2010年8月　北アルプス　第１日　薬師岳(51)

2010/08/13 - 2010/08/16

４日間かけて、北アルプスの最深部を歩いてきました。
思わぬ悪天候に苦戦しましたが、印象深い山行となりました！

まず第１日は、天候もそれほど悪くなく、雄大な薬師岳に登ります。

第１日：折立−太郎平小屋−薬師岳山荘−薬師岳−薬師岳山荘−太郎平小屋泊

エリア 富山

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

夏の大縦走第２弾として、７月の南アルプス南部に続き、北アルプスの最深部を歩き回ります！
北陸道の立山ＩＣから有峰林道小口川線のゲートに到着。
既に６時の開門を待つ車の列ができている。

折立の駐車場は満杯で、やむなく路肩の邪魔にならない所に駐車。

７時２５分、薬師岳登山口から出発！

登山口からすぐの所に、昭和３８年の冬に遭難死した愛知大学山岳部員１３名の慰霊碑がある。

８時３０分、１８７０Ｍの三角点。
ここまで、淡々とした山道の登り。

この先は、広々とした道を気持ちよく歩ける！

太郎平小屋が見えてきた。

１０時１５分、太郎平小屋に到着。
今夜はここに泊まる予定だが、まだチェックインはせず、リュックも持って薬師岳へ向かう。

雲に隠れた薬師岳へ向かう。

振り返って見る太郎兵衛平。

薬師峠のテント場。

雲が上がり、姿を現した薬師岳。
でかい！

これは薬師岳の東南稜だ。
雄大！

気がつけば、先週登ったばかりの槍ヶ岳も見える。

１１時４０分、薬師岳山荘に到着。
薬師岳の頂上は、小屋の左奥のピークのさらに先である。

薬師岳の圏谷（カール）群は、特別天然記念物になっているらしい。

左から鷲羽岳、槍ケ岳、黒部五郎岳など。

薬師岳の頂上に向かう。
頂上は、奥のもっこりのさらに先で、まだ見えない。

雄大なカールの一つを覗き込む。

振り返る、薬師岳山荘。
さらに向こうに太郎平小屋。

東南稜の向こうに顔を出す、左から水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、槍ケ岳など。

石室。
実は、これが頂上のお堂だとばかり思って目指していたが、さらに先が続いていた。。。

頂上はこの先の２つ目のピーク。
とにかくでかい薬師岳！

中央カール（たぶん）の向こうに、黒部川をはさんでそびえる、これも雄大な赤牛岳。
右端の方に水晶岳。
順調にいけば、第３日に水晶岳から赤牛岳まで足を伸ばしたいと、この時は思っていた。

今度こそ本当の頂上のお堂が見えてきた！

振り返ると巨大なウォータースライダー（？）のようなカール。
遠くに槍ケ岳。

１２時３０分、薬師岳の頂上に到着！

お堂。

中には薬師如来様がいる。

お堂の脇の見過ごしそうな所にある三角点。
標高２９２６Ｍ。

歩いてきた方向。
実に大らかな稜線！

この先は、北薬師岳から遠く立山まで続く稜線。
右下は金作谷カールかな。

赤牛岳。
今回の山行では、結局、悪天候による足止めの影響で行けなかったが、いつか必ず登りたい山だ。

水晶岳。別名、黒岳。
北アルプスのまさに最奥にある山だ。

ワリモ岳と鷲羽岳。
右奥に槍ケ岳。

槍・穂高連峰。
先週の縦走が思い出される。

薬師岳の頂上を後にして引き返す。
高曇りで眺望が楽しめてよかった！
結局、今回の山行で山々の眺望が得られたのはこの日だけであった。。。

明日登る予定の黒部五郎岳。
左下に大カールが見えるはずだと思うが、影になってよくわからず。

薬師岳山荘から振り返って見る薬師岳。
実に雄大な良い山であった！

１４時３０分、再び太郎平小屋に到着。
今夜はここに泊まります。
雄大な薬師岳に乾杯！

太郎平小屋は、山小屋らしい（？）山小屋。
お盆なのでそれなりに混雑。

美味しい夕食！

夕方、再び雲に隠れてしまった薬師岳。
しかし、この時点で明日の天候はあまり心配していなかった。。。
明日は、黒部五郎岳、三俣蓮華岳を越えて、三俣小屋まで行く予定で、できれば、さらに鷲羽岳も越えて水晶小屋まで行ってしまいたい（そうすれば第３日に赤牛岳にも登る余裕ができる）と、張り切って眠りに就いたのだが。。。

薬師岳のバッジ。