2011/07/09 - 2011/07/16
414位(同エリア2144件中)
玄白さん
定年退職記念のスイス貸し別荘滞在記の続編です。
2週間のグリンデルワルド滞在後、ツェルマットの貸し別荘での1週間の記録です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月9日
グリンデルワルドでの2週間の貸し別荘暮らしを終え、ツェルマットの貸し別荘へ移動。
大家のMrs.Kisslingからは、「わざわざ挨拶に来なくてもよいです。鍵をキッチンのテーブルに置いといてください」と言われていたので、とても居心地がよい別荘で、楽しい滞在だった旨、置手紙をしたため、鍵と一緒に置いて別荘出発。荷物は昨日大家さんに手伝ってもらって、すでにツェルマットに送ってある。
途中、カンデルシュテークに途中下車し、エッシネン湖まで軽く歩くつもりだったが、曇りがちの天気のようなので、予定を変えて、再びベルンに立ち寄ってから、ツェルマットへ。ベルン再訪の主な目的は我が奥様のショッピング。
この風景ともお別れだ -
ベルンに着いた頃には、雲が晴れて良い天気になった。こんなに天気が良くなるのだったらエッシネン湖に行けば良かったと後悔しても後の祭り。
再び、時計塔、噴水が立ち並ぶメインストリートを、我が奥様、足早に進んで行き、とあるデパートに勇んで入っていく。
その間、一人で通りにたたずみ、町並みをぼんやり眺めていた。
我が奥様、30分ほどして手ぶらで出てきた。気に入ったものがなかったようだ。この後、2,3軒、靴屋や洋服屋を冷やかしていたが、買いたいものがないようで、「もう、あなたの好きなようにしていいわ」とのたまう。 -
ならば、またアインシュタイン大先生にお目にかかろうということで、旧市街を南に折れ、アーレ川に架かるキルヒェンフェルト橋を渡ったところにあるベルン歴史博物館に向かう。この一角がアインシュタイン博物館になっているのだ。
写真はキルヒェンフェルト橋からみたスイス連邦議事堂 -
アーレ川の水の色がきれいだ。
-
ベルン歴史博物館。さすが、首都の博物館だけあって、大きくて立派な建物だ。
-
アインシュタイン博物館も、想像していたよりずっと大きくて展示物もたくさんある。じっくり展示説明を読みながら見ていたのでは、とても時間が足りない。
面白い発見もあった。アインシュタインはヨットが趣味だったが泳げなかったとか、偏平足だったので徴兵されずに済んだとか・・・
録音された本人の肉声が聞けた。ソフトだが、はっきりした声だ。ドイツ語なので何を言っているのか分からない。展示説明によると英語はあまり上手ではなかったらしい。 -
博物館の庭で、持参のサンドイッチで遅い昼食をすませ、トラムでベルン駅に戻る。14:07発のIC特急でフィスプまで行き、ここでマッターホルンゴッタルト鉄道に乗換え、ツェルマットに定刻16:14に到着。
-
別荘は駅から5分ほどのところ。大きな別荘だ。2階のサンシェードがある部屋に滞在。
-
リビング。やたら広い! 広すぎてどことなく落ち着かない
-
寝室も、これまた広いこと。
-
ダイニングルーム。全部の部屋に仕切りがあって、かえって使いづらい。
テーブルの上の照明が、これまた調子が悪く、キッチンで作った料理を運んで、テーブルに置こうとすると、照明が頭にぶつかる。 -
キッチンは狭くて、棚が少ない。コンロも火力が弱く、しかも均一に熱くならない。
-
バスルームも狭く、棚やフックがないので、これまた使いにくい。
テーブルに置かれたインストラクションを見ると、何か不都合があったら、○○ホテルの△△△の番号に電話しろと書いてある。
これは、個人が貸している別荘ではなく、ホテルが片手間で経営しているアパートメントホテルのようなものらしい。手配したときは、大家は住んでいないが、個人所有の貸し別荘という触れ込みだったのだが・・・
グリンデルワルドの貸し別荘が、細かいところまで気配りされた快適な別荘だったので、この落差は大きい。
まずは、駅に戻ってライゼゲペックで送っておいた荷物を取りに行き、荷解きして一服後、駅の近くにあるスーパーCOOPに食料調達に出かけた。 -
ベランダからはマッターホルンが見えるが、目の前の建物の横にちょこっと顔を出している感じだ。
グリンデルワルドの別荘では、遮るものなく、ドーンと目の前にアイガーが聳えていたが、その迫力ある情景と比べるといささか、物足りなさを感じる。最初にこちらに来ていれば、マッターホルンが見えると、感動があっただろうに。 -
7月10日
朝の天気は良好。今日の行動予定は、まずは、スネガまで地下ケーブルカーで上がり、さらにゴンドラ、ロープウェイを乗り継いでロトホルンパラダイスへ。そこから、シュテリゼー、グリンジゼー、ライゼーと湖をめぐりスネガに戻る。そこからはまた、地下ケーブルカーでツェルマットへ戻るというルートだ。
朝8時の始発の地下ケーブルカーに乗り込む -
スネガから見たマッターホルン。ここからのマッターホルンが一番なじみなある姿をしている。
-
ゴンドラに乗換え、ブライヘルドへ。マッターホルンにかかっている雲がだんだん厚くなってきた。
-
ブライヘルド着。次のロトホルンパラダイス行きのロープウェイは接続が悪く、30分も待たされた。
モンテローザも雲に隠れてしまった。 -
ロトホルンパラダイスに到着。
幸いモンテローザ(左)とリスカム(右)にかかっていた雲は晴れて、このスイスで一番高い山はくっきりと姿を現した。 -
ブライトホルンにも雲がかかりはじめている。右の小さな三角形のピークがクラインマッターホルン。この頂上にマッターホルングレッシャーパラダイス展望台がある。
-
フィンデルン氷河。
-
サクシフラガ・オポシティフォリア?
厳しい自然環境の中で、健気に1cmにも満たない小さな花を咲かせている高山植物 -
ゲンチアナ・パヴァリカ? 正確な名前は自信がないが、アルプスの3大名花エンチアンの一種
-
ロトホルンパラダイスを後にして、クリスタルヴェーグと名づけられたトレッキングルートをスネガに向けて歩き出す。
最初はオーバーロトホルンに向かって下るが、登りに差し掛かったところで右にルートを取り、モンテローザを正面に見て歩く。 -
左からリスカム、カストル、ポルックス、ブライトホルン。
このあたりも牧草地で羊が放牧されているのだが、草が少なく背丈も小さい。ベルナーオーバーラント地方の牧草地は、草が豊富で今の季節はお花畑になっているが、こちらは荒涼とした風景だ。 -
相変わらず、マッターホルンだけは雲に隠れている。アルプスの女王は、よくよく恥ずかしがり屋だ。
-
岩陰からマーモットが姿を現す
-
フィンデルン氷河の上に、もくもくと雲が湧き出してきた
-
地層が斜め60度に傾いている。アフリカプレートとヨーロッパプレートがぶつかって、褶曲でアルプスが出来上がったということが、良く分かる・
-
フリューアルプのベルグレストランが見えてきた。
スイスのトレッキングルートは、どこでもそろそろ休憩したくなるところに必ずレストランがある。 -
シュテリゼーまで来た。
相変わらず、マッターホルンには雲がかかり、風で湖面にはさざ波がたっているので、逆さマッターホルンは見えない -
羊が放牧されているから、牧草地に違いないのだが、岩がゴロゴロして草も少ない。
繰り返すが、ベルナーオーバーラント地方とはずいぶん雰囲気が違う。こちらが、荒々しい男性的な風景とすると、ベルナーオーバーラントは牧歌的、女性的な風景と言える -
イチオシ
やった! ついに念願の野生のエーデルワイスにめぐり会えた。
シュテリゼーから500mほど行ったところの岩陰でひっそりと咲いていた。 -
グリンジゼー。
晴れていれば、逆さマッターホルンを見るため湖畔を通るルートを歩いていただろうが、今日は見ることはできないので、王道ルートとは違うコースを歩いた。 -
イチオシ
ルートの下の方にMoosjisee(何と発音するのかな?)が見下ろせる。 シュテリゼー、グリンジゼー、ライゼーはガイドブックにも紹介されているが、この湖は紹介されていない。パステルカラーの水色が美しく、上から眺めた姿はグリンジゼーよりきれいだ。
-
下の方にフィンデル部落が見えている
-
ライゼー
スネガはもう直ぐだ。
4つの湖をめぐるハイキングは、これにて終了。スネガから地下ケーブルカーにてツェルマットに戻る -
まだ3時を過ぎたばかりなので、ツェルマット市内を散策。
駅前のメインストリートは、ものすごく大勢の観光客が歩いている。 -
駅前通りを駅と教会の間あたりを左に折れ、マッタフィスバ川に向かってあるいていくと、古民家が立ち並んだエリアに行く。
-
有名な、石のネズキ返しがある作りだ。
-
古民家群の一角にウルリッヒ・インダービーネンという登山家の記念碑が立っている。碑文には、「1900年12月3日生まれ。生涯でマッターホルンに370回登り、最後の登山は1990年だった」と書いてある。ということは最後の登山は90歳の時だ! すごい人がいるものだ!!
-
早めの夕食。きょうは2回目のチーズフォンデュ。大した調理器具がない貸し別荘だが、フォンデュ鍋はある。さすがはスイス!
COOPで購入した地元ヴァリス州産の白ワイン。ラベルが、いかにもみやげ用という感じだが、味は悪くない。 -
夕食後、夕焼けのマッターホルンを撮影しようと、撮影スポットになっているマッターフィスバ川の橋に出かける。
残念ながら、雲がかかっているし、夕焼けで赤く染まることもなかった。 -
駅前通りをぶらぶらしながら別荘に戻る。
午後降ったにわか雨で路面が濡れて町の明かりがきれいだったので、撮影してみたが、ブレてしまった。古いカメラで手振れ防止機能がついていないし、三脚も持って出なかった。
午後10時だが、人通りが絶えない。 -
7月11日
夜明け前に目覚め、ベランダにでてみると天気予報どおり快晴だ。
また、モルゲンロートを撮影すべくマッターフィスバ川の撮影スポットに出かけた。
大勢の人が朝焼けのマッターホルンを見に押しかけていて、大混雑だ。しかも、ほとんどが日本人。 -
今日は、マッターホルン・グレーシャーパラダイス展望台に行った後、トロッケナーシュテークまで下りて、そこからシュバルツゼーまで歩くことにした。
切符売り場でチケットを買うときに、おネエさんから「きょうは展望台は工事中でクローズしているが良いか」と聞かれた。ウーム、どうしようか、迷ったが、こんな良い天気だから、ロープウェイの中からの景色だけでも良いからヨーロッパ一高い展望台に行ってみよう、どうせ、トロッケナーシュテークまでは行くのだからと切符を購入。
フーリ付近から見たマッターホルン。雲ひとつない快晴なのに、もうマッターホルンにだけは雲がかかりはじめている。
フーリでロープウェイに乗り換えてマッターホルン・グレッシャーパラダイスへ。 -
テオドール氷河の上で下りのロープウェイとすれ違う。
しかし、すごいところにロープウェイを通すものだ。 -
真下にテオドール氷河を見下ろす
-
展望台に上がるエレベータは動いていたので、とりあえず上がってみた。
たしかに工事中だ。資材を運ぶヘリコプターがホバーリングしている。ところが、展望台にあがる階段に通行止めのロープが張ってあるわけでもなく、張り紙もしてない。よーし、展望台まで階段を登ってみることにした。
ところがなにせ、富士山より高いところだ。空気が薄く、呼吸が苦しい。無理をせず、ゆっくり登る。 -
工事をしているオジさんが2人いた。グーテンモルゲンと挨拶すると、挨拶を返してくれて、それ以上何も言わない。ラッキー! 展望台を一人(二人)占めだ。
展望台は、思ったよりも狭い。 -
展望台に十字架がある。
-
ここから見るマッターホルンは南壁が正面になり、正三角形の山容になる
-
ブライトホルン
-
南側にはスキー場が拡がっている。すぐそこはイタリアとの国境だ。
-
ゴルナー氷河遠望。 下りのロープウェイにて。
-
トロッケナーシュテークからマッターホルンを正面に見て歩き出す。
このルートは氷河トレイルという名前が付いている。
草木一本生えていない荒涼とした風景だ。以前はこのあたりも氷河に覆われていたに違いない -
名もなき氷河湖がたくさんある。マッターホルンにかかる雲が増えてきた。
-
これは大きな氷河湖だ。
-
氷河融水の流れ
トレッキングルートはガレ場を通っているので、道が分かりにくい。
残雪の下に写っている赤いポールを目印に歩いていく。 -
コースの所々に氷河についての色々な説明が書かれたパネルが設置されている。これを読みながら歩いていくと、自然に氷河がついて勉強できるというわけだ。
-
氷河末端
-
マッターホルン山麓の氷河。いずれ、この氷河も溶けてなくなってしまうのだろう。
-
延々とガレ場を進んで行く
-
氷河が溶けた後の河床を歩く。石、砂利の下にはまだ氷河が残っている。
-
マッターホルン ヘルンリ稜。 右側にヘルンリヒュッテが見える
-
巨大なモレーンがごろごろ転がっている
-
ヘルンリ稜を正面に見る
-
反対方向には、モンテローザ、ゴルナー氷河が視野に入ってきた。
シュバルツゼーまで、もう少し。 -
眼下にツェルマットが見えてきた。右下がシュバルツゼーパラダイスのゴンドラ乗り場。
この近くにベンチがおいてあるので、そこで昼食。 -
シュバルツゼーに到着。
湖岸からはマッターホルンは見えない -
湖の畔に立つ教会。
-
シュバルツゼーのゴンドラ乗り場
-
ここまで来ると、シュバルツゼーの向うにまたマッターホルンが見える。
-
フーリ経由でツェルマットに戻る
-
古民家が集まっている通りをブラブラ歩きながらツェルマット駅方面に向かって歩く
-
マッターホルン博物館となりの広場でアルプホルンの演奏をやっている
-
村の教会の尖塔
-
ツェルマットは京都と姉妹都市提携しているようだ
-
東日本大震災に対する連帯のメッセージが掲げられている。
こういうのを見ると心温まる想いがする。
教会近くの公園にて。 -
夕食後、また、夕日に照らされるマッターホルンを撮りに撮影スポットの橋の上に行く。
今日は天気が良いので、橋の上は大混雑している。落ち着いて撮影もできないので、先ほど下りてきたマッターホルングレーシャーパラダイス行きのゴンドラ乗り場の近くまで行った。昼間通ったときに、ここも良い撮影スポットだと確認しておいたのである。
ここは、あまり知られていないらしく、夕日のマッターホルンの見物客は誰もいない。
ツェルマットでマッターホルンのモルゲンロート、夕焼けを撮影するなら、ここがお勧めです。 -
7月12日
毎週木曜日に日の出前にゴルナグラートに行き、マッターホルンのモルゲンロートを見てクルムホテルで朝食を、という現地ツアーに参加するつもりだったが、予報では明日と明後日の木曜日は雨らしい。
であるなば、今日ゴルナグラート方面にいってしまおうと、始発電車で展望台へ。
マッターホルンには、今日も雲がかかっている -
マッターホルンの左には、昨日この上をロープウェイで通過したウンタラー・テオドール氷河が見える
-
モンテローザ、リスカム、グレンツ氷河が間近に見える。壮大な景色だ。
ツェルマットを訪れる観光客が真っ先に来る展望台だというのもうなづける。
まだ、観光客は少なく、ゆっくりと眺望が楽しめた。 -
真下には、グレンツ氷河とゴルナグラート氷河が合流して流れている。
距離感がわからないので、実際の大きさがピンと来ないが、幅1kmくらいあるのだろうか? -
真ん中のピークはツィナールロトホルン、右はヴァイスホルン。
-
展望台の崖の下にアイベックスが塩を舐めにやってきた。
-
展望台にある教会。
昨日行ったシュバルツゼーの畔にも教会があったし、標高3883mのマッターホルングレーシャーパラダイスにも十字架がかかっていた。この地域の人々は信仰心が篤いのだろうか、ユングフラウ地区では、標高3000mの展望台に教会を作るなんてことはしていない。 -
二番電車が入ってきた。日本人ツアー客がどっと押し寄せ、喧騒な雰囲気になってしまったので、この電車に乗ってローテンボーデンまで下る。
-
ローテンボーデン駅の周りには、顔が真っ黒な羊が放牧されている。
ここからリッフェルゼー湖岸経由で、リッフェルベルク、リッフェルアルプへと歩く。ローテンボーデンーリッフェルベルクは、ツェルマットで一番人気のハイキングコースで、ツアー客も集団で大勢歩いている。 -
イチオシ
逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー。
リッフェルゼーは二つ湖があって、これは南側の小さい方の湖だ。
本当は北側の大きい方がリッフェルゼーで、こちらは別の名前があるのかも知れない。
マッターホルンの雲が取れなかったり、風で湖面にさざ波が立ったりして、なかなか逆さマッターホルンにお目にかかれない。湖岸で1時間粘って撮影したこの写真が、これでもベストの状態だ。 -
逆さマッターホルン その2
-
リッフェルベルク近くからのマッターホルン
-
リッフェルベルクを過ぎたあたりで、左後方から「ギャー」という鳴き声が聞こえてきた。草むらに目を凝らすと、2匹のマーモットが取っ組み合っている。縄張り争い?
(ズーム比が足らず、十分な望遠にならなかったので、トリミングで拡大してある) -
ゲンチアナ・コキアナ or ゲンチアナ・アカリウス or ゲンチアナ・アルピナ? ともかくリンドウの一種であることは確かだ。
-
リッフェルアルプが見えてきた
-
リッヘルアルプ駅到着。
まだ12時前なので、グリュンゼーまで往復することにした。 -
樹林帯を行く平坦な歩きやすいコースだ
-
森林越しにリンプフィッシュホルン、シュトラールホルンの山並みが見えてきた。一昨日、ロトホルンパラダイスで間近かに見た山々だ。
-
グリュンゼー湖畔に到着。水は冷たいのだが、2組の若者集団が泳いだり、水遊びをしている。
湖畔の山の稜線にマッターホルンが顔を出しているが、相変わらず雲に覆われている。
ここで昼食を摂る。我が奥様、ここで1時間ほど昼寝を決め込む。
のんびり、2時間ほどしてから、リッフェルアルプ駅に戻る。
午後は、ツェルマットの街中の土産物屋を冷やかしたり、自炊の食料を買ったりしてから別荘でのんびりして過ごす。 -
7月13日
予報どおり、昨夜から雨。マッターホルンは雪だったようで、真っ白になっている。
10時頃、遅い朝食兼昼食を取り、パソコンに写真データを吸い上げ、整理などして、のんびり過ごす。
午後遅く、雨が上がったので買い物がてらツェルマット市内を散策。 -
雨はあがったものの、雲は頭上すぐそこまで垂れ込めている。
-
また、古民家が集まっている一角に出てきた。
エーデルワイスの鉢植えが飾ってある。野生のものより栄養分が良いのか、背丈が伸びている。 -
-
マッターフィスバ川が昨夜から降り続いた雨で道にあふれそうなほど増水して、激しい流れになっている
良い休養日となった一日であった。 -
イチオシ
7月14日
今日もどんよりと曇っている。ゴルナグラートへの朝焼けマッターホルンツアーに行かなくてよかったな〜と女房と話しながら、何気なくテレビを見ていた。スイス各地の展望台のライブカメラで天気を写している。ユングフラウも雲の中で真っ白で何も見えない。そのうち、ツェルマット地区の展望台の番になった。
と・・何とゴルナグラートの展望台のライブカメラが、雲海の上に聳えたヴァリスアルプスの山々が真っ青な青空に映えた美しい風景を映し出しているではないか!
ならば、同じくらいの標高のロトホルンパラダイスも同様に雲海に突き出たマッターホルンが見えるに違いない。ゴルナグラートは、とにかく観光客が多いし、ロトホルンのほうがトレッキングルートのバリエーションがたくさんあるので、2度目に行くなら、ロトホルンの方が良いと話していたので、迷わず、別荘を飛び出てスネガ行き地下ケーブルカー乗り場に向かう。
ブライヘルドまで雲の中で景色は全く見えない。ロープウェイに乗換え、ロトホルンに向けて高度を上げていくと、突然、期待どおり、雲海に突き出たマッターホルンが忽然と姿を現した。 -
リスカム、カストル、ポルックス、ブライトホルンの山並みも雲海の上に揃って顔を出している。
-
イチオシ
モンテローザの方角の雲は少し厚めだが、中腹から頂上はきれいに見える。
-
足元には、昨晩降った雪が高山植物の上に残っている。
-
昨夜は気温が下がったらしく、氷も張っている
-
ところが、この雲海の絶景は30分と持たなかった。フィンデルン氷河の方向から雲が押し寄せ、瞬く間にロトホルンパラダイスが雲の中に入ってしまったのである。
-
山の天気の変化は早い。レストランで暖かいコーヒーでも飲みながら雲が晴れるのを待つことにした。
ほかのハイカーも、のんびり雲が晴れるのを待っている。忙しい日本のツアー客は、こんな天気のときはここには来ないのだろう。一人も日本人は見かけない。 -
コーヒー1杯で2時間粘ったが、一向に雲が晴れそうにない。
午後になって気温が上がっているので、雲は上がって逆にスネガあたりは雲がはれているだろうと考え、この後はスネガまでゴンドラで下りて、スネガ〜ツェルマット間のルートを歩くことにした。 -
しばらく歩くとフィンデルの集落が見えてくる
-
集落のメインストリート。
外見だけで判断するのはけしからんことかもしれないが、グリンデルワルドの村はずれの酪農家の家並みと比べると、決して豊かな暮らしぶりではなさそうに見える。 -
石のネズミ返しがある小屋。
-
こんな小さな集落にもレストランがあり、ハイカー達でにぎわうのだろう。
-
道は樹林帯の中に入っていく。
-
ハイキングコースの所々に十字架が立てられている。
-
午後3時半、スネガ行き地下ケーブルカー乗り場の脇に出てきて、本日のハイキングは終了。
後はスーパーに食料の買い出しをし、別荘でくつろぐ -
7月15日
今日もツェルマットは雲に覆われている。天気がよければ、遠出してブリーク経由フィーシュまで行き、ロープウェイを乗り継いでエッギスホルンの頂上まで行き、アレッチ氷河を下流側から眺めた後、ベットマーアルプまで歩く予定を立てていた。しかし、この天気では、2時間以上もかけて遠出しても、雲で何も見えなかったというのでは、つまらない。
ということで、ブライヘルドからトゥフテルンという小さな集落経由でスネガまで戻るルートを歩くことにした。このルートは、この地域の高山植物が豊富で、ルートのところどころの展示パネルで高山植物のことがよくわかるという触れ込みなので、少しくらい天気が悪くても楽しめそうだ。
またまた、スネガ行き地下ケーブルカー乗り場でブライヘルドまでの切符を買おうとすると、窓口のおネエさんが、「今日はロトホルンパラダイスはすばらしい天気ですよ、そこまで行くのがお勧めです」という。3回目になるが、2回ともわずかな時間で雲の中にはいってしまったので、もう一度じっくり山々の姿を見てもよいかなと、オネエさんのセールストークに乗せられてみたびロトホルンパラダイスへ。
着いてみると、昨日と同じ雲海と山の風景だ。 -
イチオシ
何度見ても、この壮大なスケールの絶景は飽きない。
-
モンテローザもくっきり見える
-
ヴァイスホルンも見える
-
イチオシ
ところが、30分ほどすると、またまた、リンプフィッシュホルンの方向に、雲が湧き上がり、ロトホルンパラダイスも、この雲の中に入ってしまった。
昨日の繰り返しだ。 -
昨日で、日本から持ってきた米は食べ尽くしたのでおにぎりは作れない。一度くらいは、山のレストランでランチを食べようということで、昨日コーヒー一杯で2時間粘ったレストランでパスタとグラスワインを注文。
パスタの味は・・・ ウ〜ン! はっきり言ってまずい!
ランチは自家製のサンドイッチかおにぎりに限る。 -
ブライヘルドまで下りると、上空の晴れ間は広がってきた。
ヴァイスホルンを正面にみてハイキング開始。 -
ルートには、石がごろごろしている。ツェルマットのトレッキングルートは、どこも、むき出しの岩石がたくさんある。
-
マッターホルンは、どのようにして出来たのかという説明パネルが道端に立っている。日本語でも書かれているので、読むのに時間がかからなくて良い
-
マッターホルンは頂上に火山の噴煙のような雲がかかっている
-
ルート沿いに咲く白い花の高山植物
-
すぐそばに、花の名前が分かるように説明パネルが立っている。この花はジャコウノコギリソウ。
名前だけでなく「薬草にもなり、胃痛や食欲増進に利く、草の消化を助けるために、牛にも食べさせる」なんてことも日本語で書かれている。 -
トゥフテルンの集落に到着
-
トゥフテルンで方向を変えてマッターホルンを正面に見て、さらにルートを下っていく。
このあたりは森林限界で、カラマツの間のマッターホルンも良い。 -
スネガ展望台に到着。
ここから見るマッターホルンが、一番かっこよいとガイドブックに書かれているが、ヘルンリ稜を正面に、東壁と北壁がバランスよく見えるのが美しい。
ただし、午後は影になってしまうので、午前中の方が良い -
午後9時ごろの日没前。夕日に映えるマッターホルン。
ツェルマット滞在も今日が最後。
明日はサンモリッツへ。 -
イチオシ
7月16日
夜明け前に起き出し、最後のマッターホルン撮影にスポットへ。
山裾に沈む満月と夜明け前のマッタホルン。 -
イチオシ
ツェルマット最後の日に最高のモルゲンロート
-
徐々に陽光が山裾に下がっていく
-
全山に陽光を浴びるマッターホルン。
-
10:00発のサンモリッツ行き氷河特急。9:00発の氷河特急は8割以上日本人ツアー客だそうだが、こちらは日本人は、それほど多くなさそうだ
-
事前予約しておいたランチのメインディッシュ。
-
アンデルマット付近。
日本人ツアー客は、ほとんどアンデルマットで下りて、ここからバスでグリンデルワルドに向かうらしい。氷河特急に乗ることを目的にツェルマット→グリンデルワルドと周遊するツアーのルート設定だと、こうならざるをえないのだろう。 -
社内はガラガラになった
-
イチオシ
ランドヴァッサー橋を渡る氷河特急。ポスターでも使われる氷河特急のベストスポット。
定刻より1時間遅れでサンモリッツに到着。長かった〜!
サンモリッツでは、4泊だけなので貸し別荘は借りられず、ホテル滞在。
サンモリッツ滞在では、今回のスイス旅行最大のピンチを迎えるのだが、それはPart3にて。
最後まで見ていただきありがとうございました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
スイス旅行記
-
勤続30年特別休暇利用でスイス・フランス鉄道旅行へ ①スイス編
2005/06/25~
グリンデルワルト
-
スイス別荘滞在 Part1 グリンデルワルト編
2011/06/24~
グリンデルワルト
-
スイス別荘滞在 Part2 ツェルマット編
2011/07/09~
ツェルマット
-
スイス別荘滞在 Part3 サンモリッツ編
2011/07/16~
サンモリッツ
-
2013年スイス滞在記(2) グリンデルワルト貸別荘生活編
2013/06/27~
グリンデルワルト
-
2013年スイス滞在記(1) グリンデルワルトへの移動編 バーデンでスイスの温泉を楽しむ
2013/06/27~
バーデン
-
2013年スイス滞在記(3) ハイキング編① フィルスト方面のコースを歩き尽くす
2013/06/30~
グリンデルワルト
-
2013年スイス滞在記(4) ハイキング編② メンリッヒェン~クライネシャイデックを歩く
2013/07/01~
クライネ・シャイデック
-
2013年スイス滞在記(5) 街歩き編① メレンゲ発祥の地?マイリンゲンとブリエンツ湖クルージング
2013/07/02~
マイリンゲン
-
2013年スイス滞在記(6) 街歩き編② ヌーシャテルはフランス文化の街だった
2013/07/03~
ヌーシャテル
-
2013年スイス滞在記(7) ハイキング編③ メンヒ山小屋まで雪上ハイキング
2013/07/05~
ユングフラウ周辺
-
2013年スイス滞在記(8) ハイキング編④ ミューレンの牧草地を歩く
2013/07/07~
ミューレン
-
2013年スイス滞在記(9) ハイキング編⑤ アイガー北壁直下をトラバースしてアルピグレンへ
2013/07/08~
ユングフラウ周辺
-
2013年スイス滞在記(10) ハイキング編⑥高山植物の園、シーニゲ・プラッテ
2013/07/09~
シーニゲプラッテ周辺
-
2013年スイス滞在記(11) 街歩き編③ ドイツ語圏とフランス語圏に分かれている街 フリブール
2013/07/10~
フリブール
-
2013年スイス滞在記(12) ハイキング編⑦ グリンデルワルト下氷河に近づく
2013/07/12~
グリンデルワルト
-
2013年スイス滞在記(13) サースフェー移動途中にカンデルシュテーク・エッシネン湖散策
2013/07/13~
カンデルシュテーク
-
2013年スイス滞在記(14) サースフェーのホリディアパートでの生活1週間
2013/07/13~
サース・フェー
-
2013年スイス滞在記(15) ハイキング編⑧ シュピルボーデンの草原でマーモットと戯れる
2013/07/14~
サース・フェー
-
2013年スイス滞在記(16) ミッテルアラリン展望台で半日のんびり過ごす
2013/07/15~
サース・フェー
-
2013年スイス滞在記(17) ハイキング編⑧ホーサース展望台とクロイツボーデン~サースグルントを歩く
2013/07/16~
サース・フェー
-
2013年スイス滞在記(18) ロイカーバートで2回目のスイスの温泉を楽しむ
2013/07/17~
ロイカーバート
-
2013年スイス滞在記(19)ハイキング編⑨ フェルスキン~プラッティエン ちょっとスリリングなコースを歩く
2013/07/19~
サース・フェー
-
2013年スイス滞在記(20) 街歩き編④ ぶどう畑に囲まれた町シオンの旧市街散策
2013/07/20~
シオン
-
2013年スイス滞在記(21) 街歩き編⑤ 懐かしい街ジュネーブ散策
2013/07/24~
ジュネーブ
-
2013年スイス滞在記(22)最終章 街歩き編⑥ ユリウス・カエサルが創った街 ニヨン
2013/07/25~
ニヨン
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ スイス旅行記
0
144