2013/05/22 - 2013/05/22
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kojikojiさん
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ウブド初日はチャンプアン・リッジのトレッキングからネカ美術館とプリ・ルキアン美術館と盛り沢山でした。一度ホテルに戻りシャワーと着替えと冷たいビールでクールダウンします。そして送迎バスのおじさんにお願いして途中のダラム・ウブド寺院で降ろしてもらいました。この寺院では週に1度のジェゴクの演奏が観られるのです。通り沿いにチケット売り場が出ているのですぐに分かりました。そこから寺院への道はほとんど真っ暗で、橋を一つ渡るのですが懐中電灯を持って行かなかったら分からないほどです。突き当りを左に曲がると寺院の境内に入ります。屋根付きの集会場があり、ここが会場だとすぐに分かります。午後7時くらいに到着しましたが、観客は数人しかいませんでした。開園時には多少増えましたが20人もいなかったと思います。13年前はこんなにグループは無かったと思いますが人気の差は大きいようです。また立地も重要な様で王宮で開催されるものは立ち見も出るほどの人ですが、ちょっと離れると閑散とします。有名なティルタ・サリでもプリアタン村という立地から席は空いていました。ジェゴクが聴ける楽団は少ないのですが、全体で考えれば初日にここを観て良かったと思いました。初日なので新鮮に楽しめましたが、有名劇団の素晴らしい踊りと音楽を先に見ていたら印象は違っていたと思います。そしてジュゴクを聞いていてどこかで聞いたことのあるとずっと思っていました。半年ほど経って大友克洋の「AKIRA」という映画を久しぶりに観ていて謎が解けました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルの送迎バスを途中で降ろしてもらい、ダラム・ウブド寺院で向かいます。
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通り沿いの小屋でチケットを買って、渓谷の橋を渡ると寺院の境内に入った感じがします。
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不気味な石像がライトアップされてお出迎えです。このお寺は死者を祀る寺でもあるようです。
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左手に回って一段上がると開けた空間が広がり割れ門を構えた寺院と屋根付の集会場がありました。
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割れ門のある寺院は赤いライトでライトアップされ、ネカ美術館で観てきたアリー・スミットの絵画のようです。
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奥には聖なるガジュマルの樹がそびえています。
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とても美しくライトアップされています。多分公演のあるこの日だけのものだと思いますが。
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集会場には椅子が並べられ公演の準備がなされていますが、お客は数人しかいませんでした。
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開演前に楽器の写真を撮っておきます。
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初めて見るジェゴクです。本来ジェゴクはバリ島西部のジュンブラナ県のヌガラ地方でのみ行われるムカプンと言う水牛レースの際に演奏されるものだったそうです。
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大小14台の竹で出来たガムランで最大の物は竹筒の直径は20センチ、長さが2.5メートル以上だそうです。この一21番大きい楽器の名前がジェゴグだそうですが、今ではこのアンサンブル全体をジェゴグと呼ぶようになっているそうです。
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現在はクンダン(太鼓)やチェンチェン(小型シンバル)などが加えられたり、舞踊にアレンジされたり広く知られるようになったそうです。ヨワナ・スワラ・ウブドは2002年にジェゴクグループとして結成されたそうです。
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普通5音階のバリの音楽ですが、ジェゴクは4音階だそうです。高音から重低音まで5オクターブもの音を出して、一度聴いたら忘れられない深みのある音です。耳で聴くというよりも身体で振動を体感するといった方が分かり易い圧倒的なものです。
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ココナッツの器の燈明が雰囲気を出します。最初にトゥルントゥンガンと言う村人たちを集めるために鳴らされるクルクルの音を表わした曲から始まります。クルクルとはバリの寺院や家にも吊られている緊急事態などで鳴らす木製の半鐘のようなものです。次にタブ・タマンバリと言うバリの豊かな庭園をイメージした曲が続きます。
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ペンデット・ダンスが始まりました。本来は寺院の祭礼の場で降臨した神々を歓迎してもてなすための踊りです。
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まだ幼さの残る女の子たちの踊りです。
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バリ絵画を観てきた直後なので幾つかの作品と重なって見えます。
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4人の女の子が真剣に踊っている姿が美しいです。
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お盆の中には花が入っています。
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ジェゴクの演奏を聴きながら踊りを観るのは難しいです。
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客席に向かって花びらを撒いてくれます。
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演奏に集中すると踊りに集中出来ないのでちょっと困ります。
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バリス・ダンスが始まります。
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個人的にはこの踊りが一番好きです。買ってきたCDを聞き返していると自然と首と指が動いてしまいます。
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これもネカ美術館で観てきた絵とイメージがシンクロしていきます。
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軽い陶酔感を覚えながら演奏と踊りを楽しめました。
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ブリビス・ダンスはアヒルが舞い飛ぶ様を表しています。
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先ほどの踊り子より年上であろう女の子たちが踊ります。
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腰に巻いた白い布がアヒルの翼ということです。
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凛とした表情が素敵です。
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まだウブドに来て24時間ほどですが、絵画を観たり自然に触れたり伝統舞踊にジェゴクの音は体に響いてくるし、あまりにたくさんの情報が一度に洪水のように体に流れ込んでくる感じがします。
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これから8日間毎日このような日が繰り返されたらどうなってしまうのだろうと少し心配になります。
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優雅な踊りは続きます。
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ジェゴクの音はお腹に響いて来ます。サウンドを体で受け止めているとだんだんお腹が空いて来ます。
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ゴバラ・ダンスに変わります。バリの男の子が最初のころに習うバリ舞踊のひとつですが、難易度は高く非常にコミカルな要素の多い踊りなので素人が観ても楽しいです。田んぼで働く農夫の動きを表した踊りです。
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非常にコミカルで笑いを誘います。通常は4人から5人で踊るそうですが、お客が少ないせいか3人で踊ります。
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ムカプン・ダンスは水牛レースの意味です。
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水牛役の女性だけで御者役の男性はいませんでした。踊りは上手でなぜかハノイの水上人形劇の踊りを思い出しました。
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タブ・チャンガレモダン(白鷲の曲)からタブ・ガリ(閉演の曲)とジェゴクの演奏が続いて閉演です。出演者は意外と少なくて驚きました。パンフレットにあった演目のいくつかは省略されていました。
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お客が少ないから演者も少ないのか1日前に来た我々には分かりかねますが、この10年くらいで増えた劇団の淘汰の時期に入っているのではと懸念を感じました。日本ではこのような伝統芸能を簡単に見ることは出来ないので素晴らしいと思いますが…。
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終演後は自由に楽器に触らせてもらえます。
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これが結構体力を使うものだと改めて感じました。
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バチだけで2キロくらいあります。それを延々1時間30分の公演中叩き続けるのですから驚きです。軽く叩いただけでは腹に響くような重低音は出ません。
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ここを最初に観たのは良かったと後になって思いました。やはり人気のある劇団踊り手は素晴らしいものがありました。
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ジェゴクの響きでお腹が限界なほどに空いています。王宮方面に歩くと帰りが大変なのでチャンプアン橋のたもとのムルニーズ・ワルンに入ります。もう午後10時前なので店は空いていました。どの席でもどうぞと言うので4フロア下に降りた渓谷に一番近い席にしました。
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このフロアはとても暗いので持って行った懐中電灯が役に立ちました。これはこの後2週間のあいだ毎晩使うことになりました。
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一つ上のフロアには巨大なガネーシャが鎮座しています。
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バーのフロアもあり、ここにもガネーシャが置かれてありました。
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肉眼で見るよりもデジカメの方が明るく写ります。肉眼では真っ暗な景色もこんな具合です。ですのでこの店に来るのは夕方までにしたほうが良いと思いました。
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今日はバリ風のカレーを食べることにして、具はエビを選びました。揚げたバナナがアクセントで美味しかったです。
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この時サービスしてくれた女の子に話しかけられました。意味が分からなかったので「英語でお願いします。」と言うと「どこの島から来たのですか?」と尋ねたそうです。2日目にして地元の人に間違えられました。その後はシンガポール人かマレーシア人に間違えられることが多かったです。
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ビールのおつまみも塩味が効いて美味しかったです。
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妻はナシ・ゴレンを注文しました。こちらも美味しかったそうです。
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大満足の晩ご飯でした。昨晩のミローズといい、有名どころの店を選んで入っています。
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ムルニーズ・ワルンはショップも併設しています。街中に比べるとセンスの良い物が多く置かれていました。
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こういった演出が心憎いですよね。日本ではお花が高いから余程の高級店でないと出来ないですよね。
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この辺りからロロ・ブロニョ人形が気になり始め、毎日見ているうちの欲しくなり、2週間後最後のジョグジャで王様の弟の家のレストランに置かれていたものを買ってしまうことになりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- daisuke-iさん 2013/06/28 23:00:37
- バリですか!良いですね
- 今回の旅行記も”格調が高い”注釈もコメンとも感心して、今回も拝見しました、また旅行記の中での民族舞踊は、こうして写真に撮ると、東南アジア(ベトナム、カンボジア、マレーシア)と着る物の色彩は同じように見えるのですが、各国のそれぞれに物語を伝承している内容は違うのでしょうね。
それと、写真で見る、素顔のコジーさんと、奥さんは元気そうで良かったです。
- kojikojiさん からの返信 2013/06/28 23:54:42
- RE: バリですか!良いですね
- いつもお立ち寄りいただきあるがとうございます。
昨年のベトナム・カンボジアに引き続きアジアの旅が続いています。東南アジアを
旅していると自分も同じ一員なんだなと思える時があります。民族衣装などについても同じです。日本と違うのは歴然ですが、各国似ているようで違いますし、インドネシアでも島によってこんなに違うのだなと驚きました。今回の旅はまだバリの途中ですが、旅行記を作りながらいろいろ調べて直して納得したりしながら悪戦苦闘中です。写真までは入れ込んで未公開作成中がまだ13、ジャワ島に移ってからの分が17くらいあります。目下の悩みはボロブドゥールの仏伝図と仏陀の前世の写真を全部写真に撮ってしまったことです。暫く少しずつアップしていきますのでまたお立ち寄りください。今回の旅も暑い中一緒について来てくれた妻に感謝です。
ありがとうございました。
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