2013/07/03 - 2013/07/03
8位(同エリア30件中)
玄白さん
今日(7月3日)は昨日より天気は下り坂。とても山歩きに出かける気分にはなれません。昨日にひきつづき、どこか小さな街に出かけることにしました。さて、どこに行こうか? ガイドブックのスイス全土の地図を眺めていると、まだ行ったことがない地域が2つある。ひとつは南部のイタリア国境近くのティッチーノ地方(ルガノ、ロカルノ)と北西部ジュラ地方(ヌーシャテル、ビエンヌ)だ。さすがにティッチーノ地方は日帰りではしんどい。ということで、ヌーシャテルに行ってみることにしました。はたして、どんな雰囲気の街だろうか?
なお、今回のスイス滞在概略日程は以下の通りです。追々旅行記は追加していきます。
6月27日 エミレーツ航空便にて成田よりドバイ経由で翌日チューリッヒへ。空港駅で荷物をグリンデルワルトに送り、バーデンにて温泉ホテル泊まり
6月29日 ルツェルンに立ち寄った後、グリンデルワルトの貸シャレーへ
6月30日-7月12日 ベルナーオーバーラントアルプストレッキング三昧、近郊田舎町散策を楽しむ
7月13日 サースフェーの貸アパートへ移動、途中、カンデルシュテーク立ち寄り予定
7月14日-19日 サースフェー滞在、ヴァリスアルプストレッキング三昧
7月20日 フランス領シャモニーへ移動、途中シオンに途中下車して観光
7月21日-23日 シャモニーではホテル滞在、モンブラン山群トレッキング三昧
7月24日 ジュネーブに移動 ジュネーブ観光
7月25日 ジュネーブ空港よりドバイ経由で帰国 翌日成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日(7月3日)の朝のアイガー。頂上は雲に隠れています。予報どおりの天気になりそうです。
ちょっと遠いが、今日はスイス北西部の街ヌーシャテルへ、スイスフレキシーパスの6日間フリーの貴重な一日を使って出かけます。
旅程は
グリンデルワルト8:19発→インターラーケンオスト乗り換え9:00→ベルン乗換え10:08→ヌーシャテル着10:57
日帰りなので、ちょっとせわしないがやむを得ません。 -
ベルンからヌーシャテルへは、同じ線路をスイス国鉄の電車と私鉄の郊外電車が走っています。今回乗ったのは、私鉄の各駅停車の電車。
ベルンから3〜4駅ほど行くと乗客はほとんど降りて車内はガラガラ。
社内アナウンスは次の駅名を言うだけですが、ある途中の駅で長めのアナウンスがドイツ語、フランス語で始まりました。何だろう?と少し不安な気持ちになる。すると、英語でもアナウンスがあり、「この電車はここで行き先が二つに分かれる。ヌーシャテルへ行く乗客は前の車両に移れ」と言っている。英語でもアナウンスしてくれて助かった。さもないと変なところに連れて行かれるところだった! -
車窓の風景。雪を抱いた高山や牧場は見えず、ジュラ山脈の裾野のなだらかな丘や畑が広がっています。アルプスとは違うスイスの農村風景です。
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花をつけた野菜畑。ジャガイモかな?
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定刻どおり、ヌーシャテル駅到着。博物館もいくつかありますが、日帰りなので、たっぷり時間があるわけではありません。まず、ツーリストインフォメーションで街歩きマップをもらい、旧市街を中心に見て歩くことにします。
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市庁舎(Hôtel de Ville) 地図の⑤
ツーリストインフォメーションでもらったガイドブックによると、
この建物はフランスの建築家Pierre Adrienの監督で1784~1790年にかけて建設された、破風に描かれているのは、町を守るミネルヴァ(ギリシャ神話の知恵と芸術の女神) -
中央郵便局(Hôtel des Postes) 地図の②
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ヌーシャテル湖の遊覧船発着やヨットが繋留されている港の風景
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ヌーシャテル湖湖岸の遊歩道 地図の⑳
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ヌーシャテル湖湖岸の遊歩道 地図の⑳
小雨がぱらつく、あいにくの曇り空で、散策する人はあまりいません。
この湖は水の透明度が高いということらしいのですが、こういう天気ではよくわかりません。 -
すずめでしょうか。こちらの小鳥は人を恐れず、近寄っても逃げません。
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湖畔に建つ塔。
近づいてみると、この地点の経度・緯度・標高・年間平均気温が上の丸窓の中に書かれています。下の窓は現在の気温を表示しています。現在、17℃。 涼しいです。 -
ピュリー広場(Place Pury) 地図の⑱
銅像はDavid de Pury男爵、ヌーシャテルの町の建設に莫大な資産を投じた人らしい。1709年にヌーシャテルで生まれたそうだが、フランスの貴族という風貌です。 -
地下横断歩道を渡って旧市街に向かいます。
地下道でハープを演奏するアジア系の若者。市庁舎の建設をしたのがフランス人建築家だったり、こういうストリートミュージシャンがいるのも、どこかフランスの匂いがする街です。 -
Rue du Seyon通りから旧市街に入ります。
我が奥方、Saleの幟に引きつけられるようにCoop cityに入っていきます。結局、たいした物は買わず、買ったのはチョコレートとリップクリーム。 -
この通りがヌーシャテルの銀座のようなところで色々な店が軒を連ねています。
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Wodey-Suchardというケーキ屋の店頭に並んでいるケーキ。
スィーツには知見もこだわりもない玄白が見ても、その繊細なデコレーションの仕上げ具合に、”ウン!これはスイスのケーキではないぞ!まさしくフランスのケーキではないか!”と思わせるエレガンスあふれるケーキでした。
一通り、旧市街の見所を見て回ったあと、ここでお茶をすることにしました。 -
色鮮やかな野菜を売っている八百屋。トマトだけでもこんなに種類があります。かぼちゃのようなかっこうをしたトマトもあるんですね〜
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ガイドブックでアレクサンドル・デュマがバターの塊をくり抜いたようなと喩えたと紹介されている旧市街の街並み
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坂の上から同じ街並みを撮影
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城と参事会教会に通じる坂道を登っていきます。
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グリフィンの泉(Fontaine du Griffon)地図の⑬
グリフィンは英語読み。フランス語ではグリフォン。上半身は鷲で下半身がライオンという架空の動物でギリシャ神話やヨーロッパの中世文学に登場します。
街の中にたくさんある銅像付きの泉のひとつですが、17世紀にこの地域を支配していたフランス・オルレアン公と彼の弟が1688年にヌーシャテルに来訪したとき、町の祭りの期間中、この泉では水ではなくワインを流させたという逸話があるそうです。 -
城に上がる路地の階段。石壁が歴史を感じさせます
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城の前の高台からの眺め。旧市街とヌーシャテル湖遠望。
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イチオシ
城(Château) 地図の⑭
旧市街散策の目玉スポットです。城の創建は12世紀に遡るそうです。門の左右に扉があって、片方は開いていたので階段を登っていったところ、近代的なオフィスがありました。どうやら、今でも市役所の分室として使われているオフィスらしい。あわてて退散です。それにしても、歴史的建造物の中に現代的内装でパソコンが並んだオフィスがあるという奇妙なコントラストが面白い。 -
城の中庭 南側
カラフルな出窓が印象的です。 -
城の中庭 方角は?
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城の中庭 方角は?
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城の隣にある参事会教会 地図の⑮
城と同じく12世紀の創建。外壁のタイルが見所らしいのですが、修復工事中でした。 -
イチオシ
教会内部。
ゴシック様式の天井の青色が印象的です。 -
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イチオシ
側面に飾られているステンドクラス。小雨が降っていますが、外の明るい光を通して、色ガラスの色彩が美しい。
この人物が誰でどういうシーンを象徴しているのか分かるとさらに興味深いのだが、ツーリストインフォメーションでもらったガイドにもそういう説明はありません。 -
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Guillaume Farelの銅像が教会入り口の前に建っています。彼はカルヴァンと同世代のカルヴァン派プロテスタントの伝道師で、この教会の設立者だそうです。カトリックと戦った改革者という厳しく戦闘的な風貌をしています。
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教会の前のテラスから見た牢獄塔 地図の⑯
1フランで塔の上まで登れるようですが、今回は教会の前庭から眺めるだけにしておきます。 -
牢獄塔の手前の建物も中世の雰囲気たっぷりです。
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イチオシ
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グリフィンの泉がある小さな広場まで戻ってきました。
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騎士の像
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足元は泉になっています
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イチオシ
人通りが少ない雨に濡れた石畳
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メインストリートRue du Seyonの裏側の道
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旧市街のあちこちに、銅像の泉が作られています。いずれも17〜18世紀に作られたようです。銅像の泉が通りにたくさん作られているのはベルン旧市街に似ています。
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他にもデュ・ペイロの館(地図の③)や美術・歴史博物館など見所はあるのですが、例のケーキ屋 Wodey-Suchardにもう一度行きます。
店先で好きなケーキを注文し、奥の喫茶コーナーでお茶をします。 -
注文したケーキ
外見だけでなく、味もすこぶる美味。フランスのケーキの味! -
チョコレート製のミルクポット
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美味なるフランス風ケーキでお茶を楽しんだ後、近くのBoucherie Margot という惣菜屋で、テリーヌ、パテ、アスピックなどを今晩の夕食用に買い求めました。
玄白は、この手のフランス惣菜が大好きで、これとワインがあれば何も言うこと無し。
(うかつなことに、品物選びに夢中になり、写真を撮るのを忘れてしまった)
写真はkissling山荘の食卓の写真。手前がヌーシャテルで買い求めたテリーヌとアスピックの一部。右上は奥方手製のスイス郷土料理のレシュティ -
合わせたのはスイス産のスパークリングワイン。グリンデルワルトのCOOPで買い求めたもの。ヌーシャテル産だったので、迷わずこれに決め打ち。
決して高価なものでないが、ドン・ペリニヨンにも劣らぬ味!(というのは、ちょっと言い過ぎ?! )それでも正直なところ、モエ・ド・シャンドンの中級クラスのシャンパンに負けない味わいでした。 -
駅前の高台からヌーシャテル湖と街並みを眺める。これが見納めか、また来る機会があるか??
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帰りはスイス国鉄の特急にて
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ベルンで小一時間、途中下車して旧市街へ。奥方のショッピングのためです。
その間、ベルン旧市街散策をしようとしたのですが、なんと駅前から時計塔まで大規模な道路工事をやっていました。 -
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時計塔から先は工事は行われていませんでしたが、いずれこちらもやるでしょうか?
早々に奥方と落ち合い、帰路につきました。
事前の予備知識をたいして持たずにヌーシャテルに行ってきましたが、同じフランス語圏でも、街にただよう文化の香りの違いがあるものだと実感しました。人々が同じフランス語を話していてもジュネーブはあくまでスイスの町ですが、ヌーシャテルはフランスの小都市ではないかと思えるほどでした。建築物の歴史の中でのフランスの関わり、商店の店頭に並んでいる食材など見るにつけ、フランスの香りが濃厚に匂いたつようで、スイスらしからぬ、それでいて落ち着いた感じの良い街でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 潮来メジロさん 2013/08/26 17:25:49
- イエスズメのメスですね。ヾ(^o^)
- 玄白さん、こんにちは! ヾ(^o^)
毎度、訪問ありがとうございました。
> すずめでしょうか。こちらの小鳥は人を恐れず、近寄っても逃げません。
和名イエスズメ(英名:House Sparrow)のメスだと思います。
スズメの仲間(スズメ科)ですが、日本のスズメとは別種です。
日本でも迷鳥として稀に見られるそうですが、私は日本では見た事がありません。
ヨーロッパや南北アメリカ大陸では普通に見られる種類で、私もカナダで初めて見ました。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- 玄白さん からの返信 2013/08/26 22:26:05
- RE: イエスズメのメスですね。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん
お久しぶりです。
コメントありがとうございました。鳥の鑑定眼は相変わらずですね。玄白には日本のスズメとの違いがよく分かりませんでしたが、なんとなく違うのかなと思った程度です。
今回のスイスでは、鳥の写真は、このイエスズメ以外には、滞在記(9)の黄嘴カラス(アルペンドール)、滞在記(1)の白鳥くらいです。(~ ^);
今後とも、よろしくお願いします。
玄白
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