2010/03/03 - 2010/03/06
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江華島(カンファド)の見学を終えて、次はソウル市内に戻り、5つ目の世界遺産の宗廟(チョンミョ)の見学です。この旅行記では何度か紹介しましたが、改めて紹介します。
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入口近くに建つ、宗廟の案内標識です。もともと宗廟とは、中国において、氏族が先祖に対する祭祀を行う廟が起源とされます。正確に表現するなら、『朝鮮王朝の李氏宗廟』となります。台湾では、台中の林氏宗、日本では第一の宗廟が三重の伊勢神宮、第二が京都の石清水八幡宮とされます。
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宗廟を取り囲む塀の光景です。宗廟は1394年、朝鮮王朝が漢陽(ハニャン、現在のソウル)に都を移した際に着工され、翌年に完工しました。
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宗廟の屋根と軒下の光景です。宗廟の正門は、蒼葉門(チャンヨンムン)とも呼ばれます。他の古宮の正門に比べ、丹青(韓国伝統の彩色)や、装飾が控えめなのが特徴とされます。
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ここからは、入場しての撮影です。屏風のようなデザインの、宗廟(チョンミョ)の世界遺産登録の標識です。世界遺産のマークの下側に、宗廟・世界遺産のハングル文字があります。1995年の登録です。
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宗廟の案内図です。宗廟の英語表記では、JHONGMHOになっています。
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行き過ぎたところを戻っての撮影です。宗廟祭礼を紹介した写真でした。宗廟では毎年5月に、王の子孫らによって王室の祭礼儀式『宗廟大祭(チョンミョデジェ)』をはじめ、様々な儀式が今も厳粛に執り行われています。これらのことも、宗廟が世界遺産に指定された根拠とされます。
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宗廟に入場した後、振り返っての撮影です。蒼葉門(チャンヨンムン)の全景です。余分な装飾がない、質素な造りの建物です。
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三道(サムド)と呼ばれる石畳の道です。左右に比べ若干高くなっている中央の道は、神のための道とされ、『神路(シンノ)』と呼ばれています。この上を歩いてはいけません。
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中池塘(チュンジダン)の中央にある、『空』を意味するとされる、円形の島のアップです。円形の島には、松の木がありました。
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木の間から眺めた、中池塘(チュンジダン)の光景です。池の周囲の四角い囲みは『大地』を、中央にある円形の島は『空』を意味するとされます。
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三道(サムド)の脇の光景です。通路に向かって右手に、写真看板がありました。宗廟の説明に関するもののようです。
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宗廟祭礼の時の室内の光景です。祭礼に付かる什器類が細かく紹介されていました。
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入口から近い場所にあった建物です。建物の前に説明看板がありましたが、近寄っての撮影は省略しました。実用的な造りの建物です。
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宗廟では必ず見かけるカササギです。地面に舞い降りることが多い鳥です。虫や木の実などの餌探しのためでしょうか。
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カササギの横姿です。スズメ目カラス科に分類される鳥です。日本では、カチガラスやコウライガラスとも呼ばれます。
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比較的近くで撮影しましたが、カササギは飛立つ風はありませんでした。そのスナップの紹介を続けます。斜め後ろからの撮影です。尾羽には、レインボウ色が見えました。
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右向きの横姿です。口を大きく開けて、縄張りを主張しているようです。羽根を少し上向きにしています。
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最後は後ろ姿です。仕舞い込んだ左右の羽根に、対称的な白い模様が見えます。飛ぶ時の姿が印象的な鳥です。
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防火用水目的の青銅の容器でしょうか。中国から伝わった備品かも知れません。中国の紫禁城内でも数多く目にしました。
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モノトーン風の微妙ない陰影を持った障子戸の光景です。静寂を感じさせる、落ち着いた雰囲気です。
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分厚い漆喰がある屋根の光景です。飾り瓦の先には、鳳凰の絵がありました。
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冬木立をバックにした屋根瓦の光景です。先端ではなく、少し控えた場所に設置された龍頭の尾に瓦です。少し簡略な造りに見える、屋根の強度を考えての造作でしょうか。
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通用門でしょうか、額等は見当たりませんでした。開け放たれたままでしたから、自由に通行できるようです。
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石塀の光景です。使われているレンガの大きさが下の方ほど大きく、見た目にも変化を与えてくれます。かなりの高さです。
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ベンガラ色に塗られた破風の光景です。宗廟はこの建物でも、余分な装飾は見当たりません。祀りごとの場所のためのようです。
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障子度の光景です。シンプルな格子は、すべてベンガラ色に塗られています。
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斜めから見た、石塀の光景です。微妙な凹凸があり、見た目にも美しい造りです。
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庭木の光景です。複雑な枝振りの赤松です。早い時期から枝分かれさせて、仕立てられたようです。
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通路の露王に造られた石畳の道ですが、三道・神道とはチゲ、人が歩いてもよさそうです。
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年代を感じさせる、少しくすんだ色の屋根瓦と漆喰です。通り道の脇にあった建物です。
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