舞踊の動きが混じり、独特の世界を生み出しています。
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トロンポンは前方に見える楽器の名前で、途中からこのトロンポンを叩いて演奏しながら踊ります。
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なかなか決めのポーズを撮りきれません。
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パンチャ・アルタのクビャル・トロンポンも素晴らしかったですが、こちらも素晴らしいです。
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レゴン・ジョボグはラーマヤーナからの出典で、スバリとスグリウォの兄弟の話をレゴンに仕立てたものです。あるいさかいが元で猿に姿を変えられてしまいます。
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オカ・ダラムさんの妹スリさんは子供の頃からレゴンばかり踊ってきた人だそうです。そして昔オレッグの踊り手として有名だったチョコルド・ラティさん。
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バロン・ダンスが始まりました。巨大な姿に圧倒されます。今回見事な木彫のバロンを買ったくらいバロンが好きです。前回のバリ島の旅行では見ることが出来なかったバロン・ダンスなので感激しました。
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タル・プラマナという物語を取り入れた踊りです。
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バロンと猿が戯れる場面から物語が始まります。
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神の国ではシヴァ神が病に侵されていました。病気の治癒のためにシヴァの妻ウマは侍女に特別な力を持った木を探しに地上の森へ向かわせます。
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魔女チュルルックに姿を変えた侍女たちは豚と遊んでいてウマに怒られたりしますが、薬の材料となるバロン・プルトゥックの森にたどり着きます。チュルルクたちは木を倒そうとしますが、怒った木の精はバロンに姿を変えてチュルルックを追いかけます。
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ウマは自ら魔女ランダに姿を変えバロンと対峙します。バロンの手下の兵士が登場しクリス(短剣)を突き付けますが、魔力によって自分の体にクリスを突き立てます。
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やはりきれいな女性の踊りが無いと寂しいですね。
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フランジパニはグルンガンの黄色い花だけで出来ています。第3の眼チュンダンがバリ舞踊のメイクの雰囲気です。アイシャドウは黄色+ピンク+青で眉もきっちりしています。
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ティルタ・サリの名物おじさんだそうです。
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おじいさんはもう1人いました。プリ・ルキサン美術館の絵画から抜け出てきたような方々です。
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セリフはありませんがコミカルな掛け合い漫才のようです。
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デワ・シヴァの登場です。
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そして妻のデウィ・ウマ。
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魔女の手下美しいシシアン達もチュルルックという恐ろしい魔物の姿になります。
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魔女チュルルックが現れました。
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不気味なトッペンです。
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ウマの踊りが始まりました。
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木の精は踊りもしないでただ立ち尽くすだけです。中には寝ている者までいる始末。
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魔女ランダの出現です。スマラプラの博物館でガラスケースに入っていたランダが目の前に現れました。
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凄い迫力です。
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バロンの手下の兵士が力を合わせてランダを追いやります。
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しかし魔女ランダの呪いで自らの体に短剣を突き刺そうとします。これはクリス・ダンスと呼ばれるものです。
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バロンが出現して呪いは解き放たれます。ハッピー・エンドで全ての演目が終わりました。
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本日のガムラン奏者1。すべてが終わった後は楽器を触らせてもらえました。
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ガムラン奏者2。おっと遊んでいたらバスに乗り遅れます。OPのお客さんはさっさと車に乗って出発しています。公演中に大雨が降ったようで、小雨の中を表通りに向かうと手前に送迎バスが待っていました。そのままツーリスト・インフォメーションまで送ってもらい、プリ・ルキサン美術館からホテルの送迎バスに乗ってホテルに帰りました。
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