2011/06/24 - 2011/07/22
87位(同エリア1053件中)
玄白さん
昨年11月にめでたく37年のサラリーマン生活にピリオドを打ち、楽しみにしていたセカンドライフに踏み出しました。これは、一年前から計画していた定年退職記念の貸し別荘滞在、ハイキング三昧の記録です。前半2週間は、グリンデルワルト、後半はツェルマット1週間、サンモリッツ4泊しましたが、これは、その前半部分です。
まだ、写真の整理中で、いずれ後半部分もアップする予定です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6月24日、KLMオランダ航空のフライトにてアムステルダム経由でチューリヒへ。定刻より20分送れで到着。予定では、大荷物はチューリヒ空港駅にてライゼゲペックでグリンデルワルトに送り、身軽になってからホテルに一泊のつもりだったが、駅の荷物受付時間(19:00クローズ)に5分遅れてしまい、大きなスーツケースを引きずりながら移動する羽目になってしまった。
ホテルはイターネット予約サイトで予約しておいたBest Western Hotelという空港から車で5分のところにある。移動は、ホテルの無料送迎バン利用。
乗り場は、空港到着ロビーと駅の間のタクシー乗り場の隣りにある。
日本食レストランが2軒も入っているが、日本人団体客は居らず、個人旅行の中年夫婦1組をみかけただけだった。周りは住宅街で何もない。 -
6月25日
ベルンで途中下車して市内見物した後、グリンデルワルトへ移動。
スイスは現役時代に出張で5回、個人旅行で1回訪れているが、ベルンに行く機会がなく、ぜひ行って見たいとかねがね思っていた街である。
この写真は、旧市街を抜けて東側の丘の上にあるバラ公園から撮影したもの。
ガイドブックに書かれているとおり、中世の雰囲気が色濃く残る美しい町並みだ。 -
ベーレン広場で毎週土曜日の午前中に開かれている朝市。野菜、果物、肉、ハム、ソーセージ、チーズ、花など売られている。ヨーロッパの春を代表するホワイトアスパラが売られていないか探したがなかった。残念! さすがに時期がもう遅いのだろう。
ヨーロッパのホワイトアスパラは、ゆがいてオランデーズソースをかけて食べると絶品だ。5年前、ドイツのワイマールで食べた美味が忘れられない。 -
旧市街の、ほぼ真ん中にある時計塔とツェーリンガー噴水。旧市街の通りには、いろいろな面白い銅像が立った噴水がたくさんある。昔は馬の水飲み場だったそうだ。
後ろの時計塔は、大きな時計の下にからくり時計が仕込まれていて、正午になると動き出す。からくり時計としては、有楽町マリオンの方がずっと凝っていて面白いが、このからくり時計、1530年から動いているというから、歴史の重みでは、日本各地のからくり時計は、とてもかなわない -
ベルン観光の一番の目的は、ここ、アインシュタインハウスを訪れることだった。スイス特許局勤務時代のアインシュタインが住んでいた家を、そのまま博物館にしている。部屋の家具は、当時のまま。
ここで、特殊相対性理論、光電効果の理論的解明がされている。40年前、一物理学徒であった自分にとって、アインシュタインは神様のような人だ。アインシュタイン大先生は、どんなところでどんな生活をしながら、偉大な物理学理論をうちたてたのか、ぜひとも見ておきたかったのである。 -
光電効果の光量子仮説で受賞したノーベル賞の賞状。
20世紀物理学を大きく変革した相対性理論では、ノーベル賞をもらっていない。あまりにも偉大な理論で、当時のノーベル賞選考委員が、その偉大さを理解できなかったということらしい。
賞金は、当時不仲になって別居していたミレーバ夫人に全額渡したという。 -
コルンハウスケラーという名の昔の穀物倉庫を利用した地下のレストランで、ベルン地方の郷土料理のベルナープラッテとレシュティを堪能。
本当は、地元の人に人気で、観光客が少ないレストランにしたかったのだが、
残念ながらそこは夜しか営業していなかった。
12時、開店と同時に店に入ったので、最初はしずかに食事を楽しんでたのだが、30分もすると、アメリカ人団体客一組と日本人団体客二組で、あっという間に席の大部分が埋まり、喧騒な雰囲気に一変してしまった。 -
14:30発のIC特急でシュピーツ乗換え、インターラーケンオスト経由でグリンデルワルトへ。
今回、滞在した貸し別荘。手前の小屋は牧場の納屋だが、夏は牛どもは山の牧草地に連れて行かれているので、今はただの草原のようになっている。
後ろの大きな建物はホテル「Gracier」。フォンデュがおいしいと大家のMrs.Kisslingが勧めてくれた。
別荘は3階建てで、その3階の部屋に滞在した。1階と2階の一部は大家の家族が使っている。
場所は、グリンデルワルト駅から急坂を下って徒歩10分ほどのところにあるが、駅前の繁華街からはなれているので、静かな環境、眺望抜群の別荘だ。 -
別荘のベランダから南側を見た眺望。何もさえぎるものなく、アイガーと、その裾野に広がる美しい緑の牧草地と酪農家の民家が点在する風景は、絵葉書のようだ。
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リビングは、こんな感じ。寝室と一体になっていて、そんなに広いわけではないが、女房と二人の生活なら、十分な広さだ
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キッチン。棚には、一通り全ての調理器具、食器類、調味料が備わっている。
食洗機も組み込まれている。
写真には写っていないが、左側には、冷蔵庫、電子レンジ、オーブンも揃っており、自炊生活するのに、何ら不自由はない。フォンデュ鍋や、ラクレット専用調理器も備わっている。我が奥様一番のお気に入りだ。
というわけで、今日のランチがベルンのレストランだったのを最後に、グリンデルワルト滞在2週間で、外食は一切なし。ハイキングの昼飯も、手製のサンドイッチや、持参した米を炊いておにぎりを持っていった。 -
別荘の目の前の牧草地が、パラグライダーの着陸地点になっている。
天気の良い日は、大勢のパラグライダーが降りてくる。着陸の仕方も上手下手があって、みていると面白い -
午後9時頃、ベランダでビールを飲みながら眺めた日没前のアイガー。
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6月26日
今日はメンリッヒェンで「スプリングマウンテンフェスティバル」なるイベントが10時から始まるということを大家さんから聞いたので、それを見がてら、足慣らしにメンリッヒェン→クライネシャイデックを歩くことにした。
まずは、別荘からグルントのゴンドラ駅まで15分ほど歩き、そこから世界最長のゴンドラに乗ってメンリッヒェンへ。 -
イベント会場はメンリッヒェン頂上のレストランのテラス。最初の出し物は、定番のアルプホルン。観客はいっぱい集まるのかと思いきや、以外に少ない。
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次の出し物も定番のヨーデル。男も女もみんな、ポケットに手を突っ込んで歌っている。これが、ヨーデルの作法なのか?
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旗振り。スイス国旗をくるくる回したり、投げ上げたりする。
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最後はフォークダンス。司会者がドイツ語と英語で、このグループはインターラーケンから来てくれて、どこかの大会で優秀な成績だったというようなことを紹介していた。
どの演目も中高年のおじさん、おばさんばかりで若者はいない。地味なイベントだ。 -
イベントは1時間ほどで終わり、いよいよハイキング開始。このまま、クライネシャイデックに向かうベルナーオーバーラント地区で一番ポピュラーなコースに入っても良かったのだが、ここで欲が出た。本当のメンリッヒェン頂上まで登ってみたくなったのである。クライネシャイデックへのコースは、チュッケンという小山がじゃまして、コース途中ではベルナーオーバーラント三山を同時に見ることができないのである。
女房には、「今日はハードなトレッキングはしないといったのに、何で登るのよ!」と文句は言われたが、聞き流してメンリッヒェン頂上へ。 -
メンリッヒェン頂上からのベルナーオーバーラント三山。左からアイガー、メンヒ、ユングフラウが揃って眺められる。メンヒとユングフラウの間の尾根に、小さくユングフラウウヨッホ展望台の建物が写っている。
手前の三角形の小さなピークがチュッケンだ。 -
ユングフラウ、シルバーホルン、ブライトホルン。右下には、典型的な氷河谷地形のラウターブルンネン谷が見える
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メンリッヒェン頂上から下り、ゴンドラ乗り場を再び過ぎてクライネシャイデック方面に歩くこと1時間で、チュッケン東側を回りこんでメンヒ、ユングフラウの正面に出てくる。写真はメンヒ
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イチオシ
クライネシャイデックのホテルが見えてきた。池の深緑色が美しい。湖面に映りこんでいる山はメンヒだ。
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2:45 クライネシャイデック駅到着。ちょうど、ユングフラウ鉄道の電車がユングフラウヨッホから下りてきた。
途中、写真を撮りながら、のんびり歩いたり、おにぎりの昼食を食べた後、草むらに寝転がって昼寝などしたので、ガイドに書いてある時間より大幅に時間がかかった。
今日は足慣らしなので、少し早いが、WAB鉄道でグルントまで下り、別荘まで歩いて帰った。 -
6月27日
今日はブリエンツ方面に出かけることにした。
7:17グリンデルワルト発の電車でインターラーケンオストへ、ここでスイス国鉄のルツェルン行き電車で20分ほどで、ブリエンツに到着。駅はブリエンツ湖畔にある。道路を挟んで反対側にブリエンツロトホルン鉄道の駅があるが、団体客でごった返しており、写真撮影どころではなかった。一本乗り過ごして、ようやく10時半ごろ、ロトホルン頂上駅に到着。
この鉄道は、珍しいことに電車ではなく、小さな蒸気機関車がトロッコのような客車を押して登る。急勾配の山腹を上り下りするので、走っている時に機関車のボイラーが水平になるように、平らなところでは傾いて取り付けられている。 -
客車の窓にガラスがはまっていない。雨が降り出したらどうするんだろう?
窓越しにアルプスの山並みがよく見える -
イチオシ
駅からさらに20分ほど歩くと、ロトホルン頂上の展望台に至る。そこからの眺望は、これまた絶景である。アルプスの山からは離れているので迫力には欠けるが、白い雪を頂いたベルナーアルプスの全貌と、パステルカラーのブリエンツ湖、手前の牧草地のあざやかな緑色のコントラストがまことに美しい
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帰りは途中駅まで歩くつもりだったが、登ってくるときに見たトレッキングルートが、結構ハードに見えた。女房がこんな傾斜がきついところを歩くのはいやだというので、急遽計画を変えて、また鉄道でブリエンツまで戻り、余った時間で、湖畔を散策し、インターラーケンまで湖上クルージングを楽しむことにした。そのときの気分で、自由に行動計画を変えられるところが個人旅行の良いところだ。この気楽さの味を覚えると、ツアーは窮屈でとても参加する気になれない。
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ブリエンツの駅前のメインストリート。
以前、出張でチューリッヒに来たとき、一日サボってこの町に来て以来、15年ぶりだ。当時はもっと観光客でにぎわっていた記憶があるが、今はずいぶん人通りが少なく、寂れた雰囲気だ。 -
2:45発のインターラーケンオスト行きの遊覧船が波止場に入ってきた。
電車だと20分のところを2時間かけて湖上遊覧を楽しむ -
船の中で飲んだビール。「Alpen Perle」というインターラーケンの地ビールだ。味はキリンビールのようだ。
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乗客は皆思い思いにクルージングを楽しいでいる
となりのツーン湖には魚がたくさんいるのだが、ブリエンツ湖は氷河の水が直接流れ込んでいて栄養分が少なく、ほとんど魚はいないのだそうだ。
午後5時前にインターラーケンオストに到着。船着場は鉄道駅のすぐ隣だ。
のんびりとしたエクスカーションの一日が終わった。 -
6月28日
今日は、村内バスでグローゼシャイデックまで行き、そこからフィルスト経由バッハアルプゼーまで歩く。余裕があれば、さらにブスアルプまで足を延ばすつもりだが、女房の疲れ具合によっては、バッハアルプゼーで折り返してフィルストに戻り、ゴンドラでグリンデルワルトに戻る腹案も持って出発。
8時すぎの始発バスに乗り込む。大家さんにもらったゲストカードを持っていると、村内バスはタダで乗り放題なのだが、この路線はホテルヴェッターホルンバス停まではタダだが、そこから先は金を払えと運転手がのたまう。ユングフラウパスは、まだ購入してないので、いくらかの追加料金を払って乗り込んだ。
バスは、「ピー!ポー!パー!」とユーモラスな警笛を鳴らしながら峠をめざす。この警笛は昔の郵便馬車と同じ警笛だそうだ。
40分ほどでグローゼシャイデックに到着。ここからは、手前からヴェッターホルン、メッテンベルグ、アイガーの北壁がつらなっているのが眺められる。手前の小屋は、酪農家がチーズを作る小屋だ。 -
アイガーミッテルレギ稜の鋭い稜線をモノクロ写真に仕立ててみた。
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アルプスの山々はアルプ(牧草地)の花がよく似合う。
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グローゼシャイデック付近は、キンポウゲのような黄色い花が当たり一面咲き乱れている。
グローゼシャイデック〜フィルスト間のハイキングルートは、花の種類も量も多く、好きなコースの一つだ。6年前にも同じルートを歩いている -
イチオシ
アルプス三大名花のひとつ、アルペンローゼ。名前はローゼ(バラ)だが、ツツジの一種。
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しばらくは、酪農家の自家用車も通る広い道を歩く。
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黄色のお花畑と化した牧草地が延々とつづく
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イブキトラノオというピンクの猫じゃらしのような花の群生
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グローゼシャイデック〜フィルストの中間点あたりまで来ると、ヴェッターホルンの陰になっていたシュレックホルンが見え始める
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シラタマソウの群落。この花もよく見かける
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11時半頃にフィルストに到着。展望台レストランで一服。途中、写真撮影に時間を使ったので、ガイドの標準時間より大幅に遅れた。
ここまで来ると、アイガーの右奥にユングフラウも顔を出す。 -
バッハアルプゼーに向かう途中の湿地に生えているエリオフォルム・シェウキツリ(カヤツリグサの仲間)の群生
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イチオシ
12時半ごろにバッハアルプゼーの湖岸に到着。ここでおにぎりの弁当を広げる。
アルプスの山と氷河、湖、湖岸に咲く乱れる花と、スイスを代表する被写体がてんこ盛りの美しい風景を眺めながらのランチは、格別の味だ。 -
絵葉書にも使われているバッハアルプゼーの逆さシュレックホルンは、今日は風があって湖面にさざなみが立っているので、はっきり見えない
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のんびりしすぎた。ブスアルプまで歩くには、ブスアルプ最終バスに乗り遅れるとヤバイので、方針変更し、ファウルホルンの中腹まで登ってから、フィルストに引き返すことにした。
ファウルホルンに向かう途中で、眺めたバッハアルプゼーとヴェッターホルン。 -
岩の隙間にびっしり咲いているシレネアカリウス(和名:コケナデシコ)とヴェロニカ・フルティカス(すみれのような花)
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ファウルホルン中腹まで登ってきた。このあたりは、まだ登山道に残雪がある。
我が奥様、疲れがたまってきたようなので、少し先に行ったところで引き返す。 -
フィルストに引き返す途中で見たヴェッターホルンとシュレックホルン。
2時過ぎになると、ヴェッターホルン北壁にも日が当たり始める -
ところどころに小さな池塘がある。水面には逆さシュレックホルンが映りこんでいる。
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このルートは年配の外国人夫婦も大勢ハイキングを楽しんでいる
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フィルストに3時半ごろ到着。ゴンドラでグリンデルワルトに戻る
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午後7時ごろの別荘ベランダからみたアイガー。雲がかかり始めた。天気は下り坂だ。
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6月29日
天気予報どおり、今日はときどき雨が降るぐずついた天気で、ベランダから見るアイガーは雲に隠れて見えない。
別荘の前を流れているシュバルツリュッチーネ川に川霧が出て幻想的な雰囲気をかもし出している。
今日は、山に出かけてもしょうがないので、トゥーン湖方面にでかけることにした。
まず、電車でトゥーンまで行き、市内を散策した後、遊覧船でトゥーンからオーバーホーヘンまで行き、途中下船して湖のほとりのオーバーホーヘン城を見て、シュピーツまで船旅を楽しむ。後は電車でインターラーケンオスト経由でグリンデルワルドまで戻る計画だ。 -
トゥーンに着いたときは、土砂降りの雨。天気が悪いせいか、駅前の人通りは少ない。
トゥーン駅舎。撮影はもっぱら、コンパクデジカメ使用。 -
トゥーン駅から歩いて五分ほどのところにある、アーレ川に架かる屋根つきの橋と水門。
屋根つきの橋はルツェルンのカぺル橋が有名だが、スイス中央部には、あちこちにあるらしい。 -
トゥーンの目抜き通りのオーベレ・ハウプト通り。この通りは、車道は1階、歩道は2階に取り付けられていて、店の入口は2階にある。
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ケーキ屋のショーウィンドウに飾られたケーキ。
トゥーンは、観光客向けの土産物屋は少なく、地元の人の生活に密着した店が多いようだ。我が奥様、小さなデパート(スーパーマーケット?)に入り、面白いキッチン用品がないか探し回っている。いかにも土産物という感じがしないシックなランチョンマットとピーラーを買い込んだ。 -
トゥーン城。12世紀に建てられたというものだが、キチンと修復されているためか、外壁は古びていない。
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城の中庭。そんなに大きな城ではない。
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城内は博物館になっていて、地元のトゥーン焼きの陶器や古い民具などが展示されている。
我が奥様、このトゥーン焼きが気に入ったらしく、みやげに買って帰りたいと言い出した。このあと、メインストリートに戻り、売っている店を探したが見当たらない。後で調べたところ、1950年代に窯がなくなってしまったということだ。売っていないわけだ。 -
1:40発の遊覧船に乗り込むつもりで波止場にいったところ、時間になっても船が入ってこない。オカシ〜なあ? 切符売り場のオジさんにきいてみるこ、この船は日曜日しか運航していないという。iPHONEに入れておいた時刻表を良く見ると、確かに小さな字で日曜日のみの運航と注意書きがしてある。シマッた!うかつであった。
やむなく、またメインストリートに戻りしばらく散策した後、1時間後の船に乗り込んだ。このころには、雨もあがった。
湖岸には別荘が散在しているがヨットもたくさん停泊していて、ブリエンツ湖に比べて高級な感じがする。 -
オーバーホーフェン城。こちらも13世紀ごろ建てられた城だ。
ここで途中下船してしまうと、次は2時間後の最終便になってしまうので、ここは、湖上から眺めるだけにした。
湖上の古城は、レマン湖のシヨン城が有名だが、こちらの方が美しく絵になっていると思える。 -
シュピーツの船着場の隣りの入り江には、リッチな人々のものであろうヨットがたくさん停泊している。
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インターラーケンもトゥーンもブリエンツも遊覧船の船着場と駅は、すぐ近くにあるのだが、シュピーツ駅は、船着場から離れた丘の上にある。
けっこう急な上り坂を歩いて登っていく途中に、またまた古城があったので、
立ち寄った。 -
シュピーツ城の中はレストランになっている。食事をしないと中には入れない。
入口は、ブドウの蔓が絡まっていて、まだ青いブドウがしっかりついている。
このあたりもスイスワインの生産地だ。 -
シュピーツ駅のホームからの眺めは町一番の眺望だ。天気がよければ、もっとすばらしい眺めだったろうが、残念。
10分ほどの待ち合わせで、ルツェルン行きの電車に乗り込み、インターラーケンオストで乗り換えてグリンデルワルドに戻った。
かくして、トゥーン湖畔の古城めぐりのエクスカーションの一日が終わった。 -
6月30日
今日も雨が降ったり止んだりのさえない天気なので、ハイキングは中止。
午前中は、持参したノートパソコンにデジカメの写真を吸い上げ、整理してすごす。
親戚や友人にスイスに行くと言いふらしてしまったので、昼食の蕎麦を食べてから、おみやげの品定めをしがてら、グリンデルワルドのメインストリートを散策。
東の村はずれにある教会 -
教会の中には小さいながらも、村の規模には不釣合いな立派なパイプオルガンが備わっている。
教会も観光で潤っているのだろうか? -
教会のとなりには、郷土博物館があって、古い民具やアルプスの登山の歴史にまつわるパネルなど展示されている。
午後は2時からのオープンなのだが、知らずに30分前に入ってしまった。館長(といっても一人しかいない)が、日本から来たのだから、特別に開館前だが入れてやると言って見せてくれた。
これは、昔のチーズ作りの道具。 -
著名な登山家に関する説明パネルだが、ドイツ語でしか書かれていないので、何がかかれているのかわからない。
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アイガーの登攀ルートで最後まで未踏だったミッテルレギ稜ルートの初登攀に成功した日本人登山家、槙有恒の写真が飾られている。
海外で日本人の偉業が紹介されていると、同じ日本人として誇らかな気持ちになる。グリンデルワルトが日本人にとってポピュラーな観光地になったことは彼の功績もあるだろう。 -
槙有恒自筆の登山ノートも展示されている
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氷河を切り出す巨大なのこぎりとペンチが展示されている。19世紀ヨーロッパの王侯貴族に切り出した氷河を売っていたのだそうだ。
なぜか、これだけは日本語の解説がついている。
明日からはしばらく天気がよくなるという予報だったので、連続6日間ユングフラウ地区の乗り物が乗り放題になるユングフラウ鉄道パスを駅で購入。「さあ、これであちこちのルートをガンガン歩きまわるぞ!」と決意を新たにしたのであった。 -
7月1日
朝起きてベランダに出るとアイガーの中腹に雲がかかっている。空全体に雲が多い。天気予報ほどの好天ではなさそうだが、クライネシャイデックあたりまで上がれば、もしかしたら雲海の上に出て絶景が見えるかもしれないと期待して、電車でクライネシャイデックへ。
駅のホームにブランデーの樽を首にぶら下げたセントバーナード犬がたたずんでいる。どうみても山岳救助の役にはたたない老犬だ。現役引退後、観光客の客寄せに使われているのだろうか?
さて、肝心の天気はどうもさえない。1時間ほどブラブラして雲が晴れるのを待っていたが、すっきりとは晴れそうもないので、ラウターブルンネン谷に行き、滝を眺めながら谷底を散策することにした。 -
ヴェンゲン経由でラウターブルンネン駅に近づくと、車窓からシュタウプバッハ滝が見えてきた。
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ラウターブルンネン駅のホームからもシュタウプバッハ滝が見える
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駅前の通り。
シルトホルン頂上のピッツグロリアが「女王陛下の007」のロケで有名だが、この駅前通りもジェームズ・ボンドがボンドガールを連れて敵の本拠地(ピッツグロリア)から脱出、逃走するシーンの撮影で使われている。 -
イチオシ
滝の近くまで寄れる展望台から見たシュタウプバッハ滝。落差が300m弱あって、水が途中の岩肌にあたって砕け散っているので、下まで落ちる水は上の方より水量が減っている。そのためか、滝壺がなく、小さな小川につながっている。
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シュタウプバッハ滝を正面から見る。途中で水が砕け散り、霧のようになっているのがよく分かる。
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ラウターブルンネンの谷底は広くなだらかで両側に数百メートルの断崖絶壁が切り立っている典型的な氷河谷だ。谷の向こうにブライトホルンが望める。
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シュタウプバッハ滝以外にも西側の絶壁には多くの滝が流れ落ちている
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40分ほど、のんびり谷底の牧草地を歩いていくとトゥルンメルバッハ滝がある。この滝は絶壁の中の洞窟の中を流れ落ちている滝で外からは見えない。10段にわたって滝が続き、洞窟内のエレベータで最上部まで行き、降りながらそれぞれの滝をみることができる。
その水量はものすごく多く、轟音が洞窟内に轟きわたっている。この迫力は、とても写真では表現できない。
入場料を払っても見る価値がある。 -
コルクスクリューフォールと名づけられた螺旋を描いて落ちる滝もある。
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ラウターブルンネンを後にして午後再びクライネシャイデックへ戻った。残念ながら、まだ雲が多い。
ベルナーオーバーラント三山には、あいかわらず雲がかかっている。
山の眺めは今ひとつだが、クライネシャイデックからアルピグレンまで歩くことにした。
アイガー北壁のふもとには残雪が残っている。中腹より上は雲の中。 -
このルートは、WAB鉄道グリンデルワルド線に沿って延びている
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ルートのほとんどが牧草地の中を通っている。ちょうど、今の時期は牛どもは麓から、このあたりまで連れてこられて、新鮮な草をおいしそうに食べている。
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3時ごろ、アルピグレン駅に到着。
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WAP鉄道の電車。
ここからグルントまで電車で行き、15分歩いて別荘に戻る -
7月2日
今日は天気が良い。迷わずユングフラウヨッホへ。
観光客がどっと押し寄せることが想定されるので、途中駅のグルントでは乗れないかもしれないと思い、わざわざ村内バスでグリンデルワルト駅まで行き、始発電車に乗り込む。
この電車、アルピグレンなど途中駅での停車時間がやけに長い。時々、駅の中間で停車したりしている。クライネシャイデックまであと100mくらいのところで、とうとう動かなくなってしまった。乗客の一人がドイツ語で車掌を捕まえてどうしたのか、聞いているらしい。車掌がドイツ語と英語で「ブレーキのトラブルが起きた、今応急修理をしているのでしばらく待て」といっている。しかし、20分経っても動く気配がない。こんなことをしているまに、ユングフラウに雲がかかってしまうのではないかと気ばかりあせる。
あげくに、「この電車は動かないから、線路を歩いてクライネシャイデックまで行け」とくだんの車掌がアナウンス。
乗客たちは文句も言わず、もくもくと線路を歩いて駅まで向かう。 -
予定より1時間送れでユングフラウ鉄道に乗り込む。
アイガーグレッチャー駅付近からのユングフラウとシルバーホルン。
雲が全くない快晴になった! -
トンネル内のアイスメーア駅の窓から眺めたフィッシャー氷河
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ユングフラウヨッホ到着。
まずは、スフィンクステラス展望台へ。思ったより混雑していない。
雪の白と岩肌の黒のモノトーンに空の青があざやかな絶景を堪能。
写真は、ユーラシア大陸西側最大のアレッチ氷河。 -
東側にはメンヒが間近に迫る
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西に目を向ければユングフラウが聳えている。こちら側には、少し雲がでてきた。
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イチオシ
いよいよ、今回のスイス滞在のハイライトの一つ、メンヒスヨッホヒュッテまでの雪上トレッキングだ。
スフィンクステラスからエレベータで降り、スノーファン トップオブヨーロッパの雪原に出る。ここから、メンヒの南壁に沿ってメンヒの山小屋メンヒスヨッホヒュッテをめざす。
少し歩き出して振り返ると、ユングフラウヨッホの展望台の岩山が上空に聳えている。外からみると、この展望台はすごいところに作られていることが良く分かる。
左の山は言わずと知れたユングフラウ。また雲が消えた。 -
ルートは緩やかな登りだ。氷河の上を直接歩くわけではないので、アイゼンやピッケルはいらないし、ガイドを雇う必要もない初級コースだ。
急勾配ではないのできつくはないように見えるが、なにしろ、標高3600メートルだ。息が苦しく、思い切り呼吸しても空気が肺に入ってこないような感じがする。
進むにつれて風が強く、顔が冷たい。 -
イチオシ
ルートの脇には、巨大なクレバスが口を開けている。このあたりが、アレッチ氷河の源流だ。
後ろの山は、アレッチホルン(右)とドレイクホルン(左)だ。 -
クレバスを間近に見る。氷河独特のブルーの色がきれいだ。
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南側からみたメンヒ。頂上が東西に細長く、ユングフラウヨッホから見る山容と全く違う。
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遠くにメンヒスヨッホヒュッテが見えてきた。
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メンヒスヨッホヒュッテの下まで来た。大きくて立派な山小屋だ。
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メンヒスヨッホヒュッテの入口側(東側)
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ヒュッテ内部。広くてきれいだ。
ここで、いつもの通り、ビールで一服。我が奥様は暖かなウィンナーコーヒーを注文。こんなところなのに、ビールは4フラン、コーヒーは4.5フランと、極めて良心的。平地の値段と変わらない。 -
さすがに水洗ではないが、トイレもいたってきれいだ。
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イチオシ
山小屋の南にはトゥルークベルクが見える。この山は、ここからは見えないベルナーアルプス最高峰のフィンスターアールホルンに連なっている?(山座同定に自信はないが・・・)
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東に目を転ずれば、ヴェッターホルンが遠望できる
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帰りは同じルートをユングフラウヨッホに戻る。下りなので、帰りは息が切れることはなく、快適に飛ばして40分でユングフラウヨッホに到着。
途中、メンヒの稜線をガイドとペアで登っていく登山者が豆粒のように小さく見える。 -
スノーファンの雪原に日光浴のデッキが並べられている。ここは風が当たらないので、それほど寒くはない。
デッキに座って自家製サンドウィッチの昼飯を食べていると、アルペンドールというカラスのような鳥がえさをねだりに寄ってくる。 -
しばらく、雪原でそりやチロリエンヌ(ワイヤーにぶら下がって滑り降りる遊び)で遊んでいる人達をぼんやり眺めながら一服した後、おまけでアイスパレスに行く。
記憶は定かではないが6年前に来たときよりも狭く、氷の彫刻の数も減っているような気がする。
3時前に売店でちょっとしたみやげを買って下山。 -
7月3日
朝起きてベランダに出ると、雲ひとつない紺碧の空に朝日に照らされたアイガーが聳えている。昨日よりも良い天気だ。
今日はミューレン、シルトホルン方面に出かけることにした。
グリンデルワルドからインターラーケンオスト行きのBOB鉄道でツバイリッチュネンまで行き、そこで乗り換えて同じくBOB鉄道で終点ラウターブルンネンまで行く。さらにロープウェイでグリュッチアルプまで上がり、電車でミューレンというルートだ。やたら乗換えが多いがミューレンまでユングフラウパスが有効だ。 -
ミューレンの村内を散策しながら、村の西はずれのシルトホルン行きのロープウェイ乗り場に向かう。正面の山はブライトホルン。
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20分待ってロープウェイに乗り込む。ロープウェイは2区間に分かれていて、最初の駅はビルクだ。
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ビルクで乗り換え、しばらくするとシルトホルン頂上の展望台回転レストラン「ピッツグロリア」が見えてきた。
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イチオシ
展望台レストラン「ピッツグロリア」は1周するのに50分かかる。グラスワイン1杯で1周するまで粘って、360度パノラマ絶景を楽しむ
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メニューにも「女王陛下の007」のシーンが使われている
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外の展望台に出て絶景を楽しむ。
外から見たピッツグロリア -
東の方向には遠くヴェッターホルンが聳える。その右側がアイガー
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ベルナーオーバーラント三山
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ユングフラウの西側に、グロースホルン、エベニ・フルーエ、ミッタグホルンといったそれほど有名ではない峰が続き・・
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さらに西側にブライトホルンが聳えている
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ブライトホルンの右にも延々とアルプスの山並みは続く
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はるか彼方までアルプスは続く
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北西方向。右側にうっすらとトゥーン湖が見える。
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たっぷり、360度パノラマを楽しんでから、ロープウェイでミューレンまで戻り、シャレー風の民家が立ち並ぶ村内を散策しがてら・・・
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ケーブルカー乗り場まで行き、アルメントフーベルまでケーブルカーで登る。
そこから、North Face Trail と名づけられたトレッキングルートを歩いてミューレンまで戻ることにした。 -
North Face Trail は途中までFlower Trail と名づけられた散策ルートと共通になっている。道端に色々な高山植物が植えられていて、ミニ植物園のようになっている。
野生では、なかなかお目にかかれないエーデルワイスも植えられている -
このあたりは森林限界で、西洋からまつと山の取り合わせも良いものだ
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このルートもグローゼシャイデッグに負けず劣らずお花畑が多い
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コースの大部分は牧草地の中を通っているので、牛の落し物が多い
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ユングフラウを真北から眺める。秋になるとカラマツの黄色と白い山の取り合わせが一層きれいだろうな〜
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このコースには、所々に正面に見える山の解説パネルが設置されている。ドイツ語、フランス語、英語に加え日本語でも書かれている。
知らない山でも簡単に山座同定できて楽しい。 -
説明パネルの位置から見えるエベニ・フルーエという山
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新鮮な草を食む牛達。
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このあたりの牛は妙に人なつっこい。歩いていると後を着いてくる。
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コースの一番西の端から見えるユングフラウ。
ここからカーブしてミューレン村に向けて東の方向に向かう。 -
やがて下の方にミューレン村の家並みが見えてきた。
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また、ミューレンの村の中を散策しながら駅に向かう。
絵葉書にもなっている村の古民家
同じルートをたどって別荘に戻る。 -
午後5時前には別荘着。
今日もパラグライダーがたくさん舞い降りてきている。次から次へと降りてくるパラグライダーの着陸を見ながら、我が奥様と「あの人は上手い、今度は下手だ」と勝手な評論をしながらベランダで夕食。 -
今日の夕食は手軽に生ハム、カマンベールチーズ、野菜サラダだ。
まずはビールで喉を潤し、その後、別荘の目の前のスーパー「Landy」で
買ったスイスワインを開ける。 -
ビールとワインで気持ちよくなって、しばしうたたね。
ふと目を開けると日は傾き、アイガーが夕日に赤く染まっている
今日も良い一日であった。 -
7月4日
今日も良い天気だ。
夜明け前に起き出し、早朝の被写体を求めてグリンデルワルトの目抜き通りを教会付近まで散策。
教会の前あたりで日が昇り始め、アイガーとメッテンベルクの間に見えるフィッシャーホルンに朝日が当たり始めた -
今日の行動予定は、再びクライネシャイデック方面でのハイキング。まず、アイガーグレッチャー駅までユングフラウ鉄道で行く。ここまでなら、ユングフラウ鉄道パスで別料金なしで行ける。
ここから、クライネシャイデックまで歩き、さらに再びユングフラウの山裾に接近するトレッキングコースでヴェンゲルンアルプまで歩く予定。クライネシャイデックまでは、観光客も大勢歩くポピュラーなコース。
アイガーグレッチャー駅付近では、メンヒとアイガーの間を流れるアイガー氷河が間近に迫り、迫力ある姿に圧倒される。ところが・・・ -
6年前に同じ氷河を撮影した写真と比べると・・・(参考)
撮影場所と撮影倍率が同じではないので全く同じアングルではないが、並べてみると、滝のように流れ落ちる部分が6年の間に消失し、氷河の厚みが減っていることが分かる。地球温暖化を目の当たりにした思いだ。 -
この道は新しく開発されたハイキングルートでユングフラウトレイルという名前がついている。道幅が広くて歩きやすい。6年前に来たときにはなかったルートだ。
近くには以前からのルートがあって、ユングフラウヨッホから下りてきてアイガーグレッチャー駅からクライネシャイデックまで歩く団体さんは、みんな古い道を歩いている。 -
ユンゴフラウヨッホに向かう電車が、お花畑の中を登っていく。
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ユングフラウ鉄道の下をくぐる小さなトンネルがトレッキングルート中にある。
大昔TVドラマであった「タイムトンネル」を思い出す。 -
北の方角には人造湖が鮮やかな青色の水をたたえている。この人造湖は6年前に来たときにはなかった。
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湖面に映るユングフラウを眺めながら人造湖のほとりで一服。
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人造湖の脇に小さな水溜りがあって、外人のオバサンが足を浸している。
まさか、足湯温泉? 聞いてみると冷たくて気持ち良いと言う。ハイキングで火照った足を冷やしているのだろうか? -
小さくてわかりにくいが、マーモットを見かけた。じっとこちらを見ている。
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ハイキングルートが線路を横切っている。信号機も遮断機もない。
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11時頃クライネシャイデック駅に到着、相変わらず、観光客でごった返している。立ち止まらず、そのままヴェンゲルンアルプに向けてハイキング継続。
ヴェンゲルンアルプへのルートはWAB鉄道の線路沿いに歩くルートがポピュラーだが、大きく迂回してユングフラウの山裾に接近する細い道を歩いた。
マイナーなルートなのですれ違うハイカーは少ない。 -
シルバーホルンの裾を流れるグレッセン氷河が近づいてくる
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牧草地の丘の向こうにメンヒが聳えている。少し雲が出てきた
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ヴェンゲナーアルプ付近まで来た。ユングフラウの山裾からは大分遠ざかった。
ヴェンゲナーアルプ駅に着くと直ぐに電車が入ってきた。駅の写真撮る間もなく、乗車。
ユングフラウ鉄道パスを目一杯使いこなそうと、まずはヴェンゲンまで行き、そこでロープウェイで再びメンリッヒェンに上がり、グルントへ下るルートで帰ることにした。 -
ヴェンゲンは、グリンデルワルトよりたたずまいが高級な雰囲気が漂っていて、お高くとまっている感じがする。
ここからメンリッヒェンに行くロープウェイは、かなり急勾配だが、グルントからのロープウェイより短い。
ロープウェイから見るヴェンゲンは、大きさはグリンデルワルトと同じくらいに見える。 -
6月26日に来たメンリッヒェンから再び同じ風景を眺めながら、グルント行きのロープウェイ乗り場へ移動。
写真は、午後3時ごろのヴェッターホルン。 -
この時間になると、アイガー北壁にも日が当たっている。
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グルントに下るゴンドラから、グリンデルワルトが一望できる。我らが貸し別荘も見える。
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7月5日
少し雲が出ているが、まずまずの好天。
今日は6月28日に予定していて、行けなかったブスアルプ方面を歩くことにした。
ゴンドラでフィルストまで上がり、展望台横の道を下り、そこからヴァルトスピッツ経由でブスアルプまで歩く。ブスアルプからは村内バスでグリンデルワルトに戻る。 -
フィルストからは、しばらく急な細い道が続く。ガイドブックでは、このルートは登りながら足元の高山植物を見て歩くのが良いと書かれているが、逆のコースだ。
牧草地になっている山の中腹を向こう側に回りこんだところがヴァルトスピッツ。 -
30分ほどで急な下りが終わり、広い道に出る。
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しばらく、酪農家の車も通る農道を歩く
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イチオシ
足元を影が横切ったので、上を見上げると、パラグライダーがアイガーの方向に飛んでいく。白いアルプスの山とカラフルなパラグライダーの取り合わせは、絵になる。
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ヴァルトスピッツを過ぎると車道から離れ、ハイキング専用ルートに入っていく。
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このルートは木立の中を通ることが多く、眺望は必ずしもよくないが、しばらく登り道を歩いていくと、視界が開ける。
アイガーとメッテンベルクの間の奥の方にフィンスターアールホルンが遠望できる。この山はベルナーアルプスでは一番高い山(4274m)だが、グリンデルワルト、ミューレン、クライネシャイデック、ユングフラウヨッホいずれの展望台からも見ることができない。唯一、バッハアルプゼーからブスアルプに至るルートの展望が開けたところでのみ見ることができる。
今日はうっすらともやがかかっているが、この地域最高峰を見ることができた。 -
やがて、眼下にブスアルプのバス停、レストランが見えてきた。
これで今日のハイキングは終わり -
7月6日
今日も朝起きてベランダに出るとアイガーが朝日に輝いている。トレッキング日和だ。しかし、我が奥様、連日のハイキングでいささか、疲れが溜まっている様子なので、今日はトレッキングシューズは履かないことにした。
とは言え、今日がユングフラウ鉄道パスの有効期間の最後の日だ。別荘でのんびりしているだけでは勿体無い。まだ行っていない主だった展望台を回れるだけ回ることにした。
まずはシーニゲ・プラッテだ。BOB鉄道でインターラーケンの隣の駅、ヴィルダースヴィルまで行き、そこでシーニゲ・プラッテ鉄道に乗り換える、。 -
客車はブリエンツロトホルン鉄道とそっくりの座席がベンチのような車両で、一旦席に着くと前後に移動できない。窓ガラスがないのも同じだ。
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電車は森林と牧草地の中の急勾配の坂を上っていく。
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中腹からは、かすんでいるがトゥーン湖とインターラーケンの街が見える。
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シーニゲプラッテ展望台は、アルプスの眺めもさることながら、充実した植物園が良い。ここは、神戸の「六甲高山植物園」と姉妹提携しているのだそうだ。
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たくさんの高山植物が植えられ、名前の看板が立っている。これを一点一点写真に記録していけば、自家製簡易植物図鑑ができる。
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なかなか美人の女性車掌。上下の電車が駅ですれ違うたびに電車から飛び降りてポイントを切替え、動き出してから飛び乗るなど、結構忙しい。
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頂上からも途中からもアルプスの山並みが見えるが、距離があるので、クライネシャデック、メンリッヒェンなどからの間近にアルプスを見た後では、ちょっと迫力不足だ。
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昼前にヴィルダースヴィルまで戻り、インターラーケンオストへ。駅の裏を流れるアーレ川を渡るとハーダークルム展望台へ行くケーブルカー乗り場がある。
10分ほどで、展望台へ。 -
ケーブルカーから見たインターラーケンの町並み。
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展望台にあるレストラン「ハーダークルム」
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ブリエンツ湖とインターラーケンの町並み。その向うは先ほど登ったシーニゲプラッテ。
こんな景色を見ながら持参のサンドイッチをほおばる。 -
ランチを終え、またケーブルカーでインターラーケンに戻る。
オストからヴェスト駅までメインストリートをぶらぶら歩き。目的は我が奥様のショッピング。
途中、日本庭園がある。インターラーケンは湖の畔の町という共通点から滋賀県大津市と姉妹都市になっていて、この公園は大津市が寄贈した資金と指導で造園したようだ。 -
ヘーエマッテ公園の反対側にあるカジノ・クアザール
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パラグライダーの受付場所がある
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誰かの記念碑
奥方のショッピングは、どうやら欲しいものがないらしく、もう帰ろうと言い出した。
少し早いが、今日は別荘に戻って休養することに。 -
午後3時頃、グリンデルワルトのスーパーCOOPで買出しをした後、別荘に戻る。
まだ日は高いし、少し歩きたいと思い、一人で別荘の前のシュバルツリュッチーネ川沿いの道を散歩、森の中の道を30分ほど行くとグレッチャーシュルフトがある。 -
シュルフトというのは、氷河融水の激しい流れが谷を細く深く削った地形だ。マイリンゲンのアーレシュルフトが有名だが、グリンデルワルドにもある。
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シュルフトの脇にレストランがあり、シュルフトに近づくには、このレストランの敷地を通らないといけないのだが、今日は営業していないので、遠くから眺めるだ。シュルフトの中には入れず、残念。
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7月7日
今朝のアイガーは雲が多い。どうやら天気は下り坂だ。 -
早起きして、別荘の前に広がる放牧地の中を散歩。酪農家の家のようだが、きれいな民家だ。この後行ったツェルマット地区より生活が豊かなように見える。
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朝早くから登校する小学生の姉妹。学校は遠いの?と聞くと、40分歩いて学校に通っていると上の子が英語で答えてくれた。 毎日、こんな坂道を歩いて通学していれば、体は鍛えられるだろうな。
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妙な標識を見つけた。「INFERNO」とは、地獄のことだが、何をあらわしているのだろう? 下にミューレン、シルトホルンと書いてある。ミューレンは、メンリッヒェンをはさんで反対側にある遠く離れた村だが・・?
どなたか、分かる方がおられたら、教えてください。 -
グリンデルワルト周辺の有名なトレッキングルートは、ほぼ歩きとおしたので、遅めの朝食の後、村はずれにあるフィンクシュテークの展望台に行って見ることにした。
教会の裏の坂を下ったところにロープウェイ乗り場がある。 -
ロープウェイ乗り場付近からみた教会
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フィンクシュテーク展望台からは「上氷河」方面、シュレックロルン山小屋方面に通じるトレッキングルートが続いている。
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この展望台からは山はアイガーしか見えないが、グリンデルワルト村が一望できる。
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昼前に別荘に戻り、初めて別荘で昼食を摂る。我が奥様は午後の昼寝を決め込む。
ひとりで、歩きに出かける。コースはグルントからメンリッヒェンに上がるゴンドラで中間駅ホーレンシュタインまで行き、そこからメンリッヒェンの中腹をトラバースしてWAB鉄道ブランデーグまで行き、気が向けばさらにグリンデルワルトまで歩きとおすつもりだ。
グリンデルワルト村、アイガー、ヴェッターホルンを眺めながらのコースと思いきや・・・ -
15分ほどで樹林帯の中のルートに変わる。
ときには、森林浴をしながらのトレッキングも良いものだ。 -
樹林帯を抜けると平坦な開けたところに出た。
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途中、ワタスゲの群落がある。
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午後3時前にブランデーグ駅に到着。ガイドの標準時間より10分早く到着。
一人歩きだと早い。
ほとんど疲れはないので、このまま、グリンデルワルトまで歩きとおした。
途中、今朝散歩で歩いた牧草地の中を通る。
さすがに、我が奥様、昼寝から目覚め、夕食の準備中であった。 -
7月8日
今日も雲は多いが晴れ間も除いている。一条の雲がたなびく朝のアイガーが美しい。
今日は、午前中に次の目的地ツェルマットに荷物をライゼゲペックで送らなくてはならない。昔はその日の中に目的地に荷物が届いたのに、最近は時間がかかるようになって、サービスが悪くなっている。
朝から荷物を取りまとめ、10時に大家のMrs.Kisslingに車を出してもらい、駅まで荷物を運んだ。 -
今日も別荘で昼食。とは言え、食料はパッキングしてツェルマットに送ってしまったので、カップラーメンで簡単に済ます。
午後、グリンデルワルトのメインストリートの北側にあるテラッセンベーグという遊歩道を散策。サンダルでも歩ける手軽な道だが、結構眺めが良い
ヴェッターホルン -
30分ほどすると雲が多くなってきた
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アイガーの左側の奥にフィッシャーホルンとグリンデルワルド下氷河が見える
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午後5時ごろ、別荘に戻る。ベランダでグリンデルワルト最後の晩餐。
この景色ともお別れだ。
翌日は、カンデルシュテークで途中下車してエッシネン湖に行ってからツェルマットに移動するつもりだったが、天気が悪かったので、計画変更して、再び、ベルンへ行ってからツェルマットへ。ベルン再訪の目的は、我が奥様のショッピングだ。
3時間ほどベルンに滞在してから、シュピーツ、フィスプ経由でツェルマットへ。
長い旅行記を最後まで見ていただき、ありがとうございました。後半は別途公開予定です。
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この旅行記へのコメント (5)
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- 潮来メジロさん 2012/08/21 15:42:33
- キバシガラスだと思います。
- 玄白さん、こんにちは! ヾ(^o^)
毎度、訪問&投票ありがとうございました。
> スノーファンの雪原に日光浴のデッキが並べられている。ここは風が当た
> らないので、それほど寒くはない。
> デッキに座って自家製サンドウィッチの昼飯を食べていると、アルペンド
> ールというカラスのような鳥がえさをねだりに寄ってくる。
この鳥さんは、和名キバシガラス(英名:Alpine Chough)だと思います。
和名は、クチバシが黄色いカラスという意味ですね。
私はまだ、本物のキバシガラスを見た事がありません。羨ましい。
日本で見られるハシボソガラスよりも小さいですよね。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- 玄白さん からの返信 2012/08/21 18:02:37
- RE: キバシガラスだと思います。
- 潮来メジロさん
毎度、どうもです。
和名はキバシガラスというんですか。ネットで同じ場所で同じ鳥の写真をアップしている方々がみんなアルペンドールと書いていたので、そのまま使わせてもらいましたが、英文名は「Alpine Chough」っていうのが正しいんですか?
ともあれ、コメントありがとうございました。
玄白
> 玄白さん、こんにちは! ヾ(^o^)
> 毎度、訪問&投票ありがとうございました。
>
> > スノーファンの雪原に日光浴のデッキが並べられている。ここは風が当た
> > らないので、それほど寒くはない。
> > デッキに座って自家製サンドウィッチの昼飯を食べていると、アルペンド
> > ールというカラスのような鳥がえさをねだりに寄ってくる。
>
> この鳥さんは、和名キバシガラス(英名:Alpine Chough)だと思います。
> 和名は、クチバシが黄色いカラスという意味ですね。
> 私はまだ、本物のキバシガラスを見た事がありません。羨ましい。
> 日本で見られるハシボソガラスよりも小さいですよね。
>
> ではまた・・・。(^o^)/~~~
> (潮来メジロ)
- 潮来メジロさん からの返信 2012/08/22 00:43:00
- RE: RE: キバシガラスだと思います。
- 玄白さん、こんばんは! ヾ(^o^)
> 和名はキバシガラスというんですか。ネットで同じ場所で同じ鳥の写真を
> アップしている方々がみんなアルペンドールと書いていたので、そのまま
> 使わせてもらいましたが、英文名は「Alpine Chough」っていうのが正し
> いんですか?
>
はい、英名では「Alpine Chough」ですね。v(^o^)v
Alpendohle(アルペンドール)は、ドイツ語だそうです。
スイス在住4トラベラーのkさんにメールで問い合わせて確認しました。
冬には自宅前でもキバシガラスが見られるそうですよ。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
-
- naniwa ladyさん 2011/10/17 08:26:41
- はじめまして8(*^o^*)8naniwa
- スイス、見せていただきました。
とっても素晴らしい景色!!そして写真!!素晴らしい写真ばかりで、お上手ですねぇ。。
スイス、ますます行きたくなりました。絶対行きます。でもお天気がよくないとねぇ。。
- 玄白さん からの返信 2011/10/18 09:12:46
- RE: はじめまして8(*^o^*)8naniwa
- > スイス、見せていただきました。
> とっても素晴らしい景色!!そして写真!!素晴らしい写真ばかりで、お上手ですねぇ。。
> スイス、ますます行きたくなりました。絶対行きます。でもお天気がよくないとねぇ。。
旅行記見ていただいてありがとうございます。
写真の腕は大したことありません。数打ちゃ当たる式で、たくさん取りまくり、
そこそののものだけ選んだだけです。こういうことができるのも、デジカメならでは、です。フィルムカメラの時代ではこうはいきませんでした。
スイス行かれると良いですね。
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